9/17開催 馬場磨貴が語る写真の時間
ベストカレンダー編集部
2026年8月20日 12:23
TRINITY vol.02
開催日:9月17日
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馬場磨貴──身体、母性、存在をめぐるポートレートの軌跡
写真家・馬場磨貴(UMABA MAKI)は、ポートレートを軸に人間の存在と実存を問い続けてきた作家です。作品には妊娠や流産、東日本大震災での被災体験、子育ての経験など、作家自身の人生の断片が色濃く反映されており、身体や生命、母性、女性性といったテーマを通じて普遍的な問いを提示します。
今回のトークイベントでは、馬場氏の過去作から最新作に至る表現の変遷をたどりながら、「なぜその写真を撮るのか」「何のためにその写真を撮るのか」といった核心に迫ります。作品群は単なるイメージの連なりではなく、ひとりの作家が時間のなかで重ねてきた選択の軌跡として読み解く必要があります。
主要作品と表現の特徴
馬場氏の代表作として挙げられるのは、『ABSENCE』(蒼穹舎)、『We are here』(赤々舎)、『DONOR』(赤々舎)、『ふたり』などです。各作品はテーマや手法、被写体へのまなざしに異なる側面を持ち、連続する制作のなかで変化と深まりを見せています。
作品のなかで繰り返されるのは、被写体である女性の身体や姿を通じて、個人の経験と社会的な規範が交差する地点を示すことです。馬場氏は母性や女性性を単純化せず、血の通った複雑性として写真に写し取ります。
- ABSENCE(初写真集、静謐さと佇まいを重視した表現)
- We are here(妊娠・流産や震災体験が反映された生命の問題を扱う作品)
- DONOR(子育て後に再考された“母親像”と社会的文脈の照合)
- ふたり、Flora、まぼろし(展示を通じて発表されたシリーズ)
- 引用(『We are here』より)
- 「私のお腹の中に起こった生と死は、女性が意志の力ではどうにもならない弱い存在であることを気づかせてくれた。(中略)ある日街を歩いていて突然閃いた。目の前のビルの合間から、巨大な妊婦が現れた。その大きな姿に解放感とたまらない安心感を覚えた。」
- 引用(『DONOR』より)
- 「子育てが一段落した今、ふと問いがよぎります。母性とは、一体何なのだろう。私が知っている母たちは、賢母でも慈母でもありません。幸福を抱きながらも、血の通った複雑な女性たちです。(中略)ボーヴォワールが『女は女に生まれるのではなく、女になるのだ』と語ったように、女性は母になるために生まれたわけではありません。」
TRINITY 瞬間と永遠――過去・現在・未来を照らすトークシリーズの枠組み
「TRINITY 瞬間と永遠 ── Past, Present, Future」は、写真家の時間軸に着目してその作品と生き方を読み解くトークシリーズです。過去の記録、現在の選択、未来への手渡しという三位一体の観点から作家の内的な動機や価値観を導き出します。
シリーズの目的は、写真作品そのものについて語るだけでなく、写真を通して表現者が何を見つめ、何を手渡そうとするのかを掘り下げることにあります。参加者は写真の技法や意匠だけでなく、作家の生き方や選択の連続性に触れることになります。
今回のイベントで扱う問いと進行
本イベントで中心になる問いは明確です。ひとつは「なぜその写真を撮るのか?」という作家の動機に関する問い、もうひとつは「何のためにその写真を撮るのか?」という写真の意義と受け手への手渡しに関する問いです。これらを過去・現在・未来の時間軸で対話的に掘り下げます。
進行は、馬場磨貴氏の作品を起点に、聞き手であり写真評論家の鳥原学氏が時代背景や評価を読み解く構成です。作品紹介と作家の発言、評論的解説が交互に配置され、参加者が作品に接近しやすい構成になっています。
- 序盤:馬場氏の過去作を振り返る、主要なモチーフと制作背景の説明
- 中盤:現在の制作スタンスと、個人的経験が作品に与えた影響の告白と検討
- 終盤:未来に向けた問い、写真の社会的役割と作家の価値観の整理
登壇者の経歴と聞き手の視点
本回の登壇は写真家・馬場磨貴と、聞き手・解説に鳥原学が務めます。両者の経歴と発信力は本イベントの議論を深める重要な要素です。
登壇者のプロフィール、受賞歴、主な展示・刊行物は議論の根拠となる資料であり、当日の話題を補強するための参照点となります。以下にプロフィールと主要実績を整理します。
馬場磨貴(UMABA MAKI)プロフィール
東京都生まれ。美術大学油絵科在学中から写真を撮り始める。日本写真芸術専門学校卒業後、朝日新聞社出版写真部に勤務。2002年には文化庁在外研修生として渡仏し、Ecole Nationale Superieure de la Photographie d’Arles に学んだ経歴を持ちます。
帰国後はフリーランスの写真家として東京を拠点に活動。文化学園大学や日本写真芸術専門学校で講師も務め、教育面での関わりも継続しています。受賞歴として第33回 太陽賞・準太陽賞、第5回 Canon写真新世紀佳作などがあり、写真集として『DONOR / 赤々舎』『We are here / 赤々舎』『ABSENCE / 蒼穹舎』などを刊行しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出生地 | 東京都 |
| 学歴 | 美術大学油絵科在学中より写真を始め、日本写真芸術専門学校卒 |
| 海外研修 | 2002年 文化庁在外研修生(フランス、Arles) |
| 主な写真集 | 『DONOR』(赤々舎)、『We are here』(赤々舎)、『ABSENCE』(蒼穹舎) |
| 受賞 | 第33回 太陽賞・準太陽賞、第5回 Canon写真新世紀佳作 |
| 近年の展示 | 「DONOR」OM SYSTEM GALLERY/新宿(2026年)、IRIS ARLES/フランス(2024年)、OM SYSTEM GALLERY/新宿(2022年)ほか多数 |
鳥原学(聞き手・解説)プロフィール
鳥原学は1965年大阪府生まれ。近畿大学卒業後、フリーの執筆者・写真評論家として活動し、写真雑誌や美術誌への寄稿、ワークショップや展示企画に携わっています。2017年に日本写真協会学芸賞を受賞しています。
著書に『時代を写した写真家100人の肖像』『写真のなかの「わたし」:ポートレイトの歴史を読む』『日本写真史』などがあり、写真史の文脈から現代の作家を読み解く視点を持ちます。今回の聞き手として、性別を越えた理解と新たなつながりを求める意図が語られています。
- 鳥原学によるコメント(抜粋)
- “女性性”について、シンボリックに撮り続けてきた馬場磨貴さんには、お聞きしたいことがたくさんあります。どの作品についても、被写体である女性を見つめるまなざしが、男である私が持つ「女性」のイメージとは異質だからです。…
開催概要、参加方法、関連情報の整理
本イベントは日本写真芸術専門学校が主催するトークイベントで、TRINITYシリーズの第2回にあたります。開催に関する基本情報、申し込み方法、関連リンク、配信・ダウンロードに関する案内を以下に示します。
プレスリリースは学校法人呉学園により発表され、配信日時は2026年8月20日10時00分と記録されています。主催者や会場の住所、開催日時といった事実情報は以下のとおりです。
イベント概要(詳細)
- イベント名:TRINITY 瞬間と永遠── Past, Present, Future vol.02
- 日程:2026年9月17日(木)
- 時間:18:30-20:00
- 会場:日本写真芸術専門学校キャンパス(〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町4-16)
- 主催:日本写真芸術専門学校
- 登壇:馬場磨貴(写真家)、鳥原学(聞き手・写真評論家)
- プレスリリース発信元:学校法人呉学園(配信日:2026年8月20日 10:00)
申し込み方法はプレスリリース中に「▷お申し込みはこちら」と記載されています。関連リンクとして日本写真芸術専門学校の公式サイト(https://npi.ac.jp/)が案内されています。また、プレスリリース素材として当該リリース内で使用されている画像ファイルのダウンロードが可能であることが明記されています。
本イベントは写真を学ぶ人のみならず、表現やものづくり、人生の選択について考えたい人にも対象が想定されています。登壇者の過去作と現在の思索を通じて、参加者が自らの選択や視点を照らし直す契機となる構成です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレス発信 | 学校法人呉学園(2026年8月20日 10:00 発信) |
| イベント名 | TRINITY 瞬間と永遠── Past, Present, Future vol.02 |
| 日程・時間 | 2026年9月17日(木) 18:30-20:00 |
| 会場 | 日本写真芸術専門学校キャンパス(〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町4-16) |
| 主催 | 日本写真芸術専門学校 |
| 登壇者 | 馬場磨貴(写真家)、鳥原学(聞き手・写真評論家) |
| 対象 | 写真を学ぶ人、表現・ものづくり・人生の選択を考えたい人 |
| 関連リンク | https://npi.ac.jp/ |
| ダウンロード | プレスリリース素材(リリース内の画像ファイルがダウンロード可能) |
| カテゴリ・キーワード | アート・カルチャー、カメラ/写真、馬場磨貴、芸術、写真作家、写真集 |
以上は同プレスリリースに記載されたすべての情報を整理したものです。イベントの趣旨、登壇者の経歴と主要作品、開催日時・会場・申し込み方法、ならびにプレスリリース発信元である学校法人呉学園の発表日時(2026年8月20日 10:00)までを網羅しています。関連情報や素材の取得については、案内されている日本写真芸術専門学校の公式サイトをご参照ください。