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コンビニ発“異物”ホラー『チルド』7/17公開と音楽舞台挨拶

『チルド』7/17公開

開催日:7月17日

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『チルド』7/17公開
いつ公開するの?
劇場公開は2026年7月17日から。テアトル新宿とヒューマントラストシネマ渋谷を皮切りに全国で順次公開。公開記念舞台挨拶は7月19日、サントラは7月18日配信開始です。
音楽ってどんな感じ?
PAS TASTAはアンビエントやノイズを巧みに使い、日常の違和感を増幅するサウンドが特徴。主題歌「無限の国(feat. ermhoi)」や劇伴は映画の余韻に寄り添う静かな緊張感です。

コンビニを舞台に描く88分間の“コンビニエンス・ホラー”——『チルド』の全体像

映画『チルド』は、東京の片隅にあるコンビニ<エニーマート倉富町7丁目店>を舞台に、小さな社会で生じたわずかな歪みが連鎖し、やがて世界の終わりへ向かう様子を88分間で描いた作品です。ジャンルとしては“コンビニエンス・ホラー”と称され、日常の細部から異物感を立ち上らせる演出が特徴となっています。

主演は染谷将太、共演に唐田えりか、西村まさ彦、くるま(令和ロマン)、長島竜也らを迎え、監督・脚本は岩崎裕介が務めています。公開は2026年7月17日(金)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で上映が始まり、7月19日(日)には公開記念舞台挨拶が行われました。

映画『チルド』公開記念 7/19(日) 公開記念舞台挨拶&DJイベント 開催レポート 画像 2

作品の舞台とトーン

舞台であるコンビニは、表の清潔さと裏側の停滞感という二面性を持ち、そこから生まれる居心地の悪さが物語の核となります。観客が「怖がるべきか、笑うべきか判別しづらい」感覚に陥る構成が随所に仕掛けられています。

音楽やアンビエント、ノイズの使い方も含め、作品全体のトーンは静的で異物感のある演出に寄せられており、日常の延長線上にある不穏さを積み重ねることで独特の余韻を残します。

  • 上映時間:88分
  • 公開日:2026年7月17日(金)〜(全国公開)
  • 主要キャスト:染谷将太、唐田えりか、西村まさ彦、くるま(令和ロマン)、長島竜也
映画『チルド』公開記念 7/19(日) 公開記念舞台挨拶&DJイベント 開催レポート 画像 3

舞台挨拶レポート:岩崎裕介監督とPAS TASTAが語った制作の背景

7月19日(日)に池袋HUMAXシネマズで開催された公開記念舞台挨拶には、脚本・監督の岩崎裕介と、本作の劇伴及び主題歌を担当した音楽ユニット・PAS TASTAから、hirihiri、Kabanagu、phritz、ウ山あまねが登壇しました。quoreeは欠席でしたが、後述するようにアンビエント制作で重要な役割を果たしています。

この場で語られたのは、作品の初期構想から劇伴制作、主題歌の依頼と完成に至るまでの詳細な制作過程です。岩崎監督は初めての長編制作を振り返り、観客の前で作品を上映できたことへの感慨を述べました。

映画『チルド』公開記念 7/19(日) 公開記念舞台挨拶&DJイベント 開催レポート 画像 4

監督と音楽チームの出会いとオファー経緯

岩崎監督がPAS TASTAに劇伴を依頼した理由は単純明快で「大ファンだったから」です。以前にCMでhirihiriに音楽を依頼した経験があり、メンバーそれぞれの多様な音楽性とノイズやアンビエント表現への理解が、作品の微妙な怖さを音で調整できると判断したと述べています。

監督は当初純粋なホラーを想定していたものの、人物描写を深めるうちに作品の方向性が変化。音楽にはそのバランス調整を期待し、最初の目線合わせ以外はメンバーに自由に制作してもらうスタンスをとりました。

登壇者
岩崎裕介(監督・脚本)、PAS TASTA:hirihiri、Kabanagu、phritz、ウ山あまね(quoreeは欠席)
会場
池袋HUMAXシネマズ
実施日
2026年7月19日(日)
映画『チルド』公開記念 7/19(日) 公開記念舞台挨拶&DJイベント 開催レポート 画像 5

制作の細部とメンバーの印象

PAS TASTAメンバーは、それぞれ作品を観た際の率直な感想や制作中のエピソードを語りました。ウ山あまねは「堺がかわいそう」と感情移入した点を挙げ、煮え切らないバランスや居心地の悪さが印象に残ったと述べました。Kabanaguは笑いと恐怖の境界が曖昧だった点を、hirihiriはコンビニの裏側の停滞感を評価しています。

phritzは撮影現場での初対面を振り返り、監督が大きなキャラメルポップコーンを持ち込んだ話を披露しました。制作現場のラフな雰囲気が後の仕上がりにも影響したことがうかがえます。

  1. 劇伴制作方法:パートごとに担当を分け、主題歌は全員で編曲
  2. quoreeの役割:アンビエント制作を中心に多くの仕事を担当(当日欠席)
  3. 劇中BGMについて:当初はインストの予定だったが、歌を入れることになりメンバー自ら担当

主題歌とサウンドトラック、そして一夜限りのDJイベントの模様

本作の主題歌「無限の国(feat. ermhoi)」はPAS TASTAが制作し、客演にermhoiが参加しています。主題歌は本編のラストに流れる楽曲として、観客の心情に寄り添う距離感を意識して作られました。phritzはこれまでの彼らの楽曲と異なるトーンに挑戦したことを明かし、ジェームズ・ブレイクやレディオヘッドの雰囲気を参照にしたという発言もありました。

劇伴はオリジナルサウンドトラックとして7月18日(土)から各種音楽サービスで配信されています。映画の静かな緊張感を支えるアンビエントやノイズの層が、サウンドトラックとしても聴きどころとなっています。

一夜限りのDJイベント:エニーマート六本木駅前店ポップアップ

公開を記念して、PAS TASTAはポップアップ「エニーマート六本木駅前店」にて一夜限りのDJイベントを開催しました。会場は劇中の世界観を再現した不気味で異質な空間にセットされ、映画ファンと音楽ファンが入り混じる場となりました。

イベントは劇中テーマソング「エニーエニーエニーマート♩」とともに、エニーマートの制服を着た5人が入場する演出で始まり、PAS TASTAは劇伴楽曲を織り交ぜたDJプレイを披露。最後は主題歌「無限の国」で締めくくられ、映画の世界観と音楽の融合が体験できる一夜となりました。

  • イベント名:映画『チルド』公開記念 一夜限りのDJイベント
  • 開催場所:エニーマート六本木駅前店(ポップアップ会場)
  • 内容:劇伴楽曲を交えたDJプレイ、主題歌での締め

サウンドトラック配信、主題歌配信、ポップアップ情報の詳細は関連リンクにて案内されています。関連情報はNOTHING NEWの公式SNSや作品ページでも確認可能です。

制作体制・クレジットと映画祭での評価、NOTHING NEWの活動

『チルド』の制作体制とクレジットは下記の通りです。企画・プロデュースはNOTHING NEWが行い、制作プロダクションは東北新社、配給はNOTHING NEWとなっています。プロデューサーには林健太郎、下條友里、井上淳が名を連ねます。

監督の岩崎裕介は1993年生まれ、慶應義塾大学文学部卒。2017年東北新社入社、2019年にディレクターデビュー。CM監督としても多数の受賞歴があり、会話劇を中心とした静的で異物感のある演出を得意としています。2024年には初の脚本・監督ホラー作品『VOID』を発表し、国際的な映画祭での入選実績を重ねています。

主なクレジット
出演:染谷将太、唐田えりか、西村まさ彦、くるま、長島竜也
監督・脚本:岩崎裕介
プロデューサー:林健太郎、下條友里、井上淳
企画・プロデュース:NOTHING NEW
制作プロダクション:東北新社
配給:NOTHING NEW

海外の映画祭でも高い評価を得ており、ベルリン国際映画祭フォーラム部門への正式出品と国際映画批評家連盟賞受賞をはじめ、台北・金馬ファンタスティック映画祭、全州映画祭(ミッドナイトシネマ部門)、ファンタジア国際映画祭(Cheval Noir Competition部門)など数々の映画祭に入選しています。

NOTHING NEWは2022年に設立された映画レーベルで、「才能が潰されない世の中を目指す」を理念としています。『チルド』はNOTHING NEW初の実写長編公開作であり、同レーベルは今後も国内外で注目される作品を継続して手掛ける計画があります。

要点まとめと参考情報

以下の表に、本記事で取り上げた主要な情報を整理します。映画の基本情報、公開・イベント日、音楽配信情報、クレジット、関連リンクを網羅しています。

項目 内容
作品名 『チルド』
ジャンル コンビニエンス・ホラー
上映時間 88分
公開開始日 2026年7月17日(金) テアトル新宿・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
公開記念舞台挨拶 2026年7月19日(日) 池袋HUMAXシネマズ(岩崎裕介、PAS TASTAメンバー登壇)
サウンドトラック配信開始 2026年7月18日(土) 各種音楽サービス
主題歌 「無限の国(feat. ermhoi)」 PAS TASTA(客演:ermhoi)
DJイベント 一夜限りのDJイベント(ポップアップ:エニーマート六本木駅前店) 劇伴を交えたDJプレイで締めは主題歌
監督 岩崎裕介(1993年生、慶應義塾大学文学部卒)
主要キャスト 染谷将太、唐田えりか、西村まさ彦、くるま(令和ロマン)、長島竜也
音楽 PAS TASTA(ウ山あまね、Kabanagu, hirihiri, phritz, quoree, yuigot)
制作・配給 制作プロダクション:東北新社/配給:NOTHING NEW
映画祭実績 ベルリン国際映画祭(フォーラム部門・国際映画批評家連盟賞受賞)、台北・金馬ファンタスティック映画祭、全州映画祭、ファンタジア国際映画祭 ほか
公式・関連リンク 作品ページ: https://nothingnew.film/chilled_anymart/ / NOTHING NEW 公式Instagram、X(旧Twitter)、公式LINE

本稿では、公開記念舞台挨拶とポップアップDJイベントで語られた制作背景、音楽制作の詳細、劇伴と主題歌の制作プロセス、登壇者の発言やエピソード、配信情報、クレジット、映画祭での評価、NOTHING NEWの取り組みまでを整理しました。作品は日常の細部から不穏さを立ち上げる構造を持ち、音楽がその空気を支える重要な役割を果たしています。興味のある方は上記の公開・配信情報や公式リンクを参照してください。