9/2開幕|八尾の町工場11社が東京ギフト・ショー出展
ベストカレンダー編集部
2026年8月27日 13:07
OPEN FACTORY YAO
開催期間:9月2日〜9月4日
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八尾の町工場が「デザインの舞台」へ――11社合同で東京ギフト・ショーに出展
大阪府八尾市を拠点にものづくりを続ける製造業11社が、2026年9月2日から4日にかけて東京ビッグサイトで開催される「第102回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2026」同時開催の「第20回LIFE×DESIGN」に、「OPEN FACTORY CITY YAO」の名義で合同出展します。地域に根ざしたBtoBの技術を、生活者に届くtoC製品として昇華させる取り組みが注目されます。
出展はLIFE×DESIGNの「ACTIVE DESIGN & CRAFT FAIR」エリア、西展示棟1階・西1-T01にて行われます。会期や会場の詳細は公式サイト(https://www.giftshow.co.jp/tigs/life20/)で確認できます。
出展の背景と目的
八尾市は長年にわたり高い技術力を有する製造業が集積する「ものづくりのまち」として知られています。地域内の企業は主にBtoBでの部品供給や施工を主業とするため、消費者の目に触れる機会が限られていました。今回の合同出展は、各社の技術を生活雑貨やギフトに転換し、広い層へのアプローチを実現することを目的としています。
合同出展に参加する11社が一堂に会することで、個々の企業が単独では届きにくい市場や顧客層への訴求が可能になる点が狙いです。また、地域ブランドとしての訴求により、八尾という地名と「ものづくり」の価値を同時に伝える意図も明確に示されています。
画像の説明:八尾市の多種多様なものづくりを体現できる、出展企業11社の製品が並んでいる
錦城護謨(KINJO GOMU)の挑戦と主力展示「KINJO JAPAN」
錦城護謨株式会社(代表取締役:太田泰造、本社:大阪府八尾市)は今年創業90周年を迎えます。家電向けゴム部品で高い国内シェアを持つ同社は、土木事業では大阪・関西万博(夢洲)地盤改良にも携わるなど多岐にわたる実績を有しています。
今回の出展では、2020年に立ち上げた自社ライフスタイルブランド「KINJO JAPAN」のシリコーンゴム製グラスシリーズを展示します。展示製品は見た目はガラスのような高い透明度を持ちながら、ゴムならではの弾力性を備えた点が特徴です。ブースには開発・推進メンバーが終日常駐し、製品の技術的な特徴や開発秘話を来場者に直接説明します。
画像の説明:KINJO JAPANのグラスシリーズが机の上に並んでいる様子。商品名は左から「KINJO JAPAN F0」、「KINJO JAPAN F2」、「KINJO JAPAN E1」、「KINJO JAPAN E1 キンジョウブルー」
製品の仕様と利用シーン
錦城護謨が展示するシリコーンゴム製グラスは、次のような特性を持っています。
- 高い透明度:ガラスに近い見た目を実現する特殊なシリコーンゴムを採用。
- 割れにくさ:落下や衝撃に強く、ガラス製品の代替としての利用が可能。
- 耐熱・耐冷性能:耐熱温度200℃、耐冷温度−30℃に対応。
- 幅広い用途:熱い飲み物からウイスキーなどの酒類、アウトドア使用まで対応。
- 安全性:お子様や高齢者、手の不自由な方でも扱いやすい設計。
- 化粧箱付き:ギフト用途を想定した化粧箱での提供。
素材自体は一般のゴムに比べ高価で、透明度を保ったまま成形するには高度な加工技術が必要です。錦城護謨は90年のノウハウでその課題を克服し、見た目のラグジュアリー性と実用性を両立させています。
画像の説明:KINJO JAPAN E1に力を加えて変形している様子
合同出展の体制と参加企業
合同出展「OPEN FACTORY CITY YAO」は八尾市内の11社が集結して行う共同出展です。地域の行政と企業が一体となり、オープンファクトリーの取り組みを発展させる一環として、外部に向けた発信力を高める狙いがあります。
ブースデザイン・設計・監修は株式会社友安製作所が担当します。会場での見せ方や展示構成も含め、八尾の多様な技術をわかりやすく提示する設計が計画されています。
出展概要(開催情報)
- 展示会名
- 第102回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2026(同時開催:第20回LIFE×DESIGN)
- 会期
- 2026年9月2日(水)~4日(金)10:00~18:00(最終日は17:00まで)
- 会場
- 東京ビッグサイト
- 出展名義
- OPEN FACTORY CITY YAO(八尾市内企業11社による合同出展)
- ブース位置
- LIFE×DESIGN「ACTIVE DESIGN & CRAFT FAIR」エリア 西展示棟1階・西1-T01
- 公式サイト
- https://www.giftshow.co.jp/tigs/life20/
合同出展企業は次の11社です。
- 株式会社ミナミダ
- 藤田金属株式会社
- 錦城護謨株式会社
- シルバー株式会社
- 株式会社ウエダ美粧堂
- 有限会社大輝製作所
- 有限会社大一創芸
- 有限会社多葉刷子工業所
- 株式会社米菓桃乃屋
- 株式会社三陽
- 谷元フスマ工飾株式会社
上記11社はそれぞれ異なる分野の技術や製品を持ち寄り、地域としての多様性と技術力を会場で示す計画です。
錦城護謨の沿革と社会的評価、八尾市のオープンファクトリー活動
錦城護謨は1936年5月創業で、長年にわたり工業用ゴム部品の生産・販売を中心に事業を展開してきました。自動車、スポーツ用品、食品関連、医療機器など多様な産業向けに部品を供給しており、近年は福祉関連製品の開発も進めています。
福祉関連では、屋内専用のゴム製視覚障害者用歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」を主力製品として展開し、継続的な開発が評価されています。その功績により、2025年12月には「令和7年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰」において「内閣府特命担当大臣表彰 優良賞」を受賞しています。
錦城護謨の事業概要は以下の通りです。
| 企業名 | 錦城護謨株式会社(読み:きんじょうごむ) |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役社長 太田泰造 |
| 創業 | 1936年5月 |
| 主な事業内容 | 工業用ゴム部品の生産・販売、軟弱地盤改良工事(設計・施工・管理)、視覚障害者歩行誘導マットの製造販売・施工、自社ブランド「KINJO JAPAN」での新製品開発 |
| Webサイト | https://www.kinjogomu.jp |
また、八尾市は自社工場を地域の人や来訪者に開放する「オープンファクトリー」の取り組みを推進しています。行政と地域企業が協力してまちの活性化や産業振興、技術継承を図るための施策の一環として、今回の合同出展もその延長線上に位置づけられます。関連情報は八尾市の公式ページにて公開されています(https://www.city.yao.osaka.jp/…)。
画像の説明:本社工場外観
ブースでの体験と説明体制
会期中、錦城護謨の開発・推進メンバーがブースに終日常駐します。製品の試作品や素材の実物を手に取りながら、透明度や成形の工夫、耐熱・耐冷性能に関する技術的解説を受けることができます。来場者は実際にグラスを触れて安心感や使い心地を確認できる仕様になっています。
画像の説明:東京インターナショナル・ギフト・ショー春2026でブースに常駐し来場者に説明しているKINJO JAPANメンバー(右側)
記事の要点まとめ
下表は本記事で取り上げた出展に関する主要項目を整理したものです。出展スケジュール、会場、参加企業、錦城護謨の主な展示や企業情報を一覧で示しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展示会名 | 第102回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2026(同時開催:第20回LIFE×DESIGN) |
| 会期 | 2026年9月2日(水)~4日(金)10:00~18:00(最終日は17:00まで) |
| 会場 | 東京ビッグサイト(LIFE×DESIGN「ACTIVE DESIGN & CRAFT FAIR」 西展示棟1階・西1-T01) |
| 出展名義 | OPEN FACTORY CITY YAO(八尾市内企業11社の合同出展) |
| 出展企業(11社) | 株式会社ミナミダ / 藤田金属株式会社 / 錦城護謨株式会社 / シルバー株式会社 / 株式会社ウエダ美粧堂 / 有限会社大輝製作所 / 有限会社大一創芸 / 有限会社多葉刷子工業所 / 株式会社米菓桃乃屋 / 株式会社三陽 / 谷元フスマ工飾株式会社 |
| 錦城護謨の出展内容 | 自社ブランド「KINJO JAPAN」のシリコーンゴム製グラスシリーズ(高透明度・割れにくい・耐熱200℃・耐冷−30℃・化粧箱付)および開発メンバーによる常駐説明 |
| ブース設計 | 株式会社友安製作所(デザイン・設計・監修) |
| 錦城護謨の主な実績・評価 | 創業1936年。家電向けゴム部品で高シェア、夢洲の地盤改良工事実績、視覚障害者用歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」など。令和7年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰(内閣府特命担当大臣表彰 優良賞)受賞(2025年12月) |
| 関連リンク | https://www.giftshow.co.jp/tigs/life20/ https://www.kinjogomu.jp 八尾市:OPEN FACTORY CITY YAOに関するページ |
今回の合同出展は、地域の技術資産を生活者に直接伝える機会であり、BtoBで培われたノウハウを生活雑貨やギフトという形で提示することで、八尾のものづくりの幅広さと深さを可視化する試みです。会期中は各社の製品や技術に関する詳細な説明がブースで行われる予定ですので、関心のある方は公式情報を参照のうえ会場の展示をご確認ください。