短編ホラー『SUMMER PROJECT』がNY映画祭で最優秀短編賞
ベストカレンダー編集部
2026年10月20日 16:02
ブルックリン・ホラー映画祭 | 開催期間:10月15日〜10月22日
カレンダーに追加:Google|iPhone/Outlook
『SUMMER PROJECT』がブルックリン・ホラー映画祭で最優秀短編賞
ホラークリエイティブカンパニーの株式会社闇が手掛けた初のオリジナル短編ホラー映画『SUMMER PROJECT』が、米国ニューヨークで開催された「第11回 ブルックリン・ホラー映画祭」で、短編部門の最優秀短編賞(Best Short Film)を受賞しました。原祐樹監督による本作は、今年8月の「第44回 ロードアイランド国際映画祭」で短編部門最優秀監督賞を受賞しており、今回が2つ目の受賞です。
同映画祭は2026年10月15日から22日まで開催。現地時間10月17日(土)11時から、Nitehawk Cinema Williamsburg(Arrow Video Theater)で短編プログラム「Head Trip」の一作として上映されました。受賞作として選ばれたことで、作品は米国のホラー映画祭で続けて評価を得たことになります。
ブルックリン・ホラー映画祭は、ニューヨーク・ブルックリンのNitehawk Cinemaを拠点に毎年開かれる、ホラー映画に特化した国際映画祭です。新作のインディペンデント・ホラー映画を中心に、ワールドプレミア作品や名作の特別上映、イベントなどを通じて、世界のホラー映画の動向を紹介しています。
世界13の国際映画祭に選出、各地で上映へ
『SUMMER PROJECT』は、米国アカデミー賞®やBAFTA、カナダ映画賞の公認映画祭を含む、世界13の国際映画祭に選出されています。受賞歴はロードアイランド国際映画祭の短編部門最優秀監督賞と、ブルックリン・ホラー映画祭の短編部門最優秀短編賞の2つ。ロードアイランド国際映画祭は米国ロードアイランド州プロビデンスで開催され、BAFTA・カナダ映画賞公認と紹介されています。
選出先として発表された映画祭は、開催順に次の通りです。開催地や部門、公認情報もあわせて記載します。
- 第49回 アジアン・アメリカン国際映画祭(AAIFF/米国・ニューヨーク)
- 第22回 ホリーショーツ映画祭(米国・カリフォルニア州ロサンゼルス)※米国アカデミー賞®・BAFTA公認
- 第20回 MOTELX リスボン国際ホラー映画祭(ポルトガル・リスボン)
- 第33回 オルデンブルク国際映画祭(ドイツ・オルデンブルク)オフィシャル・コンペティション部門
- バンクーバー・ホラーショー映画祭(カナダ・バンクーバー)※カナダ映画賞公認
- 第27回ニューポートビーチ映画祭(NBFF/米国・カリフォルニア州ニューポートビーチ)
- 第18回 サンノゼ国際短編映画祭(SJSFF/米国・カリフォルニア州サンノゼ)※米国アカデミー賞®公認
- 第18回 セルロイド・スクリームズ:シェフィールド・ホラー映画祭(英国・シェフィールド)
- 第13回 FilmQuest 映画祭(米国・ユタ州プロボ)
- 第16回 アエステティカ・ショートフィルムフェスティバル(ASFF/英国・ヨーク)※BAFTA公認
- 第4回 ベイ国際映画祭(TBIFF/英国・モアカム)短編コンペティション
選出映画祭の一覧には、上記のほか、受賞先であるロードアイランド国際映画祭とブルックリン・ホラー映画祭が含まれます。今後の上映予定として、10月21日にニューポートビーチ映画祭、10月22日にサンノゼ国際短編映画祭、10月25日にセルロイド・スクリームズが挙げられています。
さらに、第13回 FilmQuest 映画祭は10月22日から31日まで開催され、オンライン上映もあります。第16回 アエステティカ・ショートフィルムフェスティバルは11月4日から8日まで、第4回 ベイ国際映画祭は2027年1月29日から2月7日まで開催予定です。各地の上映を通じ、作品が異なる国や地域の観客に届けられます。
夏休みの自由研究が、子どもたちの日常を変えていく
本作は「子供の純粋さが恐怖へと変わるジュブナイルホラー」。学校の同級生となじめない小学3年生の少年・晃(アキラ)は、夏休み直前、学校からの帰り道に土手へ捨てられたスーツケースを見つけます。中に入っていたのは人間の頭部でした。
友達が欲しかった晃は、見つけた頭部を夏休みの自由研究の題材にしようと家へ持ち帰ります。その頭部を通じて、同級生たちとの間に友情が育まれていきます。しかし、頭部の腐敗が進むにつれて、子どもたちの無邪気な日常は次第に狂気へと変貌していきます。日本の片田舎の夏休みを舞台に、子どもの純粋さと恐怖が結び付く物語です。
原監督は受賞について、世界中のホラーファンが集まる映画祭で最優秀短編映画賞に選ばれたことを光栄に思うとコメントしています。今年、米国の映画祭を巡るなかで、自分たちが作ったホラー映画が海を越え、現地の観客の感情を動かすことを実感したとも述べました。
また、ホラーを人間の根源的な感情を揺さぶる「世界共通の言語」と表現。日本の片田舎の少し歪な夏休みを描いた物語が、言葉や文化の異なるニューヨークで受け入れられ、評価されたことを監督として大きな喜びとしています。キャストやスタッフへの感謝を示し、今回の受賞を糧に、世界の観客を震え上がらせ、ワクワクさせる「ボーダレスなエンターテインメント・ホラー」を生み出していきたいと語りました。
作品情報と株式会社闇の取り組み
『SUMMER PROJECT』は上映時間15分のジュブナイル×ホラー作品です。出演は杉本伊織、吉岡睦雄、和田光沙ほか。監督・脚本は原祐樹、音楽は山岡晃が担当し、プロデューサーは株式会社闇の上野裕輝と株式会社レオーネの久保和明です。製作表記は「Presented by YAMI/Production company LEONE」とされています。
株式会社闇は、「怖いは楽しい」で世界中の好奇心を満たすことをモットーに、新しい恐怖体験をつくるホラークリエイティブカンパニーです。イベント、AI、ゲーム、映像など多角的に事業を展開しています。近年は『行方不明展』『恐怖心展』『記憶汚染展』といった展覧会イベントがSNSを中心に話題となり、累計動員数は50万人を突破しました。また、2026年11月20日(金)から7日間限定で「闇国際映画祭」を開催すると発表しています。
公式Webサイトはhttps://yami.netです。今回の受賞作は、国際映画祭での選出と上映を重ねながら、短編ホラーとして評価を広げています。作品の設定や上映時間、制作陣、今後の上映予定を把握しておくと、映画祭での歩みを追いやすくなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 『SUMMER PROJECT』 |
| 受賞 | 第11回 ブルックリン・ホラー映画祭 短編部門 最優秀短編賞(Best Short Film) |
| 上映 | 2026年10月17日(土)11:00、Nitehawk Cinema Williamsburg(Arrow Video Theater)/短編プログラム「Head Trip」 |
| 上映時間・ジャンル | 15分/ジュブナイル×ホラー |
| 監督・脚本・音楽 | 原祐樹/原祐樹/山岡晃 |
| 出演 | 杉本伊織、吉岡睦雄、和田光沙 ほか |
| プロデューサー | 上野裕輝(株式会社闇)、久保和明(株式会社レオーネ) |
| 公式Webサイト | https://yami.net |
2つの映画祭での受賞に加え、世界各地で上映が続く『SUMMER PROJECT』。夏休みの自由研究を入り口にした物語が、国や文化を越えてどのように受け止められているのか、映画祭での評価とあわせて注目されます。
PRAmazonアソシエイトのリンクです