丹波竜発見20周年「大恐竜展」10月10日開幕、ザヴァケファレ世界初展示
ベストカレンダー編集部
2026年10月10日 20:49
丹波竜発見20周年特別展 | 開催期間:10月10日〜2月23日
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丹波竜発見20周年、約1億1000万年前の恐竜時代へ
丹波市立たんば恐竜博物館で、丹波竜発見20周年を記念する特別展「大恐竜展~新発見の堅頭竜類ザヴァケファレ~」が開催されます。会期は2026年10月10日(土)から2027年2月23日(火・祝)まで。タンバティタニスが生息した約1億1000万年前に焦点を当て、国内外の白亜紀の恐竜を中心に紹介します。
始まりは2006年8月7日。丹波市山南町の篠山川河床に露出する篠山層群大山下層で、恐竜の肋骨化石が発見されました。継続的な調査研究を経て、この化石は新属新種の竜脚類「タンバティタニス・アミキティアエ」と命名され、産出した地層の年代は約1億1000万年前、前期白亜紀と推定されています。発見から20年を迎える2026年の特別展では、この時代の恐竜や環境を、標本の比較を交えてたどります。
会場は丹波市立たんば恐竜博物館(兵庫県丹波市山南町谷川1110)。開館時間は10時から17時までで、11月1日以降は16時までです。休館日は月曜日で、祝祭日の場合は翌平日が休館となります。また、12月29日から翌年1月3日まで休館です。入館料は高校生以上1,500円、小・中学生500円。兵庫県内の小・中学生は、ココロンカードの提示により無料となります。
世界初展示のザヴァケファレと、白亜紀の多様な恐竜
目玉展示は、新属新種の堅頭竜類「ザヴァケファレ・リンポチェ」です。モンゴル・ゴビ砂漠の約1億1000万年前の地層から発掘され、その成果は科学雑誌『Nature』で報告されました。ザヴァケファレの実物化石、全身骨格、生体復元などが展示されるのは、国内4か所を巡回する今回の特別展が世界で初めてです。
ザヴァケファレは「頭突き恐竜」と呼ばれるパキケファロサウルス類の中で最古の化石とされ、これまでの記録を約1400万年更新しました。さらに、同類で世界初となる「手の指」「胃石」「完全な尻尾」の化石が見つかり、年齢も推定されています。展示品には、モンゴル科学アカデミー古生物学研究所所蔵の「ザヴァケファレ頭骨 実物化石」が含まれます。「新発見の堅頭竜類 ザヴァケファレ」の画像クレジットは©Masato Hattoriです。
福島県の同時代の地層から発掘された恐竜化石や植物化石も展示されます。異なる地域の標本を比べることで、白亜紀における地域間の違いを紹介する構成です。福島県立博物館で世界初公開となるピナコサウルスの喉の実物化石は、アメリカ自然史博物館所蔵。同博物館の吉田副主任学芸員が展示化石を用いて研究し、世界で初めて恐竜の鳴き声を明らかにしたとされています。研究から推定された鳴き声を発するピナコサウルスのロボットも、本特別展に合わせて世界で初めて製作されます。ピナコサウルスの復元画のクレジットは©Takumiです。
後期白亜紀の恐竜としては、ティラノサウルス・レックス、愛称「ワイレックス」の全身骨格を展示。初めて皮膚の痕跡が発見されたティラノサウルスの化石で、全身骨格の兵庫県内での展示は初めてです。読売新聞社所蔵の全身骨格レプリカは、博物館所蔵のタルボサウルスと同じ空間に配置され、全長約12メートルの大型肉食恐竜が並びます。前期白亜紀の恐竜がその後どのように進化したのかを考える展示です。
展示は「ジュラ紀の終わり」「白亜紀の幕開け」「新恐竜の発見」「白亜紀の多様性」「恐竜の社会」「現代の恐竜―鳥類」「おわりに」の7章で構成されます。「世界最古」「世界初(手の指等の発見)」は、2025年10月発行の『Nature』誌の論文発表に基づく表現です。「世界初(喉化石の展示、鳴き声ロボットの製作)」および「兵庫県で初めて(ワイレックス展示)」は、たんば恐竜博物館調べ(2026年10月時点)です。
会期中は解説ツアーや化石・恐竜の造形イベントも
会期中には、展示解説ツアーや恐竜フィギュアの塗装、骨格復元の講座が予定されています。解説ツアーは稲葉勇人氏が講師を務め、2026年10月14日(水)、10月22日(木)、11月17日(火)、12月22日(火)、2027年1月19日(火)に実施。各日11時~12時、14時~15時の2回で、会場は丹波市立たんば恐竜博物館です。対象は小学生以上、受講料は1人200円、定員は各回15人です。
2026年12月6日(日)には、徳川広和氏を講師に迎えた2つの制作イベントを開催します。10時30分~12時は「アロサウルス フィギュア塗装」で、対象は小学生以上、受講料は1人500円。続く13時~17時は「ティラノサウルス 全身復元」で、対象は小学4年生以上、受講料は1人2,000円です。どちらも会場は丹波市立たんば恐竜博物館です。
2027年2月14日(日)も同館で2つのイベントを実施します。10時30分~12時30分は「丹波竜骨格復元」で、対象は小学4年生以上、受講料は1人800円。13時30分~15時は「恐竜フィギュア塗装・ブラキオサウルス」で、対象は小学生以上、受講料は1人500円です。いずれも講師は徳川広和氏です。
シンポジウム「1億1000万年前の恐竜時代~丹波とモンゴルの化石研究~」は、丹波竜フェスタに於いて2026年12月13日(日)13時~15時に開催されます。会場は丹波市立山南住民センター2階で、事前申し込みが必要です。
特別展の主催は丹波市、神戸新聞社です。会期や入館料に加え、各イベントでは開催日、時間、対象年齢、受講料、会場が設定されています。展覧会では丹波竜の発見を起点に、ザヴァケファレやピナコサウルス、ワイレックスなどの標本を通して、前期から後期白亜紀、さらに現代の鳥類へとつながる恐竜の多様性を紹介します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展覧会名 | たんば恐竜博物館 特別展2026 丹波竜発見20周年記念「大恐竜展~新発見の堅頭竜類ザヴァケファレ~」 |
| 会期 | 2026年10月10日(土)~2027年2月23日(火・祝) |
| 開館時間・休館日 | 10時~17時(11月1日以降は16時まで)。月曜日(祝祭日の場合は翌平日)、12月29日~翌年1月3日は休館 |
| 会場 | 丹波市立たんば恐竜博物館(兵庫県丹波市山南町谷川1110) |
| 入館料 | 高校生以上1,500円、小・中学生500円。兵庫県内の小・中学生はココロンカード提示で無料 |
| 主催 | 丹波市、神戸新聞社 |
丹波竜の発見から20年を記念する本展は、世界初展示となる標本や復元展示、会期中の体験イベントを通して、白亜紀の恐竜研究を多角的にたどる内容です。
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