星の王子さまミナリマ版、10月22日に翻訳者トーク&サイン会
ベストカレンダー編集部
2026年10月1日 18:19
刊行記念トーク&サイン会 | 開催日:10月22日
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ミナリマのしかけで、新しい「星の王子さま」へ
株式会社静山社は、フランスでの原著刊行から80周年を記念し、『星の王子さま〈ミナリマ・デザイン版〉』を10月に刊行します。原作はアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリによる不朽の名作。ハリー・ポッター映画シリーズのグラフィックデザインを手がけたミナリマが、デザインとイラストを担当したスペシャル・エディションです。
本書には約100点のフルカラーイラストを収録し、物語の場面に合わせた8つのしかけを盛り込みました。咲きほこる王子さまのバラに水をやる場面や、惑星から砂漠へと飛び回る物語の世界を、ページをめくって読むだけでなく、しかけを動かしながら楽しめる構成です。長く読み継がれてきた物語に、ミナリマならではのビジュアル表現と仕掛けが加わります。
静山社は、本書を世界中の子どもたち、そしてかつて子どもだった大人たちに向けた、ミナリマ・スタジオによる80周年の特別記念版として紹介しています。対象は小学5・6年生から。年齢や人生経験によって受け止め方が変わる物語を、イラストを見て、文章を読み、内容について考えるという複数の楽しみ方で味わえる一冊です。
書籍の基本情報
翻訳は松村隆太郎さんと松岡佑子さんの共訳です。松岡さんは「ハリー・ポッター」シリーズの翻訳者として知られ、本書ではミナリマのデザインとイラスト、二人による新訳が組み合わさります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | 『星の王子さま〈ミナリマ・デザイン版〉』 |
| 作 | アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ |
| デザイン・イラスト | ミナリマ |
| 訳 | 松村隆太郎、松岡佑子 |
| 仕様 | 192ページ、約100点のフルカラーイラスト、8つのしかけ |
| 価格 | 5,720円(税込) |
| 対象 | 小学5・6年生から |
| 刊行時期 | 2026年10月 |
静山社の所在地は千代田区九段北1−15−15、代表取締役社長は松岡佑子さんです。リリースには「特設サイトはこちら」と案内がありますが、URLの記載はありません。また、刊行記念イベントについても「イベント詳細はこちら」とされています。記事作成にあたり、元情報に掲載されていないリンク先は補っていません。
二人の翻訳者が語る、読み直すたびに変わる物語
松村隆太郎さんは京都出身。大学で建築を学んで卒業後、商社に入社し、26歳から数年間、ベルギーのブリュッセルに駐在して開発事業に携わりました。現地で必要に迫られてフランス語を学び、フランスのマンガであるBDの「アステリクス」の魅力に引き込まれたことが、翻訳の世界に入るきっかけになったといいます。
「アステリクス」は出版済みのアルバムが約40巻あり、そのうち6割を占めるゴッシーニ作品について松村さんは翻訳を済ませていますが、まだ出版には至っていないとのこと。趣味は蝶や鳥の撮影で、半世紀以上ぶりにピアノを再開し、ベートーヴェンのソナタ「悲愴」の全楽章演奏を目指して練習中です。
松村さんが「星の王子さま」に初めて出会ったのは学生時代で、当時は日本語で読みました。十数年前には六人の翻訳者によるロールプレイング形式の共訳に参加し、ヘビと地理学者を担当。そして今回、松岡さんとの共訳に取り組みました。時間を置いて読み返すと、受け止め方が以前と大きく違うと感じたそうです。
今回、松村さんの心を強く引き込んだのは、特にキツネが登場して以降の場面です。王子さまと飛行士が井戸を求めて砂漠をさまようところや、王子さまがヘビと出会うまでの飛行士とのやりとりに、物語のシーンへ引きずり込まれる感覚があったと振り返ります。著者サン=テグジュペリの素朴なイラストとは異なる、ミナリマ版独自のイラストや色遣い、しかけも本書の特徴として挙げています。
松村さんは、作品が冒頭で大人に捧げられたあと、「小さな男の子だった頃のレオン・ヴェルトに捧げる」と訂正されることにも触れています。大人から子どもまで、年齢に応じて楽しめる内容として、見て、読んで、考える三つの喜びを読者に味わってほしいとコメントしました。
松岡佑子さんの翻訳と作品へのまなざし
松岡佑子さんは国際基督教大学を卒業し、モントレー国際大学院大学で国際政治学修士を取得した翻訳家です。日本ペンクラブ会員で、スイス在住。「ハリー・ポッター」シリーズ全7巻のほか、J.K.ローリング著『イッカボッグ』『クリスマス・ピッグ』、ビアトリクス・ポター作『ブーツをはいたキティのおはなし』などを訳しています。
松岡さんは「星の王子さま」を、読むたびに新しいものが見えてくる作品と表現します。最も多くの言語に訳された書は聖書で、その次が「星の王子さま」、三番目はおそらく「ハリー・ポッター」シリーズだとし、どの言語でも心に響く物語だと述べています。
今回の新訳は、松岡さんにとって良き共同翻訳者である松村さんを得て初めて実現したものです。日本語の読者の心に自然に入っていけるよう、「ハリー・ポッター」の翻訳経験も生かしたといいます。作品が何を訴えるかは読む人によって異なり、年齢や人生経験によっても変わるという見方を示しています。
松岡さんは、作者がコンスエロという美しく感情の激しい妻との関係に苦しんだといわれることにも言及。王子さまが、自分の星のバラ以外にもたくさんのバラがあると知ったときの驚きと悲しみ、そして自分のバラはやはりただ一本だと気づき、彼女のいる星へ帰る覚悟を、今の自分に響くテーマとして挙げました。コメントは「2026年 秋 スイスにて 松岡ハリス 佑子」と結ばれています。
10月22日に池袋で刊行記念トーク&サイン会
刊行を記念し、翻訳者の松村隆太郎さんと松岡佑子さんによるトーク&サイン会が、2026年10月22日(木)にジュンク堂書店 池袋本店で開催されます。開場は18時20分、イベントは19時から20時30分までです。二人の翻訳者を迎え、本書の魅力を語るトークショーとして案内されています。
イベントは『星の王子さま〈ミナリマ・デザイン版〉』(静山社)の刊行記念企画です。作品の翻訳を手がけた二人が登壇し、それぞれの読書や翻訳の経験を背景に、ミナリマ版の魅力を語ります。会場はジュンク堂書店 池袋本店です。
刊行時期は2026年10月、イベント開催日は10月22日です。書籍は192ページ、価格は税込5,720円。約100点のカラーイラストと8つのしかけを備えた記念版という内容を、刊行時期とイベント情報とあわせて確認できます。
| まとめ項目 | 内容 |
|---|---|
| 記念版 | フランス原著刊行80周年を記念した『星の王子さま〈ミナリマ・デザイン版〉』 |
| 刊行 | 2026年10月 |
| 刊行記念イベント | 翻訳者 松村隆太郎さん×松岡佑子さん トーク&サイン会 |
| 日時 | 2026年10月22日(木)18:20開場、19:00〜20:30 |
| 会場 | ジュンク堂書店 池袋本店 |
| 本書の価格・ページ数 | 5,720円(税込)、192ページ |
約100点のフルカラーイラストと8つのしかけ、そして二人の翻訳者による新訳がそろった80周年記念版。物語を知っている人も、初めて読む人も、ページをめくりながら作品の見え方を確かめられる内容です。10月の刊行と、10月22日の刊行記念イベントが案内されています。
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