コスタ セレーナ、名古屋港に停泊 洋上ホテルで4000人受け入れ
ベストカレンダー編集部
2026年9月21日 07:55
コスタ セレーナ洋上宿泊 | 開催期間:9月15日〜10月6日
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名古屋港に停泊した「コスタ セレーナ」が果たす新たな役割
2026年9月20日15時30分、コスタ・クルーズを運営するCosta Crociere S.p.A.は、クルーズ船「コスタ セレーナ」が第20回アジア競技大会の公式宿泊施設の一つとして名古屋港・金城ふ頭に停泊し、大会期間中に選手およびチーム関係者を受け入れていることを発表しました。船は9月15日に入港し、10月6日まで金城ふ頭に停泊する予定です。
本プロジェクトはJTB名古屋および愛知・名古屋アジア競技大会組織委員会(AINAGOC)と連携して実施され、43の国・地域から参加する約4,000人の選手・チーム関係者を受け入れる体制が整えられています。乗船者の構成や宿泊割り当てに関する特記事項も含め、船内の各設備は選手の競技生活に即した設計に改修されています。
発表時の出席者と現場の様子
発表時には、コスタクルーズの関係者と自治体・大会組織委員会の代表が出席しました。写真左からは、フランチェスコ・ラッファ(コスタクルーズアジア地区・ディレクター)、フランチェスコ・ムーリア(コスタクルーズ上級副社長・チーフコマーシャルオフィサー)、フェデリコ・シアス(コスタセレーナ船長)、大村秀章(愛知県知事)、広沢一郎(名古屋市長)、村手聡(愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会・事務総長)といった顔ぶれが並び、船内改装や運営協力の内容が説明されました。
停泊地はKinjo Pier(金城ふ頭、Port of Nagoya)であり、名古屋とジェノバ双方での発表文が用意されています。Costa Serenaの活用は、国内で開催される大規模イベントにおけるクルーズ船の洋上ホテル化として初の事例に位置づけられています。
選手の競技日程に合わせた食事・宿泊・トレーニング環境
船内の改修は「競技と競技の間の時間を過ごす選手に、本当に必要なものは何か」という問いを出発点に進められました。食事、睡眠、トレーニング、回復に関する要素がすべて選手のニーズ優先で設計されています。
具体的には、食事提供時間は通常のクルーズスケジュールに合わせるのではなく、選手のトレーニングや競技時間に合わせて再設定されています。メニューは各競技ごとの栄養面のニーズを考慮して開発され、さまざまな食事要件(アレルギー、宗教上・文化的制約、競技別の栄養ニーズ)に対応する選択肢が用意されています。
客室・トレーニング・リカバリーの具体例
長身選手が多い競技に対応するため、通常より長いベッドを備えた客室を用意しています。客室の割り当ては国・地域単位ではなく、競技種目ごとに行われ、船内には柔道や体操を含む18競技に参加する選手団が宿泊しています。
トレーニング面では、フィットネスエリアを拡張・再整備し、新たな専用トレーニングゾーンを設置しました。これにより、各選手団は船を離れることなく日々のトレーニングやコンディショニングを継続できます。さらに、プールや温浴施設、静かに過ごすことのできるスペースは回復(リカバリー)用のエリアとして活用されています。
- 食事:競技スケジュールに合わせた提供時間、競技別メニュー、複数の食事制限へ対応
- 客室:競技別割り当て、長身向けの長ベッド設置
- トレーニング:拡張されたフィットネス、専用トレーニングゾーン
- リカバリー:プール、温浴、静養スペースの活用
医療・輸送・運営体制の連携
船内には十分なスタッフを配置したメディカルセンターを設置し、大会の医療サービスと直接連携して運営しています。選手団は船内で迅速に医療サポートを受けられるほか、必要に応じて大会公式の医療ネットワークへスムーズにつなぐ体制が整備されています。
また、船内のゲストサービスデスクは多言語対応で24時間運営されており、選手・スタッフからの問い合わせや調整に常時対応します。これにより、英語以外の言語を母語とする選手団も支障なくサービスを受けられることが想定されています。
移動手段と会場アクセス
金城ふ頭は名古屋港周辺に集まる複数の競技会場へのアクセスに優れており、選手は船を降りるとそのまま専用シャトルバスを利用して各競技会場へ移動できます。中部国際空港(Chubu Centrair)からの移動や各競技会場への交通についても大会組織委員会と連携して計画され、移動に要する時間をできる限り短縮することで選手のトレーニングや休息時間を確保しています。
輸送・医療・宿泊の三者が連携することで、選手のコンディション維持に直結する運営が行われています。船上と大会公式ネットワークの間で情報・患者の移送が円滑に行える体制は、現場対応力を高める要素です。
- メディカルセンター
- 大会医療サービスと直接連携、十分なスタッフ配置、オンサイトの初期対応と公式ネットワークへの紹介経路を確保
- ゲストサービス
- 多言語対応、24時間運営、移動手配や食事・宿泊に関する調整窓口
- シャトル輸送
- 金城ふ頭から各会場への専用シャトル。到着・出発の時間を考慮したダイヤを大会組織委員会と協議済み
関係者のコメントとプロジェクトの意義
コスタクルーズのチーフ・コマーシャル・オフィサー兼シニア・バイス・プレジデント、フランチェスコ・ムーリアは、コスタの長年にわたるホスピタリティ経験を背景に、選手に必要な「適切な時間での食事」「トレーニングの場」「回復環境」「静かな客室」を実現した点を強調しました。彼は、船内で提供する環境がアスリートの競技力維持に資するとの見解を示しています。
コスタクルーズ アジア地区ディレクターのフランチェスコ・ラッファは、「コスタ セレーナ」が日本で開催される大規模イベントにおいてクルーズ船を洋上ホテルとして活用する初の事例であること、宿泊・食事・トレーニング・リカバリー・交流のスペースを一施設に集約できる柔軟性が新たな価値を生む点を説明しています。恒久的な施設を新設することなく一時的な宿泊需要に対応できるモデルとしての意義が示されました。
発表資料には英語版の説明も併記され、Nagoya / Genoa, September 20, 2026 として国際的な情報発信が行われています。メディアや報道関係者からの問い合わせ先は Costa Cruises Press Office(costapressoffice@costa.it)です。
この記事の要点まとめ
以下の表に本件の主要事項を整理します。表の後に簡潔な補足を付けて本稿を締めます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 船名 | コスタ セレーナ(Costa Serena) |
| 所有・運航 | Costa Crociere S.p.A. |
| 発表日時 | 2026年9月20日 15時30分(リリース) |
| 入港・停泊期間 | 入港:2026年9月15日、停泊:9月15日〜10月6日(予定) |
| 受け入れ人数 | 約4,000人(選手およびチーム関係者) |
| 参加国・地域数 | 43の国・地域 |
| 宿泊割当 | 競技種目ごとに割り当て(国単位ではない) |
| 収容競技数 | 18競技(柔道、体操などを含む) |
| 主な改修・サービス | 食事時間の競技対応化、競技別メニュー、長ベッド設置、拡張フィットネス/専用トレーニングゾーン、メディカルセンター(大会医療連携)、回復用プール・温浴・静養スペース、多言語24時間ゲストサービス、専用シャトル輸送 |
| 連携機関 | JTB名古屋、AINAGOC(愛知・名古屋アジア競技大会組織委員会)、大会医療サービス |
| メディア問い合わせ | Costa Cruises Press Office – costapressoffice@costa.it |
今回の取り組みは、クルーズ船という既存の施設を洋上ホテルとして一時的に大規模イベントへ適用するモデルを示すものです。選手の食事、睡眠、トレーニング、回復、医療対応、輸送の各要素を組み合わせることで、競技生活に必要な時間と環境を守ることを主眼としています。以上の事実に基づき、コスタ セレーナの名古屋停泊と船内整備の概要を整理しました。
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