ヨルダン館、万博満足度1位の先へ 交流は2027年横浜へ

GREEN×EXPO 2027 | 開催期間:3月19日〜9月26日

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GREEN×EXPO 2027
ヨルダン・パビリオンは万博でどんな評価を受けた?
2,000人以上の来場者への出口調査に基づく「パビリオン満足度ランキング」で総合第1位に選ばれました。さらにBIE公式参加者褒賞では、テーマ解釈のモジュール型パビリオン部門金賞と、持続可能性賞を受賞しています。
万博後、ヨルダンとの交流はどこで続いている?
ヨルダン・キャラバンが日本各地の50以上のイベントに参加。大阪の万博記念公園や堺市、徳島県、鳥取県で文化イベントや展示、学校交流が行われ、ワディ・ラムの砂を用いた展示も受け継がれています。

砂に触れる展示が生んだ、万博の記憶

2025年10月13日に閉幕した大阪・関西万博から1年。ヨルダン・パビリオンは、来場者満足度ランキング総合第1位と、博覧会国際事務局(BIE)の公式参加者褒賞2部門受賞という成果を残しました。閉幕後も、日本各地で文化交流を続ける「ヨルダン・キャラバン」が50以上のイベントに参加し、万博で生まれたつながりを地域や次世代へと広げています。

パビリオンの象徴となったのは、世界遺産ワディ・ラム保護区から運ばれた砂を用いた体験型展示です。来場者は素足で砂に触れ、映像や音、香りを通してヨルダンの自然や文化を体感しました。砂漠の景色を眺めるだけでなく、身体で触れ、五感を使って国の魅力に出会う構成が、多くの人の関心を集めました。会期中には最大240分待ちを記録しています。

ぴあ株式会社発行の『大阪・関西万博ぴあ完全攻略編』に掲載された、2,000人以上の来場者を対象とする出口調査に基づく「パビリオン満足度ランキング」で、ヨルダン・パビリオンは総合第1位に選ばれました。展示が目指したのは、鑑賞にとどまらず、自然に触れ、文化を感じ、そこに暮らす人々に心を寄せること。遠く離れた国を身近に感じ、人と人とのつながりを育む場となりました。

【大阪・関西万博閉幕1周年】ヨルダン・パビリオン、来場者満足度第1位・BIE公式参加者褒賞2部門受賞のレガシーを未来へ。 画像 2

BIEの公式褒賞は2部門

2025年10月12日のBIEデー表彰セレモニーでは、ヨルダン・パビリオンが公式参加者褒賞の2部門で受賞しました。ヨルダンの歴史、文化、自然、そして未来への展望を表現した展示が、国際的な評価につながっています。

  • テーマ解釈(Theme Development):モジュール型パビリオン部門金賞
  • 持続可能性(Sustainability):モジュール型パビリオン部門持続可能性賞

来場者満足度総合第1位とBIEの2部門受賞は、パビリオンが残した代表的な成果です。プレスリリースによると、ランキングは『大阪・関西万博ぴあ完全攻略編』掲載の調査結果に基づき、褒賞は2025年大阪・関西万博におけるヨルダン・パビリオンの受賞実績を示しています。

【大阪・関西万博閉幕1周年】ヨルダン・パビリオン、来場者満足度第1位・BIE公式参加者褒賞2部門受賞のレガシーを未来へ。 画像 3

砂漠を舞台に広がった芸術とウェルビーイング

万博期間中には、展示空間を生かした文化・芸術・ウェルビーイングの企画も実施されました。2025年9月7日には、フリーアナウンサーでマインドフルネストレーナーとしても活動する内田恭子氏を迎えた特別イベント「ワディ・ラム砂漠にて、マインドフルネスで旅をするひとときを。」を開催。ヨルダンから運ばれた赤い砂が広がる空間で、参加者は内田氏の導きにより、呼吸や五感に意識を向け、自分自身と静かに向き合いました。

テーマは「ゆるめる・ほどく・てばなす」。素足に触れる砂の感触、ホワイトセージの香り、静かに響く声を通じ、心と身体を整える時間をつくりました。ヨルダンの自然や文化を、現代のウェルビーイングという視点から伝える機会にもなりました。

閉幕を翌日に控えた2025年10月12日には、世界的ファッションデザイナーのコシノジュンコ氏本人を迎え、同氏がプロデュースするファッションショーを開催しました。ヨルダンから運ばれた22トンの砂が広がる展示空間を舞台に、モデルがコシノ氏の衣装をまとい、音楽やダンスを取り入れたパフォーマンスを披露。ヨルダンの自然と日本の伝統美が出会い、異なる文化の魅力を一つの場で表現しました。

これらの催しは、展示空間を背景にしたイベントにとどまらず、ヨルダンの自然や文化を異なる切り口から紹介する取り組みでした。砂の上でのマインドフルネス体験やファッションショーを通じ、文化交流と相互理解というパビリオンの姿勢を伝えています。

【大阪・関西万博閉幕1周年】ヨルダン・パビリオン、来場者満足度第1位・BIE公式参加者褒賞2部門受賞のレガシーを未来へ。 画像 4

日本各地に受け継がれるヨルダンとの交流

閉幕後、ヨルダン・パビリオン関係者による「ヨルダン・キャラバン」は各地を巡り、50以上のイベントに参加しました。大阪府の万博記念公園では2026年7月2日に「ヨルダン・キャラバン・プロジェクト」を開催。伝統舞踊のダブケダンスの公演と体験、ミュージシャンの演奏、ワディ・ラムの砂に触れる体験、ヨルダン料理の提供などを行い、音楽や食を通じて文化に親しむ場となりました。

同公園では同年3月、ヨルダン・パビリオンから寄贈されたワディ・ラムの砂と約6,000万年前の鉱石を用いた枯山水モニュメントが日本庭園に設置されました。ヨルダンの自然と日本の庭園文化を融合させ、万博で生まれた友情を形として残すものです。

大阪府堺市では、伝統産業「堺五月鯉幟」を取り入れた制作ワークショップを実施し、平和への願いや未来への思いを表現しました。ヨルダンの砂漠空間を茶室に見立てた「乾坤茶会」では、日本の茶道文化とヨルダンの自然が出会いました。交流を契機に、パビリオンから堺市へワディ・ラムの砂が寄贈され、2026年1月28日に展示物の譲渡に関する覚書を締結。万博で使用された砂は、百舌鳥古墳群ビジターセンターで展示物として受け継がれています。世界遺産ワディ・ラムの砂を、世界文化遺産・百舌鳥古市古墳群ゆかりの地で紹介する取り組みです。

徳島県では、2025年10月にヨルダン・パビリオンの展示物を譲渡しました。背景には、上板町立高志小学校とヨルダンの子どもたちが藍染め文化などを通じて交流してきた経緯があります。あすたむらんど徳島では2026年10月10日から、特別展示「未来を紡ぐヨルダンからの贈り物~大阪・関西万博から徳島へつなぐ文化と交流~」を開催しています。大型羊毛タペストリーやワディ・ラムの赤い砂のほか、火打ち石の音に反応してアラビア文字が日本語に変化する体験型展示も再現。2027年3月22日まで開催予定で、万博の記憶を伝え、子どもたちが異文化に触れる学びの場となっています。

鳥取県との交流は、鳥取砂丘とワディ・ラムの砂という共通点から始まりました。2025年4月23日、平井伸治知事とヨルダン・パビリオンのシファ ズグール政府代表代行が「サンド・アライアンス(砂同盟)」の協定に調印。2026年1月31日には、境港市の夢みなとタワーに「大阪・関西万博記念とっとりサンドパビリオン」が開設されました。ヨルダン・パビリオンで使用された赤い砂と、鳥取県ゾーンで人気を集めたプロジェクションマッピングなどを組み合わせ、万博の体験を再構成しています。

【大阪・関西万博閉幕1周年】ヨルダン・パビリオン、来場者満足度第1位・BIE公式参加者褒賞2部門受賞のレガシーを未来へ。 画像 5

子どもたちの交流から次の博覧会へ

徳島県上板町立高志小学校とヨルダンのフィーファ小学校は、内閣官房の「万博国際交流プログラム」の一環としてオンライン交流を実施しました。互いの暮らしや文化を紹介し、共通する藍染め文化についても学び合っています。2025年5月7日には高志小学校の児童約40人がヨルダン・ナショナルデーに参加してヨルダン国歌を披露。2026年7月3日にはヨルダンの伝統音楽団・舞踊団が同校を訪れ、児童33人が伝統音楽や民族舞踊を体験しました。

ヨルダン・パビリオン政府代表代行のシファ ズグール氏は、万博をヨルダンの歴史や文化、未来への希望を伝える機会と振り返り、来場者への感謝と、人と人とのつながりを大切にする思いを語っています。ヨルダンの砂や伝統文化に触れた来場者との出会い、閉幕後に各地で地域や子どもたちと交流を続けられたことにも言及。文化を通じて対話を重ね、平和への理解を深める大切さを伝えました。

山田健仁氏(大阪・関西万博ヨルダンパビリオンPRエグゼクティブ/ヨルダン・ハシェミット王国観光大使)は、砂に触れて国境を越えて笑顔を交わす人々の姿を、国と国を結ぶものの本質として振り返っています。コシノジュンコ氏のショーについても、異なる文化が出会い、芸術が人々の心を結ぶ場になったと述べました。万博での出会いを「記憶の栞」として大切にし、2027年の横浜で友情が再び花開くことへの期待を示しています。

ヨルダンは、2027年に横浜で開催される国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」への参加を表明し、2026年8月には公式参加契約の締結も発表しています。同博覧会は神奈川県横浜市で2027年3月19日から9月26日まで開催され、テーマは「幸せを創る明日の風景」です。自然や環境、持続可能な未来を掲げる次の舞台へ、大阪で生まれた交流が引き継がれます。

【大阪・関西万博閉幕1周年】ヨルダン・パビリオン、来場者満足度第1位・BIE公式参加者褒賞2部門受賞のレガシーを未来へ。 画像 6

万博の成果と各地に広がるレガシー

ヨルダン・パビリオンの閉幕後の取り組みは、展示物の寄贈や体験施設、学校交流、地域イベントなど、さまざまな形をとっています。広報を担当した株式会社モダニスアンドカンパニーは、京都を拠点にラグジュアリー、ホスピタリティ、観光、文化芸術分野の戦略的PR・マーケティングを手がけるコミュニケーションカンパニーです。国内外のメディア、企業、文化人、政府・観光関連機関とのネットワークを生かし、ブランド戦略、メディアリレーションズ、国際イベント、文化交流事業などを展開。2025年大阪・関西万博では、ヨルダン・パビリオンの運営・広報に携わりました。

本リリースは、同社が閉幕1周年を記念して発信したものです。掲載写真は、特段の記載がない限り、実際のヨルダン・パビリオンおよび関連イベントを撮影しています。イベントの開催日、役職、活動内容は、特段の記載がない限り実施・在任当時の情報です。写真・文章等の無断転載、改変および商業利用は控えるよう案内されており、報道目的での使用については広報窓口への問い合わせを求めています。

項目 内容
万博での評価 来場者満足度ランキング総合第1位、BIE公式参加者褒賞2部門受賞
象徴的な展示 世界遺産ワディ・ラム保護区の砂を使った五感で体験する展示
閉幕後の活動 ヨルダン・キャラバンが日本各地の50以上のイベントに参加
地域への継承 大阪、堺、徳島、鳥取などで展示・イベント・学校交流を展開
次の博覧会 GREEN×EXPO 2027、2027年3月19日~9月26日、神奈川県横浜市
主催者表記 株式会社モダニスアンドカンパニー

砂に触れる展示から始まった出会いは、各地の文化事業や子どもたちの交流へと姿を変え、2027年の横浜へ続いていきます。ヨルダン・パビリオンが残したレガシーは、万博の成果だけでなく、文化を通して育まれる日本とヨルダンのつながりにも表れています。

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