かがくいひろし回顧展が豊橋で開催、原画約200点と未完ラフを公開
ベストカレンダー編集部
2026年10月9日 07:42
かがくいひろし回顧展 | 開催期間:10月17日〜11月15日
カレンダーに追加:Google|iPhone/Outlook
『だるまさん』の笑顔を生んだ創作の背景に迫る回顧展
絵本「だるまさん」シリーズの作者、かがくいひろしの大規模回顧展「かがくいひろしの世界展」が、豊橋市美術博物館で2026年10月17日(土)から11月15日(日)まで開催されます。会場は同館1階展示室1~4。かがくいの没後初となる大規模な回顧展で、絵本原画や制作資料、教員時代の映像や教材などを通して、作品の魅力と創作のルーツを紹介します。
「だ・る・ま・さ・ん・が」のフレーズと、赤く丸っこいだるまさんのユーモラスな表情で親しまれるシリーズは、0歳の赤ちゃんから大人まで幅広い世代に読まれてきました。かがくいひろし(1955~2009)は50歳で絵本作家としてデビューし、病で急逝するまでのわずか4年間に、「だるまさん」シリーズをはじめとする作品を次々と制作。シリーズの累計発行部数は1,000万部を超えています。
創作の土台となったのは、28年間にわたる特別支援学校での教員経験です。子どもたちと深く触れ合うなかで得た知見や実感をもとに、生き生きとした反応や笑い声を引き出す絵本づくりに情熱を注ぎました。本展では、作品そのものに加え、子どもたちと過ごした時間や教育現場での活動にも目を向け、かがくいの創作を多角的にたどります。
原画、アイデアノート、教員時代の資料を展示
会場では、全16作品の絵本原画約200点を展示します。絵本が形になるまでの過程を伝えるアイデアノートなど、貴重な制作資料も多数公開。人気作「だるまさん」シリーズの続編や新作の未完ラフも紹介され、完成した絵本とあわせて、構想や制作の一端に触れられます。
また、かがくい絵本のキャラクターが大集結する会場限定の映像アトラクションも見どころです。原画や資料をじっくり見る展示に、映像を通して作品世界を楽しむ体験が加わります。会場には絵本も全冊置かれるため、展示を見ながら作品を改めて手に取ることができます。幼い頃に読んでもらった記憶や、子どもに読み聞かせ、一緒に笑い合った思い出と重ねながら、絵本の世界を味わえる構成です。
教員時代の紹介では、特別支援学校で同僚と取り組んだ人形劇活動や授業の映像、生徒と合作した教材などを展示します。28年間の教員生活で子どもたちと過ごした日々が、絵本づくりのルーツとしてどのようにつながっているのかを、映像や実物資料からたどります。子どもたちをあたたかく見守っていた「かがくい先生」の視点にも触れられる内容です。
手話・テキスト・音声ガイドに対応、関連企画も開催
展示を誰もが楽しめるよう、会場では来場者のスマートフォンを使った手話・テキスト・音声による無料解説を用意します。希望者には点字の解説パンフレットも渡されます。さらに本展の開催に合わせ、出版元のブロンズ新社が、豊橋市内の特別支援学校・聾学校などへ大型絵本『だるまさんが』を贈呈します。
会期中には、学芸員による見どころ紹介、親子で楽しめるワークショップ、絵本の読み聞かせ会を開催します。学芸員による見どころ紹介は10月24日(土)と11月4日(水)の各日14時から14時30分まで、豊橋市美術博物館講義室で実施。定員は各日50名で、無料・当日先着順です。
ワークショップ「かがくいさんのへび人形をつくろう」は、10月21日(水)と11月7日(土)の14時から14時30分まで、かがくいひろし展の会場内で行われます。対象はどなたでも参加でき、未就学児から小学校低学年までは保護者同伴です。参加は無料で、各回定員50名。当日先着順で、当日観覧券が必要です。
絵本の読み聞かせ会は全4回です。10月18日(日)、10月27日(火)、11月8日(日)は14時から14時30分まで、10月22日(木)は11時20分から12時まで開催します。会場は豊橋市美術博物館講堂または講義室で、各回定員50名、無料・当日先着順です。開催日によって時間が異なるため、参加日ごとの時間を確認できる内容になっています。
会期・観覧料・会場を確認
展覧会は2026年10月17日(土)から11月15日(日)まで開催され、月曜日は休館です。開館時間は9時から17時までで、入場は16時30分まで。観覧料は一般・大学生が1,200円、小・中・高生が600円です。括弧内の料金は前売り、または20名以上の団体料金で、一般・大学生は1,000円、小・中・高生は500円となります。
原画や未完ラフ、教員時代の資料、会場限定映像、ユニバーサルな解説、関連イベントまで、絵本の作品世界とその背景をあわせて紹介する展覧会です。会期中に訪れる場合は、休館日と入場時間、参加したい関連企画の開催日時・定員・参加条件をあわせて確認すると、展示をより具体的に楽しめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展覧会名 | 日本中の子どもたちを笑顔にした絵本作家 かがくいひろしの世界展 |
| 会期 | 2026年10月17日(土)~11月15日(日)※月曜日休館 |
| 開館時間 | 9:00~17:00(入場は16:30まで) |
| 会場 | 豊橋市美術博物館 1階展示室1~4 |
| 観覧料 | 一般・大学生1,200円(1,000円)、小・中・高生600円(500円)。括弧内は前売または20名以上の団体料金 |
| 展示内容 | 全16作品の原画約200点、アイデアノートなどの制作資料、未完ラフ、教員時代の映像・教材、会場限定映像アトラクション |
| 関連企画 | 学芸員による見どころ紹介、へび人形づくりワークショップ、絵本の読み聞かせ会 |
| 鑑賞サポート | スマートフォンでの手話・テキスト・音声による無料解説、希望者への点字解説パンフレット |
絵本の原画から制作の手がかり、子どもたちとの教育現場での活動までを一続きに紹介する「かがくいひろしの世界展」。作品に親しんできた人も、創作の背景を知りたい人も、展示と関連企画を通じてその世界をたどれます。
PRAmazonアソシエイトのリンクです