Tesollo、2027年目標でIPO準備本格化
ベストカレンダー編集部
2026年7月20日 21:02
Tesollo IPO準備開始
開催日:1月1日
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KB証券を主幹事に選定、技術特例上場を視野に入れたIPO準備の始動
2026年7月20日16時12分に発表されたプレスリリースによると、韓国のロボットハンド専門企業 TESOLLO INC.(以下、Tesollo)は、技術特例上場による新規株式公開(IPO)の準備を本格化させた。会社は今年3月に上場の主幹事証券会社として KB証券 を選定しており、2027年以降の上場を目標に活動を進めていることが明らかになっている。
同社はプレスリリース内で、最近シリーズBラウンドの資金調達を完了したことも併せて報告した。発表日時と企業名は明示されており、出資構成や技術力の評価、海外事業の拡大状況などが開示されている。
資金調達の構成と出資者の役割
今回のシリーズBラウンドには、既存株主がフォローオン投資家として参加したほか、産業界からの戦略的投資家が新規に参画している。具体的には、POSCO技術投資、KBインベストメント、Enlight Venturesがフォローオン投資家として参加し、新規の戦略的投資家としては大成ハイテックやHL Mandoが名を連ねた。
プレスリリースでは、既存投資家による追加投資と戦略的投資家の参加を通じて、技術力と成長可能性の双方が評価されたことが強調されている。これにより、資金面だけでなく、産業界との連携や市場投入の加速が期待される状況になっている。
- フォローオン投資家: POSCO技術投資、KBインベストメント、Enlight Ventures
- 戦略的投資家(新規参加): 大成ハイテック、HL Mando
上場スケジュールと主幹事の選定背景
同社は3月にKB証券を上場主幹事に選定したと公表している。上場は技術特例制度を利用する見込みで、具体的な提出時期や審査スケジュールは未提示だが、公表された目標は2027年以降である。
発表資料には、上場によって「グローバル顧客から信頼される企業基盤を構築」し、海外展開を加速する意図が示されている。上場準備は主幹事と連携した形で進められ、内部体制の整備、製品の量産体制強化、コア技術の高度化が並行して実行される計画である。
Delto Gripperシリーズと核心技術の詳細
Tesolloは多関節ロボットハンド「Delto Gripper」シリーズを中核製品としており、産業用自動化およびヒューマノイドロボット分野での商用化を進めている。プレスリリースには写真([Photo1] Tesollo DG-5F Robotic Hand)も添えられており、同社のプロダクトラインを象徴するモデルが示されている。
製品展開は、人間型ロボットハンドと多関節グリッパーの両面において行われており、ロボットハンドの作業遂行能力を高めるために把持・操作制御アルゴリズムやAIベースのハンド操作技術を組み合わせて提供している点が特徴である。
主要な技術要素と商用化のアプローチ
Tesolloの技術的優位性は、自社開発のアクチュエータ技術に基づいている。これにより、複雑な関節運動や精密把持が可能となり、多様な作業に対応できる機構設計が実現されている。
加えて、把持・操作制御アルゴリズムやAIを活用したハンド操作技術が統合されていることから、単体のハードウェアだけでなくソフトウェア層での能力向上も図られている。この組合せにより、製造現場や物流現場、研究用途など幅広い適用が想定される。
- アクチュエータ技術
- 自社開発による小型高出力の駆動部で、多関節の滑らかな動作と高精度な位置決めを実現。
- 把持・操作制御アルゴリズム
- 異形ワークの把持や動的環境下での安定した作業を可能にする制御ロジック。
- AIベースのハンド操作技術
- 学習済みモデルによる最適な把持戦略の選択や適応制御を実装。
グローバル市場での展開状況と適用領域
プレスリリースは、近年のヒューマノイドロボット市場の拡大を背景に、精密な操作が可能なロボットハンドへの需要が高まっている点を指摘している。こうした市場環境の変化に合わせ、Tesolloは米国・日本・中国などを中心に顧客を拡大し、海外事業を拡大していると報告している。
同社は現在までに累計で19カ国へ製品を輸出しており、最近では海外売上比率が国内売上を上回る状況となっている。これにより、企業の事業構造は国内中心からグローバル市場中心へ転換しつつあると記載されている。
適用分野と顧客領域
具体的な適用分野は、製造、物流、研究の三領域とされている。それぞれの領域で求められる把持精度や動作の柔軟性に対応する製品ラインナップを用意している点が強調されている。
また、米国・日本・中国をはじめとする複数国での顧客獲得により、地域別ニーズへの対応や現地市場での導入事例を蓄積していることが示されている。これが海外売上の伸長につながっていると説明されている。
- 輸出先数: 累計19カ国
- 主なターゲット市場: 米国、日本、中国
- 主な適用分野: 製造、物流、研究
要点の整理と基本情報一覧
ここまでの発表内容を整理すると、Tesolloは資金調達の完了と主幹事選定を受けて、技術特例上場を目指した準備段階に入った。製品はDelto Gripperシリーズを中心に、アクチュエータと制御アルゴリズム、AIを組み合わせた技術基盤を持ち、グローバル市場での販売実績を積み上げている。
以下の表は本記事で取り上げた主な情報を項目別に整理したものである。発表日時や投資家、製品・技術、海外展開など、報道内容をもれなく含めて一覧化している。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業名 | TESOLLO INC.(Tesollo) |
| 発表日時 | 2026年7月20日 16時12分 |
| 上場方針 | 技術特例上場を目指す(目標: 2027年以降) |
| 主幹事 | KB証券(3月に選定) |
| 直近の資金調達 | シリーズBラウンド完了 |
| 主要出資者 | POSCO技術投資、KBインベストメント、Enlight Ventures(フォローオン) 大成ハイテック、HL Mando(戦略的投資家・新規参加) |
| コア製品 | 多関節ロボットハンド「Delto Gripper」シリーズ(例: DG-5F) |
| 技術的特徴 | 自社開発アクチュエータ、把持・操作制御アルゴリズム、AIベースのハンド操作技術 |
| 適用分野 | 製造、物流、研究 |
| 海外展開 | 米国・日本・中国を中心に累計19カ国へ輸出。海外売上比率が国内を上回る |
| カテゴリ・キーワード | カテゴリ: 電子部品・半導体・電気機器、システム・Webサイト・アプリ開発 キーワード: Tesollo(テソーロ)、シリーズB、ロボットグリッパー、ヒューマノイドハンド、製造自動化、韓国スタートアップ、資金調達、製造業DX、産業用ロボット、産業用グリッパー |
| 関連リンク | https://jp.tesollo.com/ |
以上がプレスリリースで示された主要な事実の整理である。発表は資金調達の完了、主幹事選定、技術と製品の現況、ならびにグローバル展開の進展を明確に示しており、それぞれがIPO準備のための基盤構築につながると説明されている。