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10月26日開催|TeSH研究者×経営人材対面マッチング

TeSH対面マッチング

開催日:10月26日

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TeSH対面マッチング
このイベントって誰向け?
大学発ディープテックの研究者と、事業化を担うプロの経営候補が主な対象。研究者は資金や事業パートナー探しに、経営側は参画・転職や共同開発の機会を得られる対面マッチングです。
ビジョンマッチングって具体的に何が変わるの?
待遇やスキルだけでなく研究者の描く社会的ミッションへの共感を軸にすることで、長期コミット可能な経営人材を引き寄せ、実証実験や海外展開など事業化を加速する手法です。

北陸発の実績が示す「経営人材不足」という現実

株式会社スタートアップクラス(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:藤岡清高)は、2026年7月30日(木)にCIC Tokyoで開催されたイベント「TeSH × ACADEMIA STARTUP NIGHT」の場で、特別セッション「アカデミア発スタートアップの経営人材確保について」を実施しました。プレスリリースは2026年8月31日15時00分に発表されています。

大学発のベンチャー創出は地域の産業化や雇用創出に寄与する一方で、「経営視点」を持つ人材の不足が大きな障害になっている点が共有されました。経済産業省の調査によれば、大学発ベンチャー数は過去最高の6,220社に達しているものの、多くの研究シーズは事業化や資金調達を推進するプロ経営層の参画を欠いている現状が示されています。

  • セッション名:アカデミア発スタートアップの経営人材確保について(TeSH × ACADEMIA STARTUP NIGHT内)
  • 開催日:2026年7月30日(木)
  • 会場:CIC Tokyo
  • プレス発表:2026年8月31日 15時00分(スタクラ発)
大学発ディープテックの「経営人材不足」を突破する糸口とは? 株式会社スタートアップクラスがTeSHとの共同セッションを開催 画像 2

「ビジョンマッチング」が示した採用・参画の新たな軸

本セッションで強調されたのは、ディープテック領域においては待遇や条件面のみでの人材確保が難しく、研究者の描く「ビジョン」への共感が経営人材を引き寄せる決定的な要素である、という点です。ディープテックは社会実装までに5〜10年を要するケースが多く、長期視点の覚悟や理念の共有が重要になります。

スタクラの発表では、このアプローチを「ビジョンマッチング」と呼び、研究者が自らのミッションや目指す社会像を言語化して提示することと、未完成な部分や必要な支援を率直に開示することが、経営人材の参画を促す成功要因として挙げられました。

ビジョンマッチングのポイント
・研究者が目指す社会像を自身の言葉で語ること
・未完成な部分や不足している支援を明確に示すこと
・待遇以外(社会的意義や長期ビジョン)での共感形成

問題の構造化と数値的背景

大学発ベンチャーの数的拡大(6,220社)という背景の下で、経営層の不足がどのように事業推進のネックになるかが分析されました。研究成果が事業化されない、あるいは資金調達が滞る要因として、経営ノウハウや事業開発経験を持つ人材の不在が挙げられています。

また、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の支援プログラムにスタクラが採択されるなど、官公庁系の支援と連携した取り組みの重要性も示されています。支援機関と連携することで、採用以外の事業化支援や実証実験の推進が期待されます。

実例が示す事業加速のプロセスと成果

セッションでは具体的な参画事例が紹介され、経営人材の参画がどのように事業を加速させたかが詳細に説明されました。研究者が課題や不足部分を明確にし、それを外部に提示することで、異分野からの経営人材が参画し、グローバル展開や実証実験が飛躍的に進んだケースが示されています。

ここで紹介された主な事例は次の2点です。金沢医科大学と金沢工業大学の研究シーズで、どちらも参画する経営人材が事業開発に大きなインパクトを与えています。

  1. 金沢医科大学(准教授:西園啓文 氏)

    • 技術内容:特定波長の光で精子を活性化させる技術(日本・米国で特許取得)
    • 参画の効果:海外の不妊治療機器大手出身の経営人材が参画し、米国企業との協業打診など事業開発が大幅に進展
  2. 金沢工業大学(教授:赤坂剛史 氏)

    • 技術内容:重量物搬送と長距離飛行を両立する翼付きドローンの開発(災害時の孤立地域支援を目標)
    • 参画の効果:参画した経営人材候補とともに実証実験および事業化を推進中

成功要因の整理

ケースごとの共通点として、研究者側の情報開示の丁寧さと、ミッションのわかりやすさが指摘されました。研究者が抱える課題や不足点を言語化し、外部の候補者に伝えることで、経験の異なる経営人材が参画しやすくなることがわかります。

また、参画した経営人材が既存のキャリアやスキルを生かしつつ、未到の社会意義ある挑戦に関わることで強いモチベーションを持てる点が、継続的な事業推進に寄与しています。

参画者の声とTeSHの役割

金沢工業大学・赤坂氏のチームに参画した経営人材候補の言葉は、ビジョンマッチングの現場感を端的に示しています。参画者は自らのドローン知識がゼロであったことを明かしつつも、赤坂氏が描く「夢」に本気で共感し、覚悟を持って飛び込んだ経験を語っています。

そのコメントには、ディープテック領域で必要とされるのは必ずしもスペシャリストとしての即戦力ではなく、ミッションへの共感と、これまでのキャリアで培った経験を事業化に直結させられる意志であることが示されています。

「正直に言うと、僕自身もドローンの知識はゼロの状態で、この世界に飛び込みました。『ディープテック』と聞くと、専門的な知識や経験がないと関わってはいけない難しい世界だと思われるかもしれません。しかし実際に必要だったのは、スペシャリストとしてのスキルよりも『赤坂先生が描く夢に本気で共感して、一緒に突き進めるか』という覚悟だけでした。飛び込んでみて分かったのは、ここが誰よりも早く、社会的意義のある挑戦の最前線に立てる場所だということです。まだ世に出ていない技術を自分の手で事業として形にしていく中で、これまでのキャリアで積み重ねてきた経験のすべてを、まっすぐに活かせます。今のキャリアの延長線上にない何かを探している方、自分の経験を社会的意義のある挑戦に賭けてみたいと思っている方には、ぜひ一歩前に出てチャレンジしてほしいと心から思っています。」

このような声は、研究者と経営人材のマッチングが単なる採用ではなく、価値観と志を共有する共同体形成につながることを示しています。

なお、セッションはTeSHのプラットフォーム上で行われました。TeSH(Tech Startup HOKURIKU)は北陸先端科学技術大学院大学と金沢大学を主幹機関とし、北陸3県の14大学、3高専を共同機関とする大学・高専発スタートアップ創出のためのプラットフォームです。地域に根ざした研究シーズの掘り起こしと外部資源の接続が目的となっています。

今後のイベント情報とスタクラの支援体制

スタクラは引き続き、大学発ディープテックの事業化支援に注力しています。特に、研究者と経営人材候補が対面で直接対話する場の重要性を強調し、次回の対面マッチングイベントを以下の通り告知しています。

対面マッチングイベント:TeSH研究者×経営人材のマッチング

イベントの狙いは、テキストや履歴書だけでは伝わりにくい熱意やビジョンを、対面で確認することで相互理解を深め、実際の参画につなげることにあります。スタクラは「次の100年を照らす、100社を創出する。」というビジョンの下、これまで延べ1,700社以上のスタートアップを支援し、そのうち約170社がIPOを実現しています。

スタートアップクラスの主な提供サービス
・厳選スタートアップ専門の転職・採用支援(スタクラ)
・ママ・女性向けスタートアップ転職/副業支援(ママテラス)
・国内最大級のスタートアップ情報メディア(Startup Magazine)
・大学発スタートアップ特化求人サイト(大学発ディープテック特集サイト)
・スタートアップ経営人材養成講座(Startupclass CXO Academy)

加えて、スタクラはNEDOの事業化支援プログラム(「大学発スタートアップにおける経営人材確保支援事業(MPM)」)に採択されるなど、公的支援との連携も進めています。これにより、経営人材の発掘・育成・マッチングに加えて、事業化支援の総合的な提供が可能になっています。

関連記事として、金沢工業大学の物流ドローンや富山大学のかゆみ治療が事業化に向けて進展した事例や、スタクラがNEDO支援事業に採択されたニュースが公表されています。関連リンクは公式のPR Times記事で確認できます。

本記事の主要事項まとめ
項目 内容
セッション名 アカデミア発スタートアップの経営人材確保について(TeSH × ACADEMIA STARTUP NIGHT内)
開催日・会場 2026年7月30日(木)、CIC Tokyo
プレス発表 2026年8月31日 15時00分(株式会社スタートアップクラス)
主催/関係プラットフォーム 株式会社スタートアップクラス、TeSH(Tech Startup HOKURIKU)
TeSH構成 北陸先端科学技術大学院大学・金沢大学(主幹機関)および北陸3県の14大学、3高専
提示された課題 大学発ベンチャーの急増(6,220社)に対するプロ経営層の不足
提言された解決策 ミッションへの共感を軸にしたビジョンマッチングによる経営人材募集・参画
紹介された事例 金沢医科大学(西園啓文 准教授):精子活性化技術(日本・米国特許)/金沢工業大学(赤坂剛史 教授):重量物搬送×長距離飛行ドローン
今後のイベント 対面マッチングイベント(TeSH研究者×経営人材) 2026年10月26日(月)@東京
詳細URL: https://startupclass.co.jp/lp/c/tesh_202608_1/
申込URL: https://forms.gle/feYuBTcbrmyAmsVp6
スタクラの実績 延べ1,700社以上の支援、うち約170社がIPO。NEDOの事業化支援プログラムに採択。
スタクラの主な提供サービス スタクラ(転職/採用支援)、ママテラス、Startup Magazine、大学発ディープテック特集サイト、Startupclass CXO Academy
関連リンク(参考) PR Times関連記事:金沢工業大の物流ドローン等(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000013537.html)、スタクラのNEDO採択(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000013537.html)

この記事では、2026年7月30日に行われたセッションの内容と、そこから導かれる「ビジョンマッチング」の有効性、具体的な参画事例、スタクラの支援体制や今後のイベント情報までを整理しました。研究シーズと経営人材が出会うことにより、ディープテックの社会実装に向けた実務的な進展が期待される点が繰り返し示されています。