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ネクソン第2四半期:売上1211億円、メイプル63%増

オンライン決算説明会

開催期間:8月13日〜8月13日

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特別配当って誰がもらえるの?いつ確定するの?
対象は「2026年9月30日時点」で株主名簿に記載・記録されている株主です。1株当たり415円の特別配当は9月開催の取締役会での正式決議を前提に実施されます。支払日は取締役会決定後に案内されます。
メイプルが63%も伸びた理由は何?
第2四半期は韓国での夏季アップデートやユーザー生成型ワールドの好調、グローバル施策が寄与し、MapleStory関連の複数タイトルやアップデートが収益拡大を牽引しました。

メイプルストーリーフランチャイズが中心となった第2四半期の成長

株式会社ネクソンは、2026年4月1日から6月30日を対象とする2026年度第2四半期連結業績を発表しました。報告によると、売上収益は1,211億円となり、会計基準ベースで前年同期比2%増を記録しました。特にメイプルストーリーフランチャイズの好調が大きく寄与し、同フランチャイズは前年同期比で63%増、過去最高の四半期売上収益を達成しています。

代表取締役社長のイ・ジョンホン氏は、メイプルストーリーの好調に加えて『ARC Raiders』の継続的な業績寄与が牽引したと述べ、下半期に予定する複数のリリースや大型アップデートにも期待を示しました。具体的には『マビノギモバイル』のアジア複数市場展開、『Arad: Idle RPG』の投入、そして『ARC Raiders』の大型コンテンツアップデート「Frozen Trail」を挙げています。

主要フランチャイズの寄与と内訳

第2四半期の売上構成では、メイプルストーリー、アラド戦記、FCの3大フランチャイズ合計が812億円399億円で前年同期比20%増となりました。『ARC Raiders®』は当期の売上収益の約15%を占めています。

各フランチャイズの詳細な動向は次のとおりです。

  • メイプルストーリーフランチャイズ:第2四半期で前年同期比63%増、過去最高の四半期売上収益を達成。第3四半期も約40%の成長を見込む。
  • アラド戦記フランチャイズ:第2四半期は前年同期比44%減。第3四半期も年比で減収を見込むが前四半期比では増収を想定。
  • FCフランチャイズ:第2四半期は当社見通しを下回り前年同期比で減少。第3四半期にはアップデートの効果で改善見込み。
  • マビノギフランチャイズ:『マビノギモバイル』は台湾・香港・マカオで7月22日に配信開始し、前四半期比では回復を見込む。第4四半期に日本地域拡大予定。

第2四半期の損益・キャッシュフローのポイント

営業利益は313億円で当社予想を上回ったものの、前年同期比では会計基準ベースで17%減少しました。売上構成比の変化に伴い、クリエイター報酬やユーザー獲得コストなどの売上連動費用が増加したこと、クラウドサービス費用及びソフトウェアサービス利用料の増加が主因と説明しています。

四半期利益(親会社の所有者に帰属する四半期利益)は296億円で当社予想超過。前年同期比では会計基準ベースで77%増となりました。これは営業利益が想定を上回ったことに加え、55億円のファンド評価益を計上したことが要因です。

手元資金と投資有価証券の売却

ネクソンは投資有価証券の売却により、投資元本として1,060億円を回収し、売却益として1,420億円を計上しました。結果として第2四半期末の手元資金は8,420億円(2026年6月30日時点)に到達しています。

この現金水準を踏まえ、取締役会は資本効率の改善を目的として余剰資金の株主還元を決定しました。具体的には、1株当たり415円の特別配当を実施する計画で、総額は約3,240億円(約20億ドル、換算レート1ドル=160.7円)と算定しています。対象は2026年9月30日時点の株主名簿に記載又は記録された株主であり、9月に開催予定の取締役会での正式決議を前提とします。

主要タイトルの状況と開発パイプライン

既存タイトルの定量・定性両面の動向と、年内および2027年以降の開発計画が公表されました。『ARC Raiders®』は当第2四半期に新たに80万本を販売し、累計販売本数は1,630万本を突破。累計売上収益は発売以来で880億円超となっています。

今後の主なリリーススケジュールと特徴は以下です。

  1. 年内リリース予定
    • 『Arad: Idle RPG』:第4四半期ローンチ予定(仮題)​​​​。『MapleStory: Idle RPG』の成功モデルを基にアラド戦記フランチャイズを拡張。
    • モバイル版『デイヴ・ザ・ダイバー』:9月17日グローバル配信開始予定。
    • 『アズールプロミリア』:中国のManjuu Games開発、年内に韓国でパブリッシング予定。
    • 『TEMPPAL: OVERGEARED』:GRAYGAMES開発、韓国・台湾・香港・マカオでサービス提供予定。
  2. 2027年以降の注目作
    • 『Dungeon&Fighter Classic』『Dungeon&Fighter: ARAD』『Project OVERKILL』:アラド戦記フランチャイズの複数新作。
    • 『Vindictus: Defying Fate』『Mabinogi Eternity』:マビノギフランチャイズの大型タイトル。『Mabinogi Eternity』は9月に韓国で初回アルファテスト予定。
    • 完全新作『NAKWON: LAST PARADISE』『Woochi the Wayfarer』『Durango World』『Project RX』『クレイジーレーシング・カートライダー』『バンチョ・ザ・シェフ』『ゴジラディフェンスフォース: X』など多彩なジャンルを予定。
    • Embark Studiosは初期開発段階の2作を進行中。

また、サービス開始の最近の動きとしては、『マビノギモバイル』が台湾・香港・マカオで7月22日に配信開始され、本作として初のグローバル展開となりました。さらに、Blizzard Entertainmentとのパートナーシップに基づき、2026年8月12日に韓国でPC版『オーバーウォッチ』のサービスを開始しています。

シューター系タイトルの状況

『ARC Raiders®』は10月に発売以来最大規模となるコンテンツアップデート「Frozen Trail」を予定しており、7月にはテンセントと共に中国でクローズド・アルファテストを実施、登録者数は目標を上回りました。

『THE FINALS®』はローンチから30カ月超を経ても定期的なシーズンアップデートにより安定的なエンゲージメントを維持。第2四半期の売上収益は前年同期比で増加し、7月のシーズン11ローンチで第3四半期も安定した水準を見込んでいます。

資本政策、株主還元、投資家対応

ネクソンはバランスシートの強化を進め、将来の成長投資と株主還元の両立を目指す方針を明示しています。第2四半期における投資有価証券売却に伴うキャッシュ確保に基づき、特別配当の実施を決定しました。

加えて、既に5月の取締役会で承認された300億円相当の自己株式取得は7月に完了しています。通常配当については2026年度中間配当を1株当たり30円、年間配当で1株当たり60円の実施を予定しています。

投資家向けの情報・イベント

第2四半期決算に関する詳細は決算レターとしてIRウェブサイトに掲載されています。URLは以下です。

https://www.nexon.co.jp/ir/

また、オンライン決算説明会を日本語・英語の同時通訳付きで実施します(質疑応答は逐次通訳)。開催日時は2026年8月13日(木)午後5時00分~午後6時30分です。参加登録は以下のリンクから行います。

https://zoom.us/webinar/register/WN_3I1X-zxCTSWE_dZny8uueA#/registration

第3四半期の見通しと為替感応度

第3四半期の業績予想は次のレンジです。売上収益1,207億円から1,334億円、営業利益226億円から323億円、四半期利益182億円から256億円を見込んでいます。会計基準ベースで前年同期比の売上収益は2%から12%の増加を想定しています。

為替の感応度については、日本円が米ドルに対して1円変動した場合、第3四半期の売上収益に約7.8億円、営業利益に約1.9億円の影響が生じると見込んでいます。

まとめと主な数値の整理

以下の表に本プレスリリースで示された主要な数値とイベントを整理します。各数値は発表資料の記載に基づき、注記や換算レートも併記しています。

項目 数値・内容 注記
第2四半期売上収益 1,211億円 2026年4月1日~6月30日、会計基準ベース
営業利益 313億円 当社予想を上回るが前年同期比で減少
四半期利益(親会社帰属) 296億円 55億円のファンド評価益を含む
手元資金 8,420億円 2026年6月30日時点
特別配当 1株当たり415円、総額約3,240億円(約20億ドル) 1ドル=160.7円換算、9月取締役会決議前提
投資元本回収・売却益 投資元本1,060億円回収、売却益1,420億円計上 投資有価証券の売却によるもの
『ARC Raiders®』累計販売本数 1,630万本(第2四半期内に80万本を追加) 累計売上収益は880億円超
第3四半期業績予想(売上) 1,207億円~1,334億円 為替感応度:1円変動で売上約7.8億円影響

本稿では、ネクソンが発表した2026年度第2四半期の連結業績、主力フランチャイズの動向、主要タイトルの販売・アップデート予定、今後の開発ラインアップ、資本政策と株主還元の方針、ならびに投資家向けの説明会情報を整理して紹介しました。詳しい決算の注記や全文は同社のIRページに掲載されている決算レターをご確認ください。

注記
[i] 『Arad: Idle RPG』は仮題であり、変更となる場合があります。
[ii] 手元資金は2026年6月30日時点。
[iii] 配当総額は1株当たり415円に、2026年7月末時点の発行済株式総数(自己株式控除後)を乗じて算出した概算。
[iv] 1ドル=160.7円の換算レートで計算。
[v] 一定為替レートは前年同期の為替レートに固定したNon-GAAP指標。
[vi] 四半期利益とは親会社の所有者に帰属する四半期利益。
[vii] 『FC ONLINE』の正式名称は『EA SPORTS FC™ ONLINE』(PC)及び『EA SPORTS FC™ ONLINE M』(モバイル)。
[viii] 『FC MOBILE』の正式名称は『EA SPORTS FC™ MOBILE』。
[ix] 為替感応度の前提については発表資料の通り、簡略化した前提を置いて算出。