熊本の共通定期「ふらピッと」2027年4月開始、バス・市電を月額上限で利用

ふらピッと提供開始 | 開催日:4月1日

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ふらピッと提供開始
ふらピッとはいつから使える?
サービスの提供開始日は2027年4月1日(予定)です。Webおよび窓口での事前登録受付は2027年3月下旬に始まる予定で、開始後しばらくは現行定期券と並行して運用されます。
どの交通機関で使えて、月額上限はいくら?
熊本市電・熊本電鉄と、九州産交バス、産交バス、熊本電鉄、熊本バス、熊本都市バスの対象路線で利用できます。小児は月額3,000円、高齢者(70歳以上)は7,200円、障がい者は5,040円の全線フリー商品があります。

熊本の公共交通をまたいで使える「ふらピッと」

九州産交バス、産交バス、熊本電気鉄道、熊本バス、熊本都市バス、熊本市交通局、三井住友カード、ジェーシービーの8者は、タッチ決済を活用した新しい共通定期サービス「ふらピッと」を、2027年4月1日(予定)から提供します。熊本市電や熊本電鉄、複数のバス事業者を対象とするサービスで、利用者はタッチ決済対応のカードや、カードを設定したスマートフォンなどを登録して乗車します。

利用開始にあたっては、専用Webサイト「Pass Caseエントリー」で利用するカードと乗車時に使う媒体を登録し、券種を選択します。乗降時は、登録したカードまたはスマートフォンなどを車内・車両の専用端末にタッチする仕組みです。サービスは三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」のプラットフォームに実装される定期相当サービスの第1弾で、クレジットカードなどのタッチ決済による定期相当サービスとして国内初とされています(三井住友カード調べ、2026年10月時点)。商標登録は申請中です。

プロジェクトは、国土交通省の令和8年度「『交通空白』解消等リ・デザイン全面展開プロジェクト」の地域交通DX推進タイプに選定されました。従来の定期券のように区間を固定する形に限らず、対象となる交通機関や系統での移動を月ごとに合算する設計が特徴です。

熊本のバス・電鉄・市電で使える新共通定期サービス「ふらピッと」、2027年4月1日(予定)から提供開始へ 画像 2

使った分を合算し、券種ごとの月額上限を適用

「ふらピッと」では、登録した運賃額を基準とする金額式と、1か月の対象運賃に上限を設ける方式を組み合わせます。対象となる乗車運賃は、バス・電鉄・市電をまたいだ利用や、異なる区間の利用も合算。上限に届くまでは利用した分だけ請求され、到達後は対象となる運賃について追加請求が発生しない仕組みです。利用の都度請求され、上限到達後は請求されません。

大人・通学向けは、登録した運賃額を基準とした金額式で、運賃額に応じた月額上限が設定されます。価格は現行の定期券価格を基本とするものの、現在利用している定期券の種類や利用条件によって負担額が増減する場合があります。また、登録した運賃額を超える利用分は上限計算の対象外となり、月額上限に達した後も超過分が請求されます。対象系統の中にも上限計算外となるものがあります。

小児、70歳以上の高齢者、障がい者向けには、全線フリーの商品が用意されます。各区分の内容と上限額は次の通りです。金額はすべて税込みです。

区分 サービス内容
大人・通学 登録した運賃額を基準とする金額式。運賃額に応じた月額上限を設定
小児 月額3,000円上限の全線フリー
高齢者(70歳以上) 月額7,200円上限の全線フリー
障がい者 月額5,040円上限の全線フリー

通勤・通学だけでなく、買い物など日常の移動にも使えるよう、特定区間に縛られない利用方法を取り入れています。利用が少ない月は乗車した分の支払いとなり、利用が多い月は対象運賃について上限までの負担となるため、月ごとの移動量に応じた仕組みです。

熊本のバス・電鉄・市電で使える新共通定期サービス「ふらピッと」、2027年4月1日(予定)から提供開始へ 画像 3

Webで登録し、対象のバス・電車にタッチして乗車

登録には、専用Webサイト「Pass Caseエントリー」を利用します。最初に利用するタッチ決済対応カードを登録し、乗降時に使う媒体としてカード本体(板カード)またはスマートフォンなどのデバイスを選びます。その後、券種を選択。審査が必要な券種では、証明書類をスマートフォンで撮影して登録します。

利用できる決済媒体は、タッチ決済対応のクレジットカードに加え、デビットカード、プリペイドカード、これらのカードを設定したスマートフォンなどです。通学証明書などを窓口に持参していた学生や、障がい者手帳を持つ人も、対象となる証明書類の画像をオンラインでアップロードして登録できます。オンライン登録のほか、自動更新にも一部対応し、1か月または3か月ごとに購入が必要だった定期券を自動で更新する機能も設けます。オンラインでの登録が難しい人に向けて、窓口での登録も受け付ける予定です。

対象となる電車は熊本市電と熊本電鉄。バスは九州産交バス、産交バス、熊本電鉄、熊本バス、熊本都市バスです。いずれもタッチ決済端末を搭載した路線が対象で、一部の高速バスやコミュニティバスは対象外となります。対応する決済ブランドはVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯です。

開始までの予定も示されています。2026年10月28日に公式Webポータルサイトの一部を先行公開し、車内や営業所などで案内を開始。2027年1月頃には地域・企業・学校向けの説明やタッチ決済体験会などを実施し、2027年3月下旬にWebおよび窓口で事前登録の受付を始める予定です。2027年4月1日にサービスを開始し、当面は現行定期券と並行して運用します。2027年10月1日には、バス・電鉄電車における現行の「くまモンのICカード」定期券の利用を停止する予定です。

関係各社の役割は、九州産交バス、産交バス、熊本電気鉄道、熊本バス、熊本都市バス、熊本市交通局が、バスの運行、タッチ決済対応設備の整備、タッチ決済を活用した企画、対象交通サービスの提供、利用者への案内・周知を担います。熊本電気鉄道はこのほか電車を含む対象交通機関として示されています。三井住友カードはプロジェクト統括、キャッシュレス決済導入支援、「stera transit」プラットフォームと「Pass Caseエントリー」の提供を担当し、Visa・Mastercard・銀聯の導入支援および認知プロモーションも行います。ジェーシービーはキャッシュレス決済導入支援に加え、JCB、American Express、Diners Club、Discoverのタッチ決済に関するソリューション提供と認知プロモーションを担います。

各社は提供開始まで、説明会や体験会などを通じて利用開始をサポートし、開始後も利用者の声を踏まえて改善を重ねる方針です。三井住友カードは、地域や交通事業者に合わせた定期相当サービスを全国へ展開し、交通事業者の課題解決や交通サービスの向上を通じて地域交通の持続性向上に貢献するとしています。

項目 内容
サービス名 ふらピッと
提供開始 2027年4月1日(予定)
登録サイト Pass Caseエントリー
対象交通機関 熊本市電・熊本電鉄、九州産交バス・産交バス・熊本電鉄・熊本バス・熊本都市バス(タッチ決済端末搭載路線。一部高速バス・コミュニティバスを除く)
決済ブランド Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯
関連する予定 2027年3月下旬に事前登録受付開始予定。2027年10月1日にバス・電鉄電車で現行の「くまモンのICカード」定期券の利用停止予定

区間を限定しない運賃合算と月額上限、オンライン登録、複数の交通事業者をまたぐ利用を組み合わせた「ふらピッと」は、熊本の日常的な移動を支える共通定期サービスとして2027年4月1日の開始を予定しています。

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