アストンマーティン×ブラフ、AMB002は2027年7月納車
ベストカレンダー編集部
2026年9月10日 08:07
AMB002ロードスター発表 | 開催日:7月1日
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アストンマーティンとブラフシューペリアが公道へ持ち込んだ新たな1台
2026年9月9日18時19分、英国ゲイドンを拠点としてアストンマーティンとブラフシューペリアが共同で開発した初の公道走行可能モデル「AMB 002 Roadster」を発表しました。これにより両社は、2019年と2022年に発表したサーキット専用スーパーバイク「AMB 001」「AMB 001 Pro」の流れを受け継ぎ、ラインアップを公道モデルへと拡張しています。
発表文によれば、AMB 002は両ブランドの長年にわたる協業の結実であり、デザイン、イノベーション、クラフトマンシップ、希少性を融合した限定生産モデルです。限定生産台数は300台に限定され、受注は既に開始されており、デリバリーは2027年第3四半期から順次行われる予定です。プレスキットや関連素材は提供されているダウンロードリンク(https://we.tl/t-J8K8gfDncKrDBoYi)から入手可能です。
外観と素材が描く「走る彫刻」——デザインとクラフトマンシップの要点
AMB 002は流麗なラインとコンパクトなプロポーションを特徴とし、精巧で彫刻的なカーボンファイバー製ボディパーツを採用しています。デザインはライダーを中心に据えたスポーツ志向で、空力性能と身体との一体感を重視したフォルムが随所に見て取れます。
外観の特徴として、三日月型の吸気口や低く配置されたミラーとワイヤーステー、アストンマーティンのサイドストレーキを再解釈したサイドフェアリングへと貫く形状などが挙げられます。楕円形のツインエキゾーストにはVanquish、DB12 S、DBX Sを想起させるリブ付きヒートシンクが備わり、リアにはVulcan、Valkyrie、Valhallaと同様のライトブレードが配置されています。
内装・仕上げと機能装備
AMB 002にはキーレス機能やバックライト付きイグニッションボタンが採用され、シートパッドは手作業で仕上げたサドルレザーを使用しています。これらはアストンマーティンのロードカーに見られるラグジュアリーとクラフトマンシップをバイクに落とし込んだ要素です。
外装素材としてはカーボンファイバー製のフューエルタンクとサイドフェアリングを採用し、磨き上げられた流麗なフォルムが特徴的です。外観と機能の調和を重視した造形により、ライダーが伏せた状態でも自然に身体に寄り添い、優れたエアロダイナミクスと一体感あるライディングを実現します。
- ボディ素材:カーボンファイバー(フューエルタンク、サイドフェアリング等)
- 仕上げ:手仕上げのサドルレザー、バックライト付きイグニッション
- デザイン要素:三日月形吸気口、低ミラーワイヤーステー、サイドストレーキの再解釈
心臓部とシャシー:ゼロから設計されたパワートレインと骨格
AMB 002は既存部品の流用を行わずゼロから開発されたビスポークプロジェクトであり、心臓部には新設計の1083cc 4ストローク水冷Vツインエンジンを搭載します。このエンジンは最高出力130bhp、最大トルク110Nmを発揮し、ローおよびミドルレンジで力強いトルクを供給しつつ、高回転域まで滑らかに回るようにチューニングされています。
エンジンの設計・機械加工・組立はフランス・トゥールーズのブラフシューペリア本社で行われ、削り出しアルミニウムを精密CNC加工した美しいエンジンケースを採用しています。航空宇宙産業級のプロセスと素材を扱うブラフシューペリアならではの手法が反映されています。
フレームと重量配分
フレームはチタン製で、ソリッドビレットを加工して製造される構造を採用。フレームは車体の背骨部分を形成し、わずか5kgという軽量さを実現します。この軽量フレームが50:50の理想的な重量配分を可能にし、車両全体のバランスと俊敏性を高めています。
車体全体はカーボンファイバー製のボディパネルと燃料タンクによって重心を極めて低く設定され、総重量はわずか190kgです。低い重心と集中した質量により、バランス、旋回性、レスポンスに優れた走行特性が確保されています。
- エンジン
- 1083cc 4ストローク水冷Vツイン(最高出力130bhp、最大トルク110Nm)
- フレーム
- チタン製ソリッドビレット加工、重量約5kg、50:50重量配分達成
- 車両重量
- 約190kg(カーボンファイバー製パネルと低重心設計)
サスペンション、ドライビング特性、販売体制とブランドの背景
フロントサスペンションにはブラフシューペリアが得意とするダブルウィッシュボーン方式の「Fior式フォーク」を採用しています。従来のテレスコピックフォークに伴う妥協点を回避する設計で、ステアリングとブレーキングの力を分離しつつ、フロントエンドの高精度なコントロールを維持します。
AMB 002はAMB 001 Proのために開発されたシステムを進化させ、高速コーナーでの安定性、俊敏なステアリング精度、ブレーキング時のアンチダイブ特性といった点で高い評価を得られる設計です。これによりライダーは安心感のあるコントロールと俊敏性を同時に享受できます。
販売・生産・受注情報
AMB 002はハンドビルトによる限定生産で、世界で300台のみの個別生産に限定されます。受注はすでに開始されており、納車開始は2027年第3四半期を予定しています。生産の性質上、大量生産は行わず、各車両は高い水準の素材と製造工程を経て仕上げられます。
アストンマーティン側のコメントやブラフシューペリア側のコメントも発表資料で紹介されています。アストンマーティンのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサー、マレク・ライヒマンはAMB 002を「彫刻的で本能に訴えるマシン」と位置付け、ライダーとコレクター双方に訴求すると述べています。一方、ブラフシューペリア代表のティエリー・アンリエットは、デザインとライディングの両面で唯一無二であると強調し、軽量で精密な車体と新型エンジンの結合による高揚感を語っています。
ブランドの系譜と製造拠点
ブラフシューペリアは1919年にジョージ・ブラフにより英国ノッティンガムで創業され、1920年代には記録挑戦者やジェントルマンライダーに愛用された高級ブランドでした。T.E.ロレンス(アラビアのロレンス)はブラフシューペリアの著名な愛好家であり、同ブランドは2013年にティエリー・アンリエットによって復興されました。現代のブラフシューペリアは仏トゥールーズでエンジンを製造し、限定生産のプロセスで高精度なモーターサイクルを生み出しています。
アストンマーティンは1913年創業の英国のラグジュアリーブランドで、ゲイドンを拠点にスポーツカーを設計・製造しています。同社はVantage、DB12、Vanquish、DBX、Valhallaなどのモデルを展開し、サステナビリティ戦略「Racing.Green.」のもとで多様な駆動系の研究にも取り組んでいます。アストンマーティンは世界50か国以上で販売され、ラゴンダやフォーミュラ1活動などの取り組みでも知られるブランドです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年9月9日 18:19(英国ゲイドン発表) |
| モデル名 | AMB 002 Roadster |
| 台数 | 限定300台(個別ハンドビルト生産) |
| 受注開始 | 発表後(プレスリリース時点で受注開始) |
| デリバリー開始 | 2027年第3四半期予定 |
| エンジン | 新設計 1083cc 4ストローク水冷Vツイン(Toulouseで設計・加工・組立) |
| 最高出力 / 最大トルク | 130bhp / 110Nm |
| 車両重量 | 約190kg(軽量カーボン採用) |
| フレーム重量 | 約5kg(チタン製ソリッドビレット加工) |
| 重量配分 | 50:50(最適化された重量配分) |
| 主な素材・部品 | カーボンファイバー(ボディ/タンク)、チタンフレーム、削り出しアルミエンジンケース、手仕上げサドルレザー |
| サスペンション | ダブルウィッシュボーン(Fior式フォーク、AMB 001 Proから進化) |
| 特徴的要素 | 三日月型吸気口、低ミラーワイヤーステー、楕円ツインエキゾースト(リブ付きヒートシンク)、リアライトブレード、キーレス、バックライトイグニッション |
| ダウンロード資料 | https://we.tl/t-J8K8gfDncKrDBoYi |
AMB 002 Roadsterは、両ブランドの技術とデザイン哲学を公道向けに結び付けたモデルとして位置付けられます。限定300台という希少性、ゼロからのビスポーク開発、航空宇宙的な加工技術の導入、そしてアストンマーティンのラグジュアリー表現が組み合わさり、ライダーとコレクター双方に向けた独自の価値提案がなされています。本稿では発表資料に基づき主要な仕様、設計思想、背景情報を整理しました。
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