ロレアル、NanoTerasuで自己修復ナノゲルを可視化

OkiColloids 2026 | 開催期間:11月1日〜11月6日

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OkiColloids 2026
発表はいつ、どこで行われる?
Okinawa Colloids 2026で、2026年11月1日(日)から6日(金)まで開催されます。会場は沖縄県名護市の万国津梁館です。
PGPはどんな機能を持つ材料?
直径約10ナノメートルのナノゲル粒子で、水分の蒸発に伴って内部の結合を組み替えます。水に強く、摩擦やヨレで生じた結合を自ら修復する膜を形成します。

ナノゲルの内部構造をNanoTerasuで可視化

日本ロレアル株式会社は、ロレアル リサーチ&イノベーション センター(R&I ジャパン)が東北大学と進める機能性材料研究の成果を、国際会議「Okinawa Colloids 2026」で発表すると明らかにしました。発表では、化粧品への応用を目指す「ポリイオンコンプレックスゲルパーティクル(PGP)」を取り上げます。研究員の五十島健史氏が招待講演を行い、イオン相互作用を基盤とする材料の開発と化粧品への応用について紹介します。

研究では、次世代放射光施設「NanoTerasu(ナノテラス)」の放射光X線マイクロCT(μCT)を活用。化粧品の処方内部に形成される精緻な3次元ネットワーク構造を、試料を壊さずに観察することに成功しました。高輝度の放射光を使った観察によって、従来は捉えきれなかった微視的な構造の全貌を明らかにしたとしています。

会議は2026年11月1日(日)から6日(金)まで、沖縄県名護市の万国津梁館で開催されます。発表題目は「Development of Functional Materials Based on Ionic Interactions for Cosmetic Applications(イオン相互作用に基づく機能性マテリアルの開発と化粧品への応用)」です。公式サイトはhttps://okinawacolloids.jp/です。

環境変化で結びつきを組み替えるPGP

PGPは、プラス電荷を持つポリマーとマイナス電荷を持つ架橋剤が水溶液中で結びついてできる、直径約10ナノメートルの微細なナノゲル粒子です。静電相互作用、水素結合、疎水性相互作用のバランスによって構造が保たれます。肌に塗布した後、水分が蒸発していく過程で内部の結合が組み替わり、ハイドロゲル膜へと変化します。

この膜は水に強く、摩擦やヨレによって結合に変化が生じても、自ら結合を修復する性質を持つと説明されています。環境の変化に応じて構造を自律的に再編し、耐水性と自己修復性を備えた保護膜を形成する点が、PGPの機能の特徴です。単に粒子を配合するだけでなく、塗布後の水分蒸発に伴う構造変化を利用する材料設計が、膜の性能につながっています。

また、高い油相比率のエマルションにおいても、PGPはフィラーと協調して強固な立体構造を形成し、優れた安定性を発揮します。水系での結合の組み替えと、油相の多い処方で立体構造を支える働きの双方が研究で示された特性です。今回の観察は、こうした機能を支える処方内部の3次元ネットワークを、非破壊で捉えたものです。

研究は、東北大学の蟹江教授、高山准教授らとの連携のもとで進められました。NanoTerasuが備える3GeVの高輝度放射光を用いることで、ナノスケールの相互作用と処方内部の構造を分析。ロレアル リサーチ&イノベーション センター所長のアミット・ジャヤズワル氏は、物理学と化粧品科学を結びつけ、環境変化に応答する保護膜を実現したことや、日本の研究基盤と東北大学との連携が、微細な相互作用を製品価値につなげたと述べています。

研究成果はランコム製品の機能設計にも活用

ロレアルグループは、このソフトマター技術をすでに実用化しています。PGPを活用した機能設計は、ランコムの「UV エクスペール エクストリーム シールド」(英語表記:UV Expert Xtreme Shield)をはじめとする製品に応用されています。今回の研究は、化粧品内部にある構造を観察して材料の働きを理解する基礎的な成果であると同時に、製品の機能設計にもつながるものとして発表されます。

NanoTerasuは、宮城県仙台市の東北大学青葉山新キャンパスにある放射光研究施設です。国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構、一般財団法人光科学イノベーションセンター、公益財団法人高輝度光科学研究センターが運営し、世界最高水準の3GeV高輝度放射光を利用して、ナノメートル、すなわち1メートルの10億分の1という小さな世界を観察・分析できます。施設の案内はhttps://nanoterasu.jp/top_en/で確認できます。

Okinawa Colloidsは、日本化学会コロイドおよび界面化学部会が主催する国際会議です。1976年に設立された同部会は、コロイド・界面化学を中心に、高分子科学、触媒、電気化学、化学工学、ソフトマター、アクティブマターなどを対象としています。会議では国内外の研究者が集まり、幅広い分野の研究成果を発表・議論します。会議の公式サイトはhttps://okinawacolloids.jp/です。

日本ロレアルの研究開発は1983年に始まり、現在の日本ロレアル リサーチ&イノベーションセンターは川崎市に置かれています。所長はアミット・ジャヤズワル氏で、約200名の研究員がグループ傘下ブランドのさまざまな分野・カテゴリーで、上流から下流までの開発を進めています。日本の文化、歴史、社会、人々、エコシステムについて40年以上にわたり知見を蓄積してきた拠点です。代表的なブランドには、ランコム、シュウ ウエムラ、TAKAMI、キールズ、イヴ・サンローラン ボーテ、ケラスターゼ、メイベリン ニューヨークなどがあります。研究開発に関する案内はhttps://www.loreal.com/ja-jp/japan/articles/science-and-technology/beauty-research-and-innovationです。

ロレアルグループは117年にわたり美容・化粧品業界で活動し、「世界をつき動かす美の創造」をパーパスに掲げています。美を通じ、社会と環境にサステナブル、インクルーシブ、倫理的かつ寛大な形で貢献する姿勢を示しています。40の国際ブランドを含む多様なブランドポートフォリオを持ち、「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」プログラムを通じて持続的発展と環境保護に取り組んでいます。9万人を超える従業員を擁し、eコマース、マスマーケット、百貨店、薬局、美容室、ブランドおよび旅行小売などの流通網を展開。2025年のグループ売上高は440億5千万ユーロでした。

同グループは世界13カ国に21の研究開発拠点を置き、4,000人以上の科学者と8,000人を超えるデジタル人財を擁しています。2025年には、フォーチュン誌がヨーロッパ21カ国・16業界の300社を対象に発表した革新的な企業ランキングで「最も革新的な企業」に選ばれました。グループの情報はhttps://www.loreal.com/en/mediaroomに掲載されています。

研究成果と関連情報を整理すると、次の通りです。

項目 内容
発表の場 Okinawa Colloids 2026
会期・会場 2026年11月1日(日)~6日(金)/万国津梁館(沖縄県名護市)
発表者・題目 五十島健史氏/Development of Functional Materials Based on Ionic Interactions for Cosmetic Applications
研究内容 NanoTerasuの放射光X線マイクロCTでPGPを含む処方内部の3次元ネットワーク構造を非破壊観察
PGPの特徴 直径約10ナノメートル。環境変化に応じて構造を組み替え、耐水性・自己修復性を持つ膜を形成
実用化例 ランコム「UV エクスペール エクストリーム シールド」などの機能設計に応用
関連URL https://okinawacolloids.jp/ / https://nanoterasu.jp/top_en/

ナノスケールの構造観察から製品の機能設計までをつなぐ今回の研究は、化粧品材料の働きを理解する手がかりを示しています。発表は2026年11月1日から6日までの国際会議で行われます。

出典:PR TIMES の発表

この記事は、元の発表をもとに AI を用いて下書きし、点検を通して 2026年10月22日 に公開しました(記事の作り方)。

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