11月21日開催、障がいのある学生向けキャリア体験「ableto」首都圏
ベストカレンダー編集部
2026年10月1日 16:41
首都圏プレキャリアイベント | 開催日:11月21日
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早い段階から学生と企業が仕事を考える場に
特定非営利活動法人ディーセントワーク・ラボは、特性や障がいのある学生・若年者と企業が、仕事の進め方や関わり方を一緒に考えるイベント「ableto 次世代のキャリア形成プログラム 2026 in 首都圏」を開催します。会場は麻布十番のアクセンチュア・イノベーション・ハブ東京で、開催日は2026年11月21日(土)。大学、企業、NPOが連携し、ワークショップや業務体験を通じて、学生と企業が対話・協働する合同プレキャリアイベントです。
就職活動への不安やキャリア形成のつまずきは、選考が始まる直前に突然生じるとは限りません。「単位が取れない」といった就学上の困りごとや、「アルバイトが続かない」といった社会との接点に関する悩みを経験したとき、試行錯誤したり、他者に相談したりすることが自己理解や仕事理解につながる場合があります。一方で、そうした準備や体験の機会が不足すると、就職活動に不安を抱えたり、活動開始が後ろ倒しになったりすることがあります。
企業側にも課題があります。障害者雇用促進法に基づく障がいのある従業員の法定雇用率は、2024年に2.5%へ上昇し、2026年7月には2.7%に引き上げられました。雇用の受け入れが進む一方、職場で困りごとや課題が起きた際、対応が手探りとなり、現場のマネジメント負担が増えるケースもあります。学生と企業が早期から話し合い、相互理解をもとに働き方や関わり方をすり合わせることが、双方の課題に向き合ううえで重要になっています。
「できる」を一緒に増やすableto
ディーセントワーク・ラボは、こうした課題に対し、学生と企業の対話を通じて相互理解を深め、ともに「できる」を育てるプログラム「ableto(エブルト)」を2024年に始動しました。名称は「できる」を意味する英語の“able to”に由来し、学生と企業がそれぞれの立場で「できる」を増やしていくことを目指しています。
学生にとっては、自分の特性や強みへの理解を深め、個々の能力を発揮しながら周囲と協働する実践経験を積む機会となります。企業には、人事担当者や管理職が障がい者雇用のノウハウを蓄積し、より良い受け入れや関わり方につなげる機会を提供します。今回の首都圏開催は、2026年6月に関西で初開催した合同プレキャリアイベントに続く第2回目で、関東エリアの学生を対象に実施されます。
体験と対話を組み合わせた3日間のプログラム
プログラムは、11月21日の対面イベントだけで完結するものではありません。11月10日のオンライン「プレセッション」をDay1、11月21日の対面プログラムをDay2、11月27日のオンライン「アフターセッション」をDay3とする連続形式です。企業や大学で障がいのある学生の修学・キャリアに携わる実務者、支援者とともに、学生と企業が実践的な体験を行います。
Day2は10時から17時まで開催され、受付は9時30分に始まります。午前と午後にテーブル別の体験を行い、その間に成果共有と休憩、最後に振り返りとクロージングを設けた構成です。予定されている体験は、ソリューション・エンジニア体験、デザイナー体験、クリエイティブ(映像制作)体験、顧客提案体験、インクルーシブ就活ワークショップ。模擬業務、模擬プロジェクト、ワークショップを通じて、仕事の進め方や人との関わり方を具体的に学びます。
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 9:30 | 受付開始 |
| 10:00 | オープニング・挨拶 |
| 10:20 | テーブル別体験 前半(模擬業務・模擬プロジェクト・ワークショップ) |
| 12:30 | 成果共有・休憩 |
| 13:45 | テーブル別体験 後半(模擬業務・模擬プロジェクト・ワークショップ) |
| 15:55 | 成果共有・振り返り |
| 16:30 | クロージング |
| 17:00 | 終了 |
参加費は無料で、事前申込制です。対象は、関東エリアを中心とする、就業や就学に困難のある学生・若年者、特性や障がいのある学生・若年者です。手帳の有無は問いません。関東にオフィスがあり、障がい者雇用、インクルーシブ採用、若年者のキャリア形成に携わる、または関心のある企業担当者も対象です。大学関係者は、障がいのある学生の修学・キャリア支援に携わる実務者、支援者、教員が参加対象となります。
会場はアクセンチュア・イノベーション・ハブ東京(東京都港区三田一丁目4番1号 住友不動産麻布十番ビル9階)です。主催は特定非営利活動法人ディーセントワーク・ラボ、共催は京都大学 学生総合支援機構 附属ディスアビリティ・インクルージョンセンターとアクセンチュア株式会社です。参画企業は、アクセンチュア株式会社、株式会社 LIXIL Advanced Showroom、江崎グリコ株式会社、スクイグル株式会社、トランスコスモス株式会社、株式会社タイミー。協力機関として、大阪大学 ウェルネス推進機構 健康支援相談センター相談支援部門 アクセシビリティ支援室、神戸大学 インクルーシブキャンパス&ヘルスケアセンター 障害学生支援部門が参加します。
関西開催の経験と、運営団体の取り組み
2026年6月には、関西圏の学生を対象に、京都市のアクセンチュア・アドバンスト・AIセンター京都で「ableto 次世代のキャリア形成プログラム 2026 in 関西」を実施しました。特性や障がいのある学生17名が参加し、業務体験に加えて、企業サービスの改善提案をテーマにした実践課題、就職活動での困りごとを整理するワークショップ、自己理解につながる対話に取り組みました。
参加した学生からは、「仕事上での課題点が見える機会に繋がったので非常に助かった」「興味があってもハードルが高く挑戦を躊躇っていた職種を、サポートを受けられる環境で試せたことが何より大きな収穫だった」といった声が寄せられています。首都圏のプログラムも、体験や対話を通じて、学生が自身のことや仕事について考え、企業側も受け入れや協働のあり方を学ぶ機会として企画されています。
アクセンチュアは、abletoの活動において、社会貢献活動の一環として障がい・特性のある方の就労やキャリア形成を支援しています。同社は、クライアントやパートナー、地域コミュニティと協力し、より持続可能で責任ある世界経済の実現に向けて社会課題に取り組んでいます。事業活動で培った人材のスキル発揮を高めるノウハウを生かし、NPOなどと連携して、就業支援や起業支援を通じた経済的自立を後押ししています。社員の直接参加を重視し、企画から実行まで多様な専門性を持つ社員が参画。社員の時間とスキルを提供し、標準化、IT活用、定量的管理、継続的改善などのビジネス手法を社会課題解決に生かすことを、社会的インパクトの最大化につなげています。
主催するディーセントワーク・ラボは、すべての人の「ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)」と「ディーセント・ロール」の実現を目指す団体です。一人ひとりがコミュニティやグループの中で役割を持ち、本人と周囲の人がその役割を認識できる環境づくりを大切にしています。特に、働く環境が十分に整っていない障がいのある人が力を発揮し、チームの成果を高められる職場づくりを支援。実践と研究で培った専門的知見をもとに、障がい者雇用に取り組む企業への伴走型支援を提供しています。福祉事業所のものづくりブランド「equalto」の企画・運営、働きやすい職場についての調査研究と情報発信、多様性を体験する「トントゥフェスティバル」の企画・運営にも取り組んでいます。
共催の京都大学 学生総合支援機構 附属ディスアビリティ・インクルージョンセンター(DIINセンター)は、地域生活にある社会的障壁がどこに、なぜ生じているのかを問い、除去・軽減する方法を考えて実践するために設立されました。京都大学DRCで培った経験やノウハウをもとに、大学の資源や特色を生かした多様なリソースを提供し、互いに尊重し合える社会を目指しています。取り組みから得た知見を教育へ還元し、新たな循環を生み出すことも目標です。京都大学DRC(Disability Resource Center)は、同大学に在籍する障害のある学生を支援する専門部署として、学生総合支援機構内に設置されています。
本イベントでは、学生や支援者に加え、今後の参加を検討する企業の見学も受け付けています。問い合わせ先は ableto@decentwork-lab.org です。ディーセントワーク・ラボの所在地は、〒145-0062 東京都大田区北千束 3-28-9 VAN フラッツ401。担当は高橋です。
- ディーセントワーク・ラボ/ableto:https://decentwork-lab.org/ableto/
- 京都大学DIINセンター:https://www.assdr.kyoto-u.ac.jp/diin/
- アクセンチュアの社会貢献活動:https://www.accenture.com/jp-ja/about/corporate-citizenship
学生にとっては仕事や自分の強みを知る体験の場となり、企業や大学関係者にとっては、対話を通じて支援や協働の方法を考える機会となるプログラムです。開催情報と参加対象、運営体制を以下にまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | ableto 次世代のキャリア形成プログラム 2026 in 首都圏 |
| 対面開催 | 2026年11月21日(土)10:00~17:00 |
| 会場 | アクセンチュア・イノベーション・ハブ東京(東京都港区三田一丁目4番1号 住友不動産麻布十番ビル9階) |
| 参加費・申込 | 無料・事前申込制 |
| 連続プログラム | Day1オンライン・プレセッション:11月10日/Day2対面:11月21日/Day3オンライン・アフターセッション:11月27日 |
| 問い合わせ | ableto@decentwork-lab.org |
早期の準備や体験を通じて、学生と企業が互いを知り、仕事の進め方や関わり方を具体的に考えることが、このプログラムの中心です。首都圏での開催は、関西での実施に続く取り組みとして、大学・企業・NPOの連携で行われます。