1月9日開業 名古屋BASE LAYERにmadENGINE×VETO導入
ベストカレンダー編集部
2026年8月27日 14:36
BASE LAYER開業
開催日:1月9日
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熱と蒸気を再定義する両社の協働
アカデミックサウナレーベル「madsaunist」を運営するマッドサウニスト合同会社(以下、madsaunist)は、フィンランド・ヘルシンキで長年サウナストーブを製造してきたVETO(ヴェト)の日本総代理店であるVETO JAPAN(運営会社:MIDDANGEARD合同会社)と業務提携を締結しました。提携の公表は2026年8月27日9時50分にmadsaunistから発表されています。
この提携は、madsaunistがこれまで磨いてきた「蒸気を設計する」スチームデザインを、VETOの熱源思想と組み合わせて日本国内のホテル・温浴施設・サウナ施設に提供することを目的としています。両社の連携により、ストーブの供給を超えた体験設計と運用支援が行われます。
VETOの系譜と特徴
VETOのルーツは1949年、創業者アルヴォ・オクサネンの薪ストーブ構想に遡ります。1952年にMuko Oy(ムコ・オーユー)が設立され、1960年代に電気式サウナストーブの開発が始まり、1965年に電気サウナストーブが完成、1966年から「Veto Elektro(ヴェト・エレクトロ)」として連続生産が始まりました。
VETOは60年にわたり基本構造を守り続け、ストーブエレメントをサウナストーンに直接触れさせない構造、長期メンテナンスを可能にする交換部品供給の思想、オープン構造と加湿構造によるやわらかい蒸気の生成といった特徴を持ちます。これらの設計は、電気式で生じがちな“乾き”に構造面で対応してきた点が重要です。
- 創業・開発年表:1949(構想)→1952(Muko Oy設立)→1965(電気ストーブ完成)→1966(連続生産開始)
- 主な装備と思想:エレメントの耐久性、交換可能な部品供給、オープン構造・加湿構造
madsaunistの立ち位置
madsaunistは2021年9月に総合演出家・戦略コンサルタント・医師といった異なる専門性を持つメンバーで結成されたアカデミックサウナレーベルです。科学、物理、人体生理学、実地研究の視点からサウナを再構成し、「アツアツ・ウルウルなのに呼吸が苦しくないサウナ」を掲げ、オーダーメイドセッティング、ギア開発、イベント演出、施設改修提案などを行っています。
受賞歴や所属組織も明示されており、2024年にSaunner of the Yearを受賞。NPO日本テントサウナ安全協会、日本サウナ学会にも所属しています。
- 設立
- 2021年9月
- 代表者
- オザワ ヨウスケ
- 所在地
- 茨城県ひたちなか市大字東石川字十文字1274の43
- URL
- https://madsaunist.com/
madENGINEとVETOがつくる具体的な体験
両社の協働における中心は、madsaunistのスチームジェネレーター「madENGINE」とVETOの電気サウナストーブを組み合わせる点にあります。madENGINEは過熱水蒸気と飽和水蒸気を発生させ、過熱水蒸気は1℃単位で温度制御が可能です。蒸気量や温度、そして給排気を精密にコントロールすることで、意図した湿度と空気の流れを作り出します。
VETOが持つ「乾かない、やわらかい熱」と、madENGINEの「精密な蒸気コントロール」が出会うことで、madsaunistが掲げる“熱圧”と表現する体感が生まれます。鋭い熱ではなく、湿度をまとい身体の奥まで届く厚みのある熱です。
技術的な組み合わせ
主な技術要素は以下の通りです。
- madENGINE:過熱水蒸気・飽和水蒸気の発生と温度・量の精密制御。MAD式給排気システムによる給気・排気の1%単位での調整。
- VETOストーブ:オープン構造、加湿構造、エレメントを石から分離した堅牢設計。
- MAD STONE:madsaunistが選定したサウナストーンと組み合わせることで熱の立ち上がりと蒸気の相性を最適化。
これらを組み合わせることで、ロウリュに頼らなくとも心地よい湿度と温度を保てる運用が可能になります。ロウリュを行う運用も可能ですが、常時の快適さが機械と設計で支えられる点が異なります。
最初の実践例と体験設計手法
両社の初の協業案件は、2027年1月9日開業予定の「BASE LAYER HOTEL _ UNION」(愛知・名古屋/栄)です。本案件ではmadENGINEとVETOの組み合わせが東海エリアで初導入されます。また、madsaunistがこれまで手がけた導入実績としては、神奈川・鎌倉の御成桑拿(madENGINE初導入)、SAUNA BUG(愛知)、稲荷湯(岐阜)、サ郷kakeRu【Kuu】(沖縄)などが挙げられます。
同施設では「クナイプ」と呼ぶ水の使い方も組み合わせます。クナイプは、ユーザー自身がサウナ室内で冷水をまとい熱の導線を作る行為で、単に冷やすためでなく熱を深めるために用いる設計です。これにより蒸気と熱の厚みがより明確に感じられる仕掛けが導入されます。
導入の提案と運用・維持の仕組み
madsaunistとVETO JAPANは単なる機器供給だけでなく、熱源選定から設置設計、導入後の運用支援・保守に至る三位一体の提案を行います。これにより導入施設は体験設計と運用の両面で伴走支援を受けられます。
特にVETOのストーブはエレメントを石と分離しているため元来メンテナンス性に優れ、madENGINEの運用によりロウリュへの依存を抑えることでストーブへの負担をさらに軽減できます。これにより長期的な安定運用が見込めます。
提案の3本柱
両社が施設に対して提供する主要な支援は以下の3つです。これらが揃うことが従来のサウナとの決定的な違いとなります。
- ① 熱源 × 施設条件:施設の広さ、断熱、利用人数、営業形態に合わせたVETO電気サウナストーブの選定・設置設計(SK15、SK22のラインナップ)。
- ② 蒸気 × 熱 × 空気:madENGINE、MAD STONE、MAD式給排気システムを組み合わせた体験チューニング。
- ③ 設置後 × 長期運用:メンテナンスと運用の伴走支援。ロウリュに頼らない運用でストーブへの負荷を抑制。
既存施設への適用と銭湯への意味
madENGINEは熱源を問わず追加可能で、薪・電気・ガスなど現在の熱源を維持したまま体験を上げることができます。ただし、輻射熱・遠赤外線が存在することが前提条件であり、その要件が満たされると既存設備を大規模に入れ替えずに体感を向上させられます。
特に地方の銭湯にとっては、入浴料金の上限が都道府県により定められているため設備投資を料金に転嫁しにくい事情があります。madENGINEは大掛かりな熱源入れ替えを必要とせずに導入可能で、質の向上が集客や経営安定に寄与することが期待されます。
ニュースの要点まとめ
以下の表は、本件プレスリリースに含まれる主要情報を整理したものです。歴史的背景、技術要素、導入事例、会社情報などを一覧にしました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表 | madsaunistとVETO JAPANの業務提携(発表日:2026年8月27日 09:50) |
| 初の協業案件 | BASE LAYER HOTEL _ UNION(愛知・名古屋/栄)開業予定日:2027年1月9日 |
| 主な技術 | VETO(電気サウナストーブ:オープン構造・加湿構造・エレメント分離)/madENGINE(過熱水蒸気・飽和水蒸気の精密制御、MAD式給排気)/MAD STONE |
| VETOの歴史 | 1949(構想)→1952(Muko Oy設立)→1965(電気ストーブ完成)→1966(連続生産開始) |
| VETOラインナップ | SK15、SK22(対応目安:1台あたり約12〜29m³)。SK5、SK10はPSE適合検査準備中。 |
| madsaunist実績(抜粋) | 御成桑拿(神奈川:madENGINE初導入)、SAUNA BUG(愛知)、稲荷湯(岐阜)、サ郷kakeRu【Kuu】(沖縄)、BASE LAYER HOTEL _ UNION(東海でmadENGINE初導入)など |
| 両社の提案内容 | ① 熱源選定・設置設計 ② 蒸気・熱・空気の体験チューニング ③ 導入後の運用・メンテナンス支援 |
| madsaunist 会社概要 | マッドサウニスト合同会社/所在地:茨城県ひたちなか市/設立:2021年9月/代表:オザワ ヨウスケ/URL:https://madsaunist.com/ |
| VETO JAPAN 会社概要 | MIDDANGEARD合同会社(VETO JAPAN)/所在地:岐阜県岐阜市西改田松の木21番地1/設立:2025年12月/代表:菱田 翼/URL:https://veto.jp/ |
| 関連リンク | https://madsaunist.com/business |
以上がプレスリリースの主要内容を整理した要約です。両社は製品販売に留まらず、現場に合わせた体験設計と長期的な運用支援を組み合わせることで、既存施設のアップデートから新設施設の完成形構築まで広範に対応するとされています。
本件に関する詳細や導入相談は、madsaunistの事業ページやVETO JAPANの窓口を通じて行われる見込みです(madsaunist事業ページ:https://madsaunist.com/business)。