全国の学校へ無料配布 発達支援スイミング教材
ベストカレンダー編集部
2026年7月20日 07:51
リーフレット無償配布
開催期間:7月20日〜12月30日
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学校のプール授業や療育で使える、発達支援スイミングのリーフレットとは
一般社団法人日本障がい者スイミング協会は、発達障がいのある子どもたちへの水泳指導をわかりやすくまとめたリーフレット「学校の体育が楽しくなる!こどもの『できた』を増やす 発達支援スイミング」を、全国の小学校・中学校・高等学校・特別支援学校・専門学校・大学を対象に無料で提供します。リーフレットはA4一枚三つ折りのオールカラーデザインで、学校のプール授業、特別支援教育、水中療育、家庭でのプール活動で活用しやすい体裁になっています。
本件は協会代表の酒井氏が令和7年度健康運動指導研究助成を受け、東京学芸大学・森山進一郎准教授との協働研究によって作成した資料を基にしています。2026年6月4日にはNHK首都圏ネットワーク内「わがまちヒーロー」で活動が紹介されるなど、メディア取材も受けています。代表は都内の大学院で障害者水泳の研究を続けており、科学的な裏付けを意識した指導法が反映されています。
対象と配布の基本事項
リーフレットの配布対象は、全国の教育機関に限定されています。1学校につき10部までを無料で提供する形態を採っており、先着順の申し込みとなります。申込期間は2026年12月30日までです。
配布対象の具体的な列挙および提供条件は下表のとおりです。教育現場での利用や、特別支援学級、通級指導、放課後等デイサービスや家庭への説明資料としても利用可能な点が明示されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 学校の体育が楽しくなる!こどもの「できた」を増やす 発達支援スイミング |
| サイズ | A4 1枚三つ折り / オールカラー |
| 対象 | 小学校・中学校・高等学校・特別支援学校・専門学校・大学(全国) |
| 配布部数 | 1学校につき10部(無料) |
| 申込期間 | 〜2026/12/30(先着順) |
申し込み方法と問い合わせ
リーフレットを希望する学校・教育機関は、協会の専用申し込みページから申請してください。媒体取材や講習会・講演・教材制作・監修の相談も同じ窓口で受け付けています。
申し込みと問い合わせの情報は以下のとおりです。学校内の水泳授業の介助依頼は個別相談となっており、メールでのやり取りが案内されています。
- 申込URL: https://jpasa.net/schoolteacher/
- 問い合わせメール: info@jpasa.net
- 担当: 酒井(一般社団法人日本障がい者スイミング協会)
リーフレットの中身――泳法だけでなく、部分運動から全身へつなげる視点
本リーフレットは自閉症児を対象とした研究成果に基づき、クロール・背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライの4泳法の練習方法をイラストで示しています。単に泳法の形を示すだけではなく、下半身、上半身、全身の運動を段階的につなげるポイントに重点が置かれています。
イラストと短い説明を組み合わせることで、教師や支援者、保護者が子どものつまずきポイントを見つけやすく設計されています。具体的には「下肢の動きが苦手」「上肢の動きが苦手」「手足を連動させることが苦手」等の観察がしやすくなる構成です。
イラストによる段階的指導の構成
イラストは視覚的に動きの順序や方向を示すため、言葉だけで指示が届きにくい子どもへの指導に向いています。たとえばクロールの動きでは「腕を回す」だけでなく「前・後ろ」のように方向を明確にする工夫が盛り込まれています。
以下の要素をリーフレット内で整理しています。これらは授業プランや個別支援計画の入口として使えます。
- 4泳法それぞれの導入例と練習手順
- 下半身(キック)・上半身(ストローク)・全身(連動)の練習例
- 視覚資料を用いた声かけ例と補助の仕方
下半身・上半身・全身をつなげる評価と介入のポイント
本リーフレットでは、子どもがどの段階でつまずいているかを見分けるためのチェックポイントを提示しています。個々の要素を分解して確認し、スモールステップで組み立て直すことが提案されています。
次の表は、観察と対応の一例を示したもので、授業の指導案作成時や個別支援でのプランニングに利用できます。
| 観察される困難 | 確認ポイント | 指導・支援の例 |
|---|---|---|
| 下肢の動きが弱い | キックのリズムや足首の動き | 浮具を使った部分練習、ビジュアルでリズム提示 |
| 上肢の使い方がわからない | 腕の動かす方向、肩の使い方 | 水上での補助、手順を分けた練習、触覚情報の併用 |
| 手足の連動ができない | タイミングや順序の理解 | 順序を示すイラスト、部分的な動作の組み合わせ練習 |
制作背景と協会の取り組み、開発済みの道具
本リーフレットは、酒井代表が中心となって作成したもので、令和7年度健康運動指導研究助成の支援を受け、東京学芸大学・森山進一郎准教授との協働研究の成果を反映しています。研究に基づく実践例が盛り込まれている点が特徴です。
協会自体は「日常生活支援が軸」という理念のもと、障害のある方を対象とした水中療育や水泳教室を運営するとともに、障害者水泳指導員養成研修を全国規模で実施しています。公立学校、療育施設、ホテルなどで使われる水泳道具の企画・開発も行ってきました。
協会の主な活動内容
協会は授業や水中療育の委託、大学での授業や講演、指導員養成研修の開催など多岐にわたる活動を行っています。受講者には学校関係者や企業、支援者が含まれています。
国内・海外のメディア取材も受けており、特に「ビッグビート板」という通常のビート板の2倍の大きさを持つ用具は、体幹が弱い方や身体障害のある方にも使いやすい設計として注目され、NHKで取り上げられた実績があります。
- 障害者水泳指導員養成研修の開催
- 水中療育・学校授業の委託運営
- 水着・ビッグビート板・浮き具等の企画・開発
- 大学の授業・講演、教材制作・監修の受託
代表・酒井氏の立場と研究
代表の酒井氏は都内の大学院で障害者水泳の研究を継続しており、書籍執筆や寄稿、研究を通じて科学的な裏付けのある指導方法の蓄積を進めています。リーフレットの内容にもそうした学術的な視座が反映されています。
酒井氏はリリース内で、プール授業で困っている多くの子どもは「水が嫌い」や「泳ぎたくない」わけではなく、何をどうすればよいか分からないケースがあると述べています。したがって、得意な動きから入るなど特性に合わせた入口づくりが重要であることを強調しています。
学校での具体的な活用法と支援の工夫、配布要項のまとめ
リーフレットは、体育教員、担任、特別支援教育コーディネーター、支援員、介助員、保護者が同じ資料を参照することで、子どもの動きや支援方法について共通理解を持てるよう設計されています。授業の回数が減少する中でも、水泳が持つ“命に関わる教育”としての重要性や発育発達を促す役割を支えるツールです。
授業現場での具体的な使い方としては、個別の困りごとの判別、部分運動の分解と段階的統合、視覚素材を用いた指示、触覚的な補助の活用、補助の仕方を工夫して子どもの“できた”を増やす支援が挙げられます。
支援のきほん(声かけと補助)
リーフレットの「支援のきほん」欄では、安全管理や補助のポイント、声かけの工夫が具体的に示されています。言葉だけで伝わりにくい場合に備え、イラストや体の動きを一緒に確認する方法、必要に応じた触覚的な情報の併用が推奨されています。
補助を行う際は大人がすべて動かすのではなく、子ども自身が達成感を持てる関わり方が重要とされています。成功体験を積み重ねることで不安が軽減され、次の学習につながりやすくなります。
学校・家庭での連携と活用場面
本リーフレットは特別支援学級、通級指導、通常学級、特別支援学校、放課後等デイサービスとの連携資料、家庭への説明資料としても活用できます。学校での介助依頼は個別相談を通じて受け付ける旨が案内されています。
また、教材としての活用や講習会・研修、メディア取材や教材監修の相談も協会が受け付けており、学校現場のみならず教育関係者全般に向けた支援リソースとして位置づけられています。
| 項目 | 内容(本記事の要点) |
|---|---|
| 提供資料名 | 学校の体育が楽しくなる!こどもの「できた」を増やす 発達支援スイミング |
| 作成者 | 一般社団法人日本障がい者スイミング協会(代表 酒井) |
| 協働研究 | 令和7年度健康運動指導研究助成、東京学芸大学 森山進一郎准教授との協働 |
| メディア掲載 | NHK首都圏ネットワーク「わがまちヒーロー」内で2026/6/4に紹介 |
| 対象 | 全国の小・中・高・特別支援学校・専門学校・大学 |
| 配布部数 | 1学校につき10部(無料) |
| 申込期限 | 2026/12/30(先着順) |
| 申込・問合せ | 申込URL: https://jpasa.net/schoolteacher/ / E-mail: info@jpasa.net |
本稿では、リーフレットの構成、配布方法、制作の背景、協会の活動や代表の研究状況、実際の支援における声かけ・補助の工夫まで、プレスリリースの内容を可能な限り具体的に整理しました。学校現場や教育関係者は、上記の申込先にて配布申請や相談を行うことで、授業や支援の設計に役立てることができます。