映画『チルド』、ファンタジアで観客賞・金賞受賞
ベストカレンダー編集部
2026年8月5日 13:09
ファンタジア金賞受賞
開催日:7月25日
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全国公開中の『チルド』——興行の現状と公開情報
映画レーベル「NOTHING NEW」が手がける岩崎裕介監督の長編第1作『チルド』は、東京の片隅にあるコンビニエンスストア<エニーマート倉富町7丁目店>を舞台に、わずかな歪みがやがて世界の終わりを描き出す88分のいわゆる“コンビニエンス・ホラー”です。主演は染谷将太で、共演に唐田えりか、西村まさ彦、くるま(令和ロマン)らが名を連ねています。
劇場公開は2026年7月17日(金)からで、テアトル新宿・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国の劇場で公開されています。公開初日以降、全国各地で満席が続出し、動員数は38,000人を突破、興行収入は6,000万円を超える好調な出足を見せています。
公開スケジュールと興行実績の詳細
公開日と初動の実績をまとめると、作品の動きは下記のとおりです。公開から短期間で全国的な話題性を得たことが、各地での満席や動員・収入の伸びに結びついています。
- 公開日:2026年7月17日(金)
- 上映時間:88分
- 動員数:38,000人(公開初日からの累計)
- 興行収入:6,000万円超(公開からの累計)
作品の性質上、会話劇を中心とした静的な演出と異物感のある描写が特徴となっており、観客の反応が早期の拡散につながっています。
ファンタジア国際映画祭での受賞と現地での評価
『チルド』は、北米最大級のファンタスティック映画祭である第30回ファンタジア国際映画祭(Fantasia International Film Festival、カナダ・モントリオール)において、Cheval Noir Competition部門に正式出品されました。現地での上映は現地時間2026年7月25日(土)に行われ、多くの観客の支持を集めました。
その結果、観客票によって決まるパブリック賞であるアジア映画観客賞の金賞を受賞しました。ファンタジアの観客賞は審査員のオフィシャル部門とは別に設けられるもので、観客の支持を直接反映する賞です。日本作品としては2024年の『侍タイムスリッパー』以来の金賞受賞となります。
受賞に関する現地関係者のコメント
受賞を受けて、岩崎裕介監督は次のように述べています。
大好きなファンタジア国際映画祭での観客賞受賞、とても嬉しいです。会場の観客たちの熱狂と映画愛がすごく、彼らにこの個人的な作品が受け入れられたことはとても嬉しく、励みになります。これからも頑張ります!
また、ファンタジア国際映画祭 プログラミングディレクターであるニコラ・アーカムボルト氏は本作について次のように評しています。
『AnyMart(チルド)』が第30回ファンタジア国際映画祭アジア長編部門で観客賞・金賞を受賞したと知ったとき、心から嬉しく思いました。抱腹絶倒のブラックユーモア、愛すべきキャラクターたち、思わず息をのむ瞬間の数々はもちろん、社会への繊細で誠実、かつ的確なまなざしー。初の長編監督作として、見事に融合させた本作は、この評価を受けるにふさわしいと思っています。改めて私は『AnyMart(チルド)』が大好きです!
この評価とコメントは、海外のジャンル映画ファンや関係者からの高い評価を示しています。ファンタジアはジャンル映画のハブとして北米の配給会社や批評家、映画関係者が集う場であり、観客賞の受賞は国際的な認知を広げる契機となります。
作品の内容・制作陣とこれまでの映画祭参加状況
『チルド』は会話劇を中心にした演出で静的かつ異物感のある表現を持ち味とする岩崎裕介監督による初の実写長編です。東京の片隅のコンビニを舞台に、閉鎖的な小さな社会が抱える歪みを通して世界が崩壊していく様を描きます。
以下に、作品の主要情報や制作関係者、これまでの映画祭での出品・受賞歴を整理します。
- 監督・脚本
- 岩崎 裕介
- 出演
- 染谷将太 / 唐田えりか / 西村まさ彦 / くるま / 長島竜也
- プロデューサー
- 林健太郎 / 下條友里 / 井上淳
- 企画・プロデュース
- NOTHING NEW
- 制作プロダクション
- 東北新社
- 配給
- NOTHING NEW
岩崎裕介監督のプロフィール
岩崎裕介は1993年生まれ。慶應義塾大学文学部を卒業後、2017年に東北新社へ入社、2019年にディレクターデビューしています。CM作家としても評価が高く、63rd ACC CREATIVITY AWARDSフィルム部門でグランプリを受賞した経歴があります。会話劇を中心とした静的で異物感ある演出が特徴で、2024年には脚本・監督を務めたホラー短編『VOID』を発表し、複数の国際映画祭で入選しています。
本作『チルド』は監督にとって初の実写長編であり、NOTHING NEW初の実写長編作品として位置づけられます。
主な映画祭出品・受賞歴
『チルド』は複数の国際映画祭に選出されており、ジャンル映画の観客や批評家から注目されています。主な出品・受賞は以下のとおりです。
- ベルリン国際映画祭(ドイツ)/フォーラム部門 正式出品・国際映画批評家連盟賞(FIPRESCI)受賞
- 台北・金馬ファンタスティック映画祭(台湾)/正式出品
- 全州映画祭(韓国)/ミッドナイトシネマ部門 正式出品
- ファンタジア国際映画祭(カナダ)/Cheval Noir Competition部門 正式出品(アジア映画観客賞 金賞受賞)
要点の整理とまとめ
ここまでの内容を整理し、読者が必要とする主要な情報を表形式でまとめます。作品の公開日、上映時間、興行実績、受賞歴、主要キャスト・スタッフ、製作配給情報、関連する映画祭選出結果といった項目を一覧化します。
以下の表は本記事で取り上げたすべての主要事項を網羅し、確認しやすくまとめたものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | チルド(AnyMart) |
| 公開日 | 2026年7月17日(金) |
| 上映時間 | 88分 |
| 主演 | 染谷将太 |
| 共演 | 唐田えりか / 西村まさ彦 / くるま / 長島竜也 |
| 監督・脚本 | 岩崎裕介 |
| プロデューサー | 林健太郎 / 下條友里 / 井上淳 |
| 企画・プロデュース | NOTHING NEW |
| 制作プロダクション | 東北新社 |
| 配給 | NOTHING NEW |
| 動員 | 38,000人(公開後の累計) |
| 興行収入 | 6,000万円超(公開後の累計) |
| 国際映画祭 選出・受賞 | ベルリン国際映画祭(フォーラム部門/FIPRESCI受賞)、台北・金馬ファンタスティック映画祭(正式出品)、全州映画祭(ミッドナイトシネマ部門 正式出品)、ファンタジア国際映画祭(Cheval Noir Competition部門 正式出品・アジア映画観客賞 金賞受賞) |
| ファンタジア受賞日 | 現地時間 2026年7月25日(上映は同日) |
| NOTHING NEW 会社情報 | 設立:2022年。才能が潰されない世の中を目指す映画レーベル。今後の公開待機作に、オリジナル長編アニメーション『我々は宇宙人』(門脇康平監督/2026年9月25日公開予定)などがある。 |
| 公式SNS | Instagram: https://www.instagram.com/NOTHINGNEW_FILM/ / X(旧Twitter): https://x.com/NOTHINGNEW_FILM/ / スタジオ公式X: https://x.com/NN_animation / 公式LINE: @nothingnew |
以上が、本件に関する主要な事実と経緯の整理です。『チルド』は国内での公開動向と並行して国際的な映画祭での評価も得ており、観客からの支持を受けた受賞は作品の国際的な注目度を高める要素となっています。この記事では発表された情報をすべて網羅して整理しました。