第1回KADOKAWA WORLD MANGA CONTEST授賞式で受賞6組発表
ベストカレンダー編集部
2026年9月10日 18:41
第2回募集期間
開催期間:9月7日〜2月28日
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世界118の国と地域から集まった国際漫画賞の全体像
2026年9月7日、株式会社KADOKAWAが主催する第1回「KADOKAWA WORLD MANGA CONTEST」の授賞式が東京・神楽座で開催されました。本社は東京都千代田区にあり、主催者として国内外の漫画クリエイター発掘と支援を目的に実施された本コンテストは、プロを目指す作者を対象に世界規模での出会いを生み出す場として位置づけられています。
本コンテストには、2025年11月28日から2026年3月31日までの応募期間に、世界118の国と地域から合計1,959作品の応募がありました。今回は従来のワードレス作品に加え、セリフを含む一般の漫画作品を対象とする「漫画部門」を新設し、より幅広い作品とクリエイターの発掘を目指して規模を拡大した点が特徴です。
応募状況と審査の規模
応募総数は1,959作品で、最終選考まで残った作品だけでも300作品を超えるなど、審査は非常に白熱したものとなりました。審査は国内外の編集スタッフや専門家によって実施され、技術的評価だけでなく、オリジナリティやエンタテインメント性も重視されました。
KADOKAWA 海外マンガ編集部 編集長の瀬川昇は、最終選考を振り返って「受賞作には『一目見ただけで、その人の作品だとわかるオリジナリティ』があった」と総括しました。技術は今後磨けるが、その人にしかない表現は既に備わっている、という審査の基準が述べられています。
- 応募期間
- 2025年11月28日~2026年3月31日
- 応募総数
- 1,959作品
- 参加国・地域
- 118の国と地域
- 応募部門
- 漫画部門、ワードレス漫画部門
- 賞金
- 金賞 10,000 USD、銀賞 5,000 USD、銅賞 3,000 USD
- 公式サイト
- https://kadokawaworldmanga.com/contest/jp/
授賞式の舞台と当日の進行
授賞式は主催者代表としてKADOKAWA コミック・ライトノベル事業グループ担当執行役員の渡辺啓之が挨拶を行い、第1回コンテストの手応えや受賞作品への評価を述べました。続いてKADOKAWA 執行役 Chief Global Officerの泉水敬が表彰のプレゼンターを務め、トロフィーの授与が行われました。
当日はベトナム、台湾、フランス、スイスの受賞者6組が登壇し、各受賞者は受賞の喜びや作品に込めた思い、今後の抱負を壇上で語りました。授賞式の終盤には瀬川昇が審査を振り返り、受賞者へ期待を寄せる総括の挨拶を行っています。
登壇者とメディア取材の流れ
授賞式では部門ごとの銅賞・銀賞・金賞の発表が順に行われ、受賞者登壇、トロフィー授与、受賞スピーチという流れで進行しました。プレゼンターや主催者からのコメントが挟まれ、式典としての形式も整えられました。
式の後、漫画部門で金賞を受賞したSyo.Era、銀賞のShinamori、ワードレス漫画部門で金賞を受賞したEli Linの3組がメディアの囲み取材に応じ、それぞれ応募のきっかけや今後の制作方針などを語っています。受賞者は現在、KADOKAWAの担当編集者と今後の作品制作に向けた具体的な話し合いを進めています。
- 開催日: 2026年9月7日(月)
- 会場: 神楽座(東京都千代田区)
- 主催: 株式会社KADOKAWA
- 登壇者例: 泉水敬、渡辺啓之、瀬川昇、受賞者6組
受賞者の言葉と作品の特徴
授賞式での受賞スピーチや囲み取材では、受賞者それぞれが作品制作に至る経緯や、受賞を契機とした今後の意欲を語りました。受賞者にはベトナム、台湾、フランス、スイス出身の6組がおり、各国の背景や制作スタイルの違いが作品に反映されています。
受賞結果は「漫画部門」「ワードレス漫画部門」の2部門で金賞・銀賞・銅賞が決定され、受賞作品には賞金のほか、KADOKAWAの担当編集者による制作サポートや日本での授賞式招待などの特典が付与されます。
漫画部門の受賞者と作品
漫画部門の金賞はSyo.Era(ベトナム出身)の作品『Cry or the witch will come』が受賞しました。金賞受賞者は授賞式で「まさか自分が、受賞者としてこうして日本にいる日が来るとは想像もしていませんでした」と語り、今後も読者の心に届く物語を創作し続けたいと述べました。
同部門の銀賞はShinamori(フランス出身)の『Deus sniper』、銅賞は2AM Productions(スイス出身)の『START AT NULL』が受賞しています。Shinamoriは日本の漫画から受けた影響として『バクマン。』を挙げ、原作と作画を分担する制作スタイルへの関心を述べました。
| 部門 | 賞 | 作品名 | 作者 | 出身 |
|---|---|---|---|---|
| 漫画部門 | 金賞 | Cry or the witch will come | Syo.Era | ベトナム |
| 漫画部門 | 銀賞 | Deus sniper | Shinamori | フランス |
| 漫画部門 | 銅賞 | START AT NULL | 2AM Productions | スイス |
ワードレス漫画部門の受賞者と作品
ワードレス漫画部門の金賞はEli Lin(台湾出身)の『Cells Within the Body.』が受賞しました。Eli Linはスピーチで、台湾文化部の支援がきっかけで創作の道が開けたことを振り返り、受賞は作品が言語や地域を越えて伝わる機会になったと述べています。
同部門の銀賞はLight Comic Studio(ベトナム出身)による『BOW』、銅賞はMurJi(台湾出身)の『ひとくじ』が受賞しました。Light Comic Studioは感情は翻訳を必要としないという信念でセリフなしの物語を描いたことを語り、MurJiは読者の心に寄り添う作品づくりへの思いを語りました。
| 部門 | 賞 | 作品名 | 作者 | 出身 |
|---|---|---|---|---|
| ワードレス漫画部門 | 金賞 | Cells Within the Body. | Eli Lin | 台湾 |
| ワードレス漫画部門 | 銀賞 | BOW | Light Comic Studio | ベトナム |
| ワードレス漫画部門 | 銅賞 | ひとくじ | MurJi | 台湾 |
編集者のサポート体制と第2回コンテストの募集要項
受賞者は現在、各担当編集者と次の作品制作に向けた具体的な話し合いを進めています。囲み取材に同席した担当編集者は、日本の漫画制作のノウハウを伝えながら対話を重ね、作家それぞれの個性を引き出していきたいと述べています。編集者と作家の協働で、国内外の読者に届く作品を目指す方針です。
授賞式の最後には、KADOKAWA側から第2回「KADOKAWA WORLD MANGA CONTEST」の開催が発表されました。第2回は2026年9月7日から2027年2月28日まで応募を受け付け、より多様な言語での応募や努力賞の導入などが発表されています。
第2回の募集要項の要点
第2回の募集期間は2026年9月7日から2027年2月28日で、応募部門は引き続き漫画部門とワードレス漫画部門が設けられます。漫画部門については日本語・英語・スペイン語・フランス語・中国語(繁体字)のいずれかで応募可能で、ワードレス漫画部門は言語を問わず応募できます。
応募資格はプロ・アマ、国籍、年齢を問わず、個人・チーム・法人いずれも応募可能です。未成年者は保護者の同意が必要となります。賞金は第1回と同様に金賞10,000 USD、銀賞5,000 USD、銅賞3,000 USDに加え、努力賞300 USDが設けられます。受賞特典として日本で開催する授賞式への招待や、連載デビューに向けたKADOKAWAの担当編集者によるサポートがあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 第1回応募総数 | 1,959作品(世界118の国と地域) |
| 第1回開催日 | 授賞式 2026年9月7日、プレスリリース 2026年9月10日 |
| 会場 | 神楽座(東京都千代田区) |
| 主催 | 株式会社KADOKAWA |
| 受賞作品(漫画部門) | 金賞: Cry or the witch will come(Syo.Era、ベトナム)/銀賞: Deus sniper(Shinamori、フランス)/銅賞: START AT NULL(2AM Productions、スイス) |
| 受賞作品(ワードレス漫画部門) | 金賞: Cells Within the Body.(Eli Lin、台湾)/銀賞: BOW(Light Comic Studio、ベトナム)/銅賞: ひとくじ(MurJi、台湾) |
| 第2回募集期間 | 2026年9月7日~2027年2月28日 |
| 第2回賞金 | 金賞 10,000 USD、銀賞 5,000 USD、銅賞 3,000 USD、努力賞 300 USD |
| 公式サイト | 日本語: https://kadokawaworldmanga.com/jp/ 英語: https://kadokawaworldmanga.com 他多言語あり |
この記事では第1回「KADOKAWA WORLD MANGA CONTEST」の開催概要、授賞式の進行、受賞者と各部門の結果、編集者による支援体制、そして第2回の募集要項までを整理しました。受賞者の発言や審査員の総評も含め、開催の意図と今後の取り組みが具体的に伝わるようにまとめています。