10月7日開幕|医療DX EXPOでAIがカルテ下書き実演
ベストカレンダー編集部
2026年9月25日 13:22
第2回 医療DX EXPO | 開催期間:10月7日〜10月9日
カレンダーに追加:Google|iPhone/Outlook
AIがカルテの下書きを生成する現実──医療現場の業務構造が変わる
高齢化の進展とともに医療・介護のニーズは増加し続ける一方で、日本の生産年齢人口は減少を続けています。厚生労働省の推計では、2040年に医療・福祉分野で必要とされる人材は約1,070万人であるのに対し、確保見込みは約974万人にとどまり、その差は約96万人に及ぶと試算されています(出典:厚生労働省「厚生労働白書 ―社会保障を支える人材の確保―(令和4年版)」)。こうした構造的な人手不足は、従来の雇用拡大や配置転換だけでは解消が難しいとされています。
その解決策として注目されているのが生成AIをはじめとする医療DX(デジタルトランスフォーメーション)です。診療記録やカルテ作成の自動支援、院内問い合わせ対応の自動化、受付・会計の省人化、医療データの利活用といった領域で、デジタル技術が現場の業務を補完するケースが増えています。医療従事者が患者ケアにより集中できる環境づくりや、患者満足度の維持・向上を目指す取り組みが加速しています。
第2回 医療DX EXPOで集まる最新ソリューションと実機デモ
RX Japan合同会社は、2026年10月7日(水)~9日(金)の3日間、幕張メッセにて日本最大級の医療・介護・ヘルスケア総合展示会「第9回 メディカル ジャパン 東京」内で「第2回 医療DX EXPO」を開催します。本展では、病院・クリニックの生産性向上と患者サービス向上を支えるさまざまな製品・サービスが一堂に会します。
会場では、生成AIによる「患者との会話から瞬時にカルテの下書きを作成するデモ」や、スタッフの負担を軽減するウェアラブル端末、電子カルテとの連携ソリューション、精算機・POSレジの比較展示など、実際の製品を見て触れられる機会が提供されます。以下に出展予定の注目製品を取り上げます。出展情報は2026年9月9日時点の出展社提供情報に基づきます(*³)。
展示製品の主なラインナップ
出展製品は電子カルテの補助業務から配薬の安全性確保まで幅広い分野をカバーします。ここでは各製品の機能と想定される導入効果、出展社を明記します。
この一覧はプレスリリースで公表された全項目を網羅しています。機能説明、運用上の注意点、導入支援の有無などもあわせて記載します。
- BizRobo!(出展社:オープン株式会社)
- 電子カルテ関連業務の自動化を目的としたRPAソリューション。閉域環境でも利用可能で、AIとの連携により退院サマリ、診療情報提供書、副傷病チェックといった業務を効率化する。
- 医療現場の負担軽減と収益向上の双方を狙った設計。院内のセキュリティ要件に配慮した運用が前提。
- Cortexa Note – AIメディカルスクライブ(出展社:Cortexa AI, Inc.)
- 診療記録作成を支援する生成AIベースのメディカルスクライブ。患者と医療従事者の会話をもとに構造化された診療記録の下書きを生成する。
- 生成された記録は使用前に医療従事者による確認が必要であり、最終的な診療記録は医療従事者の責任で確定する運用を想定している。
- HitomeQ ケアサポート(AI搭載カメラ型センサー)(出展社:コニカミノルタ株式会社)
- AI搭載のカメラ型センサーが利用者の危険行動を自動検知し、必要時にスマートフォンへ通知する仕組みを提供。
- 導入から定着まで専任スタッフによるサポートが付帯し、現場での運用負担を抑える体制が用意されている。
- SABO(ウェアラブル配薬確認システム)(出展社:国立大学法人 九州工業大学)
- 配薬業務の安全性と効率を高めるウェアラブルAI型システム。職員がデバイスを装着し、薬包と利用者の顔を撮影してAIが薬包の情報と利用者登録情報を照合し、正しい配薬かどうかをその場で判定する。
- 配薬時の状況を自動で録画し、画像・動画による配薬の証跡を保存することで、監査や安全管理に資する。
- 精算機・POSレジコレクション(特別企画)
- 病院・クリニック・薬局向けに導入が進む精算機およびPOSレジを一堂に展示。会計待ち時間短縮、受付業務の省人化、キャッシュレス対応、レセコン・電子カルテとの連携などを比較検討できる。
- コレクション展示の出展社例:システムギア株式会社、株式会社ナテック、株式会社ポスコ(出展社名は展示製品の一例として公表されている)。
技術的・運用上の留意点
生成AIやAI連携機能を医療現場で運用する際は、個人情報保護、院内ネットワークの閉域性、医療従事者による最終確認と責任分担など、技術的および倫理的な検討が不可欠です。Cortexa Noteのように生成内容の事前確認を求める製品は、その点を明確に示しています。
また、導入後の定着を支える体制として、メーカーや導入支援ベンダーによる現地サポートや教育プログラムが重要になります。HitomeQのように専門スタッフのサポートを付与する例もあり、運用段階でのフォローが製品選定の重要な要素となります。
会期中のセミナーとパネルディスカッションの焦点
会期中には医療DXの最前線を論じるセミナーやパネルディスカッションが複数開催されます。研究者、行政、実務者が登壇し、現場実装の課題やデータ利活用の方向性について議論します。
セミナーは公開日時が明記されており、取材や参加を希望する場合は事前申込が必要です。以下に主なセミナー情報を示します。
主要セミナー一覧
- フィジカルAIは医療を変えるのか―現場実装のリアルを問う【パネルディスカッション】
日時:2026年10月7日(水)13:00~14:00 - 医療DXと医療データ活用の最前線
日時:2026年10月9日(金)10:00~11:00
各セッションでは医療DX推進に必要な実務的な視点や政策面での動向、データ利活用に伴うガバナンスなどが扱われます。参加者は展示と併せて最新の議論を把握できる構成です。
登壇者の主なプロフィール
- 黒田 知宏 氏
- 京都大学 医学部附属病院 医療情報企画部 教授。医療情報の企画・運用面から医療DXの現場実装に関する知見を提供する予定です。
- 高宮 裕介 氏
- 内閣府 健康・医療戦略推進事務局 参事官。医療データの利活用の現状と今後の方向性について行政の立場から解説します。
これらの登壇者は、研究・臨床・行政の各側面から医療DXの現状と課題を示す位置付けで、セッションでは質疑応答や実務者からの事例紹介も予定されています。
取材案内、会場情報と主催者概要
取材は事前申込制で、プレス向けの取材申し込みは以下のリンクから受け付けられます。事前に取材対象やテーマの相談が可能で、会期前日(2026年10月6日)の取材についても事務局でのスケジュール調整により対応できる場合があります。会期当日の取材希望にも可能な限り応じるとされています。
取材申込先URL:https://www.medical-jpn.jp/hub/ja-jp/press.html
開催概要
会期:2026年10月7日(水)~9日(金)
会場:幕張メッセ
主催:RX Japan合同会社
公式Web:https://www.medical-jpn.jp/hub/ja-jp/lp-inv/hdx.html
主催者(RX Japan合同会社)について
社名:RX Japan合同会社
本社所在地:東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー11階
代表執行役員社長:田中 岳志
事業内容:年間を通じて全国各地(東京/幕張/横浜/名古屋/大阪/神戸/福岡/熊本など)で、38分野109本の展示会を開催(2026年)。また、日本企業の海外展示会への出展サポート(RX ISG)を提供している。
設立:1986年8月
今回の記事内容の要点整理
以下の表は、本記事で取り上げた展示会名、会期、会場、主催者、注目製品・企画、主要セミナー、取材申込先などを整理したものです。会場で紹介される技術の分類や出展社名、セミナー日時も含め、プレスリリースの内容を網羅的にまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展示会名 | 第9回 メディカル ジャパン 東京 内 第2回 医療DX EXPO |
| 会期 | 2026年10月7日(水)~9日(金) |
| 会場 | 幕張メッセ |
| 主催 | RX Japan合同会社 |
| 公式Web | https://www.medical-jpn.jp/hub/ja-jp/lp-inv/hdx.html |
| 注目出展製品(抜粋) |
|
| 精算機・POSレジコレクション(出展例) | システムギア株式会社、株式会社ナテック、株式会社ポスコ(コレクション展示の一例) |
| 主要セミナー |
|
| 登壇者(例) | 京都大学 医学部附属病院 医療情報企画部 教授 黒田 知宏 氏、内閣府 健康・医療戦略推進事務局 参事官 高宮 裕介 氏 |
| 取材申込 | 事前申込制: https://www.medical-jpn.jp/hub/ja-jp/press.html(会期前日10月6日の取材調整も可能な場合あり) |
| 出典・補足 |
|
記事全体として、今回の展示会は医療現場の業務負担軽減と患者サービスの両立を目指す多様な技術が一堂に会する場として位置付けられます。展示製品やセミナーの情報はそれぞれの出展社および主催者の公表情報に基づいており、取材や実見により詳細確認が可能です。
PRAmazonアソシエイトのリンクです