100台のタクシーが走る映画館に──短編3作上映
ベストカレンダー編集部
2026年8月7日 09:39
走る映画館TAXIATER
開催期間:8月3日〜8月9日
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移動する劇場──タクシー車内が“走る映画館”になる試み
2026年8月5日、東京・半蔵門のTOKYO FMホールで開催された公開記念イベントは、日本初とされるタクシー映画祭「TAXIATER」の実施を正式に紹介する場となりました。株式会社ENGINE(所在地:東京都足立区、代表取締役:久保田徹朗)が主催した本イベントには、久保史緒里さん、林裕太さん、岸本加世子さん、大沢一菜さん、照井野々花さんら、3作品の監督および出演者が登壇し、上映作品の裏話や制作意図を語りました。
「TAXIATER」は、コンセプトを「LIFE IS MOVEMENTS. 人生は、移動の連続である。」と掲げ、2026年8月3日から1週間、東京23区内を走行する限定100台のタクシーを用いて短編映画3作品を上映する試みです。タクシーという日常の移動空間をスクリーンに見立てることで、映画と生活者の接点を新たに作ることを目的としています。
- 上映形式
- ・タクシー車内上映(サイネージメディア連動):2026年8月03日(月)-08月09日(日)、東京23区内100台
- 劇場上映
- ・都内3館同時上映:2026年8月15日(土)-08月29日(土)(池袋・渋谷・下北沢)
- 上映時間
- ・合計:約80分(短編3作品合計)
公開記念イベントの流れと主催者・協賛からのメッセージ
当日の会場では、上映3作品の監督や出演者によるトークセッションやフォトセッションが実施されました。冒頭の主催者挨拶には、株式会社ENGINE代表取締役の久保田徹朗氏、協賛の花王株式会社 簑部敏彦氏が登壇し、本プロジェクトの意義と企業タイアップの狙いを説明しました。
久保田氏はプロジェクトの特徴を二点挙げています。まず劇場上映に先駆けてタクシー上映を行う点により、映像と視聴者の新たな接点を創出すること。次に従来のプロダクトプレイスメントとは異なる「ブランドプレイスメント」に挑戦し、映画作品と企業・製品の思想やコンセプトを共有する形で作品制作を行った点を強調しました。
- ブランドプレイスメントの意図:単なる露出ではなく、ブランドの理念をクリエイターに伝え、物語の中で思想に基づいた利用シーンを描く試み。
- スポンサー(花王)側の参加ブランド:衣料用洗剤「アタック」、柔軟剤「ハミング」、食器用洗剤「キュキュット」
簑部氏は、各ブランドのパーパスをクリエイターに伝え、それぞれのブランドの想いを映画を通して表現することを目的に協賛したと説明しました。具体的には「アタック」は洗濯という日常を通じて前向きな一歩を支えること、「ハミング」は暮らしの心地よさと優しさ、「キュキュット」は食器洗いの負担軽減と心の前向きさ、というブランドの想いをそれぞれ作品に結びつける形で支援しています。
3作品の詳細と登壇者の発言(トークセッション)
公開記念イベントでは、各作品の監督・主演による詳細なトークが行われ、作品ごとの背景や出演者の準備、現場での具体的なエピソードが語られました。以下に、各作品の概要と登壇者の主な発言を整理します。
『世界は美しいと誰かが言った』──久保史緒里(主演)×中川龍太郎(監督・脚本)
乃木坂46卒業後、久保史緒里さんにとって初の主演作となる本作は、中川龍太郎監督が脚本・監督を務めました。作品は子どもの視点から世界を捉える描写が意図されており、久保さんは役作りのために出産や育児の経験が無い中で実母への取材や育児生活への同行を行い、声にならない時期の育児における孤独感やもどかしさを追体験したと語りました。
中川監督は、久保さんを起用した理由として過去の共演で見せた作品への真剣な姿勢を挙げ、現場では2歳児子役との共演シーンで久保さんが休憩時間も寄り添い続ける姿から“本物の母親”としてのリーダーシップを感じたと述べました。本作はタクシー車内でも上映されるという形式と、衣料用洗剤「アタック」が掲げる「明日に向かう一歩を支える」という想いにも響く作品となっています。
『まるくてしかく』──大沢一菜(主演)×小宮山菜子(監督・脚本)
『まるくてしかく』は、多様な性や家族の形を肯定することを目指した作品です。小宮山監督はノンバイナリーやLGBTQIA+の子どもたちが当たり前に生きられる映画を作りたいという思いで本作を企画しました。タイトルは“本来交わらないはずの二つの形”を象徴し、多様性に対する肯定を込めたものです。
主演の大沢一菜さんは学業と演技の両立について語り、日常の学校生活が演技に自然と繋がる瞬間があると述べました。照井野々花さんも自然体での切り替えを語り、現場は和やかで温かい雰囲気だったことが窺えます。作品は柔軟剤「ハミング」が掲げる「一人ひとりの’好き’を包み込む」という想いと重なり、観客に自分らしさを見つめ直す契機を与えることを目指しています。
『Parallel Parking』──林裕太、岸本加世子(主演)×長島翔(監督)
『Parallel Parking』は車上生活者を題材にした作品で、監督の長島翔氏は車上生活者の多様な背景に着目し、その一人ひとりの人生に目を向けることの重要性を語りました。脚本は向井康介氏が担当し、林裕太さんは向井氏との再タッグに触れて、静かな会話劇の中に人生の本質が散りばめられている点を高く評価しました。
岸本加世子さんは、役柄と私生活の介護経験が重なったと語り、限られた空間で寄り添う親子の姿が自身の実生活と共鳴したと述べました。本作は食器用洗剤「キュキュット」の「少しでも前向きに」という想いと響き合う作品性を持ち、観客に優しく寄り添う物語として提示されています。
劇場上映スケジュール、特別対談、チケットと関連情報
タクシー上映後の劇場上映は、池袋HUMAXシネマズ、ユーロライブ(渋谷)、下北沢トリウッドの3館で2026年8月15日から8月29日まで行われます。池袋の上映では各作品に合わせた舞台挨拶が実施され、長島監督と林裕太・岸本加世子による回、そして中川監督・久保史緒里の回は一部完売と記載されています。
劇場上映に関連する主なスケジュールとイベントは以下の通りです。チケット購入後は、上映中止を除き、交通渋滞等による遅延での時間・座席変更や払い戻しは一切受け付けない旨の注意が明記されています。
| 会場 | 日時(主な舞台挨拶/対談) | 内容 |
|---|---|---|
| 池袋HUMAXシネマズ | 8月15日(土)13:00-14:50 / 15:30-17:20、8月22日(土)13:00-14:50(完売) / 15:30-17:20(完売) / 8月29日 | 各作品の監督と主演俳優による舞台挨拶(作品毎) |
| ユーロライブ(渋谷) | 8月19日(水)〜8月21日(木) 各19:00-20:50(簑部敏彦による特別対談等) | 業界ゲストや花王による特別対談(映画と企業タイアップの可能性) |
| 下北沢トリウッド | 8月21日(金)〜8月27日(木) 各日18:30-19:50 | 連日上映 |
関連リンクや詳細情報は、TAXIATERの公式SNSやPRTimesの告知ページに掲載されています。劇場上映のチケット購入や最新情報は公式リンク集(https://linktr.ee/taxiater)を参照するよう案内されています。
主催企業情報・問い合わせ先とまとめ
主催は株式会社ENGINE。会社概要は以下の通りです。ENGINEはクリエイターやメディア、企業、自治体との連帯を原動力に、音楽や映画の企画・製作、宣伝・プロモーションに取り組むプロジェクト型ユニットとして設立されました。会社の所在地や設立日、代表者などの基本情報が公表されています。
報道関係の問い合わせ先も明記されており、TAXIATER PR事務局(担当:山口・山中)への連絡先はメール taxiater_pr@me-line.jp、電話 090−9393−0325 とされています。公式SNSはX(https://x.com/taxiater_movie)とInstagram(https://www.instagram.com/taxiater)にて情報発信が行われています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主催 | 株式会社ENGINE(代表取締役 久保田徹朗) |
| 所在地 | 〒123-0845 東京都足立区西新井本町5丁目9番20号 |
| 設立 | 2025年12月 |
| 制作(作品別) | 『世界は美しいと誰かが言った』:株式会社青火舎 『まるくてしかく』:株式会社キアロスクロ 『Parallel Parking』:株式会社maroyaka |
| 協賛 | 花王株式会社(衣料用洗剤「アタック」/柔軟剤「ハミング」/食器用洗剤「キュキュット」) |
| 上映期間(タクシー) | 2026年8月03日(月)〜8月09日(日) |
| 劇場上映期間 | 2026年8月15日(土)〜8月29日(土) |
| 上映時間 | 約80分(3作品合計) |
| 公式SNS | Twitter/X: https://x.com/taxiater_movie Instagram: https://www.instagram.com/taxiater |
| PR問い合わせ | taxiater_pr@me-line.jp / TEL:090−9393−0325(TAXIATER PR 事務局 山口・山中) |
| 関連リンク | プレスリリース全文: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000177657.html チケット・詳細: https://linktr.ee/taxiater |
以上が「TAXIATER」公開記念イベントおよび上映に関する要点の整理です。タクシーという日常の移動空間に映画を持ち込み、生活者と作品の新たな出会いを生み出す本企画は、上映期間中および劇場上映期間を通じて多様な観客に対し作品体験を提供します。問い合わせ先や各種スケジュールは上記の表にまとめていますので、詳細確認や取材申込は指定の連絡先にて受け付けされています。