台風25号で無料開放のEV急速充電器、千葉県内7拠点で10月25日終了
ベストカレンダー編集部
2026年10月23日 12:58
千葉県内の無料開放 | 開催期間:9月24日〜10月25日
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台風被害を受けた千葉県内で、FLASHの無料開放が終了へ
テンフィールズファクトリー株式会社は、台風25号による大雨や浸水被害を受けた千葉県内で実施しているEV急速充電器「FLASH」の無料開放を、2026年10月25日(日)をもって終了すると発表しました。無料開放は9月24日に始まり、被災地域での移動や非常時の電力確保を支援するため、県内の対象拠点で充電料金を0円として運用してきました。
対象は千葉県内の7拠点、計9台です。開始当初は稼働していた6拠点・8台を無料開放し、その後、復旧した道の駅オライはすぬま(山武市)を追加しました。一方、THE FARM スロウマウンテン成田(成田市)は無料開放期間中に稼働を再開できず、対象には加えられませんでした。
2026年9月20日から21日にかけて、千葉県では台風25号の影響で約40時間雨が降り続き、市原市や大多喜町などで総雨量が480ミリを超えました。県内各地で河川の氾濫や浸水被害が発生し、成田市では北印旛沼の堤防が決壊。多くの市町村に災害救助法が適用されました。同社は、被害を受けた人々や復旧・支援活動に携わる人々にお見舞いの意を示しています。
27日間で875回利用、充電電力量は約23,900kWh
無料開放期間のうち、利用実績の集計対象となった2026年9月24日から10月20日までの27日間に、対象充電器9台で合計875回の充電が行われました。充電電力量は合計約23,900kWhです。充電回数を平常時と比べると、2026年6月の1か月間に記録した274回に対して約3.2倍となりました。
比較には、2026年6月の30日間と無料開放期間の27日間が用いられています。また、6月時点では未稼働だった1台を含む9台合計の数値であるため、同社は参考値として示しています。利用増加のすべてが災害に直接関係したものとは断定できないものの、無料開放中に平時を大きく上回る充電需要があったとしています。
災害後には、被災地域での移動に加え、生活再建や復旧作業、支援活動など、さまざまな目的の移動が生じます。同社は今回の取り組みについて、地域で移動や充電を必要とする人が利用できる環境の一端を担えたとの考えを示しました。また、2026年8月の千葉豪雨に続く対応を通じ、EV急速充電器が平時の移動だけでなく、災害時の地域の移動や電力確保を支えるインフラにもなり得るとしています。
会員登録不要、遠隔操作で料金を0円に切り替え
「FLASH」は、平常時から会員登録や専用アプリを必要とせずに利用できる仕組みを採用しています。CHAdeMOとNACSの両規格に対応したモデルを中心に展開しており、製品案内では会員登録不要で、クレジットカードや各種QRコード決済を利用できるとしています。今回の無料開放期間は通常の充電料金も不要とし、支払いを伴わずに充電できる運用となりました。
災害時には通信や決済の環境が平常時と同様に使えない場合や、普段の生活圏とは異なる場所で急きょ充電が必要になる場合があります。同社は、利用手続きを平時からできるだけ簡素にすることに加え、災害発生時には状況に応じて無料開放へ切り替えることが重要だと説明しています。「FLASH」はOTA(遠隔制御)に対応しており、今回も対象充電器の料金を遠隔操作で速やかに0円へ切り替えました。
EVは移動手段であると同時に、大容量バッテリーに電力を蓄える蓄電池としての活用も可能です。V2H(Vehicle to Home)などの設備を使えば、対応するEVに蓄えた電力を住宅などへ供給できます。また、車両の給電機能を使ってスマートフォンなどの電子機器を充電することもできます。災害時に車内が一時的な避難や休息の場所となる場合もあり、EVを充電できる環境は、移動の維持に加え、停電時の電力確保や避難生活を支える選択肢の一つとなります。
10月25日で終了、翌26日から通常運用へ順次移行
千葉県内では10月上旬までに断水が全面的に解消し、停電もおおむね復旧しました。決壊した北印旛沼の堤防も緊急復旧が完了するなど、復旧や生活再建に向けた取り組みが進んでいます。一方で、道路や鉄道の一部には影響が残り、被災した人々の生活再建も続いています。こうした状況を踏まえ、同社は10月25日を一区切りとして無料開放を終了します。
無料開放の対象地域は市原市、鴨川市、山武市、大網白里市、八千代市、柏市です。期間終了後は、2026年10月26日(月)より通常運用へ順次移行する予定です。今回の無料開放を利用した人々と、取り組みに理解・協力した設置先や関係者に対し、同社は謝意を示しています。今後も大規模災害などが発生した際には、地域の状況を確認しながら、EV充電インフラを活用した支援を検討・実施するとしています。
同社が企画・開発・提供するEV急速充電器「FLASH」は、CHAdeMO・NACSの両規格に対応しています。設置場所一覧はhttps://ev-charger.jp/area/、FLASHのウェブサイトはhttps://ev-charger.jp/です。テンフィールズファクトリー株式会社の所在地は〒619-0237 京都府相楽郡精華町光台1丁目7 けいはんなプラザ ラボ棟9F。代表者は代表取締役 市川 裕、設立は2002年7月で、事業内容はEV急速充電器「FLASH」の企画・開発・製造・販売・運営ほかです。コーポレートサイトはhttps://10-ff.com/です。
無料開放の期間や対象、利用実績、通常運用への移行予定をまとめると次の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 無料開放期間 | 2026年9月24日(木)〜10月25日(日) |
| 対象地域 | 千葉県(市原市・鴨川市・山武市・大網白里市・八千代市・柏市) |
| 対象充電器 | EV急速充電器 7拠点・計9台 |
| 無料開放中の料金 | 0円 |
| 9月24日〜10月20日の利用 | 充電回数875回、充電電力量約23,900kWh |
| 通常運用への移行 | 2026年10月26日(月)より順次 |
千葉県内での無料開放は10月25日まで続き、翌26日から対象充電器は通常運用へ順次移行する予定です。27日間の充電回数は875回に上り、災害時に充電インフラが担う役割と、平時から使いやすい仕組みを備える重要性があらためて示されました。
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