PixAIが公開した新世代アニメAI「Tsubaki.3」
ベストカレンダー編集部
2026年9月24日 09:08
4周年キャンペーン | 開催期間:9月17日〜10月20日
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アニメ表現を一つの流れでつなぐ「Tsubaki.3」の設計と狙い
Metanomaly株式会社が2026年9月16日にリリースした「Tsubaki.3」は、イラスト、マンガ、動画生成までを単一のモデルで扱うことを目標としたアニメ調オールインワンAI創作モデルです。コンセプトは「描く→物語にする→動かす」であり、単に出力結果を生成するだけでなく、制作の過程そのものを生成・編集できる点が特徴です。
同モデルはキャラクターの一貫性を保ちながら、制作工程に深く関わることを念頭に置いて開発されています。1枚の参考画像から表情差分、多角度、衣装違い、年齢差分などを展開でき、追加学習を前提としないワークフローで複数ビジュアルを得られる点は、オリジナルキャラクターやIP制作、設定資料の整備に適しています。
主要なクリエイティブ機能の概要
制作工程を扱うための機能として、線画から完成まで段階的に扱うワークフローを備えています。線画→グレースケール→色置き→完成といった段階を生成・編集できるほか、三面図やポーズ参考、透視ラフなどの素材も出力可能です。
さらに自然言語による編集に対応しており、髪色や手のポーズ、持ち物、画面内文字など変更箇所を言葉で指定して調整できます。これにより、クリエイターは細かな指示をAIに与えつつ、制作途中の素材を扱いながら作品を仕上げられる設計です。
- 参照画像から同一キャラクターを継続生成:顔立ちや体型などのキャラクター性を保持。
- 工程ベースの生成・編集:線画から色付け、三面図・ポーズ参考の生成。
- マンガページ生成:コマ割り・吹き出し・台詞の配置やトーン表現、日本語・中国語・英語・韓国語の文字描画対応。
- 静止画→動画の連結:既存イラストやマンガコマを基に表情や髪の動き、アクション、カメラワークを付与。
開発プロセスと公開情報:技術レポートとオープンソース化
Metanomalyは「Tsubaki.3」を既存公開モデルの単なるファインチューニングではなく、自社で一から構築したモデルとして位置付けています。その設計判断や開発プロセスをまとめた技術レポートを公開し、研究・開発コミュニティへの情報開示を行っています(レポート:https://pixai.art/ja/tsubaki-3/report)。
あわせて、アニメ画像向けのタグ付けモデル「Tagger」をHugging Face上でオープンソースとして公開しました(https://huggingface.co/pixai-labs/pixai-tagger-v1.0)。モデルの中身を検証可能な形で示すことが、AI創作ツールへの信頼につながるという方針の表明でもあります。
データキュレーションと学習パイプラインの詳細
技術レポートにはデータ収集と前処理、学習手順、評価指標に関する具体的な記述があります。起点となったのは大規模オープンソースデータセットから収集した約5億件の画像・テキストペアです。そこから三段階(メタデータ/ヒューリスティック/自社分類器)で品質フィルタリングを実施し、SSCD記述子とFAISSを用いた重複除去、タグと自然言語による再キャプション、ロングテール概念の偏りを補正する概念バランシングを経て、最終的に約5,000万件に絞り込んでいます。
学習構成はText-to-image事前学習とOmni事前学習を共通基盤とし、そこから「テキスト生成系」と「参照画像生成系」の2系統に分岐させる設計を採用しています。解像度は段階的に768、1024、1536ピクセルへ引き上げ、前半で構図と人体構造、後半で細い線画や画面内文字など細部を学習しています。
ポストトレーニングと評価
ポストトレーニングは、人手でキュレーションした約7,000枚のデータによる教師ありファインチューニングの実施後、強化学習を二段階で行う手法を取っています。第一段階では人体構造・複数被写体・インタラクション・文字描画の4分野を対象に正確さを最適化し、第二段階では「絵としての美しさ」を最適化しています。正確さのみを追求すると画面が平板になりうるため、二段階に分けてバランスを取るのが狙いです。
評価はロングテール概念の再現性、複数概念の構成、キャラクターと画風の一貫性、画面内文字描画、参照生成・編集能力など項目ごとに異なる指標で行い、その結果を技術レポートに掲載しています。
PixAIの製品群、ユーザー基盤と4周年キャンペーン
PixAIは「想像力に、命を吹き込む(Imagination, made real)」をスローガンに掲げ、2022年10月のサービス開始以降、世界中で1,600万人以上のクリエイターに利用されるプラットフォームへ成長しました。地域別では北米・韓国・台湾など創作文化の根付いた地域で特に支持が広がっています。
また、2025年上半期にはSensor Towerの調査で日本App Storeの「グラフィック/デザイン」カテゴリ売上第1位、「AI総合」カテゴリ第6位を記録しています。この実績を背景に、PixAIは制作支援のためのツール群を拡充しています。
4周年キャンペーン(2026年9月17日〜10月20日)
PixAIは2026年10月にサービス開始から4周年を迎えることを記念し、2026年9月17日(木)から10月20日(火)まで4周年キャンペーンを実施しています。キャンペーン内容は以下の通りです。
- Tsubaki.3無料使用カード:ログインするだけで受け取り可能。
- 無限モード(プレミアム会員対象):期間中、テキストから生成する場合に限りTsubaki.3をクレジット消費なしで利用可能
- 年間プラン50%OFF。
- その他、限定ガチャやユーザーの作品成長比較などのイベントを展開。
イベントページ:https://pixai.art/ja/event/4th-anniversary
統合型ツールと対話型エージェント
2026年7月にリリースされた「PixAI Studio」は、画像生成・動画生成・編集・素材管理を一つのキャンバス上で組み合わせられる統合型ワークスペースです。PixAI自社開発のアニメモデルやコミュニティLoRA(160万以上)に対応し、シネマティックな動画制作から連載漫画の制作まで一気通貫で完結できるよう設計されています。
対話型AI創作エージェント「Mio.2」はチャットでアイデアを伝えるだけで生成を進める補助ツールです。仕上がりの調整も会話で指示可能で、アイデア出しから完成まで一貫して支援します。対応言語は日本語・英語・中国語・韓国語です。Mio.2:https://agent.pixai.art/
まとめ:この記事の要点整理
以下の表は本記事で紹介した主要事項を整理したものです。Tsubaki.3の特徴、開発データ・手法、公開資料とピクサイの関連サービスやキャンペーン情報を網羅しています。表のあとに本文の結びとして簡潔に要点を補足します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Tsubaki.3 |
| リリース日 | 2026年9月16日 |
| プレス発表 | Metanomaly株式会社(2026年9月24日付) |
| コンセプト | 「描く→物語にする→動かす」——イラスト・マンガ・動画を同一モデルで扱う |
| 主な機能 | 参照画像からのキャラクター展開、工程生成・編集、マンガページ生成、静止画→動画生成 |
| データ起点 | 約5億件の画像・テキストペアを収集、最終約5,000万件に絞込 |
| ポストトレーニング | 約7,000枚の教師ありファインチューニング、二段階強化学習(正確さ→美しさ) |
| 解像度 | 768・1024・1536ピクセル段階学習 |
| 公開資料 | Tsubaki.3技術レポート(https://pixai.art/ja/tsubaki-3/report)、Tagger(https://huggingface.co/pixai-labs/pixai-tagger-v1.0) |
| キャンペーン期間 | 2026年9月17日〜2026年10月20日(4周年記念) |
| キャンペーン主な特典 | 無料使用カード、無限モード(プレミアム会員対象・テキスト生成のみ)、年間プラン50%OFF、限定ガチャ等 |
| 関連サービス | PixAI Studio(統合ワークスペース、2026年7月リリース)、対話型エージェントMio.2 |
| ユーザー数 | 世界で1,600万人以上 |
| 参考URL | PixAI公式:https://pixai.art/ja、Tsubaki.3特設:https://pixai.art/ja/tsubaki-3 |
本稿では、Tsubaki.3の機能的な特徴、データと学習設計、公開された技術レポートとオープンソース化の取り組み、PixAIのサービス群と4周年キャンペーンの全体像を整理しました。技術レポートやTaggerの公開は、開発の透明性を高める試みとしての意味を持ちます。詳細は各リンク先で確認できます(技術レポート:https://pixai.art/ja/tsubaki-3/report、Tagger:https://huggingface.co/pixai-labs/pixai-tagger-v1.0、PixAI:https://pixai.art/ja)。
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