介護職57万人不足に備える福祉DX、第9回介護・福祉EXPOを10月開催
ベストカレンダー編集部
2026年10月1日 12:49
介護・福祉EXPO | 開催期間:10月7日〜10月9日
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介護人材不足と支援ニーズに、福祉DXで向き合う
RX Japan合同会社は、2026年10月7日(水)から9日(金)までの3日間、幕張メッセで「第9回 介護・福祉EXPO 東京」を開催します。日本最大級の医療・介護・ヘルスケア総合展示会「第9回 メディカル ジャパン 東京」内で実施される展示会で、介護現場の人材不足や支援の質向上に役立つ製品・サービスを紹介します。
背景には、福祉の現場で深刻化する人手不足と、支援を必要とする人の増加があります。厚生労働省の推計では、2040年度に介護職員が約57万人不足する見込みです。人材の確保とともに、生産性を高めながらサービスの質を維持することが介護現場の課題となっています。
児童福祉・療育の分野でもニーズが拡大しています。こども家庭庁が発表した調査によると、児童発達支援や放課後等デイサービスの利用児童数は約45.7万人に上ります。今回の展示では、高齢者介護から児童発達支援までを対象に、AIやセンサー、デジタル技術を取り入れた「介護・福祉DX」の製品・サービスが集まります。
AIによる記録業務の支援、センサーを使った見守り、デジタル技術を生かした療育やリハビリテーションなど、現場の業務負担を軽くしながら支援の質を高めるための技術が紹介されます。なお、展示製品の情報は2026年9月28日時点で出展社から提供されたもので、同時開催展の出展製品も含みます。
記録や見守りを支えるAI・センサー製品
出展製品の一つが、BS Code株式会社のAIスマートグラス「NASGlass-ナスグラス-×NASRECO-ナスレコ-」です。介護・看護業界向け記録システムNASRECOと連携して使う多機能デバイスで、職員はケアの手を止めずに、音声対話だけで記録を完結できます。多言語翻訳機能も備え、外国人介護人材が母国語で話すと日本語の記録を作成できるとしています。CARISO Caretech Startup Awardsでは審査員特別賞を受賞した製品です。
Good Way Technology Co., Ltd.の「Elderly Care」は、独居高齢者を見守るケアシステムです。非接触型の環境センサー、Edge AI、クラウドプラットフォームを組み合わせ、人の存在や転倒、日常生活動作などを検知します。センサーのデータをEdge AIで処理し、クラウド上で可視化する仕組みです。リアルタイムの異常通知に加え、日常行動の傾向分析や長期的な変化を把握するインサイトを提供し、離れて暮らす家族や介護者の安心を支援します。
排泄ケアに関する製品としては、株式会社abaの排泄見守りセンサー「ヘルプパッド」があります。ベッドに敷くだけで、おむつ内の尿と便を検知し、おむつ内の状態を見える化。適切なおむつ交換のタイミングを把握できるほか、蓄積された排泄データから一人ひとりの排泄傾向を確認できます。製品は、根拠に基づく排泄ケアを支援し、利用者の尊厳や睡眠に配慮しながら、ケアの質向上、業務負担の軽減、施設全体の生産性向上に貢献するとしています。
運動療育や個別支援に使う仕組みも展示
児童発達支援・放課後等デイサービス向けには、株式会社メディカルアーツの運動療育マシン「MARU」が出展されます。「療育を『人』から『仕組み』へ」という考え方を掲げる製品で、電源を1箇所と床面を用意すれば使えるシンプルな構成です。安全性にも配慮した製品で、キャスター付きのため移動や格納がしやすいと説明されています。
株式会社デジリハの「デジリハ」は、5種類のセンサーと対応アプリを使うデジタル支援システムです。一人ひとりの身体機能や認知機能、障害特性に合わせたリハビリ・療育を行えるよう設計され、リハビリ専門職が開発しました。運動機能だけでなく、認知機能、コミュニケーション、集団活動まで幅広い支援に活用できます。
具体的には、HOKUYOセンサーを使い、壁面に投影されたオブジェクトへ直接タッチするトレーニングを実施できます。上肢機能やリーチ動作に、認知課題を組み合わせられる点が特徴です。合計5種類のセンサーを組み合わせることで、利用者に合わせた支援環境を構築します。高齢者の見守りや記録だけでなく、療育・リハビリの方法を支えるデジタル技術も展示の対象です。
展示会では、介護・福祉の現場が抱える課題に対し、機器やシステムがどのような形で活用できるのかを確認できます。紹介された製品は、記録、見守り、排泄ケア、運動療育、リハビリと、異なる業務や支援の場面を対象にしています。
10月8日には介護レクのワークショップも
会期中の2026年10月8日(木)10時から11時15分には、「選ばれる介護施設のレク戦略」と題した介護レクのワークショップが開催されます。テーマは「もうマンネリ化しない!レクリエーションアイデアの作り方とSNSへの活用【ワークショップあり】」。講師は、リハシャインみやこんじょ所長の野田晃司氏です。
講演では、介護現場のスタッフを悩ませる業務の一つであるレクリエーションの企画を取り上げます。年間300以上のレクリエーションを生み出すデイサービスの所長が、アイデアを生み出すコツを実践形式で解説。さらに、「レク×SNS」を活用して発信力を伸ばしたノウハウも紹介します。
展示会は「第9回 メディカル ジャパン 東京」内で開催され、主催はRX Japan合同会社です。会場は幕張メッセ、会期は2026年10月7日(水)から9日(金)まで。公式Webは https://www.medical-jpn.jp/hub/ja-jp/lp-inv/ns.html です。取材の申し込み先は https://www.medical-jpn.jp/hub/ja-jp/press.html。会期前日の10月6日の取材は、事務局側でスケジュール調整が可能な場合があり、会期当日の問い合わせにも可能な限り取材対応すると案内しています。事前に取材対象やテーマを相談することもできます。
主催するRX Japan合同会社の本社所在地は、東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー11階。代表執行役員社長は田中岳志氏です。事業内容は、東京・幕張・横浜・名古屋・大阪・神戸・福岡・熊本などで年間38分野109本の展示会を開催すること(2026年)と、日本企業の海外展示会への出展サポート(RX ISG)。設立は1986年8月で、会社のHPは https://www.rxjapan.jp/ です。
開催概要と記事で取り上げた内容を、以下にまとめます。
| 展示会 | 第9回 介護・福祉EXPO 東京(第9回 メディカル ジャパン 東京 内) |
|---|---|
| 会期 | 2026年10月7日(水)~9日(金) |
| 会場・主催 | 幕張メッセ/RX Japan合同会社 |
| 主な出展製品 | NASGlass×NASRECO、Elderly Care、ヘルプパッド、MARU、デジリハ |
| ワークショップ | 2026年10月8日(木)10:00~11:15「もうマンネリ化しない!レクリエーションアイデアの作り方とSNSへの活用」 |
| 公式Web | https://www.medical-jpn.jp/hub/ja-jp/lp-inv/ns.html |
| 取材申し込み | https://www.medical-jpn.jp/hub/ja-jp/press.html |
| 主催者HP | https://www.rxjapan.jp/ |
人材確保と支援の質の両立が課題となるなか、記録や見守りを効率化する技術から、個々の特性に応じた療育・リハビリまで、介護・福祉DXの幅広い取り組みを実際に見比べられる展示会です。
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