静岡茶×スイーツ「するがヌーン茶」11月1日開幕、34店舗で開催
ベストカレンダー編集部
2026年10月20日 15:51
するがヌーン茶 | 開催期間:11月1日〜2月28日
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静岡茶とスイーツを味わう「するがヌーン茶」が開幕
静岡県中部の「するが地域」で、静岡茶とスイーツのペアリングを楽しむアフタヌーンティー企画『するがヌーン茶』(するがヌーンティー)が、2026年11月1日(日)から2027年2月28日(日)まで開催されます。会場となるのは、静岡市、島田市、焼津市、藤枝市、牧之原市、吉田町、川根本町の7市町です。静岡市の「お茶の日」に合わせて始まり、今年で4年目を迎えます。なお、店舗によって提供期間は異なります。
今年は34店舗が参加し、各店で2種類以上の静岡茶と、厳選したスイーツを組み合わせて提供します。日本一高い富士山から日本一深い駿河湾まで、多彩な風土が広がる静岡県中部。土地ごとの気候や製法によって異なるお茶の個性を、菓子との組み合わせや飲み比べを通して楽しめる企画です。
急須で茶葉からお茶を淹れる習慣が減りつつある現代に向け、茶商やお茶のプロが淹れる本格的な日本茶を、特別な道具や知識がなくても味わえるのが特徴です。参加店舗や観光案内所などでは、するがヌーン茶巡りに使えるパンフレットを配布。参加店舗にはオリジナルの旗が掲げられ、アンケート回答キャンペーンも実施されます。
お茶の個性を引き出すペアリングと、プロが淹れる一杯
深蒸し煎茶から和紅茶まで、幅広い味わいをスイーツと楽しむ
するが地域には、駿河湾沿いから山間部の棚茶畑まで多くの茶畑が点在しています。それぞれの産地で気候や風土に合わせた茶づくりが行われ、深蒸し・浅蒸しなど製法の異なる煎茶に加え、和紅茶やほうじ茶など多様なお茶が生まれています。企画では、それぞれの香りや味わいに合わせて和洋のスイーツを選び、華やかなスタンドやプレートに盛り付けます。
静岡茶は、全国から集まった茶葉を製茶して出荷する地域の技術にも支えられています。複数の茶葉を組み合わせる「合組(ごうぐみ)」はブレンド技術を指し、するが地域はその技術の高さでも知られます。全店舗で2種類以上のお茶を用意し、お茶のプロが湯の温度や抽出時間を調整して一杯ずつ提供。産地や製法による違いを飲み比べながら、お茶本来の個性を堪能できます。
富士山や駿河湾を一望する場所、歴史ある名勝庭園、風情ある港町など、会場ごとの景観も楽しみのひとつです。日常を離れた空間で、香り豊かな日本茶とスイーツを味わう時間を提案します。大切な人と過ごすティータイムや、自分へのご褒美として、食と景色を組み合わせた体験を楽しめます。
参加店舗の提供メニュー
店舗ごとに、地域の素材や歴史、季節感を生かしたメニューを用意しています。価格、提供時間、曜日、予約条件などは店舗によって異なります。紹介されている店舗の情報は次の通りです。
- GOOD TIMING TEA 南/「和の国」2,200円
静岡のお茶と、老舗和菓子屋「大国屋」の和菓子を組み合わせます。香り豊かな日本茶と上品な甘さの和菓子を、静岡の伝統工芸「駿河竹千筋細工」の籠に盛り合わせ、お茶、和菓子、工芸を通して静岡の魅力を伝えます。住所:静岡市駿河区南町1-22。TEL:054-266-5415。提供期間:11月1日(日)~2月28日(日)。提供時間:日~木8:00~21:00、金土8:00~24:00。提供曜日:期間中毎日。外部リンク:https://goodtimingtea.jp/ - 日本平夢テラス 茶房夢テラス/「秋冬に季節へ『熟成茶を愉しむ』」2,500円(別途入館料有)
熟成本山茶には季節の和菓子を合わせ、和煎餅の香ばしさや塩味が茶のコクと旨味を引き立てます。酵素反応茶La香寿にはキャラメルタルトを合わせ、ゼリーの酸味とともに、お茶の香りやフルーティーさを楽しめます。住所:静岡市清水区草薙600-1。TEL:054-340-1172。提供期間:11月14日(土)~2月下旬。提供時間:日祝9:00~17:00(LO16:00)、土9:00~20:00(LO19:00)。提供曜日:12月26日~1月11日を除く土日祝。外部リンク:https://nihondaira-yume-terrace.jp/ - 浮月楼 CAFE KARYO/するがヌーン茶セット 4,500円(2名様から、予約必須)
徳川慶喜公ゆかりの庭園を望む浮月楼で、料亭の職人が旬の食材を使って仕立てた和洋のスイーツや料理と、企画のために特別にブレンドしたお茶を提供します。住所:静岡市葵区紺屋町11-1。TEL:054-252-0131。提供期間:11月1日(日)~2月28日(日)。提供時間:11:00~16:00。提供曜日:火水木金。外部リンク:https://fugetsuro.co.jp/ - 雅正庵 千代田本店/アフタヌーンティー 栗とほうじ茶 2,000円(2名様から、予約推奨)
栗の濃厚な甘みと静岡県産ほうじ茶を組み合わせ、モンブラン、ミルフィーユ、ジェラートなどに仕立てた季節限定メニューです。住所:静岡市葵区千代田7-1-47。TEL:054-267-3008。提供期間:10月1日(木)~12月20日(日)。提供時間:①10:50~12:20②13:00~14:30③15:00~16:30。提供曜日:期間中毎日。外部リンク:https://oyaizu.co.jp/
上記のほかにも参加店舗があり、開催内容は店舗ごとに異なります。開催期間中の企画全体の情報は公式サイトで案内されています。公式サイト:https://suruga-noontea.com/。公式Instagram「するとら」:https://www.instagram.com/suruga_traveler/。
茶畑や庭園へ広がる「お茶ツーリズム」
若い世代に届く、新しい日本茶の楽しみ方
発表では、茶畑の減少と若年層のお茶との関わりについても紹介されています。農家や茶樹の高齢化などを背景に、茶畑の衰退が懸念されるなか、農林水産省の統計と日本経済新聞社の試算によると、2025年の全国主要産地における摘採実面積は2万5,400ヘクタールです。過去20年の減少傾向が続いた場合、2050年には約5,300ヘクタール、約8割減となる推計も示されています(※1)。一方、クロス・マーケティングの「日本茶に関する調査(2025年)」では、20代をはじめとする若い世代の7割以上が「日本茶が好き」と回答しています(※2)。ただし、日常的に急須を使い、茶葉から淹れて飲む習慣を持つ層は少ないと説明されています。
こうした関心と日常の習慣の隔たりに対し、静岡市は伝統的な作法を一方的に伝えるのではなく、現代のライフスタイルや感性に合った体験を提供することを重視しています。するがヌーン茶を含む「お茶ツーリズム」は、日本茶を飲むだけでなく、茶が育つ土地の風土や歴史、伝統を訪れる人が自ら感じる取り組みです。国内外の旅行者や美食を楽しむ人に向け、静岡ならではの体験を旅の価値として提案しています。
茶畑の中に設けられたティーテラスでは、茶農家が手がける取り組みとして、景色を眺めながらお茶を味わえます。富士山を望むテラスや、360度茶畑に囲まれたテラスなど、それぞれ異なる景観があり、栽培や製茶へのこだわりに触れながら、その茶畑で収穫されたお茶を楽しむ内容です。
もうひとつの紹介スポットが、駿府城跡(駿府城公園内)に位置する「紅葉山庭園」です。徳川家康公が晩年を過ごした場所にあり、江戸の歴史的情緒と大名庭園の風情を今に伝えます。園内の「立礼席(りゅうれいせき)」では、家康公をはじめ歴史上の人物に愛されてきた「静岡本山抹茶」や煎茶を、季節の和菓子とともに味わえます。体験プランの予約・詳細は静岡市観光サイト「静岡市観光ナビ」https://www.visit-shizuoka.com/feature/detail_151.html に掲載されています。紹介動画「お茶知るたびに、静岡へ」はhttps://www.youtube.com/watch?v=OicgfjB0V-Q です。
11月1日の「お茶の日」と静岡茶の歩み
静岡茶の始まりは、鎌倉時代に聖一国師が留学先の宋から持ち帰った茶種を、葵区の足久保に蒔いたこととされています。明治時代には清水港が茶の輸出拠点となり、輸出量が日本一となりました。こうして静岡市は、日本を代表するお茶の集積地へと発展してきました。
静岡市は2009年に「静岡市めざせ茶どころ日本一条例」を施行しました。静岡のお茶に親しみ、その魅力を国内外へ発信するため、聖一国師の生誕日である1202年11月1日にちなみ、11月1日を「静岡市お茶の日」と定めています。するがヌーン茶は、この日に合わせて始まる企画です。
海外では抹茶が定着する一方、煎茶、和紅茶、ほうじ茶などの多様な魅力は、まだ広く知られていないと静岡市は説明しています。市は、するがヌーン茶の推進や茶農家支援を通じ、若い世代の感性と世界の美食文化を結びつける、新しいお茶文化のプラットフォームづくりを目指しています。企画の開催内容と関連情報を整理すると、次の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催期間 | 2026年11月1日(日)~2027年2月28日(日)※店舗によって提供期間は異なります |
| 開催エリア | 静岡県中部(するが地域):静岡市、島田市、焼津市、藤枝市、牧之原市、吉田町、川根本町 |
| 開催内容 | 静岡茶2種以上とスイーツを組み合わせたアフタヌーンティー |
| 参加店舗数 | 34店舗 |
| 関連情報 | パンフレット配布、参加店舗のオリジナル旗、アンケート回答キャンペーン |
| 公式サイト | https://suruga-noontea.com/ |
| 参考資料 | (※1)日本経済新聞「消えゆくお茶畑 抹茶ブームに影 農家も茶樹も高齢化」/農林水産省「作物統計調査」 (※2)クロス・マーケティング「日本茶に関する調査(2025年)」 |
| 観光情報・動画 | 静岡市観光ナビ:https://www.visit-shizuoka.com/index.html |
静岡茶の産地や製法の違いを、スイーツとのペアリング、茶畑や庭園の景色、地域の歴史とともに味わえるのが、4年目のするがヌーン茶です。急須を持たない人にも開かれた体験として、2026年11月1日から県中部の34店舗で開催されます。
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