郵便局のバイクでインフラ点検、前橋市で11月4日から実証
ベストカレンダー編集部
2026年10月29日 07:42
郵便バイクのインフラ点検実証 | 開催期間:11月4日〜11月10日
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郵便局の集配用バイクで道路や設備の異常を捉える
株式会社サイバーコアは、日本郵政株式会社と日本郵便株式会社が群馬県前橋市などと連携して行う、郵便局の集配用バイクを活用したインフラ点検の実証実験に参加します。サイバーコアが担当するのは、バイクに搭載したドライブレコーダーで撮影した画像の解析・加工です。道路の損傷や、通信・電力設備に関する異常を把握するための検証に取り組みます。
実証は2026年11月4日(水)から11月10日(火)までの予定で、群馬県前橋市内の公道などを走行する日本郵便の集配用バイクを対象に実施されます。日々の配達業務で道路を走る車両から画像や位置情報を得て、インフラ管理者が現地確認や点検、修繕を行う際の基礎情報として活用できるかを確かめる取り組みです。
日常の走行をインフラ維持管理に生かす狙い
道路、通信・電力設備、水道などのインフラは、地方公共団体や通信・電力のインフラ事業者が、現地での確認、点検、修繕を重ねながら維持管理しています。一方で、日本郵便の集配用バイクは、日々の集配業務を通じて全国各地の道路を走行しています。本実証では、この走行の機会に着目し、車両が通過する際に得られる情報をインフラの状態把握に利用できるかを検証します。
集配用バイクにはドライブレコーダーや赤外線センサーを搭載し、走行中に画像および位置情報を取得します。取得した情報を解析し、道路損傷、通信・電力設備に関する異常に加え、水道管からの漏水の兆候に関する情報を把握することが実証全体の目的です。今回、サイバーコアが解析・加工を担当する対象は、道路損傷および通信・電力設備に関する異常です。
前橋市内で約10台が前方・後方を撮影
撮影対象となるのは日本郵便の集配用バイクで、走行する車両は10台程度を予定しています。撮影期間は2026年11月4日(水)から同月10日(火)まで。撮影範囲は、走行中の車両から見た前方および後方の状況で、撮影エリアは群馬県前橋市内の公道などです。
実証では、撮影画像と位置情報を解析することで、異常が把握された場所や対象を、インフラ管理者による現地確認・点検・修繕の基礎情報として活用できるかを確認します。集配用バイクの走行データを用いる点が特徴で、実証の対象には道路の損傷だけでなく、通信・電力設備に関する異常や水道管の漏水兆候も含まれます。サイバーコアは、そのうちドライブレコーダー画像を解析・加工し、道路と通信・電力設備に関する情報の把握を担います。
実証の実施内容
公表された実証の主な条件と、サイバーコアの担当範囲は次のとおりです。撮影期間や台数は発表内容に基づいています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施期間 | 2026年11月4日(水)〜同年11月10日(火)予定 |
| 設置対象車両 | 日本郵便の集配用バイク |
| 車両数 | 10台程度 |
| 撮影する状況 | 走行中の前方および後方の状況 |
| 撮影エリア | 群馬県前橋市内の公道など |
| 取得情報 | ドライブレコーダー画像、位置情報。車両には赤外線センサーも搭載 |
| サイバーコアの担当 | 画像の解析・加工による道路損傷および通信・電力設備に関する異常の把握 |
個人を識別できる情報に配慮し、解析結果を共有
撮影画像には、歩行者の容姿や通行車両のナンバープレートなど、個人を識別できる情報が映り込む可能性があります。こうした情報にはマスキング処理を施し、共有する情報は、個人を識別できる情報が含まれないよう処理した解析結果を基本とします。画像をそのまま共有するのではなく、実証の目的に沿った解析結果を中心に扱う方針です。
取得したデータは、本実証の目的の範囲内で利用されます。また、加工前の画像および位置情報は、必要な解析と検証を終えた後に削除されます。画像の取得、個人を識別できる情報へのマスキング、解析結果の共有、加工前データの削除という取り扱いが公表されています。
サイバーコアの技術と実証への取り組み
サイバーコアは、画像AI技術とエッジAI技術に強みを持つソリューションプロバイダです。人流・交通量解析や、カメラをまたいだトラッキング(ReID)の独自アルゴリズムを手がけ、CVPRをはじめとする世界的な学会やコンペ、精度評価で多数の優勝実績があるとしています。AI軽量化にも長く取り組み、エッジAIやフィジカルAI関連に加え、アプリ開発などのソフトウェア領域まで一気通貫で開発できることを紹介しています。
事業拠点は盛岡・東京・ベトナムの3拠点で、電気興業(DKK)グループに属します。同社は本実証を通じて、日常業務で走行する車両を活用したインフラ点検の実用化に向けた検証を進めるとしています。また、画像AI・エッジAI技術を核としたソリューションの提供を通じ、道路や通信・電力設備をはじめとする社会インフラの維持管理の効率化と、持続可能な地域づくりへの貢献を目指す方針です。
実証全体は日本郵政・日本郵便が、群馬県前橋市、NTT東日本株式会社、NTT ME株式会社、東京電力パワーグリッド株式会社と連携して実施します。関連する日本郵政・日本郵便の参考リリースは「郵便局の集配用バイクを活用したインフラ点検の実証実験を開始」(2026年10月28日)で、URLはhttps://www.japanpost.jp/news/pressrelease/20261028_01/です。サイバーコアの公式サイトはhttps://cybercore.co.jp/です。
実証内容のまとめ
発表された実施条件、情報の扱い、関係企業を整理すると次のとおりです。
| 確認項目 | 発表内容 |
|---|---|
| 実証の場所・期間 | 群馬県前橋市内の公道など/2026年11月4日から11月10日までの予定 |
| 実証の方法 | 集配用バイクにドライブレコーダーや赤外線センサーを搭載し、走行中の画像・位置情報を取得して解析 |
| 把握を目指す情報 | 道路損傷、通信・電力設備の異常、水道管からの漏水の兆候 |
| 画像・データの扱い | 個人を識別できる情報はマスキングし、加工前の画像と位置情報は必要な解析・検証後に削除 |
| 連携先 | 日本郵政、日本郵便、群馬県前橋市、NTT東日本、NTT ME、東京電力パワーグリッド |
| 参考情報 | https://www.japanpost.jp/news/pressrelease/20261028_01/ / https://cybercore.co.jp/ |
郵便局の集配用バイクが日々の業務で走ることを生かし、インフラの異常を把握する情報として役立てられるかを確かめる今回の実証。サイバーコアは画像の解析・加工を担い、個人情報に配慮した解析結果を基礎情報として活用する可能性を検証します。
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