9月30日開幕|脱フッ素を支える次世代素材が幕張に集結

第17回 高機能素材Week

開催期間:9月30日〜10月2日

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第17回 高機能素材Week
脱フッ素って具体的にいつから何が変わるの?
欧州では一部PFASへの規制強化が2026年10月から予定され、日本でも2026年4月にPFOS・PFOAの水質基準が追加済み。包装や衣料で非フッ素素材への切替が加速し、製品の素材・表示・設計に影響が出ます。
「高機能素材Week」では何が見られる?参加や取材はどうすればいい?
9月30日〜10月2日に幕張メッセで開催。PFAS代替コート剤や非フッ素樹脂、耐候コーティングなどが出展。取材は事前申込制で公式プレスページから申し込み、会期前日や当日の調整も可能です。

欧州・日本で進むPFAS規制と私たちの日常製品への影響

PFAS(有機フッ素化合物)に対する規制強化が世界的に進んでおり、衣料や食品包装、工業製品など幅広い分野で利用されてきたこれらの化合物に代わる材料・技術が求められています。PFASは高い撥水性・撥油性や耐薬品性を持つ一方で、分解しにくく環境中に蓄積する懸念や、発がん性・生殖・発達への影響が指摘されているため、各国で使用や残留に関する規制が強化されています。

報道および公的発表によると、欧州では食品包装やテイクアウト容器、紙製バッグといった日常的な製品での“脱フッ素”対応が急速に広がっています。とくに2026年10月からはPFHxAなど一部PFASを対象とした規制強化が予定され、衣料分野でもフッ素系処理から非フッ素系代替への切替が加速する見通しです。日本国内でも2026年4月にPFOS・PFOAが水道水の水質基準に追加され、LC-PFCAなど新たなPFAS群の規制対象追加が決定されています(出典:環境省「水質基準に関する省令の一部を改正する省令の公布等について」(2025年6月30日)および環境省「PFASについて」)。

食品包装や衣類など、身近な製品はどう変わる?世界で進むPFAS規制。“脱フッ素”を支える��次世代素材が 「高機能素材Week」に集結 画像 2

「第17回 高機能素材 Week」で見える“脱フッ素”の最前線

RX Japan合同会社が主催する「第17回 高機能素材 Week」は、2026年9月30日(水)〜10月2日(金)に幕張メッセで開催されます。本展では、欧州や日本での規制動向を受けて開発が進むPFAS代替の次世代素材やコーティング技術が一堂に会します。展示には食品包装、アパレル、工業用途といった多様な分野向けの製品が出展されるため、規制対応や製品設計の観点からも注目されます。

会期は各日10:00〜18:00(最終日は17:00終了)で、同時開催展として第36回 FINETECH JAPAN(電子ディスプレイ産業展)、第26回 Photonix(光・レーザー技術展)、第2回 リサイクルテック ジャパン、第1回 猛暑テック(猛暑対策テクノロジー展)および第1回[次世代]乾燥プロセス展(ドライテック)が予定されています。出展社数や製品展示面積は同種展示会との比較で世界最大級とされています。

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出展製品の特徴と用途別の考え方

本展に出展する素材・コーティングの多くは、PFASを含まない設計でありながら従来のフッ素系と同等の機能性を目指しています。用途としては食品容器・包装、太陽電池パネル保護、摺動部材、紙や不織布の耐水耐油処理など、多岐にわたります。

以下に、本リリースで紹介されている出展製品を企業ごとに整理し、機能性・目的と適用例を示します。

  • 王子エフテックス株式会社:独自コーティング技術により、紙素材で耐油性能を実現。PFASフリー、石油由来の耐油剤を使用しない非フッ素耐油性の食品用板紙。食品容器(紙皿等)への加工対応、紙の強度・成形性を確保しつつプラスチック代替となる環境配慮型パッケージを想定。
  • CHEMIPAZ株式会社:バイオマス率95%以上の生分解性コート剤。フッ素系成分を含まないPFASフリーで、耐水耐油性を発揮しつつ高い透湿性・通気性を両立。紙の端面からの油侵入を抑え、紙・不織布・フィルム等へ塗工可能。
  • トーヨーケム/東洋モートン/トーヨーカラー/東洋ビジュアルソリューションズ/東洋インキ:フッ素含有を避けた耐候性コーティング剤。太陽光や風雨にさらされる環境下での劣化防止、太陽電池パネルの耐久性向上と発電効率寄与に加え、封止材との接着力改善を実現。
  • 株式会社アークプラス:PFASフリーの高機能樹脂材料。摺動性コンパウンド樹脂で滑剤や強化材の独自配合により摩擦・摩耗特性や滑り性を改善。高強度で炭素繊維強化に適し、自動車・航空宇宙・医療分野などでの金属代替や軽量化に用いられている。
  • オー・ジー株式会社:バイオ素材成分85%を使用した非フッ素系耐油コート剤。紙製食品容器や包装用紙向けに設計され、主要国の法規制(FDA、BfR、ポジティブリスト、ケミネット等)に準拠した原料選定で安全性を確保。
  • 日信化学工業株式会社:表面張力を素早く低下させる添加剤。濡れ性の高速改善と泡の抑制を同時に解決でき、水系処理ニーズの高まりに対応。インクジェットインク、エレクトロニクス、紙・布・金属のコーティング、建築・自動車の塗料や接着剤など幅広い用途。
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取材案内と会場で確認すべきポイント

取材は事前申込制となっており、展示会の公式プレスページ(https://www.material-expo.jp/tokyo/ja-jp/press.html)から申し込みが可能です。事前に取材対象やテーマの相談に応じるほか、会期前日(9月29日)の取材はスケジュール調整次第で対応可能とされています。会期当日の問い合わせについても、可能な限り取材を受け付ける旨が案内されています。

取材や企業間の協業検討に際しては、以下の点を確認しておくと、製品評価や導入検討が効率的に進みます。

  1. 代替素材の機能性(耐油・耐水・透湿・耐候性など)と定量データ
  2. 使用原料や法規制適合情報(各国の食品規制や環境基準への準拠)
  3. 量産性・コスト構造(既存ラインへの適合性や加工対応)
  4. ライフサイクル評価や生分解性・バイオベース率など環境負荷低減の根拠
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取材申込と相談窓口の利用方法

取材申し込みは展示会の公式プレスページで受け付けられており、事前に取材対象やテーマについて相談することができます。会期前日や会期中の取材調整も可能な場合があるため、早めの連絡が推奨されています。

公式サイト上の「出展社・製品検索」ページに掲載された情報をもとに本リリースが作成されているため、詳細な技術資料やデータは出展社ブースやプレス向け資料で確認してください。

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本記事の要点整理

以下の表で、本記事で示した重要な項目をまとめます。イベント情報、規制動向、主な出展製品とその特長を一覧にし、比較や事前確認に備えられるように整理しました。

項目 内容
展示会名 第17回 高機能素材 Week[東京]
会期 2026年9月30日(水)〜10月2日(金) 10:00〜18:00(最終日17:00終了)
会場 幕張メッセ
主催 RX Japan合同会社
同時開催展 FINETECH JAPAN(第36回)、Photonix(第26回)、リサイクルテック ジャパン(第2回)、猛暑テック(第1回)、[次世代]乾燥プロセス展(第1回)
規制動向(主な点) 欧州でPFHxA等を含むPFAS規制強化(2026年10月予定)。日本は2026年4月にPFOS・PFOAが水道水水質基準に追加、LC-PFCA等の規制対象追加が決定。出典:環境省(2025年6月30日発表ほか)
主な出展製品(企業・特長)
  • 王子エフテックス:PFASフリーの非フッ素耐油食品用板紙(紙皿等に対応)
  • CHEMIPAZ:バイオマス率95%以上の生分解性耐水耐油コート剤
  • トーヨー系各社:フッ素不使用の高耐候性コーティング(太陽電池向け)
  • アークプラス:PFASフリーの摺動性コンパウンド樹脂(高強度・炭素繊維強化に適)
  • オー・ジー:バイオ素材85%の非フッ素耐油コート剤(食品包装向け)
  • 日信化学工業:濡れ性改善と泡抑制を両立する添加剤(インク等幅広い用途)
取材申込 事前申込制。公式プレスページ: https://www.material-expo.jp/tokyo/ja-jp/press.html
備考 本リリースの出展製品情報は展示会公式Webサイトの「出展社・製品検索」ページ掲載情報に基づく

上記表は展示会に関する基本情報と、PFAS規制の影響を受けて登場している主要な代替素材・技術の概要を整理したものです。展示会ではこれら企業の製品サンプルや技術説明を直接確認できるため、具体的な導入検討や規制対応の実務判断に資する情報収集の場となります。

規制強化に伴い、食品包装や衣料、工業部材といった日常的な製品設計においては、機能性と安全性、環境負荷低減のバランスをどう取るかが重要な課題になります。展示会で提示されるデータや適合情報を、導入先の要件と照らし合わせて評価することが求められます。