オール讀物11・12月号発売、東野圭吾とガリレオ特集

『オール讀物』発売 | 開催日:10月22日

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『オール讀物』発売
『オール讀物』11・12月号の発売日はいつ?
2026年10月22日(木)発売です。定価は1,500円(税込)で、商品ページは文藝春秋の書籍サイトに掲載されています。
今号にはどんな特集や短編が載っている?
「ガリレオと東野圭吾」「歴史小説と資料」の特集を掲載。森絵都さんの特別短編「ロスト」、米澤穂信さんの掌編「灰色の靴下」も収録されています。

東野圭吾とガリレオシリーズの魅力に迫る11・12月号

文藝春秋が発行する小説誌『オール讀物』11・12月号が、2026年10月22日(木)に発売されました。定価は1,500円(税込)。今号の大きな柱の一つは「ガリレオと東野圭吾」特集です。総発行部数1,700万部の「ガリレオシリーズ」を取り上げ、シリーズ誕生の背景や、主人公・湯川学の変化を掘り下げます。

東野圭吾さんと同じく理系出身で、直木賞作家でもある伊与原新さんは、「科学とミステリーと東野圭吾」で東野作品の文章の秘密に迫ります。科学的な題材とミステリーを結びつける作品を、同じ理系出身の作家がどのように読み解くのかが特集の見どころです。文藝春秋の担当編集者・花田朋子さんによる「ガリレオ誕生秘話」も収録されています。

全11冊の紹介と、作品を生み出した背景

特集では「湯川学の進化と深化」と題し、大矢博子さんがガリレオシリーズ全11冊を紹介します。シリーズを通して湯川学がどのように描かれてきたかをたどれる構成で、作品群をまとめて振り返る記事としても読めます。次号ではさらに東野圭吾さんの作家としての凄みに迫る予定だと、編集長コメントで案内されています。

東野さんの文章を扱う記事、シリーズの誕生秘話、全11冊の紹介を組み合わせることで、特集は作家の表現と作品世界の双方を取り上げます。ひとつのシリーズを読み続けてきた人はもちろん、ガリレオシリーズをこれから知る読者にとっても、作品の全体像や湯川学の歩みをたどる手掛かりとなる内容です。

作家9人が明かす「歴史小説と資料」の向き合い方

もう一つの特集は「歴史小説と資料」。歴史小説を形づくる資料をどのように見つけ、読み込み、自作に生かすのかを、人気作家たちが具体的に語ります。編集長の山口由紀子さんは、作家が資料とどう付き合っているのかを正面から聞きたいと考え、人気作家9人に取材したとコメント。資料の探し方や小説に生かす独自の方法、意外なエピソードなど、作家たちの「企業秘密」を紹介します。

大阪で行われた鼎談「その時物語が動いた」には、朝井まかてさん、木下昌輝さん、澤田瞳子さんが参加。「住所の一行で物語が生まれる」「凄い!」といった資料にまつわる発見を交えながら、白熱の2時間にわたって語り合います。さらに「この一冊、この資料」では、逢坂冬馬さん、朝倉かすみさん、住田祐さん、中島京子さん、森絵都さんが、史実に基づく小説がどのように生まれたのかを実例とともに紹介します。

史料の専門家による助言も掲載

「史料のプロに聞く!」では、日本史の基礎的な史料と向き合ってきた学者の本郷和人さんが、作家に向けてアドバイスします。作家自身の試行錯誤だけでなく、歴史研究と資料の専門家の視点も加わるため、資料をどう扱うかを複数の角度から読める構成です。編集長は、これから歴史小説を書きたい人にも見逃せない内容だと紹介しています。

資料をめぐる特集には、資料を探す段階から物語に取り込むまでの話題が含まれています。鼎談での具体的な着想、各作家が選んだ資料と作品の関係、専門家からの助言が並び、歴史小説が史実と創作の双方から組み立てられる過程を伝えます。登場する作家は、朝井まかてさん、木下昌輝さん、澤田瞳子さん、逢坂冬馬さん、朝倉かすみさん、住田祐さん、中島京子さん、森絵都さんのほか、特集の案内にある人気作家9人です。

特別短編から連載の最終回まで、多彩な小説と読み物

小説では、森絵都さんの特別短編「ロスト」を掲載します。ペットロスの会に参加した「私」が、3番目の語り手に釘付けになる物語です。米澤穂信さんの掌編「灰色の靴下」も特別掲載され、作家生活25年を迎えた米澤さんの創作の舞台裏に迫るインタビューとあわせて読めます。編集長は、両作品について、作家のセンスと技量が光る、パワフルで深く心に残る独立短編と紹介しています。

時代小説では、畠中恵さん「おもいびと」(「まんまこと」)を掲載。品川の宿屋の看板娘が駆け落ちしたという話をめぐり、麻之助の迷推理が描かれます。蝉谷めぐ実さん「鬼ガチャ」は前編で、地獄抜けの罪人たちが瓜二つの顔を持ち、どちらもセーラー服姿という設定です。高瀬乃一さん「饅頭本こわい」(「貸本屋おせん」)では、未亡人が持ち込んだ戯作の原稿に隠された思いを扱います。

  • 坂井希久子さん「鼠か茶か」(「江戸彩り見立て帖」):有名人になったお彩が、大店の主人から美人絵の色指南を頼まれます。
  • 和泉久史さん「我は鳳雛」:不遇を嘆く信孝のもとに、父・信長から書状が届きます。
  • 春雨ハル子さん「手かざし」:伝馬町牢屋敷の普請に入った大工のシンパチが、意外な人物と出会います。
  • 赤神諒さん「直き虎 ストレート・タイガー」:俊子を妻にするため奇策を講じた直虎が、幕政に巻き込まれます。
  • 宮城谷昌光さん「衛青と霍去病」:匈奴に苦しむ前漢で、新皇后の弟・衛青が将軍を拝命し、速攻を開始します。
  • 夢枕獏さん「石神」(「陰陽師」):秋の庭で虫の音をかき分けて聞こえる、男を呼ぶかぼそい声の主をめぐります。

現代小説や連載作品もそろいます。君嶋彼方さん「斜陽のふたり」は新連載で、恋愛小説の旗手が「45歳」の性愛に挑みます。瀬尾まいこさん「幸運の持ち主」は前編。悪いことが続いた占い師ルイーズが、体の異変を感じるところから始まります。辻村七子さん「オートクチュールD メリー・ザ・ドリーム」は完結編で、たった一週間で「おひとりさま婚」用のウェディングドレスを制作する展開です。高見澤俊彦さん「イモータル・ブレイン」は最終回を迎え、AIとの融合を遂げた男が人類の命運を賭けた決戦に挑みます。

このほか、石田衣良さん「滝野川化猫屋敷」(「IWGP23」)では緑の闇に包まれた一軒家から悲鳴のような声が聞こえ、誉田哲也さん「妖の群」では路上での突然死が頻発するなか、芳樹の前に紅鈴を知る刑事が現れます。堂場瞬一さん「トップ・スキャンダル」は、失踪した作家を捜して札幌へ向かい、目撃情報にちらつく女性の影を追います。

対談、コラム、グラビアも収録した充実の誌面

第33回松本清張賞を受賞した森山世衣さんと森見登美彦さんによる新刊記念対談も掲載します。「〝書きたい気持ち〟はどこから?」をテーマに、新人賞受賞で作家としてスタート地点に立った森山さんへ、先輩作家の森見さんがエールを贈ります。受賞を経た作家と、すでに作品を発表してきた作家が創作について語る対談です。

人気コラム・エッセイには、中野京子さん「ゴヤと革命のスペイン」、久世番子さん「よちよち文藝部 今昔物語集」、光浦靖子さん「ようやくカナダに行きまして」、伊藤理佐さん「妙齢おねいさん道 おもろい奴」、服藤恵三さん「科学捜査官の目」、春日太一さん「のオールナイト1本!徹夜映画」、丸山ゴンザレスさん「無法者たちの晩餐」、酒井順子さん「女子校文学第9回 カトリック女子と仏教女子」が並びます。

「ブックトーク」には一穂ミチさんと西加奈子さんが登場。「ちょっといい話」は後藤正治さん、「短歌の部屋」は東直子さん、「俳句の部屋」は高橋睦郎さん、「緻密流将棋日記」は佐藤康光さんが担当します。グラビア「作家と趣味」では、夢枕獏さんの陶芸、柚月裕子さんのゴルフ、中山七里さんの映画を紹介。バックナンバー、オール談話室も収録されています。

『オール讀物』11・12月号の書誌情報と、今号の主な内容を整理すると次の通りです。発売日は2026年10月22日(木)、価格は税込1,500円です。商品ページは https://books.bunshun.jp/list/mag/ooru です。

項目 内容
誌名 『オール讀物』11・12月号
発売日 2026年10月22日(木)
定価 1,500円(税込)
主な特集 「ガリレオと東野圭吾」「歴史小説と資料」
特別掲載 森絵都「ロスト」、米澤穂信「灰色の靴下」
商品URL https://books.bunshun.jp/list/mag/ooru

東野圭吾さんの作品世界や歴史小説の資料活用を掘り下げる特集に加え、短編、連載小説、対談、コラム、グラビアまで幅広く収録した号です。気になる作家や企画から、誌面の読みどころを見つけられます。

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