早産児家族を支えるには?ピジョン×トモニテが啓発イベント開催

早産児支援啓発イベント | 開催日:10月14日

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早産児支援啓発イベント
早産児家族を支援するキャンペーンはいつまで?
Instagramの対象投稿への「いいね」でJOINに寄付する応援アクションは、2026年11月15日(日)17時までです。対象商品購入による母乳バンクへの寄付は、2026年12月31日(木)まで実施されます。
母乳バンクではどんな支援をしている?
ドナーから寄付された母乳を低温殺菌処理・検査して安全に保管し、NICUに入院する早産児や極低出生体重児に提供します。母親が自分の母乳を与えられない場合に、赤ちゃんと家族を支える仕組みです。

「支援したい」を、具体的な理解と行動につなぐ

ピジョン株式会社と、株式会社エブリーが運営する子育てメディア「トモニテ」は、世界早産児デーに先立ち、啓発イベント「ちいさな手と、手をつなぐ日。~あなたの『知る』が、エールになる~」を2026年10月14日(水)、アリオ北砂(東京都江東区)で開催しました。一般社団法人日本NICU家族会機構(JOIN)と株式会社赤ちゃん本舗が協力し、早産を経験した家族や小児科医によるトークセッション、写真展、来場者が参加する手形ウォールなどを展開しました。

イベントの背景には、支援したい気持ちと、当事者が抱える悩みへの理解との隔たりがあります。2025年にピジョンとJOINが実施した調査では、早産経験のない子育て世帯の約70%が「早産児家族の力になりたい」と回答した一方、家族がどのようなことで悩んでいるかを「よく知っている」と答えた人は約3%でした。調査は2025年7月18~21日に、全国の25~39歳、既婚で子どもがあり、早産経験のない男女219人を対象に、ウェブアンケートで実施。「約7割」は支援意向に肯定的な2回答を合算した数字です。

そこで、子育て世帯が日常的に訪れる商業施設を会場に、早産や早産で生まれた赤ちゃんについて知る機会と、誰もが参加できる支援のアクションを結び付けました。イベントは11月15日の世界早産児デーに向けた啓発活動の一環です。同記念日は、早く生まれた赤ちゃんと家族が抱える課題や負担への意識を高めるため、2008年にヨーロッパNICU家族会(EFCNI)と提携家族会が制定しました。シンボルの「9足の靴下の中に並ぶ1足の紫色の靴下」は、世界で10人に1人が早産で生まれることを表しています。

早産児家族を「支援したい」子育て世帯は約70%、一方「悩みをよく知っている」はわずか約3%ピジョン×トモニテ、世界早産児デー啓発イベント「ちいさな手と、手をつなぐ日。」を開催 画像 2

当事者が語ったNICUでの日々と、周囲の支え

トークセッションには、早産を経験した母親2人、日本NICU家族会機構(JOIN)代表で小児科医の有光威志氏、ピジョンの「ちいさな産声サポートプロジェクト」リーダーの小柳星華氏が登壇しました。予期しない出産の戸惑い、NICUでの入院生活、母乳バンクを利用するときの葛藤と決断、退院後の育児について、それぞれの経験を語りました。

早産児家族を「支援したい」子育て世帯は約70%、一方「悩みをよく知っている」はわずか約3%ピジョン×トモニテ、世界早産児デー啓発イベント「ちいさな手と、手をつなぐ日。」を開催 画像 3

母乳バンクとNICUの看護師に支えられた経験

早産経験者で母乳バンクの利用経験がある海野若奈さんは、3年前、妊娠27週2日、出生体重778グラムで出産した当時を振り返りました。突然の出産に、「この子と一緒に家に帰ることができるのだろうか」と不安を感じ、周囲への報告も相手に気を遣わせるのではないかとためらい、孤立感を抱いたといいます。

NICUでは、赤ちゃんを一人のかわいい存在として接し、日々の様子を丁寧に伝えてくれた看護師が支えになりました。母乳が思うように出ず、ドナーミルクを利用する際には、自分の母乳を与えられない葛藤もありましたが、赤ちゃんの病気のリスクを減らすための選択として受け入れたと話しました。現在3歳になった子どもは活発に走り回るまでに成長。周囲と比べるのではなく、その子自身の成長に目を向け、一人ひとりの歩みを認めて喜び合える社会になってほしいと呼びかけました。

早産児家族を「支援したい」子育て世帯は約70%、一方「悩みをよく知っている」はわずか約3%ピジョン×トモニテ、世界早産児デー啓発イベント「ちいさな手と、手をつなぐ日。」を開催 画像 4

成長のペースを比べず、家族を孤立させない

早産経験者のノリママさんは、7年前、妊娠22週5日、出生体重572グラムで出産した経験を紹介しました。早産をめぐって自分を責めたことや、医師から厳しい見通しを伝えられたときの不安を語り、現在7歳で小学校に通う子どもの成長を見守る中でも、周囲の子どもと比べてしまうことがあると明かしました。子どもの個性や成長のペースを大切にし、親も一緒に成長していきたいという思いを伝え、SNSで経験を発信して理解を広げたいと話しました。

有光氏は、日本では約20人に1人の赤ちゃんが早産で生まれると説明。早産には自然に起こるケースも多く、母親や家族が自分を責める必要はないと伝えました。また、壊死性腸炎のリスク低減に寄与する母乳バンクのドナーミルク、医療者と家族が赤ちゃんのケアに取り組むファミリーセンタードケア、不安や孤立を和らげる「想い冊子」「リトルベビーハンドブック」などを紹介しました。退院後も支援は重要であり、周囲が理解を深め、家族を孤立させずに見守ることが大切だとしています。

小柳氏は、ピジョンの調査で母乳バンクの認知率が7割を超えた一方、内容まで理解している人は約3割にとどまったと説明しました。事前に仕組みを知ることが、もしもの際の家族の不安を和らげ、判断につながるとして、寄付や情報発信を含めた支援を続ける考えを示しました。

早産児家族を「支援したい」子育て世帯は約70%、一方「悩みをよく知っている」はわずか約3%ピジョン×トモニテ、世界早産児デー啓発イベント「ちいさな手と、手をつなぐ日。」を開催 画像 5

写真と手形で伝えた、一人ひとりの歩み

写真展では、小さく生まれた赤ちゃんの誕生時と現在の姿を、家族から寄せられたメッセージとともに展示しました。出生時の体重や在胎週数という数字だけでは表せない命の歩みや家族の思いを伝え、来場者が足を止めて写真に見入る場となりました。

参加型企画「手形ウォール」では、世界早産児デーのシンボルカラーである紫のスタンプを中心に、来場者がステージ上の大きなボードへ手形を押しました。子どもから大人まで参加し、色とりどりの手形でボードを埋めることで、「みんなで支え合い、つながる空間」を表現。会場には来場者からの応援の気持ちが集まりました。

ピジョンの「ちいさな産声サポートプロジェクト」ブースでは、極低出生体重児の命をつなぐ母乳バンクの役割や、専門的なケアを必要とする赤ちゃん向けの製品を紹介しました。赤ちゃん本舗と協働する対象商品購入による寄付のように、日々の買い物やSNSでの発信を通じて参加できる支援も案内しました。

早産児家族を「支援したい」子育て世帯は約70%、一方「悩みをよく知っている」はわずか約3%ピジョン×トモニテ、世界早産児デー啓発イベント「ちいさな手と、手をつなぐ日。」を開催 画像 6

母乳バンクの仕組みと、継続中の応援アクション

母乳バンクは、自分の赤ちゃんに必要な量以上の母乳が出るドナーから寄付された母乳を、低温殺菌処理や検査を行って安全に保管・管理し、NICUに入院する早産児や極低出生体重児に提供する仕組みです。早産児は消化器官が未発達なため、母乳に含まれる免疫物質や栄養が、感染症や壊死性腸炎などの腸疾患のリスク低減に重要な役割を果たします。母親の体調や処置のため自分の母乳を与えられないとき、ドナーミルクが赤ちゃんの命を守り、家族の安心を支えます。

ピジョンの2026年調査では、母乳バンクについて「言葉も内容も知っている」「言葉を聞いたことがある」としたプレママ・ママの割合は、2020年の49.5%から2026年には73.4%へ上昇しました。一方、ドナーミルク利用への抵抗感は2020年の60.7%から長期的には減少したものの、2025年47.1%、2026年55.4%と直近では増加。感染症や衛生面への不安が多く挙がりました。日本の母乳バンクでは、厳しい衛生基準のもとで低温殺菌と細菌検査を実施しています。内容まで知っている人では抵抗感が36.8%で、正しい理解を広げる必要性が示されました。

調査は2026年6月1~2日にインターネットで実施され、プレママ・プレパパ516人と、3歳未満の赤ちゃんを持つママ・パパ516人の計1,032人が対象です。パパの認知度は約50%で、ママより約30ポイント低い結果でした。利用時には家族で相談して決める必要があり、母親の体調などから父親のみが判断した事例もあるため、父親も仕組みを知ることが重要とされています。

イベント後も参加できる応援アクションとして、ピジョンInstagram「子育てのヒント」(@pigeon_celebrate.babies)の対象投稿に「いいね」をすると、1件につき10円をJOINへ寄付する取り組みが2026年11月15日(日)17時まで実施されています。アカウントURLは https://www.instagram.com/pigeon_celebrate.babies/ です。また、2026年9月25日(金)から12月31日(木)まで、全国のアカチャンホンポ店舗、アカチャンホンポ公式オンラインショップ(https://shop.akachan.jp)、ピジョン公式オンラインショップで対象商品を1点購入するごとに、ピジョンから日本母乳バンク協会へ10円が寄付されます。寄付金は、低温殺菌や検査、ドナーミルクの発送など、安全な提供に必要な費用に充てられます。

ピジョンは「ちいさな産声サポートプロジェクト」を通じ、医療従事者、家族会、パートナー企業とともに、早産児や低体重児、病気や治療を必要とする赤ちゃんと家族を支援しています。日本母乳バンク協会のゴールドパートナーとして、ドナー用さく乳器などの無償提供、拠点運営、商品パッケージでの情報発信や寄付キャンペーンにも取り組んでいます。専門的なケアを必要とする赤ちゃん向けには、吸う力が弱い赤ちゃんの哺乳を支える「弱吸啜用乳首」を1985年から国内NICUを中心に提供し、形状・素材を研究に基づいて更新。小さく早く生まれた赤ちゃんが吸い続けられるよう軽さと形に配慮した「早期産児おしゃぶり Preemie Care」も開発しています。

関連情報は、日本NICU家族会機構(JOIN)公式HP https://www.join.or.jp/world-prematurity-day 、ピジョン「ちいさな産声サポートプロジェクト」公式HP https://www.pigeon.co.jp/csr/tinycry/ 、ピジョンの取り組み紹介 https://www.pigeon.co.jp/vision-of-a-baby-friendly-future/ で案内されています。

項目 内容
啓発イベント 2026年10月14日(水)、アリオ北砂(東京都江東区)で開催
Instagram応援アクション 対象投稿への「いいね」1件につき10円をJOINへ寄付。2026年11月15日(日)17:00まで
母乳バンク寄付キャンペーン 対象商品1点につき10円を日本母乳バンク協会へ寄付。2026年12月31日(木)まで
母乳バンクの役割 寄付母乳を低温殺菌・検査し、NICUの早産児や極低出生体重児に提供
関連情報 JOIN:https://www.join.or.jp/world-prematurity-day /プロジェクト:https://www.pigeon.co.jp/csr/tinycry/ /ピジョン:https://www.pigeon.co.jp/vision-of-a-baby-friendly-future/

当事者の経験を知ること、仕組みを理解すること、そして日常の中でできる支援に参加すること。イベントと各キャンペーンは、早産児と家族を社会全体で支えるための接点を示しています。

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