『文學界』10月号(9/7発売)小川洋子特集と鴻池留衣映画企画
ベストカレンダー編集部
2026年9月7日 07:57
文學界10月号発売
開催日:9月7日
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文藝春秋が9月7日に発売、『文學界』2026年10月号の全体像
株式会社文藝春秋は、2026年9月7日(月)に文芸誌『文學界』2026年10月号を発売します。プレスリリースは同日2026年9月7日 06時00分に公開され、本号はA5判で紙版が1200円(税込)、電子版が1,100円(税込)という仕様です。表紙画は守山友一朗さんが担当しています。
本記事では、誌面に収録された全ての特集、創作、対談、連載、書評といった目次情報を網羅的に整理して紹介します。各特集の趣旨や執筆者、掲載される創作・エッセイの題名まで、プレスリリースの記載内容をすべて漏れなく伝えます。
- 出版社
- 株式会社文藝春秋
- 発売日
- 2026年9月7日(月)
- 判型
- A5判
- 価格
- 紙版:1200円(税込)/電子版:1,100円(税込)
- 表紙画
- 守山友一朗
- 書誌情報
- https://books.bunshun.jp/ud/book/num/49120770710662026
特集:「小川洋子 芥川賞選考委員の軌跡」——選考に寄せられた声と選評をめぐって
今号の中心特集の一つは「小川洋子 芥川賞選考委員の軌跡」です。本特集では、小川洋子さんが芥川賞選考委員として残してきた選評やその周辺に関するエッセイ、選評の読み解きが掲載されます。寄稿者それぞれが自身の体験や観察を通して、小川さんの選評が持つ特色や影響について考察しています。
エッセイ陣は多彩で、作家や批評家それぞれの視点から小川洋子の「選考」に向き合う姿が描かれます。さらに鵜飼哲夫さんによる「選評を読む」という読み物があり、選評の文体や精神性を具体的に分析しています。
収録エッセイと選評の一覧
本特集に収録されたエッセイは以下の通りです。各エッセイの題名と執筆者名を掲載します。
- 小砂川チト「ツトムと小川洋子先生とわたし」
- 高山羽根子「足音と一緒に」
- 沼田真佑「前九年のしのぎ」
- 山下澄人「森の焚火」
- 藤野可織「救いと戒めと秘密」
- 田中慎弥「手強い」
- 磯﨑憲一郎「落選回の選評と昭和十一年生まれの父」
また、選評を読むを担当した鵜飼哲夫さんによる文章は「血豆つくり、入魂の選評」という題名で、選考過程での言葉遣いや選評の技巧に触れています。特集全体を通じて、選評の言葉がどのように生まれ、受け取られてきたかが多角的に示されます。
映画公開記念特集:「鴻池留衣とは誰か?」——原作者・役者・監督による鼎談と多彩な寄稿
映画『本当にあった話(の話)』の公開を記念した大きな特集が組まれています。特集は原作者である鴻池留衣さんを中心に据え、映画化にまつわる議論や書き下ろしの創作作品などを収録した構成です。原作者、主演俳優、監督による鼎談や、他者による読み解き、創作短編までを含む充実した内容です。
特集の趣旨は映画化されるカルト作をめぐる議論にあり、原作者と映画の制作者たちがどのように作品解釈と映像化をめぐって対話したかが読み取れます。記事群はエッセイや対談、クロスレビュー、創作とジャンルを横断して配置されています。
鼎談・対談・寄稿の詳細
鼎談では、鴻池留衣さん、水上恒司さん、武井佑吏さんが「わかりやすさへの抵抗――『本当にあった話(の話)』映画化の軌跡」という題で映画化の過程や表現上の課題を語ります。原作・主演俳優・監督という立場から作品を巡る議論が展開されます。
そのほかの掲載は次の通りです。武井佑吏さんによるエッセイ「『本当にあった話(の話)』書評にかえて」、鴻池留衣さんと尾崎世界観さんの対談「純文学の(不)自由」、クロスレビュー(福海隆、山本莉会、駒田隼也)、古川真人さんのエッセイ「失われたサイン」、そして鴻池留衣さんの創作短編「A Deeper Understanding」です。
- 鼎談:鴻池留衣×水上恒司×武井佑吏「わかりやすさへの抵抗――『本当にあった話(の話)』映画化の軌跡」
- エッセイ:武井佑吏「『本当にあった話(の話)』書評にかえて」
- 対談:鴻池留衣×尾崎世界観「純文学の(不)自由」
- クロスレビュー:福海隆「いちごのショートケーキをぶち込め」、山本莉会「失せたる一匹と純文学」、駒田隼也「埒外な言葉づかい」
- エッセイ:古川真人「失われたサイン」
- 創作:鴻池留衣「A Deeper Understanding」
特集:「文学者はプールがお好き」と創作・対談・連載の充実したラインナップ
もう一つの特集「文学者はプールがお好き」では、文学におけるプールという空間がどのように作品に働きかけてきたかを、対談やインタビュー、ルポ、エッセイで多面的に照射します。暑さの残る季節に相応しいテーマで、文学者たちのプール観が各種原稿を通じて提示されます。
特集には対談、インタビュー、ルポ、プレイリストを兼ねたエッセイなどが含まれており、個別の文章がそれぞれ異なる角度から「プール」を扱います。加えて、創作や対談、書評、著者・監督インタビュー、連載の完結や継続エッセイ群が同号には豊富に収録されています。
特集内の構成とその他掲載項目
「文学者はプールがお好き」関連の具体的な項目は以下の通りです。対談は九段理江さんと伊舎堂仁さんによる「プールは時間を歪ませる」、インタビューは長嶋有さん「助手席発、プール行き」、ルポは畠山丑雄さん「川のほとりで」、原宿「思い切って黄色いキャップを」、エッセイ&プレイリストは小原晩「泳げる気がする」、佐佐木陸「鶴ヶ島海洋センター」です。
- 対談:九段理江×伊舎堂仁「プールは時間を歪ませる」
- インタビュー:長嶋有「助手席発、プール行き」
- ルポ:畠山丑雄「川のほとりで」
- 短文:原宿「思い切って黄色いキャップを」
- エッセイ&プレイリスト:小原晩「泳げる気がする」、佐佐木陸「鶴ヶ島海洋センター」
さらに今号の創作作品は古川真人「わたしが/を住む夢」と沼田真佑「葡萄畑」が収録されています。対談では松尾スズキ×羽田圭介「われら引越し魔」があり、書評では入江哲朗によるクエンティン・タランティーノ『おれの映画人生』評「タランティーノとシネフィリア」、著者&監督インタビューには沖田修一による『さとこはいつも』「三人の「さとこ」と一人の女性」が掲載されています。
連載・エッセイ・図書室など誌面を構成するその他の項目
本号には連載の完結や継続記事、エッセイ群、詩歌などが多数掲載されています。連載陣や今月のエッセイ掲載者、文學界図書室の書評まで含め、誌面全体のバランスがとられています。
主要な掲載項目は次の通りです。連載完結として小林信彦×小林泰彦「和菓子屋の兄弟」、今月のエッセイに藪前知子「アリランを歌う場所」、チヒロ・オオダテ「説得」、西田悠哉「奪うより与えよう」、MINAMO「√裸」などがあります。窓辺よりは鶴見昂「間違えていくレシピ」、詩歌は三角みづ紀「うつろい」が掲載されます。
- 連載(一部抜粋)
- 江國香織×金原ひとみ 往復書簡 第3回
- 下西風澄 計算と霊性 第4回
- コナリミサト 酩酊クラフト 第5回
- 濱野ちひろ 回復について 第9回
- 三好愛 そもそもすむすむ 第9回
- 上田岳弘 美しい人 第10回
- 斧屋 不完全なものにとってのparfait 第12回
- 松浦寿輝 谷中 第17回
- 渡辺祐真 世界文学の大冒険 第18回
- 鈴木涼美 小さなひと 第21回
- 東畑開人 贅沢な悩み 第26回
- 松浦寿輝 遊歩遊心 第85回
- 武内佳代・小澤裕之 新人小説月評
- 文學界図書室(書評)
- 上田岳弘『ノー・ファンタジー』(星野真志)
- 八木詠美『アンチ・グッドモーニング』(倉本さおり)
- 村司侑『ソリティアおじさんがいた頃』(酒井信)
- 阿部公彦『父たちのこと―― 一九四四年のクラスメイト』(城戸久枝)
誌面の要点を整理したまとめ表
以下の表は、本号の主要情報と特集の要点を項目ごとに整理したものです。雑誌購入や参照の際の一覧として利用できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 雑誌名 | 『文學界』2026年10月号 |
| 出版社 | 株式会社文藝春秋 |
| 発売日 | 2026年9月7日(月) |
| 刊行時間(リリース時刻) | 2026年9月7日 06時00分(プレスリリース発表) |
| 判型 | A5判 |
| 価格 | 紙版:1200円(税込)/電子版:1,100円(税込) |
| 表紙画 | 守山友一朗 |
| 主要特集 | 「小川洋子 芥川賞選考委員の軌跡」/「鴻池留衣とは誰か?」(映画『本当にあった話(の話)』公開記念)/「文学者はプールがお好き」 |
| 収録創作(主なもの) | 鴻池留衣「A Deeper Understanding」/古川真人「わたしが/を住む夢」/沼田真佑「葡萄畑」 |
| 主な対談・鼎談 | 鴻池留衣×水上恒司×武井佑吏(鼎談)/鴻池留衣×尾崎世界観/九段理江×伊舎堂仁/松尾スズキ×羽田圭介 他 |
| 書評・その他 | タランティーノ『おれの映画人生』書評(入江哲朗)/文學界図書室の各書評など |
| 書誌情報URL | https://books.bunshun.jp/ud/book/num/49120770710662026 |
以上がプレスリリースに記された『文學界』2026年10月号の全掲載項目と仕様の整理です。誌面の各記事は特集テーマに即して多角的な論考・創作が収められており、特に小川洋子の芥川賞選考、鴻池留衣を巡る映画化議論、そして「プール」を巡る文学的考察が主要な読みどころとして提示されています。