Akur8 Agents提供開始、保険プライシング業務をAIで効率化
ベストカレンダー編集部
2026年10月28日 14:15
Akur8 Agents提供開始 | 開催日:10月28日
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アクチュアリーが判断を担うAIエージェントが登場
Akur8 Japan株式会社は2026年10月28日、保険数理AIプラットフォーム上で動作する「Akur8 Agents」の提供開始を発表しました。アクチュアリー業務に専門的なガイダンスとノーコードのプロセス自動化機能を組み込み、定型業務の効率化と専門知識の活用を支援するAIエージェントです。第一弾として、保険のプライシング業務に対応する「Akur8 Agents for pricing」が提供されます。
このサービスは、アクチュアリーの仕事をAIに置き換えたり、判断をブラックボックス化したりするものではありません。エージェントが定型タスクの処理やインサイトの提示を手助けする一方、数学的な計算やモデリングは従来どおりAkur8の保険数理・統計機能が担います。分析結果のレビュー、解釈、専門的な判断、最終決定はアクチュアリー自身が行い、プロセスをコントロールできる設計です。
Akur8によると、エージェントは顧客が利用しているクラウドネイティブなインフラ、機械学習アーキテクチャ、保険数理エンジン、統計機能を基盤とします。保険会社がAIエージェントの仕組みを一から構築するのではなく、既存のAkur8製品や保険数理機能と連携する専門エージェントを活用できます。今回の発表は、同社が2026年9月29日(米国現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。
料率分析からレポート作成まで、日々の作業を支援
「Akur8 Agents for pricing」は、実務で繰り返し発生するプライシングのワークフローを想定して開発されました。料率構造の構築や、再利用可能なテンプレートを使ったレポート作成、モデリングのニーズに合わせた数式の作成などを支援します。モデル作成に着手する前に変数の使用状況を確認したり、届出済み料率を活用して料率を分析したりする用途にも対応します。
スプレッドシートなどで管理している料率算出ロジックをAkur8に取り込むこともできます。取り込みは柔軟で、内容をレビューできるプロセスとして説明されています。プロジェクト内の情報を横断して関連付け、進捗や作業内容を要約したり、見つけにくい関連情報を示したり、可視化を作成したりする機能も備えます。
また、Akur8および保険業界のベストプラクティスを、日々の業務の中で参照できます。こうしたナレッジはソフトウェアのアップデートに合わせて随時更新され、複数の言語で利用可能です。Akur8は今後、Reserving(リザービング)およびLife(生命保険)の領域にも専門AIエージェントを展開し、同様の考え方をより多くのアクチュアリー業務に広げる予定としています。
専門スキルを追加し、チームのルールに合わせて運用
汎用AIが回答を生成できる一方、アクチュアリー業務では、検証可能で説明可能な結果と、その妥当性を示せることが重要だとAkur8は説明します。Akur8 Agentsは、同社のアクチュアリーチームとプロダクトチームが業務フローに沿って設計し、Akur8の保険数理・統計技術を基盤にしています。この技術は、世界3,000人以上のアクチュアリーに利用されています。
利用者は、各プライシングモジュール向けに用意されたエージェントから始められます。ニーズに応じて、すぐに使える専門スキルのテンプレートや独自のカスタムスキルを追加でき、コードを書く必要はありません。すべての会話に共通するグローバルメモリや指示を設定することで、エージェントにチーム共通のガイダンスを適用できます。導入後も各チームのユースケースに合わせてエージェントをカスタマイズしていく仕組みです。
設計の柱として示されているのは、次の4点です。
- アクチュアリーの専門性:実際のプライシング業務を想定してエージェントとスキルを開発し、Akur8の保険数理・分析機能で支えます。
- 説明可能性と人によるコントロール:結果に至る推論の過程や裏付けとなる処理内容を確認できます。アウトプットのレビューや編集ができ、変更は実行前に利用者が確認・承認します。
- ネイティブな連携:エージェントは既存のAkur8機能を選択して組み合わせ、計算やモデリングは基盤のエンジンが実行します。
- エンタープライズ水準の信頼性:高いプライバシーとセキュリティ要件に準拠するよう設計され、お客様のデータをAIモデルの学習に使用しません。EU AI法にも準拠しています。
計算は保険数理エンジン、意思決定はアクチュアリーが担当
Akur8のCEO兼共同創業者、Sam Falmagne氏は、アクチュアリーAIの役割について、専門家を置き換えたり業務をブラックボックスに任せたりするのではなく、定型業務を整理し、複雑なプロセスを案内し、プラットフォームの機能を使いやすくすることだと説明しています。同氏のコメントでは、数学的な計算は保険数理エンジンが、意思決定はアクチュアリーが担い、エージェントがプロセスを効率的かつ透明性高く、安全につなぐという役割分担が示されました。
Akur8は、保険数理ソリューションを提供するグローバル企業です。損害保険(P&C)および生命保険・年金保険(L&A)市場で、保険会社にスピード、パフォーマンス、透明性、信頼性を提供するとしています。サービス提供先は40カ国以上、350社以上で、AXA、Generali、Munich Re、Europ Assistance、東京海上、MS&ADなどが挙げられています。
そのほか、個人・企業向け損害保険会社としてTMNAS、FCCI、NEXT、HDVI、Wawanesa、SGI Canada、Facility Group、スペシャルティ保険会社としてCanopiusが紹介されています。3,000人以上のアクチュアリーが日々Akur8を活用し、さまざまな保険種目でプライシングモデルの構築やリザービングのプロジェクションを行っています。サービスの詳細はhttps://www.akur8.com、日本語サイトはhttps://jp.akur8.com/で確認できます。
報道関係者からの問い合わせ先は、Heide Sacher(Akur8、Head of Marketing, U.S. & Canada、heide.sacher@akur8.com)です。日本における窓口は、片桐 友之助(Akur8 Japan株式会社 Sales Director、tomonosuke.katagiri@akur8.com)です。プレスリリースのビジネスカテゴリは生命保険・損害保険で、キーワードには保険数理、AI、保険、SaaS、ソフトウェア、保険プライシング、インシュアテック、保険モデリングが挙げられています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス | Akur8 Agents |
| 提供開始 | 2026年10月28日 |
| 第一弾 | Akur8 Agents for pricing |
| 主な支援業務 | 料率構造の構築、レポート作成、数式作成、変数の使用状況確認、届出済み料率の分析など |
| 人による確認 | アウトプットのレビュー・編集が可能。変更は実行前に利用者が確認・承認 |
| データと準拠 | 顧客データをAIモデルの学習に使用せず、EU AI法に準拠 |
| 公式サイト | https://www.akur8.com / https://jp.akur8.com/ |
| 日本の報道窓口 | 片桐 友之助(Akur8 Japan株式会社 Sales Director) tomonosuke.katagiri@akur8.com |
Akur8 Agentsは、反復作業の効率化を担いながら、計算の基盤と専門家による確認・判断を分けて設計したサービスです。保険プライシングに特化した第一弾の機能と、ノーコードでスキルやチーム共通の指示を加えられる点が、今回の発表の主な特徴です。
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