カドラバ、ポケカABC参戦でAIデッキ分析を強化
ベストカレンダー編集部
2026年9月2日 18:18
ポケカABC参戦
開催日:6月1日
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カドラバ、ポケカABCへ公式参戦──AIと実戦検証で「ポケカ体験」を再構築する挑戦
トリシューラ株式会社が運営するトレーディングカード専門サービスカドラバは、公式AIエージェント開発コンテスト「ポケモンカードゲーム AI Battle Challenge(略:ポケカABC / PTCGABC)」に、2026年6月よりカドラバAIチームとして参加しています。本リリースは2026年9月2日 16時00分に発表され、参戦開始以降の開発・検証状況とアプリ連携の取り組みを報告するものです。
カドラバAIチームはコンテスト初週からLeaderboard上で上位に食い込み、暫定ながら最高順位2位を記録するなど存在感を示しています。参戦の目的は単なる成績の追求にとどまらず、AIによる戦術判断やデータ活用を通じて、日常的にプレイヤーが使えるカードゲーム体験をカドラバアプリへ還元することにあります。
大会での順位推移と週次レポートの取りまとめ
大会への参加開始後、カドラバAIチームは定期的にモデル調整と実戦検証を繰り返し、Leaderboardの変動を踏まえながら改善サイクルを回してきました。以下は大会序盤から中盤にかけての週次の主な推移です。
これらの週次レポートは、各週の対戦結果を基にモデルの改良点や戦術的な発見を整理したもので、開発サイクルの記録として公開・参照可能な形式でまとめられています。
- 1週目:初週からLeaderboardで最高2位に到達し、金メダル圏に100時間以上滞在。
- 2週目:金メダル圏を維持しつつ最高4位に到達。継続的な上位検証でモデル精度向上。
- 3週目:新モデルを適用し再びTop8に復帰、最高6位を記録。
- 4週目:順位変動に応じた調整を継続し、最高11位に到達。
- 5週目:第一ラウンド後半へ向けた検証精度の向上とモデル調整を継続中。
週次レポートの一覧はカドラバの公開ページで確認できます。AIの調整履歴と実戦での挙動を合わせて示すことで、技術的な判断根拠を明確にしています。
参考:カドラバポケカAIバトルチャレンジ特設サイト https://lab.kadoraba.com/h5-event/ai-battle-challenge
ポケモンカードゲーム AI Battle Challengeの構造と評価基準
「ポケモンカードゲーム AI Battle Challenge」は、株式会社ポケモン、株式会社松尾研究所、HEROZ株式会社が共催し、Kaggle上で実施されるAIエージェント開発コンテストです。ポケモンカードゲームの対戦構造を題材に、AIの判断力や戦略設計の巧拙、デッキ構築の工夫を競います。
大会は主に第一ラウンド(シミュレーション部門、ストラテジー部門)を経て、成績上位の参加者が第二ラウンドへ進出します。評価は単純な勝率だけでなく、ストラテジー部門におけるデッキの独創性やAI設計の工夫も考慮されます。
大会の主な仕様と特徴
- 大会名
- ポケモンカードゲーム AI Battle Challenge(略称:ポケカABC / PTCGABC)
- 共催
- 株式会社ポケモン、株式会社松尾研究所、HEROZ株式会社
- 実施形式
- Kaggle上で行われるAIエージェント開発コンテスト
- 部門
- シミュレーション部門、ストラテジー部門
- 特徴
- 非公開情報や確率要素、多様なカード効果を含む不完全情報ゲームとしての難易度が高い点。AIが対戦中に不確実性を扱う能力が問われる。
ポケモンカードゲームは山札や相手の手札など多数の非公開情報を含み、コイントスやカードドローの確率要素、カード効果の複合的な組合せが対戦の結果に影響します。大会では参加者がこれらの要素を踏まえたAIエージェントを開発し、他の参加者のエージェントと対戦させることで実力を競います。
第一ラウンドではシミュレーション部門での自動対戦結果が基礎データとなり、ストラテジー部門ではデッキ設計や開発上の工夫が加味されるため、単なるゲームプレイの最適化にとどまらない多面的な評価が行われます。
AIチームの開発体制とトッププレイヤーの参加
カドラバAIチームは、実戦に近い視点を取り入れるため、ポケモンカードゲームの競技シーンで高い実績を持つプレイヤーを監督に据えています。AIの探索や最適化だけでなく、人間の勝ち筋に基づく判断設計を組み合わせる体制を採用しています。
参戦にあたっては、AIによるモデル調整、対戦シミュレーション、実戦検証のループを高速で回し、非公開情報と確率的要素の扱い方を中心に改善を重ねています。これにより、AIが局面ごとの勝ち筋をどの程度正確に判断できるかを評価・改善しています。
監督:サーニーゴ選手の役割と経歴
監督にはサーニーゴ選手(シマダ ダイチ)が参加しています。サーニーゴ選手は国内外の競技シーンで顕著な成績を残しており、実戦感覚をAIの判断設計に反映させる役割を担っています。
主な実績として、チャンピオンズリーグ2019 新潟優勝、チャンピオンズリーグ2020 東京優勝、第3期ポケカ四天王選出、ポケモンワールドチャンピオンシップス2022 カードゲーム部門 マスターリーグ準優勝などが挙げられます。X(旧Twitter)アカウントは https://x.com/kawahitosi です。
- 実戦的なリソース管理や勝ち筋の選択をAI設計に導入
- AIの評価基準や局面判断の妥当性をレビューし、改善の方向性を提示
サーニーゴ選手の参加により、AIの探索戦略と人間の直感的な判断が組み合わさった、より実践的な検証体制が整備されました。これにより、カードゲームにおける戦術設計の精度向上を目指しています。
カドラバアプリへの展開と要点整理
カドラバはトレーディングカード専門のオールインワンアプリとして、デッキ選び、環境分析、構築、カード購入までを一つの場所で提供しています。ポケカABCで得られた知見はアプリ内の機能強化に直結します。
具体的には、大会で上位に位置したデッキの情報を毎日更新し、使用率、上位率、環境推移といった指標を可視化することで、現在の環境における有力なデッキや選択肢を提示しています。また、AIによるデッキ評価や回し方、対策、構築の最適化支援機能も提供しています。
特設ページとユーザー向け情報公開
カドラバはポケカABCでの挑戦内容をユーザーに伝えるため、特設ページを設けています。ここでは公式大会参加の経緯、AI同士の対戦、スコアによる順位更新、開発・検証の過程、監督体制などを整理して紹介しています。
特設ページ: https://lab.kadoraba.com/h5-event/ai-battle-challenge
また、カドラバ公式の各種SNSと連携して、技術的な挑戦やアプリ機能の更新情報を適宜公開しています。サービスの公式URLは https://kadoraba.com 、公式Xは https://x.com/kadoraba 、公式Instagramは https://www.instagram.com/kadoraba_app/ 、公式YouTubeは https://www.youtube.com/@kadoraba 、公式TikTokは https://www.tiktok.com/@kadoraba です。
以下の表は、本記事で触れた主要な項目を整理したものです。参戦状況、大会概要、チーム体制、アプリ展開に関する要点をまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日時 | 2026年9月2日 16時00分 |
| 発表者 | トリシューラ株式会社(カドラバ運営) |
| 参戦大会 | ポケモンカードゲーム AI Battle Challenge(ポケカABC / PTCGABC) |
| 大会主催・共催 | 株式会社ポケモン、株式会社松尾研究所、HEROZ株式会社(Kaggle上で実施) |
| カドラバAIチームの成績(第一ラウンド) | 1週目:最高2位(100時間以上金メダル圏滞在)/2週目:最高4位/3週目:最高6位/4週目:最高11位/5週目:検証継続 |
| 監督 | サーニーゴ選手(シマダ ダイチ)— チャンピオンズリーグ2019新潟優勝、CL2020東京優勝、WCS2022準優勝 他 |
| カドラバアプリでの活用 | AIデッキ分析、環境データの可視化、上位デッキの毎日更新、回し方・対策・構築の最適化支援 |
| 特設ページ | https://lab.kadoraba.com/h5-event/ai-battle-challenge |
| 会社情報 | トリシューラ株式会社(代表取締役:チン キョウチョウ)本社:東京都中央区日本橋富沢町10-11 TWG日本橋イーストII8F/公式HP: https://kadoraba.com |
本稿では、カドラバAIチームのポケカABC参戦に関する事実と取り組みを整理して提示した。大会で得られた技術的知見は、カドラバが提供するアプリ機能の実用性向上と、ユーザーがデッキを選び、構築し、改善する際の判断支援に活用される予定である。