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磐田で育てるAXアーキテクト実証の成果と12/11報告会

報告会(磐田市役所)

開催日:12月11日

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報告会(磐田市役所)
AXアーキテクトって何なの?
AIの単なる操作者ではなく、AIで事業や組織そのものを変えられる人材のこと。現場の一次情報(Primal Intelligence)をAX領域に注入して、実務で使える成果物を作り出す役割です。
今後の予定はどうなってるの?
2026年9月〜11月に参加企業1社へ隔週で約3か月の伴走支援を実施し、成果をまとめる報告会を2026年12月11日に磐田市役所で開催。以降、実証結果を他地域へ展開する予定です。

磐田市とAlphaDriveが実施した「AXアーキテクト育成プログラム」とは

2026年8月25日(火)・26日(水)、静岡県磐田市の磐田商工会議所で、株式会社アルファドライブ(以下、AlphaDrive)による地域共創事業「AlphaDrive REGION」と磐田市が共同で「AXアーキテクト育成 実証プログラム」を実施しました。プログラムは2日間で構成され、市内企業および磐田市職員ら合計14名が参加しました。市長である草地博昭氏も参加者として2日間を通じて実務に取り組んでいます。

本プログラムは、令和8年7月8日に磐田市とAlphaDriveが締結した「地域AXの推進及びAXアーキテクト育成に関する連携協定」の第一弾となる実証です。実証結果を踏まえ、2026年9月から11月にかけて参加企業のうち1社に対して約3か月の伴走支援を行い、2026年12月11日に磐田市役所で報告会を開催するスケジュールが明示されています。

【磐田市×AlphaDrive】「AXアーキテクト育成プログラム」を実施。市長を含む14名が2日間で全員、自社業務の成果物を形に。9月から市内1社への3か月伴走支援へ 画像 2

実施の基本データ

プログラムの基本情報を整理します。主催は磐田市および株式会社アルファドライブ、会場は磐田商工会議所、参加者は14名で構成されました。講師陣としてはAlphaDriveの代表取締役社長 兼 CEO 兼 CAXOの麻生要一氏、アクセラレーション事業部 PROTOTYPE STUDIO スタジオ長の安部和晃氏、グループ執行役員の宇都宮竜司氏が名を連ねています。

プログラム名
AXアーキテクト育成 実証プログラム
日程
2026年8月25日(火)・26日(水)
会場
磐田商工会議所(静岡県磐田市)
参加者内訳
精密板金メーカー、建設会社、プロラグビークラブ、ばね製造会社、商工団体、磐田市職員6名など合計14名
講師
麻生要一、安部和晃、宇都宮竜司(以上、AlphaDrive)

プログラムの実施レポートや磐田市のAXビジョン等の関連資料は、AlphaDrive REGIONの実施レポートページや磐田市公式ページに掲載されています(実施レポート磐田市AXビジョン2030)。

【磐田市×AlphaDrive】「AXアーキテクト育成プログラム」を実施。市長を含む14名が2日間で全員、自社業務の成果物を形に。9月から市内1社への3か月伴走支援へ 画像 3

“AXアーキテクト”とは何か──領域分けと育成手法

本プログラムで育成対象とする「AXアーキテクト」は、単にAIの操作に習熟した人材ではありません。AIを用いて事業や組織の仕組みそのものを変革できる人材を指します。AlphaDriveは業務を3つの領域に分ける枠組みを提示しました:AX Area、DX Area、Human Areaです。

それぞれの領域は次のように定義されます。AX AreaはAIでゲームチェンジが起こせる業務領域(調査・分析、提案書や見積の文書作成、図面や写真処理、デザイン制作など)。DX Areaはデジタル化・効率化で整理すべき領域。Human Areaは顧客との関係構築や経営会議での合意形成、利害調整といった、人にしか担えない領域です。

【磐田市×AlphaDrive】「AXアーキテクト育成プログラム」を実施。市長を含む14名が2日間で全員、自社業務の成果物を形に。9月から市内1社への3か月伴走支援へ 画像 4

Primal Intelligenceと役割分担

Human Areaには、現場でしか得られない超一次情報(Field Intelligence)と、異分野から取り入れる情報(Crazy Intelligence)を合わせたPrimal Intelligenceが存在すると説明されました。Primal IntelligenceはAX Areaに注入されて初めて、その企業固有のAI出力(=実務に使える成果物)になります。

そのため講義中心の座学ではなく、参加者が自らテーマを決め、試行錯誤しながら手を動かす時間の比率を高める構成になっていました。講師は補助や判断の基準提示を行い、最終的な判断やテーマ決定は人が行います。

  1. 領域分割の明確化(AX/DX/Humanの3分類)
  2. Primal Intelligenceの獲得と注入手法の実践
  3. 参加者主体のハンズオンワークで実成果を作る
【磐田市×AlphaDrive】「AXアーキテクト育成プログラム」を実施。市長を含む14名が2日間で全員、自社業務の成果物を形に。9月から市内1社への3か月伴走支援へ 画像 5

2日間で形にした成果と参加者の反応

プログラム終了時点で、参加者14名全員が自社・自庁の業務を対象にした成果物を少なくとも一つ形にしました。2日目午後の共有会には、コーポレートサイト、業務アプリ、報告資料、交付金申請支援システムといった多様な成果物が並び、各参加者は異なるアプローチで具体的な成果を持ち帰っています。

参加者の感想としては、「AIをただ触るだけでなく、ホームページ作成やアプリ、報告資料まで実際に作れる」といった驚きや、「できないと思っていたデザイン業務が簡単にできるようになった」といった声が挙がりました。これらは、単純な効率化ではなく業務の質そのものに影響を与える“非連続”の手応えを示しています。

【磐田市×AlphaDrive】「AXアーキテクト育成プログラム」を実施。市長を含む14名が2日間で全員、自社業務の成果物を形に。9月から市内1社への3か月伴走支援へ 画像 6

草地博昭市長の取り組みと成果の一例

草地市長は講義を受け、ワークに参加し、自身でAIを操作して成果物を作成しました。市長が作成した成果は「災害対策本部シナリオシステム」で、首長がどこにいても災害時の対応を想定して使える災害対応シミュレーターです。

自治体首長が方針を語るだけでなく、同じ時間・同じ物差しで企業と共に手を動かした点が、今回の実証における重要な示唆になっています。行政側と地域企業が同じ場で具体的な成果を作ることの意味が改めて確認されました。

アンケート結果と参加者の具体的アクション

終了後のアンケート(回答14名)では、全日程に参加した13名の総合満足度が5点満点で4.92と高評価でした。数値に加えて重要なのは、14名全員が「翌日以降に行う業務名」を具体的に挙げていた点です。

  • 交付金申請支援システムの開発
  • コーポレートサイトの刷新
  • 相談カルテの効率化
  • 外部に委託しているサービスの内製化

参加者からの要望としては、実践量の増加、他社事例の拡充、テーマを絞った深掘り、活用指針や仕様書の整備、セキュリティ説明、そして継続教育の場としての「AX大学」のような仕組みづくりが多数挙がりました。要望は「足りなかった」ではなく「続きをやりたい」という積極的なものが中心でした。

実証の位置づけ、今後の予定と関連資料

今回の取り組みはあくまで実証です。2日間で示した骨組み(領域分け、100倍を物差しとするテーマ選定、1テーマに絞る、2周回して深める、3点セットで発表する)は業種や自治体規模に依存しない手法として整理されています。AlphaDrive REGIONはこの実証を手がかりにプログラム中身を改良し、他地域へ展開する予定です。

具体的な今後のスケジュールは以下の通りです。2026年9月〜11月に参加企業1社へ隔週で約3か月の伴走支援を実施し、2026年12月11日に磐田市役所で報告会を開催します。2026年12月以降に実証結果の総括を行い、他地域への展開を予定しています。

項目 内容
伴走支援期間 2026年9月〜11月(隔週・約3か月、対象は参加企業のうち1社)
報告会 2026年12月11日(磐田市役所)
総括と展開 2026年12月以降に実証結果を総括し、他地域への展開を進める

関連資料・参考リンクはAlphaDrive REGIONおよび関連ホワイトペーパー、AXアーキテクト養成講座のページが公開されています。以下のリンクから詳細を確認できます:実施レポート(https://region.alphadrive.co.jp/news/iwata-ax)、地域AX特設ページ(https://region.alphadrive.co.jp/chiiki-ax)、ホワイトペーパー(地域AX。AXアーキテクトの実装論)、AXアーキテクト養成講座(https://axfr.ai/course)、AlphaDrive REGION(https://region.alphadrive.co.jp/)、株式会社アルファドライブ(https://corp.alphadrive.co.jp/)。

問い合わせ先は株式会社アルファドライブ広報(https://corp.alphadrive.co.jp/contact/)に設定されています。

AlphaDrive REGIONの位置づけ

AlphaDrive REGIONは地域創生・地域経済政策の領域で自治体や議員、地域企業と連携し、企業誘致、産業振興、人材育成に取り組んでいます。コンサルティングにとどまらず、自ら地域で事業を実施する実装主体として30都道府県での活動実績があり、アルファドライブ地域経済研究所を通じて政策提言や研究も行っています。

今回の実証は、AI時代における地域経済政策を「地域AX」と再定義し、地域内でAXアーキテクトを育成して定着させる試みの一環です。地域に残る実践的人材を育てることが目的のため、継続的な学びの場や実践機会の整備が重要な要素として参加者から求められています。

今回の実証プログラムの要点まとめ

以下の表は、本記事で触れた主要事項を整理したものです。プログラム名や日程、参加者構成、講師、成果物の種類、満足度、今後のスケジュール、関連リンクを網羅しています。

項目 要点
プログラム名 AXアーキテクト育成 実証プログラム
実施日 2026年8月25日(火)・26日(水)
会場 磐田商工会議所(静岡県磐田市)
参加者 合計14名(精密板金メーカー、建設会社、プロラグビークラブ、ばね製造会社、商工団体、磐田市職員6名等)
講師 麻生要一、安部和晃、宇都宮竜司(AlphaDrive)
主催 磐田市/株式会社アルファドライブ
主要成果物 コーポレートサイト、業務アプリ、報告資料、交付金申請支援システム、災害対策本部シナリオシステム(市長作成)など
参加者満足度 全日程参加者13名の総合満足度 4.92/5
フォローアップ 2026年9月〜11月:参加企業1社への伴走支援(隔週・約3か月)/2026年12月11日:報告会(磐田市役所)/2026年12月以降:総括・他地域展開
関連リンク

以上が2026年8月に磐田市で実施されたAXアーキテクト育成プログラムの概要と実施結果の整理です。実証の結果は、地域内でAXアーキテクトを育成し定着させるための手法検証としてまとまりつつあり、今後の伴走支援や報告会、地域展開を通じてさらに具体的な実装へとつながる見通しです。