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Picoナーサリが実践する暑さ対策|保育士2倍配置で守る夏

Picoナーサリ暑さ対策

開催期間:7月1日〜9月30日

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Picoナーサリ暑さ対策
この暑さ対策って何をするの?
ミストシャワーや大型日よけ、WBGT等の暑さ指数計による活動判断に加え、保育士用の帽子導入や屋外業務のローテーションなど、設備・運用・人員を一体化した対策を7〜9月に実施します。
保育士を2倍にするって本当に効果あるの?
国基準の2倍配置により休憩や交代が確保され監視余裕が生まれるため、熱中症やプール時の事故防止に直結します。子どもの小さな変化を見逃さず安全と体験機会を両立できます。

酷暑の到来と保育現場が直面する課題

2026年4月、気象庁は最高気温40℃以上の日を新たに「酷暑日」と定義しました。この新しい定義は、屋外で過ごす子どもや保育者にかかる熱リスクの深刻化を示すもので、保育現場の日常的な判断や運用にも影響を及ぼしています。

熱に対する子どもの脆弱性は、生理的な体温調節機能の未発達や地面からの照り返しなどに起因します。夏季には水分補給や体調の細やかな観察が求められる一方で、現場では人手不足が顕著であり、十分な休憩や監視体制の確保が難しくなる実態が報告されています。

「酷暑日」時代、保育士2倍配置の保育園が実践する暑さ対策 画像 2

気象庁の「酷暑日」定義と現場への示唆

気象庁による「酷暑日」定義(最高気温40℃以上)は、極端な高温発生時の対応基準の見直しを促します。保育現場では、単に暑さ対策機器を導入するだけでなく、日々の活動判断基準の明確化や体調変化の早期発見に資する仕組み作りが不可欠です。

この定義は、屋外活動の中止基準や活動時間短縮、休憩の頻度増加、監視人員の配置など運用面の見直しを後押しする要素となります。

「酷暑日」時代、保育士2倍配置の保育園が実践する暑さ対策 画像 3

人手不足が安全と体験機会に与える影響

こども家庭庁委託の調査では、全国の保育施設の約8割が人手不足を感じているとされています(※1)。人員の余裕がなければ、個々の子どもへの目配りが行き届かず、保育士自身の休憩確保や交代も困難になります。

また、国のプール活動に関する事故防止ガイドラインは、子どもと一緒に活動する職員とは別に監視に専念する職員を配置することを求めており(※2)、これも十分な人員確保が前提となる取り決めです。人手不足は安全面のみならず、夏ならではの体験機会の喪失にも直結します。

「酷暑日」時代、保育士2倍配置の保育園が実践する暑さ対策 画像 4

Picoナーサリの三本柱:設備・運用・人員で進める暑さ対策

社会福祉法人風の森が運営する認可保育園「Picoナーサリ」6園では、2026年7月から9月頃までを目安に、設備整備・運用ルールの見直し・人員体制の確保を一体として暑さ対策を実施しています。導入・運用の各項目は単独の対策で終わらせず、現場で実際に運用できる形で設計されています。

今年は新たにニューエラジャパン合同会社の協力を得て、屋外活動を担当する保育士向けの帽子を導入したことも特徴です。以下で各分野の具体的な内容を示します。

「酷暑日」時代、保育士2倍配置の保育園が実践する暑さ対策 画像 5

1.設備:暑さを和らげ危険を把握する

Picoナーサリ各園では、園庭や屋外空間に対するハード面の整備を進めています。単に日陰を増やすだけではなく、暑さの指標を計測して活動判断に活かす仕組みも導入しています。

主な設備導入項目は以下のとおりです。

  • ミストシャワーの設置:園庭などで局所的に気温を下げるための設備。
  • 大型日よけの設置:直射日光や照り返しを抑えるためのシェード。
  • 暑さ指数計(WBGT等)の活用:活動の可否や時間短縮・中止の判断に使用。

これらの設備は、暑さの可視化と即時対応を可能にし、子どもの安全管理の精度を高める役割を担います。

「酷暑日」時代、保育士2倍配置の保育園が実践する暑さ対策 画像 6

2.運用:状況に応じた活動判断と働き方の工夫

設備のみならず、運用ルールの見直しを行い、暑さの状況に応じて活動内容や保育士の働き方を柔軟に変更しています。具体的には暑さ指数に基づく活動判断を日常的に行い、屋外活動の中止や短縮、室内での代替プログラム等を運用しています。

運用面での主な取り組みは以下のとおりです。

  • 暑さ指数に応じた活動判断の運用
  • 屋外業務のローテーションによる負担軽減
  • 企業連携による保育士への帽子提供(ニューエラジャパン合同会社)

ニューエラからの帽子提供は、保育士が長時間屋外で活動する際の直射日光や照り返しによる暑熱リスクを低減するために行われました。提供支援に関する参考情報はニューエラ側の公開情報にも記載されています(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000491.000015945.html)。

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3.人員体制:無理なく見守れる余裕の確保

Picoナーサリでは、国の基準を上回る人員体制を長期にわたり維持しています。保育士自身が十分に休憩を取り、交代が確実に行える体制を整備することで、子どもの安全管理と体験提供を両立させています。

人員・勤務に関する具体的事項は次のとおりです。

  • 国基準の2倍以上の保育士配置(10年以上継続)
  • 全職員の60分休憩の確保
  • 完全週休2日制残業ゼロを目指す運用
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現場の声と保育の質への影響

社会福祉法人風の森の統括である野上美希氏は、保育士の心身の余裕が子どもの安全に直結するとの観点を示しています。保育士にゆとりがあることで、子どもの小さな体調変化にいち早く気づき、適切な対応が可能になるという点を強調しています。

この考え方は、単に働きやすさを追求するだけではなく、日常の安全管理の質を維持・向上させるための基盤作りと捉えられます。暑さ対策は設備投資だけで完結せず、運用と人員という二つの要素を伴って初めて効果を発揮します。

休憩・交代の運用で生まれる監視余裕

定期的な休憩や屋外業務のローテーションは、保育士が暑熱疲労により判断能力を低下させることを防ぎます。休憩が保証されることにより、監視専任者の配置やプール遊び時の安全確保も実現しやすくなります。

国のプール活動ガイドラインが求める監視体制の実現には、こうした運用面の余裕が前提になります。Picoナーサリの取り組みは、現場運用と人員配置をセットで見直す好事例といえます。

まとめ:実施事項と連絡先を表で整理

以下の表は、本記事で取り上げた社会福祉法人風の森(Picoナーサリ)の暑さ対策に関する主要事項を整理したものです。現場で実施される設備、運用、人員に関する情報を一覧で確認できます。

項目 内容
実施主体 社会福祉法人 風の森(Picoナーサリ 6園)
実施期間 2026年7月〜2026年9月頃(予定)
実施場所 風の森が運営する各保育施設(Picoナーサリ 6園)
設備 ミストシャワー、
大型日よけ、
暑さ指数計(WBGT等)
運用 暑さ指数に応じた活動判断、
屋外業務ローテーション、
ニューエラジャパン合同会社による保育士用帽子提供(参考: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000491.000015945.html)
人員体制 国基準の2倍以上の保育士配置(10年以上継続)、
全職員60分休憩、完全週休2日、残業ゼロ
安全上の課題 気象庁の「酷暑日」定義(最高気温40℃以上)に伴う熱中症リスク増、
こども家庭庁委託調査で約8割が人手不足を認識(※1)、
プール活動には監視専任者の配置が必要(※2)
担当者の声 野上美希(統括):「保育士のゆとりは、子どもたちに返ってくるものです。」
法人所在地・連絡先 社会福祉法人 風の森(かぜのもり)
所在地:東京都杉並区久我山3-37-24
ウェブサイト:https://www.kazenomori.or.jp
参考・出典 こども家庭庁令和6年度調査(保育人材確保に向けた調査研究、実施:三菱UFJリサーチ&コンサルティング)、
こども家庭庁等プール活動・水遊びの事故防止ガイドライン、
ニューエラジャパン関連PR(上記URL)、
内部資料ID: d28099-18-a5a73a1f847d0e01e4f93384e34e0295.pdf

酷暑化する気候の下で、Picoナーサリのように設備・運用・人員を一体的に見直す取り組みは、子どもの安全と夏ならではの体験機会を守るための具体的な手法を示しています。保育の現場が直面する課題は多面的であり、単なるハード面の整備に留まらず、働き手の休息確保や運用設計まで含めた総合的な対策が求められることが確認できます。