土浦日大の謎解き入試、効果と出願日程を解説
ベストカレンダー編集部
2026年9月9日 20:46
令和8年度謎解き入試
開催期間:9月9日〜10月7日
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謎解きで選ぶ新たな入試のかたち — 土浦日本大学中等教育学校とRIDDLERの協働
謎解きクリエイター集団RIDDLER(リドラ)と土浦日本大学中等教育学校が共同で実施する「謎解き入試」は、今年で3回目の実施が決定しました。単なる学力検査だけでは測りにくい、発想力や試行錯誤力、協働して課題に取り組む力といった資質を評価することを目的に設計された入試です。
制作を担当するRIDDLER株式会社は、東京大学出身のクリエイターを中心に設立され、代表に松丸亮吾を迎える謎解きクリエイター集団です。地頭力を育てるひらめき学習塾「リドラボ」も運営しており、謎解きという手法を教育に結びつける取り組みを展開しています。
入試の基本構成と評価の視点
本入試は大きく分けて「個人パート」と「協力パート」の二部構成となります。個人パートでは一人で問題に挑戦し、思考力やひらめき、粘り強さを評価します。協力パートはチームでの課題解決を通じて、コミュニケーションや役割分担、相互協働の姿勢を観察する構成です。
協力パートは複数の観点から評価され、受験生が周囲とどのように関わるか、主体的に動く力、他者と信頼関係を築く力などが重視されます。出題の狙いは、教科の枠を越えた主体的な学びを評価することにあります。
- 個人パート:一人での謎解きに挑戦(思考力・ひらめき・粘り強さを評価)
- 協力パート①:チームでの初期課題(協働の基本行動を観察)
- 協力パート②:より高度なチーム課題(リーダーシップ・役割遂行を評価)
入学後に見られる成長 — 学年主任らの声
過去2年間の「謎解き入試」を経て入学した生徒たちについて、学年主任らからは共通して前向きな評価が寄せられています。学内でのコミュニケーションの取り方や学習姿勢、部活動や学校行事での振る舞いにおいて、入試で重視された能力が生きているとの報告があります。
ここでは1年生主任と2年生主任、そして入試統括担当のそれぞれの観察を紹介します。原文の趣旨を保ちながら、具体的な行動や成果を明示します。
1学年主任の観察
1学年主任は、謎解き入試を通じて入学した生徒に「グループで協力して取り組むところに良さを感じている」と語っています。入学後も人とのコミュニケーションを取る力が伸びており、部活動でも周囲をよく見て自分なりに考えて行動する印象があると述べられています。
さらに、謎解きで必要となるひらめきや思考法が普段の学習にも活かされている場面があり、謎解き入試合格後に上位の特待を目指して努力し、好成績を残した生徒もいると報告されています。
- 1学年主任(要旨)
- 「謎解き入試は、グループで協力して取り組むところに良さを感じています。入学後も、人とのコミュニケーションを取る力が伸びているように感じます。部活動でも周りをよく見て自分なりに考えて行動している印象です。謎解きで必要になるひらめきや考え方が、普段の勉強にも生きていると感じる場面があります。謎解き入試で合格したあとも、より上位の特待を目指して勉強を続け、好成績を残した生徒もいました。」
2学年主任の観察
2学年主任は、入学後の生徒に主体性やリーダーシップが見られる点を指摘しています。与えられた課題に粘り強く取り組み、自己表現力や主体性を言葉や行動で示す生徒が多く、授業や学校行事でも積極的に役割を引き受ける姿が見られるとのことです。
加えて、周囲と信頼関係を築きながら集団の中心となって活動する生徒、状況に応じて声をかけメンバーをまとめる生徒もおり、スポーツやその他の活動にも意欲的に取り組んで目標に向かって努力を継続している事例が挙げられています。
- 2学年主任(要旨)
- 「与えられた課題に対して粘り強く取り組み、着実に力を伸ばしている生徒が多いと感じています。特に、自分の考えを言葉や行動で表現する力があり、授業や学校行事でも積極的に発言したり、自ら役割を引き受けたりする姿が見られます。また、周囲とのコミュニケーションを取りながら信頼関係を築き、集団の中心になって活動する生徒もいます。自己表現力や主体性、リーダーシップ、継続して努力する力といった強みを生かしながら、今後さらに成長してほしいと思っています。」
入試担当の見解と学校での謎解きの広がり
入試の統括を担当する教員は、2年間の実施のなかで外部からの認知度が高まった点と、入試成績と通常の学力成績に相関が見られた点を挙げています。初年度は主に謎解きファンの間で知られていたものの、実施を重ねるにつれて周囲の学校や塾から「謎解き入試をやっている学校」として認識される機会が増えたと述べています。
入試担当は、謎解き入試で上位成績を収めた生徒に共通して「試行錯誤を躊躇せず、考えることに前向きである」点が見られると指摘しています。数学で規則性を見抜いたり、解法をひらめいたりする発想力を授業内でも発揮している例があるということです。
課外活動としての「謎解き課外」
入試での取り組みは、学校内の課外活動にも波及しています。昨年度から放課後に週1回の「謎解き課外」を開始し、参加者は昨年度の約5名から今年度は約20名近くに増加しました。1年生の参加も多く、幅広い学年で関心が高まっています。
今後は単に謎を解くだけでなく、生徒自身が謎を制作してコンテストに出品するなど、よりクリエイティブな活動に発展させる計画が示されています。学校内での実践を通じて、入試で評価する能力を育成する取り組みが継続的に行われています。
令和8年度の出願期間と試験日時、関連リンク
今年度の「謎解き入試」は引き続き実施されます。出願期間や試験日時などの公式な日程は以下のとおりです。募集要項や出願方法の詳細は学校のホームページで案内されています。
- 出願期間:令和8年9月9日(水)〜10月7日(水)
- 試験日時:令和8年10月11日(日)9:30〜
詳細な募集要項や出願申請の手順、入試要項のダウンロードは土浦日本大学中等教育学校の公式ページを参照してください。関連リンクは以下に示します。
入試は教科の枠を越えた多角的な評価を目指すものであり、謎解きで発揮される力が生徒の学校生活や学業に好影響を与えているという観察が複数の教員から示されています。
要点の整理:今回の記事で触れた事項の一覧
以下の表は、本稿で紹介した情報を項目別に整理したものです。入試日程や構成、制作団体や学校側の観察、課外活動の状況などを一目で確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施校 | 土浦日本大学中等教育学校 |
| 制作・協力 | 謎解きクリエイター集団 RIDDLER(リドラ)株式会社(代表:松丸亮吾)。「リドラボ」運営。 |
| 実施回数 | 今年で3回目の実施 |
| 入試構成 | 個人パート(個人での謎解き)・協力パート(チーム課題:協力パート①、協力パート②) |
| 教員の評価(要旨) | コミュニケーション力、主体性、リーダーシップ、継続力、試行錯誤する姿勢などが入学後に見られる |
| 課外活動 | 週1回の「謎解き課外」を実施。参加者は昨年度約5名→今年度約20名近くに増加。今後は生徒制作やコンテスト参加も想定。 |
| 出願期間 | 令和8年9月9日(水)〜10月7日(水) |
| 試験日時 | 令和8年10月11日(日)9:30〜 |
| 関連リンク | https://www.tng.ac.jp/sec-sch/howtoapply/yoko/nazotoki.html |
本稿では、RIDDLERと土浦日本大学中等教育学校が共同で行う「謎解き入試」の目的、構成、入学後の生徒の様子、教員の評価、課外活動としての展開、そして令和8年度の出願・試験日程を整理して紹介しました。入試に関する詳細や募集要項は学校の公式案内を必ず確認してください。