移動型サウナバス「サバス」がグッドデザイン賞受賞、10月31日から展示

グッドデザイン展2026 | 開催期間:10月31日〜11月4日

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グッドデザイン展2026
サバスはどんなバス?
引退した路線バスを再活用し、車内に本格的な薪サウナを搭載した移動型サウナバスです。設置場所ごとのサウナ体験を届けるほか、地域の名産をモチーフにした車両も展開しています。
受賞したサバスの資料はいつ展示される?
「GOOD DESIGN EXHIBITION 2026」で、2026年10月31日(土)から11月4日(水)まで展示されます。同イベントでは、2026年度グッドデザイン賞の全受賞対象が紹介されます。

路線バスを本格サウナに再生した「サバス」が受賞

株式会社リバースが、日本最大のサウナ検索サイト「サウナイキタイ」と連携して展開する移動型サウナバス「サバス」が、「2026年度グッドデザイン賞」を受賞しました。発表は2026年10月16日付。引退した路線バスを活用し、車内に本格的な薪サウナを備えることで、サウナそのものが各地へ移動する体験をつくるサービスです。

受賞対象は「移動型サウナバス『サバス』」。受賞企業として、株式会社リバース、株式会社サウナイキタイ、株式会社OSTRの3社が挙げられています。車両を再利用するだけでなく、設置場所ごとに異なるサウナ体験を届けること、そしてバス事業者に新たな収益源と地域活性化の仕組みを提供することが、サービスの特徴として紹介されています。

「バスをリブランディングする」をミッションに掲げ、令和時代の新たなバス事業を提案するリバースにとって、サバスは車両の役割を移動手段から体験を生み出す場へ広げる取り組みです。地域の名産をデザインに取り入れた車両も加わり、現在は計4台が展開されています。

移動型サウナバス「サバス」が「2026年度グッドデザイン賞」を受賞 画像 2

2022年の開始から地域に広がった4台の車両

サバスは2022年3月にサービスを開始しました。1号車は、神姫バス株式会社で路線バスとして運行していた車両を改造したものです。関西を拠点に、多くのイベントや事業者へ提供され、移動型サウナとしてのサービスを始動させました。

より多くの人が体験できるよう、2024年8月には関東を拠点とする2号車が登場します。東急バス株式会社で運行していた路線バスを改造した車両で、関西を中心とする展開から、関東にも活動の拠点を広げる役割を担います。

2025年9月には、サバス初の「地域パートナー展開」が始まりました。静岡鉄道と連携して運行を開始した3号車は、静岡名産のお茶をモチーフにした「ご当地サバス」です。さらに、2026年5月には遠州鉄道グループとの連携による4号車が運行を開始。浜松名産の鰻をモチーフにしています。

車両 展開・モチーフ 時期
1号車 神姫バスの路線バス車両を改造。関西を拠点にイベントや事業者へ提供 2022年3月サービス開始
2号車 東急バスの路線バス車両を改造。関東拠点用 2024年8月
3号車 静岡鉄道と連携した、お茶がモチーフのご当地サバス 2025年9月
4号車 遠州鉄道グループと連携した、鰻がモチーフのサバス 2026年5月

4台に共通するのは、引退した路線バスを活用しながら、地域や設置場所に応じたサウナ体験を届ける点です。ご当地サバスでは、運行地域の名産を車両のモチーフに取り入れています。バスが持つ形や構造を生かしつつ、地域の特色を反映したサウナ空間として運行する構想が、サービスの展開を広げています。

移動型サウナバス「サバス」が「2026年度グッドデザイン賞」を受賞 画像 3

車両再利用と移動の自由を結ぶデザイン

グッドデザイン賞の審査委員は、引退した路線バスがサウナに生まれ変わり、さまざまな場所を旅するという発想を、実際のサービスとして成立させている点を評価しました。単なる廃車両の再利用にとどまらず、「サウナそのものが好きな場所へ移動する」という新しい体験価値を生み出しているとしています。

評価では、バス固有の幅や奥行き、既存の構造を巧みに活用し、本格的なサウナ空間へと再構成したデザインにも言及しています。車両の特性を生かしてサウナを設けることで、バスの再利用と利用者の体験を結び付けている点が、審査コメントの中心です。

また、審査委員は、プロダクトのリユースと人々の体験、移動の自由を結び付け、車両再利用とモビリティの可能性を楽しく拡張する試みとして高く評価しました。受賞対象の概要でも、バス事業者にとって、車両を移動手段としてだけでなく遊休インフラとして活用し、新たな収益源や地域活性化の仕組みにつなげる点が示されています。

グッドデザイン賞は1957年に創設された、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨のしくみです。製品や建築に限らず、サービス、システム、地域の取り組みなど、有形・無形を問わず幅広いものごとを対象としています。受賞のシンボルである「Gマーク」は、よいデザインを社会に広げるマークとして親しまれており、2026年度は第70回の節目にあたります。

10月31日から受賞対象の紹介資料を展示

サバスの紹介資料は、2026年10月31日(土)から11月4日(水)まで開催される「GOOD DESIGN EXHIBITION 2026」で展示されます。同イベントでは、2026年度グッドデザイン賞の全受賞対象が紹介される予定です。受賞内容に加えて、サバスの車両やサービスの考え方を知る機会となります。

受賞対象の紹介ページはグッドデザイン賞ウェブサイトで公開されています。グッドデザイン賞そのものの情報は公式サイトで確認できます。発表内容に記載された関連URLは次のとおりです。

  • グッドデザイン賞「サバス」紹介ページ:https://www.g-mark.org/gallery/winners/37035?text=%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%8A%E3%83%90%E3%82%B9&years=2026
  • グッドデザイン賞公式サイト:https://www.g-mark.org

路線バスの再利用を起点に、サウナ体験、地域の名産、バス事業者の新たな活用方法を組み合わせたサバス。受賞対象の概要と審査委員の評価、これまでの車両展開、展示予定を整理すると、次のようになります。

項目 内容
受賞 2026年度グッドデザイン賞
受賞対象 移動型サウナバス「サバス」
受賞企業 株式会社リバース/株式会社サウナイキタイ/株式会社OSTR
サービス開始 2022年3月
展開台数 計4台
紹介資料の展示 GOOD DESIGN EXHIBITION 2026、2026年10月31日(土)〜11月4日(水)
賞の節目 2026年度は第70回

引退した車両の構造を生かして本格的な薪サウナを設け、地域ごとの特色も取り込むサバスの取り組みは、車両の再活用を新しいサービスへ結び付けた事例として、2026年度グッドデザイン賞で評価されました。

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