9/11-13開催|青山で灯す浮世絵の星灯篭

青山星灯篭

開催期間:9月11日〜9月13日

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青山星灯篭
開催っていつどこでやるの?
2026年9月11日(金)〜13日(日)の3日間、北青山の複合施設「ののあおやま」を中心に開催。点灯は毎晩18:00〜20:00で、芝生の能、音楽とダンス、野外シネマなど屋外プログラムが行われます。
チケットや参加方法はどうすればいいの?
記事本文に個別の料金や申込詳細は明記されていません。能やワークショップは事前申込や有料の可能性があるため、参加希望のプログラムは公式サイトやInstagramで最新情報と予約方法を確認してください。

浮世絵に残る「星灯篭」を、現代の青山で灯す試み

2026年9月11日(金)から13日(日)まで、北青山の複合施設ののあおやま(東京都港区北青山3-4-3)を中心に、青山星灯篭が開催されます。主催は青山星灯篭実行委員会と一般社団法人まちづくりののあおやま。2026年の開催は10回目にあたり、会期中は会場周辺にも灯篭を設置し、夜の青山を灯す行事となります。

この取り組みは江戸から明治初期にかけて行われていた地域行事「星灯篭(ほしどうろう)」の記憶を手がかりに、現代の街でその歴史的・文化的意義を再考し、都市空間のなかで多様な表現を展開することを目的としています。二代歌川広重の浮世絵「諸国名所百景 東都青山百人町星燈籠」に描かれた風景を参照しつつ、能楽、音楽とダンス、野外映画、写真撮影などを街の屋外空間で実施します。

浮世絵に描かれた「江戸の青山」を、現代の街で。 画像 2

三日間のプログラム構成:個々の演目と見どころ

開催初日から最終日まで、それぞれ異なる表現領域を横断するプログラムが組まれています。すべてのプログラムは屋外の公共空間や敷地内の樹林帯など、劇場やホールとは異なる「街に開かれた場所」で行われます。

以下に日程ごとの内容を詳細に紹介します。各日の上演・実施内容、鑑賞対象、特徴などを具体的に記載します。

浮世絵に描かれた「江戸の青山」を、現代の街で。 画像 3

9月11日(金)── 芝生の上で能を楽しむ「しばふ能」

初日は屋外の芝生で行う能楽公演「しばふ能」です。〈囃子『石橋』〉と、子方が活躍する〈『橋弁慶』〉(半能)を上演します。橋弁慶は今回、略式の半能として〈直面(ひためん)=能面をつけない形式〉で上演されます。

能楽に馴染みのない来場者向けに能楽レクチャーが付設され、能の基礎や舞台の見どころが解説されます。子どもや能楽初心者も参加しやすいよう配慮されたプログラムで、伝統芸能を外部空間で解放的に体験できる構成です。

  • 演目:囃子「石橋」、半能「橋弁慶」(直面)
  • 形式:屋外・芝生上の上演、能楽レクチャーあり
  • 対象:能楽初心者、子どもを含む一般
浮世絵に描かれた「江戸の青山」を、現代の街で。 画像 4

9月12日(土)── 「星への祈り」音楽とコンテンポラリーダンス

2日目は生演奏とコンテンポラリーダンスによる公演「星への祈り」。出演構成はバイオリン、クラリネット、ギターの生演奏にダンサーが加わり、音楽と身体表現が夜の空間を包みます。レパートリーにはドビュッシー「月の光」、フォーレ「シシリエンヌ」、ブラームス「間奏曲」など、繊細で詩情的な曲が含まれます。

音楽とダンスの融合は、灯篭の灯りと相まって幻想的な時間を生み出します。野外での演奏とダンスの実施により、観客は劇場空間とは異なる距離感で作品に接することができます。

使用楽器
バイオリン、クラリネット、ギター(生演奏)
プログラム例
ドビュッシー「月の光」/フォーレ「シシリエンヌ」/ブラームス「間奏曲」
形式
屋外上演、照明と灯篭の演出が連動
浮世絵に描かれた「江戸の青山」を、現代の街で。 画像 5

9月13日(日)── 「100年前への時間旅行」野外シネマ

最終日は「100年前への時間旅行」と題して夜の野外映画上映を行います。上映は1920年代のサイレント映画から選ばれた短編の“いいとこ取り”プログラムで、移動映画館「キノ・イグルー」の解説とともに提供されます。

具体的には以下の3作品の見どころを繋いだプログラムを上映します。すべて実際に当時の人間が制作した本物の映像であり、AI生成ではないことが明記されています。

  1. 『ロイドの要心無用』(1923)
  2. 『キートンのセブンチャンス』(1925)
  3. 『チャップリンのサーカス』(1928)

作品群はコメディの爆笑要素と、緊張を誘う劇的な見せ場が混在します。サイレント映画ならではの豊かな身体表現と映像構成を、家族連れから映画ファンまで幅広い層が野外で味わえる企画です。

会期中の連動企画:写真館、ワークショップ、子ども参加

会場であるののあおやまでは、商業店舗や周辺企業がオリジナルメニューやワークショップを実施し、灯篭の点灯期間を盛り上げます。会場全体を使った複合的な参加体験が設けられ、地域と来訪者の接点を増やす設計です。

特に注目されるのが「ののの めぐる写真館」と「灯篭絵付け」です。以下でそれぞれの内容を具体的に説明します。

ののの めぐる写真館(3日間)

ののあおやまの樹林帯を舞台に写真作家・さやか氏が撮影を行う企画です。会場を一つの写真館に見立て、「おがわ」や木々を巡りながら家族、友人、ペットなどを撮影します。自然の景色と会話を重ねる時間を通じて、その人らしい一枚を残すという趣向です。

撮影は会場の景観を活かした場所で行われ、被写体の個性やその日の表情を引き出すことを目的としています。記録的な意味合いとともに現代の街における「日常の肖像」を形にする企画です。

灯篭絵付けと子どもたちの参加

会期中は来場者が願いやメッセージ、絵を描く「灯篭絵付け」を実施します。港区立青山小学校6年生が制作した灯篭も会場に設置され、子どもたち自身が地域文化の担い手として参加します。

歴史を学ぶだけでなく、実際に手を動かして灯りを作り街に飾る体験を通じ、次世代へ土地の記憶をつないでいく意図が明確にあります。子どもたちの制作物は期間中の展示物として夜の景観に溶け込みます。

組織体制、協力団体、アクセス情報

本事業は青山星灯篭実行委員会と一般社団法人まちづくりののあおやまが主催し、同時に地域の複数団体や助成に支えられています。都市の歴史資産と現代表現を結びつけるために、多様な専門家と地域関係者が関与しています。

以下に主催・実行委員・協力・助成などの情報を整理します。

  • 名称:青山星灯篭
  • 日時:2026年9月11日(金)〜13日(日) 点灯18:00-20:00
  • 会場:ののあおやま(東京都港区北青山3-4-3)ほか
  • 主催:青山星灯篭実行委員会/一般社団法人まちづくりののあおやま
  • 協力:青山商店会連合会/青山善光寺/青山まちづくり協議会
  • 助成:アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】
実行委員会メンバー(五十音順)
浅葉克己(アートディレクター)、有賀長人、市川博一(ICHYS GALLERY)、合原紀子(ブレイン)、後藤徹(SIG)、遠山秀子(山陽堂書店)、水野成美(市街地開発)、和多利浩一(ワタリウム美術館)
公式情報
公式HP: https://aoyamalanterns.com/ / Instagram: https://www.instagram.com/aoyama_hoshidoro/ / ののあおやま: https://nonoaoyama.com/

会場は表参道周辺に位置し、公共交通機関によるアクセスが容易です。ののあおやま周辺の商業店舗や周辺企業も連動した企画を実施します。

要点の整理(イベント概要の一覧)

ここまで述べた内容を表形式で整理します。主要な日時、会場、主なプログラム、主催者情報などを一覧にしました。

項目 内容
名称 青山星灯篭
会期 2026年9月11日(金)〜13日(日) 点灯18:00–20:00
会場 ののあおやま(東京都港区北青山3-4-3)および周辺
主催 青山星灯篭実行委員会/一般社団法人まちづくりののあおやま
プログラム(主な内容)
  • 9月11日:しばふ能(囃子「石橋」、半能「橋弁慶」/能楽レクチャーあり)
  • 9月12日:星への祈り(バイオリン・クラリネット・ギター生演奏+コンテンポラリーダンス)
  • 9月13日:野外シネマ「100年前への時間旅行」(1920年代サイレント映画より抜粋上映)
  • 3日間:ののの めぐる写真館、灯篭絵付け、商店・企業によるオリジナルメニューやワークショップ
協力・助成 青山商店会連合会/青山善光寺/青山まちづくり協議会/アーツカウンシル東京(芸術文化魅力創出助成)
公式リンク 公式HP: https://aoyamalanterns.com/
Instagram: https://www.instagram.com/aoyama_hoshidoro/
ののあおやま: https://nonoaoyama.com/

江戸期の地域行事としての「星灯篭」や、二代歌川広重が描いた浮世絵に端を発する記憶を参照しつつ、現代の青山を舞台にした三日間のプログラムは、屋外空間で伝統と現代表現を接続する試みです。灯りと演劇、音楽、映画、写真制作、子どもたちの作品が夜の街に重なり合い、青山の土地に刻まれた記憶と新たな時間の重なりを可視化します。