TIFFCOM 2026が10月28日開幕、日本IP・アニメ・AIの最前線
ベストカレンダー編集部
2026年10月1日 18:39
TIFFCOM 2026 | 開催期間:10月28日〜10月30日
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世界のコンテンツビジネスが浜松町に集まる3日間
東京国際映画祭(TIFF)併設のコンテンツマーケット「TIFFCOM 2026」が、2026年10月28日(水)から30日(金)まで、東京都立産業貿易センター浜松町館で開催されます。映画、テレビ、アニメなどのコンテンツホルダーに加え、有力バイヤーやプロデューサー、業界関係者が世界各国から集まり、カンファレンス、企画・IPマーケット、ピッチ、ネットワーキングを通して国際共同製作やコンテンツビジネスの機会を探ります。
23回目となる今回は、日本IPの海外展開やアニメーション、国際共同製作に加え、AIプロダクトやデータアナリティクスなど、テクノロジー関連の出展も増える予定です。テクノロジーとストーリーテリングの関係、市場データを踏まえた海外戦略など、世界のコンテンツビジネスの動向を幅広く扱います。
開催規模の参考として、2025年は総参加者数4,610人、うち海外からの参加者が1,905人、参加国・地域数が46、商談件数は7,700件を超えました。TIFFCOMは、東京国際映画祭に併設されるビジネス・コンテンツマーケットです。第39回東京国際映画祭は2026年10月26日(月)から11月4日(水)まで開催されます。
| 名称 | TIFFCOM 2026 |
|---|---|
| 会期 | 2026年10月28日(水)~30日(金) |
| 会場 | 東京都立産業貿易センター浜松町館(東京都港区海岸1-7-1) |
| 主催 | 経済産業省、総務省、公益財団法人ユニジャパン |
日本IPの映像化と国際共同製作を後押し
日本のマンガや小説などの映像化権、映像作品のリメイク権、ゲームを含む多彩なIPを海外の映像プロデューサーにつなぐのが「Tokyo IP Market: Adaptation & Remake(TIPM)」です。2025年に始まり、2026年5月にはカンヌ国際映画祭併設マーケット「マルシェ・デュ・フィルム」に「Japan IP Market」として進出しました。TIFFCOMでは参加企業や業種をさらに多様化し、個別商談のほかオープンピッチも実施します。
参加するのは、アミューズクリエイティブスタジオ、コミスマ、KADOKAWA、日本文芸社、日本アニメーション、松竹、主婦と生活社、スクウェア・エニックス、タカラトミー、東映の10社です。日本発の作品やキャラクターなどを、海外での映像化やリメイクにつながる商談の場に紹介します。また、今年5月に実施したJapan IP Marketの取り組みを受け、マルシェ・デュ・フィルム関係者が登壇するカンファレンスも開かれます。カンヌで日本が「カントリー・オブ・オナー」に選ばれた成果と、日本IPをめぐる世界との共創がテーマです。
企画段階の映画と資金調達を結び付ける「Tokyo Gap-Financing Market(TGFM)」は第7回を迎えます。アジア、欧州、南米、北米など24の国・地域から、実写・アニメーションを含む長編映画企画24件を選出。今年のTIFFコンペティション部門に選ばれた山本英監督の最新企画、日本発の8企画、アニメーション5企画などが参加します。
TGFMは資金調達段階にある企画を世界の映画・映像業界の専門家につなぎ、企画の成立や予算達成を支援するマーケットです。今年はカナダのファンタジア国際映画祭が主催する国際ジャンル映画共同製作マーケット「Frontières」と新たに提携。IMAGICA GROUPの協力による初のオープンピッチを10月28日に行い、Frontières Showcaseの5企画を含む計10企画がピッチングします。
過去のTGFM参加企画からは、国際映画祭で評価された作品も生まれています。『The Violinist』は2026年アヌシー国際アニメーション映画祭の長編部門でクリスタル賞を受賞。『Titanic Ocean/タイタニック・オーシャン』は2026年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に、『9 Temples to Heaven』『Death Has No Master』は同映画祭の監督週間に選出されました。
AIからアニメまで、登壇者とテーマが広がるカンファレンス
キーノート「テクノロジーが拓く、ストーリーテリングの未来」は10月29日(木)11:30~12:30に開催。『アベンジャーズ』シリーズのAGBOから、共同経営者のクリス・ブレアトン氏と最高科学責任者(CSO)のドミニク・ヒューズ氏が登壇します。テクノロジーをクリエイター主導でどう活用するか、技術が創作のパートナーとしてアーティストを支え、物語表現を広げる可能性を議論。映画、テレビ、ゲーム、インタラクティブ・エンターテインメントの次世代も展望します。ブレアトン氏はメディア・エンターテインメント業界で30年以上、戦略、ディールメイキング、事業運営などに携わってきました。アルゴリズム、機械学習、AIの専門家であるヒューズ氏とともに登壇し、Varietyアジア担当エディターのナーマン・ラマチャンドラン氏がモデレーターを務めます。主催はモーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)、一般社団法人日本映画製作者連盟、公益財団法人ユニジャパンです。
アニメ分野では、一般社団法人日本動画協会によるSpecial Session「日本のアニメの海外展開 ~2025年の日本のアニメ海外売上速報と、2つのスタジオの海外戦略~」を10月30日(金)13:30~15:00に開催します。第1部で2025年のアニメ産業市場規模の国内・海外速報値を発表し、第2部では日本アニメーションとProduction I.Gが海外戦略を紹介します。オープニングスピーチは日本動画協会理事長で日本アニメーション代表取締役社長の石川和子氏、モデレーターはヒューマンメディア代表取締役社長の小野打恵氏。長谷川雅弘氏、平塚仁美氏、上田陽子氏がスピーカーとして参加します。
「ANIME CO-PRODUCTION CONFERENCE」では、日本アニメの新たなエコシステムをテーマに、国際共同製作における資金調達や座組について国内外の関係者が議論します。TOKYO ANIME NEXT主催の「アニメーション特別シンポジウム ~2027年 新たなアニメアワードのスタートに向けて~」では、日本のアニメーション業界が主導して国際的なアワードを設立する意義を取り上げます。スタジオ出展、市場データ、海外戦略、共同製作、国際的なブランディングまで、多角的に日本アニメの現在を発信します。
「日本発IPフロンティア2026! ~放送の先へ~」は10月29日(木)13:00~14:15。テレビ東京、株式会社闇、フジテレビ、TSKさんいん中央テレビ、南海放送、中京テレビ、北海道テレビ放送が参加し、メディアや国境を越える新しいビジネスモデルを紹介します。主催は一般社団法人放送コンテンツ海外展開促進機構(BEAJ)。大森時生氏、頓花聖太郎氏、青木僚平氏、川中優氏、楠目厚人氏、横井一輝氏、阿久津友紀氏が登壇し、一木郁夫氏がMC、原園明彦氏がモデレーターを務めます。
開催日別の注目プログラムと確認情報
10月29日(木)には、マルシェ・デュ・フィルムの関係者も登壇する「カントリー・オブ・オナーのその先へ ―日本と世界が築く新たなパートナーシップ―」を15:45~16:45に開催します。主催は独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)。土屋貴司氏、公益財団法人ユニジャパン特別顧問/TIFFCOM CEOの椎名保氏、マルシェ・デュ・フィルム Head of Industry Programsのアレクサンドラ・ザハルチェンコ氏がスピーカーとして参加し、中山淳雄氏がモデレーター、梶直弘氏が閉会挨拶を務めます。
同日13:30~14:30には「データで読み解く日本のコンテンツの現在地と海外戦略 ~映像・アニメ、キャラクターIP、音楽の最新動向~」を開催。ジーエフケー・インサイト・ジャパン株式会社が主催し、岡﨑早苗氏と、日経エンタテインメント!編集委員の平島綾子氏が登壇します。映像・アニメ、キャラクターIP、音楽のデータを手がかりに、日本コンテンツの現状と海外展開の可能性を読み解く内容です。
このほか、「日本テレビが挑む グローバル・コンテンツ企業への歩み」「TBSグローバル戦略の最前線 ~ハリウッド・Legendary社との協業から『SASUKE』の世界的展開まで~」「Linmon 2026-2027 コンテンツ・ショーケース」「台湾の独創力が出会う、プロジェクト・ショーケース」などを予定。カンファレンスには「日本アニメの新たなエコシステム:国際共同製作における『資金と座組』の最前線」も含まれます。
開催概要やカンファレンスの最新日時、登壇者、各プログラムの詳細は、TIFFCOM公式サイトで案内されます。カンファレンスは順次追加発表される予定です。今回紹介された内容は2026年10月1日時点のもので、追加発表や登壇者の追加については公式サイト、SNS、プレスリリース等で順次知らせるとしています。
| 10月28日(水) | TGFMオープンピッチ。Frontières Showcaseの5企画を含む計10企画が参加。 |
|---|---|
| 10月29日(木) | 11:30~12:30 キーノート、13:00~14:15 日本発IPフロンティア、13:30~14:30 データと海外戦略、15:45~16:45 日本と世界のパートナーシップ。 |
| 10月30日(金) | 13:30~15:00 日本アニメの海外展開に関するSpecial Session。 |
| 会場所在地 | 東京都立産業貿易センター浜松町館(東京都港区海岸1-7-1) |
| 主催 | 経済産業省、総務省、公益財団法人ユニジャパン |
IPの映像化、映画企画の資金調達、アニメの海外戦略、AIや市場データをめぐる議論が同じ会場に集まるTIFFCOM 2026。10月28日から30日までの3日間、コンテンツを世界へ届けるための商談と交流、専門プログラムが展開されます。
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