福岡市でAI熱中症予測システム実証開始
ベストカレンダー編集部
2026年7月29日 16:01
DasSenseH実証実験
開催期間:7月1日〜10月31日
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福岡市の建設現場で始動したAIによる熱中症予兆検知の実証実験
BeeInventor株式会社(本社:福岡県福岡市中央区、代表取締役:ハリー チャン)は、2026年7月より福岡市が推進する実証事業の一環として、市内の建設現場でAI熱中症予測システム「DasSenseH」の実証を開始しました。プレスリリースは2026年7月29日13時10分に発表されています。
本実証は2026年7月から10月までの約4か月間にわたり、1現場あたり4名の作業員を対象に行われます。目的はAIによる熱中症リスクの予兆検知とリアルタイム通知の有効性検証であり、取得したデータをもとにAI予測精度の向上を図ることと、建設現場での熱中症未然防止の実効性を評価することです。
実証の規模と運用方法
実証は複数の現場で同様の手順で行われ、作業員は従来のヘルメットに後付けできるセンサーを装着します。センサーから収集されるデータはクラウドに送られ、管理者にリアルタイムで情報が可視化・通知されます。
以下は本実証の主要事項です。実施期間や対象人数、検証する要素を明確に示しています。
- 実施期間:2026年7月〜2026年10月(約4か月)
- 対象:市内建設現場の作業員 1現場あたり4名
- 検証内容:AIによる熱中症予測精度、リアルタイム通知の有効性、現場での運用性
- 通知手段:管理者へメールおよびMicrosoft Teamsで通知
DasSenseHの仕組みと計測項目──未来を予測するAI
DasSenseHは深部体温の推定値、現場のWBGT(暑さ指数)、作業強度、加速度データ、年齢や既往歴などの個人要因を組み合わせてAIが総合解析するシステムです。従来のような一律基準に頼らず、個々人の状態と環境を踏まえてリスクを判定する点が特徴です。
本システムは30分から1時間先の熱中症リスクを予測する点が大きな特徴で、症状が現れる前段階での危険察知を可能にします。解析結果はクラウド上で可視化され、危険度に応じて管理者へ即時通知が行われます。
主な計測項目とデータの流れ
センサーは既存の作業用ヘルメットに後付けできるため、導入時にヘルメットを大幅に変更する必要はありません。収集する主なデータは深部体温(推定値)、WBGT、作業強度、加速度データ、位置情報、個人情報(年齢・性別・既往歴等)です。
データはセンサーからクラウドプラットフォームに送信され、ダッシュボードで作業員ごとの体温推移、熱中症リスク、WBGT、位置情報などが一覧化されます。異常が発生した際には管理者が速やかに状況を把握できる仕組みです。
| 入力データ | 解析内容 | 出力(例) |
|---|---|---|
| 深部体温(推定値) | 個人の体温上昇傾向の検出 | 将来的な体温上昇予測・リスクレベル |
| WBGT(暑さ指数) | 現場環境の熱負荷評価 | 環境による総合リスク化 |
| 作業強度、加速度データ | 運動負荷の定量化 | 作業負荷に応じた警告 |
| 年齢、既往歴等 | 個人要因による脆弱性評価 | 個別最適化されたアラート |
アルゴリズムと連携技術
DasSenseHのAIアルゴリズムは香港理工大学(PolyU)との産学連携で共同開発されています。学術研究の知見と実際の建設現場データを融合し、継続的に学習させることで予測精度の向上を図ります。
また、クラウドプラットフォームDasIoTと連携することで、複数現場・複数作業員の状況を一つの画面に集約して管理できます。ダッシュボードは作業員ごとの状態を一覧化し、複数現場を担当する管理者の負荷軽減にも寄与します。
現場課題と期待される効果──数値が示す必要性
気象庁によれば、近年の年平均気温偏差は上昇傾向にあり、特に2024年には過去最大の+1.48℃の正偏差が記録されました。これに伴い、職場での熱中症による労働災害も増加しています。
2024年(令和6年)には休業4日以上の死傷災害が1,257件と調査開始以来最多を記録しており、そのうち約4割が建設業と製造業で発生しています。こうした数値は現場の環境管理と個人の健康管理の重要性を示しています。
現場の声と運用上の期待
実証に参加する現場責任者からは「今までは声かけですね。我慢することが現場の中ではありますので、それが(このシステムで)無くなれば良いかなと思います。」との声が寄せられています。現場では作業員の体調をリアルタイムで把握することが難しく、症状が進行した後に気付くケースがあるため、予防的なアプローチが求められます。
DasSenseHはデータに基づく「予防型の安全管理」を目指し、自己申告や周囲の気づきに頼る受け身の対策からの転換を支援します。管理者は通知を受けて休憩・水分補給・作業内容の見直しなど迅速な初期対応を行うことができます。
運用対象と企業側の意図、連絡先情報
DasSenseHの想定活用領域は建設現場にとどまらず、道路工事、警備、物流、製造、設備保守、イベント運営など屋外や高温環境で作業を行う現場へ広がります。建設機械・安全機器のレンタル会社向けの夏季商材として、既存顧客への提案や短期レンタルでの活用も想定されています。
ビーインベンターはAI・IoT・ウェアラブルデバイスを活用して建設・インフラ分野の安全管理DXを推進するスタートアップです。代表取締役ハリー チャンは、AIと現場データを組み合わせることで「危険の予兆」を捉え、事故を未然に防ぐことを目指すとコメントしています。
- 会社名
- BeeInventor株式会社
- 本社所在地
- 福岡県福岡市中央区
- 代表者
- 代表取締役 ハリー チャン
- 問い合わせ先
- E-mail:hello@beeinventor.com
- 公式サイト
- https://www.beeinventor.com/
製品や実証実験(PoC)、デモに関する問い合わせは上記E-mail、または公式サイトを通じて受け付けています。関連情報として、熱中症対策に関する詳細ページは以下のリンクで参照できます。
関連リンク: https://www.beeinventor.com/heat-stroke-prevention/
カテゴリー・キーワード
本件は商品サービス分野に分類され、関連カテゴリーはアプリケーション・セキュリティ、システム・Webサイト・アプリ開発です。
主なキーワードはビーインベンター、BeeInventor、福岡市、熱中症、AI、建設、製造、減災、Mirai@、実証実験です。
要点の整理
ここまでに示した情報を一覧で整理します。実証の期間・対象、システムの主要機能、連絡先など、関係者や現場での判断に必要な情報を表形式でまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年7月29日 13時10分 |
| 実証期間 | 2026年7月〜2026年10月(約4か月) |
| 実証対象 | 市内建設現場、1現場4名の作業員 |
| システム名 | DasSenseH(AI熱中症予測システム) |
| 主な測定データ | 深部体温(推定値)、WBGT(暑さ指数)、作業強度、加速度、位置情報、個人要因 |
| 予測先 | 30分〜1時間後の熱中症リスク予測 |
| 通知方法 | 管理者へメールおよびMicrosoft Teamsで即時通知 |
| クラウド連携 | DasIoTプラットフォームを用いた一元管理、ダッシュボード表示 |
| 共同開発 | 香港理工大学(PolyU)との産学連携 |
| 会社情報 | BeeInventor株式会社(本社:福岡市中央区、代表:ハリー チャン) |
| 問い合わせ | E-mail:hello@beeinventor.com、Web:https://www.beeinventor.com/ |
| 関連ページ | https://www.beeinventor.com/heat-stroke-prevention/ |
上表は本実証に関する主要項目を整理したものであり、実運用を検討する際の基礎情報を提供します。実証では取得したデータをAIの学習に活用し、建設現場における熱中症対策の実効性と運用性を検証する計画です。