村井理子『介護は傷つく』11月18日発売 介護者の本音を綴る新潮新書
ベストカレンダー編集部
2026年10月21日 07:55
書籍発売 | 開催日:11月18日
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「これで一息」の先に続いた介護者の葛藤
翻訳家・エッセイストの村井理子さんが、義父母のケアに奔走した日々を綴る新刊『介護は傷つく』が、2026年11月18日に新潮新書から発売されます。認知症の義母と90歳を超える義父の介護が始まってから約10年。家事や仕事を続けながらの在宅介護は限界を迎え、義父母はそれぞれ別のグループホームに入ることになりました。
施設に移れば負担が軽くなると思うかもしれませんが、本書で描かれるのは、入居後に訪れた単純には割り切れない気持ちです。「これで一息つける」と感じる一方で、「もっとできることがあったはず」「もう私は十分やった」という思いが交互に押し寄せる。介護を担う人の心に残る後ろめたさや苦悩を、村井さん自身の経験を通して掘り下げます。
本書が扱うのは、介護の手順や制度だけではありません。介護を経験すると、なぜこれほど傷つくのかという問いを軸に、担い手が抱える感情を率直に言葉にしています。介護に向き合うなかで生じる、相反する気持ちをどちらか一方に決めつけずに綴る点が、本書の大きな特徴です。
施設選びや費用、実家の片付けも取り上げる
『介護は傷つく』では、気持ちの揺れだけでなく、介護施設の選び方や気になる費用、実家の片付けについても触れます。在宅介護からグループホームへの移行を経験した著者が、介護者の立場から向き合った現実を記した奮闘記です。介護をめぐる具体的な課題と、当事者の本音の両方が一冊に収められています。
紹介文では、義父母が別々のグループホームに移った後も、介護者の悩みが終わるわけではなかったことが示されています。「もっとできたのでは」という自責と、「十分やった」という実感が同時に存在しうることを、村井さんの経験に沿って伝えます。介護する人を一面的に評価するのではなく、迷いや疲れを含む複雑な心情を描いた内容です。
本書には、ジェーン・スーさんからの推薦コメントも寄せられています。ジェーン・スーさんは「村井さん、本当によくやってるよ!と、誰もが思うはず。村井さんだって、不十分とは思っていないはず。それでも、うっすらとした後ろめたさが消えないのが介護なのかもしれない。」とコメント。介護を担う人が抱える、周囲から見た評価と本人の心の内との隔たりに目を向けています。
村井理子さんが自身の経験から綴る一冊
著者の村井理子さんは、翻訳家、エッセイストです。1970年に静岡県で生まれ、滋賀県の琵琶湖畔で夫と双子の息子と暮らしています。自身の著書には『兄の終い』『義父母の介護』『もう怖いのは締め切りだけ ある翻訳家の取り憑かれた日常』などがあり、訳書に『「ダメ女」たちの人生を変えた奇跡の料理教室』などがあります。
これまでの著作にも、家族や暮らし、仕事をめぐる経験を題材にした作品が含まれています。今回の『介護は傷つく』では、義父母の介護が始まって約10年を経た著者が、在宅でのケアから施設への移行、その後に続く葛藤までを記録しました。書名が示す「傷つく」という感覚を、介護の現実と結びつけて読める内容です。
書籍は新書版の三方断ちソフトカバーで、定価は税込990円。ISBNは978-4-10-611141-9です。発売日は2026年11月18日で、書籍情報は新潮社の公式ページで確認できます。書名や著者名、仕様、価格などを手がかりに、刊行情報を把握できるよう基本データをまとめました。
書籍データ
刊行に関する情報は次の通りです。介護者の本音を綴った内容に加え、書籍の仕様や価格、識別番号も公表されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | 介護は傷つく |
| 著者 | 村井理子 |
| 発売日 | 2026年11月18日 |
| 出版社・レーベル | 新潮社・新潮新書 |
| 造本 | 三方断ちソフトカバー(新書版) |
| 定価 | 990円(税込) |
| ISBN | 978-4-10-611141-9 |
| 書籍情報 | https://www.shinchosha.co.jp/book/611141/ |
在宅介護の限界、グループホームへの移行、施設選びや費用、実家の片付け、そして介護者の心に残る後悔や納得。『介護は傷つく』は、義父母のケアを約10年にわたって経験した村井理子さんが、それらを自身の言葉で綴る新刊です。2026年11月18日の発売に向け、書名や刊行情報とあわせて、介護をめぐる本音に焦点を当てた一冊として紹介されています。
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