食・アート・農が交差するmimimi、自由が丘に10月上旬開業
ベストカレンダー編集部
2026年8月21日 11:52
mimimi JIYUGAOKA開業
開催日:10月1日
📅 カレンダーに追加:Google|iPhone/Outlook
自由が丘の歴史性を受け継ぎ、新たな〈文化の交差点〉としての誕生
岡田不動産株式会社は、2026年8月20日15時00分付のリリースで、自由が丘の旧「自由が丘スイーツフォレスト」跡地に複合文化施設「mimimi JIYUGAOKA(ミミミ ジユウガオカ)」を、2026年10月上旬に開業すると発表しました。本社所在地は東京都目黒区、代表取締役は岡田一弥氏です。
自由が丘は1927年に設立された自由ヶ丘学園小学校に由来する地名を持ち、戦前から戦後にかけて文化人が集まった経緯、そして「スイーツの街」としての認知を経て、街のアイデンティティを形成してきました。今回の「mimimi」は、そうした歴史的経緯と地域の活性化に向けた取り組みを継承し、食・アート・農の3領域を通じて街の文化を再定義することを目指すものです。
開業場所はラ・クール自由が丘の2~3階、延床面積は約940㎡(290坪)で、施設は飲食4店舗、アートギャラリー1店舗、ファーム1エリアから構成されます。入場料は無料で、東急東横線・大井町線「自由が丘駅」南口から徒歩約5分の立地です。
「味・見・実」── 三つのミが紡ぐ場の設計
施設名「mimimi」は〈味(EAT)〉〈見(ART)〉〈実(SEED)〉の三つの“ミ”を象徴し、それぞれが交わることで新たな文化やコミュニティを生む設計になっています。施設ロゴは三色でこれらを表現し、異なる糸が交わって一つの織物になるイメージを具現化しています。
以下では三領域の構成と主要な特徴を具体的に整理します。各領域は相互に連動する設計になっており、ファームで育てた作物が飲食店で使われるなど、循環型の仕組みが組み込まれています。
レストランエリア(味)
レストランエリアは長さ20メートルのオープンキッチンと、約70席を備えた主要ダイニングを中心に構成されます。昼はデリビュッフェ、夜は多国籍の創作料理を提供するビストロを核に、計4店舗が出店します。
出店構成と特徴は以下のとおりです。各店とも新ブランドあるいは予約困難店の新業態など多様な食体験を想定しています。
- 新ブランドのビストロレストラン:長さ20メートルのオープンキッチン、昼はデリビュッフェ、夜は多国籍創作料理、約70席。
- 新スタイルのエスニックレストラン:フォーやオリジナルの花鍋(花鍋は具材や見た目に特色を持たせた鍋料理)を提供。
- 銀座の予約困難店による新ブランドの鮨店:既存の高付加価値店が新業態で参入。
- 生パスタ専門店:イタリアのミシュラン星付きレストランで修行経験のあるシェフが手がける専門店。
これらの店舗は、敷地内ファームで育てた野菜やハーブをメニューに反映することが想定されており、“ビルで育て、ビルで食べる”という「ビル産ビル消」を実現する計画が明示されています。
アートギャラリー(見)
アートギャラリーは現代アートの展示に加え、音楽、演劇、トークイベント等を実施できる多目的のオルタナティブスペースです。展示とパフォーマンスが両立することで、柔軟なプログラム運用が可能になっています。
プロデューサーには自由が丘出身で自由が丘商店街振興組合に発足された「自由が丘アート委員会」の発起人の一人、有冨史浩氏が就任します。有冨氏は街とアートの連動を視野に入れた活動を展開し、若手アーティストの移住や制作拠点の形成、路面や店舗を活用したアート事業の展開など、地域に根差した文化発信を進める役割を担います。
ギャラリーは地域と連携したプログラムを通じて、訪れる人々の感性に働きかける場となる設計です。
ファーム(実)
ファームエリアは株式会社AGRIKO(代表:女優・小林涼子氏)が運営する「AGRIKO FARM」が導入されます。栽培方式はアクアポニックス栽培を採用し、農業と地域を繋ぐ循環型ファームとして機能します。
ここで育てた野菜やハーブは施設内飲食店で実際に提供される予定であり、地域向けの食育ワークショップなども開催されます。運営側は「育てる・食べる・伝える」といった循環を提示し、地域の食文化や教育に寄与する場づくりを目指します。
- 運営事業者
- 株式会社AGRIKO(代表:小林涼子)
- 栽培方式
- アクアポニックス栽培(魚と植物の共生により循環を生み出す手法)
- 用途
- 飲食店での活用、地域向けワークショップ(食育等)
背景、運営体制、そして社会的意義
「mimimi JIYUGAOKA」は、自由が丘という街の持つ歴史と、2003年に岡田不動産が開業した「自由が丘スイーツフォレスト」で培った地域連携や企画力を継承する狙いがあります。岡田不動産の代表である岡田一弥氏は、街づくりに長年関わってきた人物であり、今回の施設開業はその延長線上に位置づけられます。
自由が丘では2023年に「自由が丘アート委員会」が発足し、路面や店舗を活用したアート事業や若手アーティストの支援が進められてきました。加えて駅前地区の再開発として「JIYUGAOKA MUSE SQUARE」が2026年9月に開業予定であり、街は再び大きな変化の時期を迎えています。こうしたタイミングで文化拠点を整備することは、地域のアイデンティティ継承と新たな価値創出の両面で意義があります。
施設の事業主体は岡田不動産株式会社および岡田リアリティ株式会社で、開業予定は2026年10月上旬、所在地は東京都目黒区緑が丘2-25-7(ラ・クール自由が丘2~3F)です。施設面積は約940㎡(290坪)、構成は飲食4店舗・アートギャラリー1・ファーム1で、入場は無料となります。
岡田一弥(代表)の経歴と関わり
岡田一弥氏は1958年生まれで地元出身、1985年に岡田不動産の代表取締役に就任して以降、自由が丘地域の商店会や商店街振興組合の活動に長年携わってきました。街づくりを志向する立場から、数々の地域活動や産学官連携にも関与しています。
代表としての主要な経歴は以下のとおりです。これらの役職・経験は、今回の施設構想における地域連携の基盤となっています。
- 2000年:自由が丘商店街振興組合副理事長就任
- 2003年:J-SPIRIT(目黒区TMO・街づくり会社)取締役就任、同年11月21日に「自由が丘スイーツフォレスト」をグランドオープン
- 2010年:自由が丘商店街組合理事長、目黒区商店街連合会副会長、東京商工会議所目黒支部副会長に就任
- 2012年:産業能率大学客員教授就任
- 2015年:目黒区商店街連合会会長就任
- 2017年:自由が丘商店街振興組合理事長退任・相談役就任、東京都商店街連合会副会長就任、㈱ジェイ・スピリット代表取締役社長就任
- 2018年:自由が丘南口商店会長就任
- 2024年:自由が丘商店街組合理事長就任
- 2025年:東京商工会議所目黒支部会長就任
- 2026年:自由が丘商店街振興組合理事長退任・相談役就任
岡田氏のコメントには、自由が丘がこれまで築いてきた価値を踏まえつつ、仕事・遊び・暮らしが融合する新しい街のあり方を目指すという意図が示されています。発表資料では「mimimiが次の自由が丘のスタンダードとなり、街の新しい未来に結びついていって欲しい」との表現が掲載されています。
要点の整理
以下の表は、本記事で紹介した「mimimi JIYUGAOKA」の主要事項を整理したものです。施設の位置づけ、構成、運営体制、スケジュールなどを一目で確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | mimimi JIYUGAOKA(ミミミ ジユウガオカ) |
| 発表元 | 岡田不動産株式会社(リリース日時:2026年8月20日 15:00) |
| 所在地 | 東京都目黒区緑が丘2-25-7 ラ・クール自由が丘 2~3F |
| 交通 | 東急東横線・大井町線「自由が丘駅」南口 徒歩約5分 |
| 開業予定 | 2026年10月上旬 |
| 面積 | 約940㎡(290坪) |
| 施設構成 | 飲食4店舗、アートギャラリー1、ファーム1(AGRIKO FARM) |
| 主な特徴 | ・味(レストラン):20mオープンキッチン、約70席、デリビュッフェ・多国籍創作料理等 ・見(アート):現代アート展示、音楽・演劇・トーク等の多目的スペース(プロデューサー:有冨史浩氏) ・実(ファーム):アクアポニックス栽培(AGRIKO)、ビル産ビル消、食育ワークショップ |
| 入場料 | 無料 |
| 事業主体 | 岡田不動産株式会社 / 岡田リアリティ株式会社 |
| 備考 | 画像はイメージ。記載内容は予告なく変更される場合あり。 |
上記の表は、本リリースに基づく主要情報を整理したものであり、計画段階の内容や今後のスケジュール変更の可能性がある点は留意が必要です。施設は食・アート・農を組み合わせ、地域との接点を重視した設計になっており、自由が丘の歴史と新しい都市的変化の接点としての役割が想定されています。