蚌埠にK&Dのカバーガラス新ライン、9月30日幕張出展

FINETECH JAPAN | 開催期間:9月30日〜10月2日

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FINETECH JAPAN
この新しい製造ラインで何が変わるの?
AG/AR/AFの表面処理、シルク印刷、自社での貼り合わせや後工程を一貫して行えるため、外観・視認性・耐久性が向上し、量産時の品質バラつきや納期管理も改善されます。PFAS不使用のAFも提供可能です。
日本企業やユーザーはどうやって関われるの?
サンプル出荷や技術相談を受け付けており、問い合わせフォームや日本代表のメールで対応します。加えて9月30日〜10月2日のFINETECH JAPAN(幕張)で製品・仕様を直接確認し商談可能です。

蚌埠(ボンブ)1期工場に新設されたカバーガラス製造ラインの全容

2026年9月21日06時00分に発表されたプレスリリースによれば、深セン本社の液晶モジュールメーカーであるK&D Technology(Shenzhen K&D Technology Co., Ltd.)は、蚌埠(ボンブ)1期工場内にカバーガラスの製造ラインを新設しました。新設ラインは民生用、車載用、産業用ディスプレイ向けのカバーガラス生産を強化することを目的としています。

この製造ラインは、単なるガラス加工ラインではなく、表面処理、印刷、貼り合わせ、表示モジュール後工程などを組み合わせた一貫した生産体制を備え、意匠性、視認性、耐久性、量産安定性に対応する設計になっています。クリーンルーム内に設備を配置し、民生向けから厳格な車載用途まで求められる品質管理を実現します。

K&D Technology、AG/AR/AF対応カバーガラスの製造ラインを蚌埠(ボンブ)1期工場内に新設 画像 2

ライン設備のポイント

新設ラインではAR(低反射)加工、AG(防眩)処理、AF(防汚)処理に対応する設備が導入されています。これにより、外光の反射低減、指紋や汚れへの耐性、タッチ感の向上など、用途に応じた表面仕様の選択が可能です。

また、シルク印刷の自動ラインを備えており、黒枠やロゴ、木目調などの加飾印刷を安定して行える体制を確立しました。表示モジュールとの貼り合わせ工程を含め、後工程まで社内で完結させることで、量産時の品質バラつき低減や納期管理の向上が期待されます。

  • クリーンルーム配置:表面処理や後工程の安定実行を目的とするクリーン環境。
  • AR加工設備:低反射処理により視認性と表示部・周辺部の一体感を向上。
  • シルク印刷自動ライン:黒枠、ロゴ、木目調などの加飾を自動で実施。
  • 貼り合わせ・後工程:表示モジュール後工程と連携した量産体制。
K&D Technology、AG/AR/AF対応カバーガラスの製造ラインを蚌埠(ボンブ)1期工場内に新設 画像 3

AG/AR/AFの機能と環境規制対応を組み合わせた提案

K&D TechnologyはAG(防眩)、AR(低反射)、AF(防汚)を組み合わせた表面処理を軸に、ガラス加工、印刷、貼り合わせを統合した提案を行います。これにより、ノートPCやタブレットなどの民生機器、次世代コックピット、産業用HMIに求められる見やすさ、意匠性、耐久性を満たすことを目指しています。

表面処理ごとの効果は次の通りです。AGは外光や照明映り込みを抑え視認性を高め、ARは画面と周辺部の一体感を高めるための低反射効果を提供し、AFは指紋や汚れを寄せ付けにくくタッチ操作時の使用感を改善します。

K&D Technology、AG/AR/AF対応カバーガラスの製造ラインを蚌埠(ボンブ)1期工場内に新設 画像 4

PFAS(有機フッ素化合物)規制を踏まえたAFコーティング

従来のAFコーティングには撥水・撥油の目的でPFAS(有機フッ素化合物)が使用されることがありましたが、PFOS、PFOA、PFHxSなど一部化合物は日本で化審法の第一種特定化学物質として製造・輸入が原則禁止されています。欧州でもPFAS全体の使用制限の検討が進んでいます。

K&D Technologyは、こうした規制強化に対応するためにPFASを使用しないAFコーティング技術を開発しました。開発品のサンプル出荷が可能であり、規制対応と使用感の両立を図る技術的な選択肢を提供します。

K&D Technology、AG/AR/AF対応カバーガラスの製造ラインを蚌埠(ボンブ)1期工場内に新設 画像 5

多様な意匠対応(黒色一体感、曲面、木目調など)

車載ディスプレイの大型化や横長化、曲面化、黒色一体化の進展に伴い、カバーガラスは外観品質を大きく左右する部品になっています。K&Dは加飾印刷や曲面・異形・狭額縁デザインに対応する製造工程を整備し、内装と一体の黒色デザインや木目調など多様な意匠要求に応えます。

民生機器では薄型化と耐傷性、指紋低減が重要であり、産業用HMIでは現場照明下での視認性や長期使用に耐える表面品質が求められます。これら用途別の要求に合わせて、表面処理と印刷・貼り合わせを組み合わせた提案を行います。

K&D Technology、AG/AR/AF対応カバーガラスの製造ラインを蚌埠(ボンブ)1期工場内に新設 画像 6

日本市場向けの支援体制と展示会出展情報、会社情報

K&D Technologyは日本の民生・車載・産業用メーカー向けに、開発初期の意匠検討からサンプル製作、表面処理選定、貼り合わせ、量産工程設計までを含めた相談に対応すると明記しています。日本企業の開発・調達ニーズに応えるため、技術相談と商談の受付を行います。

具体的な窓口としては、同社の日本代表である小野田直人氏の連絡先(Email:pr-jp@kingdisplay.com)と商談・サンプル依頼用フォームが案内されています。フォームは次のURLで公開されています:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfGQTA7LE076O2XrVN3ajuIbNpU7J0CnobwfWBhJs7qy4X5WQ/viewform

K&D Technology、AG/AR/AF対応カバーガラスの製造ラインを蚌埠(ボンブ)1期工場内に新設 画像 7

FINETECH JAPAN 2026への出展

K&D Technologyは「第36回 FINETECH JAPAN -電子ディスプレイ産業展-」に出展予定です。開催期間は2026年9月30日(水)から10月2日(金)までで、会場は幕張メッセです。本会場ではカバーガラスの表面処理、加飾、貼り合わせを含む提案を紹介し、商談予約と技術相談を受け付ける予定です。

展示会での出展内容は製造ラインで可能な表面処理(AG/AR/AF)、シルク印刷による加飾、表示モジュールとの貼り合わせ事例などが想定されています。日本市場での仕様や量産条件に関する相談窓口として活用されます。

K&D Technology、AG/AR/AF対応カバーガラスの製造ラインを蚌埠(ボンブ)1期工場内に新設 画像 8

会社概要と拠点

企業名はShenzhen K&D Technology Co., Ltd.(略称:K&D Technology)で、本社は中国・深セン市にあります。国内外の拠点として蚌埠(ボンブ)市、南京市にも生産・拠点を有しています。公式サイトは https://jp.shenzhenkd.com/ にて公開されています。

事業内容は民生用、車載用、産業用のディスプレイモジュールおよびバックライト、カバーガラス、関連素材の開発・製造で、今回発表のカバーガラス新ラインはこれら事業の一環として、製品価値を高める部材供給力を強化する役割を担います。

提案領域別の応用と要点整理

本節では、K&D Technologyが提示する主な提案領域と、各用途に対する技術的なポイントを整理します。民生分野、車載分野、産業用HMIそれぞれに求められる要件と新設ラインで対応可能な仕様を明確にします。

記事内で触れられている応用製品事例を網羅的に示し、それぞれの用途に対して同社が提供するソリューションの方向性をまとめます。

民生機器(ノートPC・タブレット)
薄型化、耐傷性、指紋低減が重要。AR/AF/AGの組合せにより視認性と使用感を両立。加飾印刷で外観差別化が可能。
車載(次世代コックピット)
大型化・横長化・曲面化・黒色一体化に対応。外光環境、温度変化、長期使用、量産ばらつきへの耐性が求められるため、クリーンルーム管理と後工程の一体化で量産安定性を確保。
産業用HMI(ヒューマンマシンインターフェース)
現場の照明下での視認性、汚れや摩耗への耐久性が重要。AF処理と表面硬度、加飾の耐久性を考慮した設計が有効。
加飾・意匠
木目調、グラデーション、黒枠やロゴ等の加飾印刷により内装との一体感やブランド訴求を支援。

これらの提案はすべて、表面処理(AG/AR/AF)とガラス加工、印刷、貼り合わせ、表示モジュール後工程を組み合わせることで実現されます。特に車載用途では外光や温度変化といった厳しい運用条件にも対応する必要がある点が強調されています。

本記事の要点まとめ
項目 内容
発表日 2026年9月21日 06時00分
新設場所 蚌埠(ボンブ)1期工場内(クリーンルームに加工設備を配置)
対応表面処理 AG(防眩)、AR(低反射)、AF(防汚)
印刷・加飾 シルク印刷自動ラインによる黒枠、ロゴ、木目調、グラデーション等
貼り合わせ・後工程 表示モジュール後工程と連携した貼り合わせまでの一貫生産
対応用途 ノートPC・タブレット(民生)、次世代コックピット(車載)、産業用HMI
環境規制対応 PFASを使用しないAFコーティング技術を開発、サンプル出荷可能
展示会 第36回 FINETECH JAPAN 2026(幕張メッセ) 2026年9月30日〜10月2日
会社情報 Shenzhen K&D Technology Co., Ltd.(本社:深セン)、蚌埠・南京に拠点、公式サイト https://jp.shenzhenkd.com/
問い合わせ・商談 商談・サンプル依頼フォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfGQTA7LE076O2XrVN3ajuIbNpU7J0CnobwfWBhJs7qy4X5WQ/viewform / 日本代表 小野田直人 Email:pr-jp@kingdisplay.com

以上がK&D Technologyによる蚌埠1期工場内のカバーガラス製造ライン新設に関する発表内容の整理です。新設ラインは表面処理、印刷、貼り合わせ、表示モジュール後工程を組み合わせ、民生・車載・産業用ディスプレイの外観、視認性、耐久性、量産安定性に向けた提案を拡充する役割を担います。サンプル出荷や技術相談は公開された連絡先およびフォームを通じて受け付ける旨が示されています。

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