ガスミュージアム企画展、明治の技術革新と食文化を紹介

ガスミュージアム企画展 | 開催期間:10月3日〜12月25日

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ガスミュージアム企画展
企画展はいつ、どこで開催される?
2026年10月3日(土)から12月25日(金)まで、ガスミュージアムのガス灯館2階ギャラリーで開催されます。開館時間は10時から17時までで、入場料は無料です。
展示ではどんな内容が見られる?
明治期の都市ガスや鉄道、電信、造幣、富岡製糸場などを描いた錦絵や史料、ガス器具を展示します。製粉ミュージアム協力のもと、日清製粉の歴史や小平のうどん文化も紹介します。

明治の技術革新を錦絵と資料でたどる企画展

ガスミュージアムは、企画展「時代を創るモダン・テクノロジー」を2026年10月3日(土)から12月25日(金)まで開催します。文明開化の明治期、西洋から導入され、日本で独自に発展した技術が人々の暮らしを豊かに、便利に変えていった過程を、錦絵や書籍、当時の史料を通して紹介する展示です。

展示の軸となるのは、都市ガス事業の歴史と、技術の発展を支えた人々の情熱や工夫です。都市ガスのほか、鉄道、電信、造幣、富岡製糸場など、明治期に広まった新しい技術を描いた錦絵や資料を取り上げ、技術革新がどのように社会や暮らしを変えたのかをたどります。明治期から現代までの都市ガスの変遷も紹介します。

また、製粉ミュージアムの協力を得て、明治期に創業し、日本の食生活に変革をもたらした日清製粉株式会社の歴史も展示します。製粉事業の歩みだけでなく、小平の小麦文化や武蔵野うどんにも触れ、技術の進歩と食文化の発展をあわせて紹介する内容です。

ガスミュージアム企画展『時代を創るモダン・テクノロジー』開催のお知らせ 画像 2

錦絵、ガス器具、製粉の歴史を展示

展示品には、明治の街並みや新技術を描いた錦絵、都市ガス器具、製粉事業に関する写真などが含まれます。都市ガス事業に関する作品として、歌川国松による「横浜名勝競 伊勢山下瓦斯本局雪中の一覧」(明治13年・1880年)と、歌川広重(三代)による「東京名所図会 銀座通り煉瓦造」(明治12年・1879年)を展示します。

明治期に広まった技術を描いた作品には、歌川国輝(二代)の「上州富岡製糸場之図」(年不明)と「東京汐留工部省鉄道蒸気車築地海軍司保天留観景之図」(明治4年・1871年)、歌川広重(三代)の「東京名所 常磐橋内紙幣寮新建之図」(明治10年・1877年)があります。作品名や作者、年代を通じて、当時の技術や都市の姿を見比べられます。

都市ガス器具の歩みを伝える展示品は、明治35年(1902年)の「瓦斯かまど 特許證」と、昭和29年(1954年)の「タツミトースター」です。日清製粉に関する展示では、館林製粉(現・日清製粉グループ本社)の創業時(明治33年・1900年)の資料と、日清製粉鶴見工場(大正15年・1926年稼働)の写真を紹介します。いずれも画像提供は製粉ミュージアムです。

このほか、「くらし館特別展示」として「小平のうどん文化」を取り上げ、小平ふるさと村の水車や小平糧(かて)うどんを紹介します。都市ガスを中心とした技術の歴史に、製粉や地域の食文化の視点を加えることで、暮らしの変化を複数の角度からたどれる構成です。

ガスミュージアム企画展『時代を創るモダン・テクノロジー』開催のお知らせ 画像 3

赤レンガの展示棟で知るガスと食の歩み

ガスミュージアムは、日本の都市ガス事業に関する資料を展示・収蔵する施設として、昭和42年(1967年)に東京都小平市に開設されました。50年以上にわたり同地で展示活動を続けています。敷地内の二棟の赤レンガ展示棟は、いずれも歴史的な建物を移設復元したものです。

「ガス灯館」は、明治42年(1909年)に建てられた東京ガス本郷出張所を移設復元した建物です。1階では日本のガス事業の起源を紹介し、鹿鳴館で使われたガス燈をはじめ、さまざまなデザインのガス燈を展示しています。2階には、テーマに沿って企画展を定期開催するギャラリーがあり、今回の「時代を創るモダン・テクノロジー」展も同館2階が会場です。

「くらし館」は、明治45年(1912年)に建てられた東京ガス千住工場計量器室を移設復元した建物です。1階には、明治37年(1904年)発行のガス器具カタログ掲載品を展示する「瓦斯(がす)器具(きぐ)立体(りったい)型録(かたろく)」、150年にわたるガス事業を紹介する「ガスとくらしのヒストリー」、都市ガス事業を育てた渋沢栄一の足跡を紹介する「渋沢栄一ギャラリー」などがあります。

くらし館2階では、石炭から始まったガス製造の歩みを、工場模型、映像、パネルで紹介しています。明治時代に実際に使われたガス管をはじめ、ガスメーターやガス栓などを通じて、都市ガスの供給や防災の変遷も見ることができます。二棟に囲まれた中庭では、東京を中心に国内外で当時使われた灯柱を用いて再現したガス燈が灯る様子も見られます。

ガスミュージアム企画展『時代を創るモダン・テクノロジー』開催のお知らせ 画像 4

開催情報と食文化ミュージアムとしての取り組み

ガスミュージアムは、文化庁が日本の多様な食文化の継承・振興に向けて取り組む「食文化ミュージアム」の「食の体験・情報発信施設」に認定されています。紹介のキャッチコピーは「ガスかまどからダイニングキッチンへ日本人の食と調理の変遷、進化がわかる日本人の食生活と炎のエネルギー」。日本人の食生活に欠かせない炊飯を進化させた国産ガス機器の先駆け「ガスかまど」が目印です。

館内では、明治時代に新しい調理熱源として利用が始まったガスの炎と、食生活に寄り添って進化してきたガス器具を、実物や写真、版画などの印刷物史料で紹介しています。ガスかまどのほか、昭和モダンを感じさせる昭和初期の「四面式ガストースター」、ガスコーヒーメーカー、ガス卵ゆで器なども展示。戦前からのガス調理レシピも収蔵し、日本の食と調理の文化、ガスエネルギーの歩みを伝えています。

企画展の会期は2026年10月3日(土)~12月25日(金)、開館時間は10時から17時までです。休館日は月曜日で、月曜日が祝日および振替休日の場合は翌日が休館となります。会場はガスミュージアムのガス灯館2階ギャラリーで、入場料は無料です。所在地は〒187-0001 東京都小平市大沼町4-31-25。ホームページは https://www.gasmuseum.jp/ です。

アクセスは、西武新宿線・花小金井駅北口の「花小金井駅入口」バス停から[武21]錦城高校前経由・東久留米駅西口行き、西武新宿線・小平駅から徒歩約20分(2km)です。JR中央線・武蔵小金井駅北口からは[武21]錦城高校前経由・東久留米駅西口行き、西武池袋線・東久留米駅西口からは[武21]錦城高校前経由・武蔵小金井駅行きが利用でき、いずれも「ガスミュージアム入口」バス停下車、徒歩約3分です。新青梅街道の滝山南交差点角にあり、駐車場は無料です。

食文化ミュージアムの案内ページは、https://www.bunka.go.jp/seisaku/shokubunka/foodculture/foodculturemuseum/ 、食の体験・情報発信施設のページは、https://www.bunka.go.jp/seisaku/shokubunka/foodculture/foodculturemuseum/hasshin_shisetsu/ です。企画展の基本情報と、施設で紹介されている都市ガス・食文化の内容を以下にまとめます。

項目 内容
企画展 時代を創るモダン・テクノロジー
会期 2026年10月3日(土)~12月25日(金)
開館時間・休館日 10:00~17:00/月曜日休館(月曜日が祝日および振替休日の場合は翌日休館)
会場・入場料 ガスミュージアム ガス灯館2階ギャラリー/無料
所在地・駐車場 〒187-0001 東京都小平市大沼町4-31-25/駐車場無料
主なテーマ 明治期の都市ガス、鉄道、電信、造幣、富岡製糸場の技術、日清製粉の歴史、小平のうどん文化
公式ホームページ https://www.gasmuseum.jp/

明治期の技術を描いた錦絵から、ガス器具や製粉の資料、地域に根付いたうどん文化までを一続きの暮らしの歴史として見られる企画展です。会期中は、展示とあわせてガスミュージアムの各展示棟や、食文化にまつわる常設資料にも触れられます。

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