撮って送るだけで完結 居宅向けAI「SHISHIキョタク」
ベストカレンダー編集部
2026年8月6日 16:09
SHISHIキョタク提供開始
開催日:8月6日
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ケアマネジャーの現場が抱える事務負荷と開発の背景
介護現場の居宅介護支援事業所では、相談受付から訪問、アセスメント、ケアプラン作成、サービス担当者会議、利用票・提供票の作成、さらには月次の給付管理における実績票の突合まで、膨大な事務作業が日常的に発生しています。多くのケアマネジャーが平均年齢54歳であり、これらの作業がいまだにアナログなプロセスに依存しているという実情があります。クラシテクはこの現場の実態を踏まえ、業務を抜本的に軽減するためのソリューション開発を行いました。
今回提供開始されたサービスは、クラシテクが掲げるミッション「Create the next AI society for GovTech.(制度産業のAIインフラで、次世代の暮らしを創る。)」に基づくバーティカルAIの一つであり、政府のバーティカルAI重点19分野の指定を受ける取り組みの一環です。訪問看護向けに提供してきたSHISHIホウカンで蓄積した技術と業務知見を転用し、ケアマネジメント業務に合わせた最適化を図っています。
SHISHIキョタクの主要機能と具体的な利用フロー
SHISHIキョタクは、居宅介護支援事業所向けに特化したAIエージェントです。現場でのメモや書類をスマホで撮影して送るだけで、アセスメントやケアプランのたたき台、利用票・提供票の作成から実績票の突合までを自動化します。操作はスマホでの撮影と送信のみを基本としており、これまでの業務フローや介護ソフトのまま導入できるように設計されています。
以下に主な機能を整理します。各機能は撮影・送信というシンプルな入力から始まり、AI処理と専用プラットフォームCAIVAの学習により出力が高精度に最適化されます。
自動作成と突合に関する機能詳細
アセスメント・ケアプランの自動作成は、相談時や初回訪問時のメモをスマホで撮影して送信するだけで、AIがアセスメントとケアプランのたたき台を生成します。これにより転記作業を大幅に削減できます。
利用票・提供票についても、アセスメントやサービス担当者会議のメモを元にたたき台が作成され、提供票はテキストで依頼するだけで各事業所へ展開されます。さらに送付された実績票をスマホで撮影するだけで送り元の事業所の管理や未提出状況の把握が可能です。
- アセスメント・ケアプラン自動作成:メモを撮って送るだけでたたき台が生成
- 利用票・提供票自動作成:アセスメント等から利用票・提供票を作成
- 提供票の展開:テキスト依頼で各事業所へ展開
- 実績票の管理・回収:スマホ撮影で送付状況を可視化
- 提供票・実績票の突合:差異がわかる形で提示し目視チェックを軽減
- 給付管理に必要な書類の介護ソフト登録:保険証等の書類を撮影して送信するだけで登録
利用上の留意点とシステム連携
SHISHIキョタクは特定の介護・請求ソフトに依存せず、現行のソフトをそのまま使い続けられる点を重視しています。システム移行やデータ移行は不要で、既存の業務フローに組み込む形で導入できます。また、難しい操作研修は不要で、スマホの基本操作に慣れていれば利用が可能です。
AIの基盤はクラシテクのコンテキストプラットフォームCAIVAと連携しており、毎月20,000以上の処理を通じて得た独自データが蓄積されています。さらに事業所ごとの考え方やフォーマット、個別の運用データをCAIVAの専用エリアに蓄積することで、個々の事業所やケアマネジャー向けの最適化が進行します。利用が増えるほど提供品質が向上する設計です。
導入支援、実績、料金体系の全容
導入に際しては、クラシテクの社員が現地に伺い現場でのフォローを行います。業務の大部分は従来のままにしつつ、メモを撮影して送信するという形に変更することが一般的です。こうした導入支援は「導入負担をゼロにする」という目標のもとで提供されます。
導入事例として、北海道の医療法人 北翔会では、導入前にケアマネジャーが事務作業に多くの時間を割いていたが、SHISHIシリーズ導入後は工数が1/10まで削減され、全ケアマネジャーがSHISHIキョタクを使いこなし満足度100%を得たと報告されています。
料金体系の詳細
SHISHIキョタクは、導入時の初期費用、月額固定費用ともに0円で提供されます。契約期間の縛りも設けておらず、必要な業務を必要な分だけ利用できる従量課金が基本です。利用者1名あたりの従量課金制または月額定額プランのいずれかを選択できます。
クラシテクは「使わない月も固定費がかかる」「利用者が増えると割高になる」といった従来型料金体系の不合理を排し、事業所の規模や担当件数に応じて無駄なく使える設計を目指しています。
- 初期費用
- 無料
- 月額固定費
- 無料
- 契約期間の縛り
- なし
- 利用料金
- 利用者1名あたりの従量課金制または月額定額プランから選択
導入形態と支援体制
中小規模の一人ケアマネ事業所から大規模な事業所まで、規模を問わず導入可能です。導入時には現地支援を行い、日常業務を大きく変えずに使い始められるように段階的なサポートを提供します。
操作研修は最小限に留め、スマホ撮影と送信という業務フローの変更を中心に現地での丁寧な支援を行うため、パソコン操作が苦手な方でも利用しやすいことが特徴です。
企業情報、代表コメント、および要点の整理
本リリースは2026年8月6日 13時22分に株式会社クラシテクより発表されました。会社は東京都渋谷区神南1丁目6-5に所在し、代表取締役は一岡 亮大です。クラシテクは2025年2月に設立され、バーティカルAIエージェントサービスの開発・運営を行っています。
代表取締役 一岡 亮大のコメントとして、ケアマネジャーが持つ専門性を転記や突合作業に費やすのではなく、利用者支援により多く振り向けられる環境を作る意図でSHISHIキョタクを開発した旨が述べられています。初期費用0円、固定費0円、契約期間の縛りなしという方針で必要なところから利用できるサービスを提供するとしています。
問い合わせ先と関連リンク
本件に関する問い合わせ先は以下の通りです。担当は家原氏で、電話番号は050-1726-1253、メールアドレスは k.iehara@kteku.com です。公式サイトからの情報も提供されています。
関連リンクとして、SHISHIシリーズの詳細ページやSHISHIキョタクの専用ページが案内されています。SHISHIのプラットフォーム情報や導入事例は公式サイトで確認可能です。
- コーポレートサイト: https://kteku.com/
- SHISHIキョタク公式ページ: https://kteku.com/shishi/kyotaku/
- SHISHIシリーズ案内: https://kteku.com/shishi/
以下の表は、本記事で取り上げた主要事項を整理したもので、導入検討時に参照しやすい形でまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供開始 | 株式会社クラシテクが居宅介護支援事業所向けAIサービス「SHISHIキョタク」を提供開始(発表日: 2026年8月6日 13時22分) |
| 主な機能 | アセスメント・ケアプラン自動作成、利用票・提供票自動作成、提供票展開、実績票管理・回収、提供票と実績票の突合、介護ソフトへの書類登録 |
| 入力方法 | スマホでのメモや書類の撮影・送信のみ(スキャンも可) |
| システム連携 | 既存の介護・請求ソフトに依存せず導入可能。システム移行不要 |
| 学習基盤 | CAIVA連携、毎月20,000以上の処理データを蓄積し個別最適化を実現 |
| 料金 | 初期費用: 無料、月額固定費: 無料、契約期間の縛り: なし。従量課金または月額定額プラン |
| 導入支援 | 現地導入フォローあり。業務変更は最小限(メモ撮影→送信へ) |
| 導入事例 | 医療法人 北翔会: 工数1/10に削減、ケアマネ満足度100%報告 |
| 会社情報 | 株式会社クラシテク、所在地: 〒150-0041 東京都渋谷区神南1丁目6-5、代表: 一岡 亮大、設立: 2025年2月 |
| 問い合わせ | TEL: 050-1726-1253、メール: k.iehara@kteku.com、公式: https://kteku.com/shishi/kyotaku/ |
記事全体を通じて、SHISHIキョタクは現場の業務を大きく変えずに、記録作成や突合といった事務負荷を削減し、ケアマネジャーが利用者や家族への支援により時間を割けることを目的としたサービスとして位置づけられます。導入後はCAIVAを通じた継続的な学習により、事業所ごとの運用に最適化される点も重要な特徴です。