細田守の原点/展が大阪で開催、4つの展示エリアと新資料を紹介
ベストカレンダー編集部
2026年10月30日 14:41
大阪会場で始まった「細田守の原点/展」
『時をかける少女』公開20周年を記念した展覧会「細田守の原点/展」が、2026年10月28日から2027年1月4日まで、グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボで開催されています。過去最大規模のクリエイティブ資料を通じて、アニメーション映画監督・細田守の映像世界と、その作品が形になるまでの過程を体感できる企画です。
大阪会場の開幕を記念し、前日の10月27日には細田監督が登壇するメディア向けトークショーが行われました。東京会場の反響や、自身の学生時代の制作物、作品づくりのこだわり、若い世代に伝えたいことなどを語ったほか、大阪会場から新たに加わった展示についても紹介しました。
会場は梅田のグランフロント大阪 北館内にあり、開場時間は10:00~18:00、最終入場は17:30です。休館日は2026年12月31日と2027年1月1日。会期中に訪れる際は、開催期間とあわせて開場時間・休館日を確認しておきたいところです。
東京会場で出会った若い来場者
東京会場での反響を尋ねられた細田監督は、『時をかける少女』の公開20周年を記念した展覧会であることから、20年前に作品を見た人が多く来ると想像していたものの、実際には二十歳前後の大学生や高校生がほとんどだったと振り返りました。作品が世代を越えて受け取られていることに驚いたといいます。
来場者と直接接することで、作品を支持している人たちの姿が具体的にわかり、創作にも影響を受けたとのこと。作品を好きでいてくれる人を思い浮かべながら、映画を作れないかと考えることもあると話しました。また、学生時代に作品から影響を受け、現在は俳優やミュージシャンなどとして活躍している人たちに会うことについては、親戚の子の成長を見守るような喜びがあると語っています。
東京会場には、『サマーウォーズ』でヒロイン・夏希の声を演じた宮内ひとみさんや俳優の吉岡里帆さん、モデル、ミュージシャンなども来場したと紹介されました。過去の作品を見た若い人がその後に大きな存在となり、再び会場で出会うことも、監督にとって印象深い出来事だったようです。
学生時代の作品から読み解く創作の原点
展示には、細田監督が学生時代に制作した作品や、過去の監督作品の制作過程を示す資料が並びます。タイトルに「原点」と掲げたことで若い頃の作品も見せることになり、監督は恥ずかしさを感じたと率直に話しました。一方で、展示を見た若い人が「自分もやってみようかな」と創作を始めるきっかけになればという思いから、公開することを受け入れたといいます。
絵コンテや原画に加えて、現場スタッフへ指示を出す「監督チェック」のメモも公開されています。細田監督は、来場者が指示を一つひとつ丁寧に読んでいる様子に触れ、映画がどのように作られ、スタッフとどのようにコミュニケーションを取りながら形になっていくのかを感じてもらえたらと話しました。完成映像だけでなく、判断ややり取りの跡を見られることも、本展の見どころです。
監督は、これまで作り終えた作品を振り返るより、すぐに忘れて新しい作品に取り組む姿勢で、およそ20年を過ごしてきたそうです。今回の展示を通して『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』を見返すと、それぞれの段階で当時できることに懸命に取り組んでいたと感じたといいます。また、昔から変わらない自分の傾向や、好きなもの、大切にしているものが作品に残っていることにも気づいたと語りました。
大阪会場で新たに見られる「おおかみこども」のプロット
東京会場にはなかった大阪会場からの新展示として、細田監督は『おおかみこどもの雨と雪』エリアにある「プロット」を挙げました。物語を最初に思いついたときに書いたもので、吉祥寺のスターバックスで約3時間かけて一気に執筆したといいます。
プロットはA4用紙で約7枚の短いストーリーですが、改めて読むと映画の内容とほとんど同じになっているとのこと。短時間で書いたように見えても、その前には長く考え、苦労を重ねていたと説明しました。積み重ねた思考の末に、ある瞬間に浮かんだものを勢いをつけて書き上げ、それが映画につながったという創作の一端を、資料を通して知ることができます。
作品世界をたどる4つの展示エリア
大阪会場は、作品ごとの3エリアと、初期作品を紹介する「Early Days」を合わせた4エリアで構成されています。『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』を中心に、絵コンテ、レイアウト、原画、背景美術などを展示。作品ごとの表現だけでなく、映像ができあがるまでの工程にも目を向けられる内容です。
| エリア | 主な展示・見どころ |
|---|---|
| 『時をかける少女』 | 細田監督が描いた絵コンテ約450点を展示。レイアウト、背景美術、原画などから、絵コンテを出発点に映像が完成するまでの軌跡をたどれます。 |
| 『サマーウォーズ』 | 「キング・カズマ」と「ラブマシーン」のヒューマンスケールフィギュアが向かい合い、インターネット上の仮想世界「OZ」の世界観を体験できるエリアです。 |
| 『Early Days』 | 『時をかける少女』より前の演出家時代に制作された作品や、学生時代に描いた絵画・映像作品を展示し、監督のさらなる原点に迫ります。 |
| 『おおかみこどもの雨と雪』 | 物語の舞台であり、細田監督の出身地でもある富山の豊かな自然を描いた背景美術が見どころ。本展のために制作された花、雨、雪のヒューマンスケールフィギュアも展示します。 |
『時をかける少女』エリアでは、約450点に及ぶ絵コンテから映像演出を読み取れるほか、レイアウトや背景美術、原画を通じて映像制作の流れを追えます。『サマーウォーズ』エリアでは作品内の仮想世界「OZ」を題材にした空間展示が設けられ、キャラクターのフィギュアも見どころです。
「Early Days」では学生時代や演出家時代の作品が紹介され、『おおかみこどもの雨と雪』エリアでは富山の自然を映し出した背景美術と、花・雨・雪のフィギュアが来場者を迎えます。大阪会場から加わったプロットも含め、作品の完成形だけでなく、発想や制作の出発点に触れられる構成です。
入道雲に重ねた夏と成長
細田作品の象徴としてたびたび登場し、本展のキービジュアルにも採用された入道雲について、監督は夏の物語と主人公の成長に重ねて描いていると説明しました。夏の間に成長する主人公と、大きく育つ入道雲、青空の清々しさを結びつけているそうです。
監督の出身地である富山は日本海側に位置し、入道雲が発生しやすく、地形の関係で立派な雲が見られるといいます。そのため、物語の舞台が東京であっても、雲には北陸の風景が反映されているとのこと。若い人が大きな雲を見上げ、遠くへ行きたいと思う気持ちを表現できればという思いも語りました。
細田監督は、展覧会を通じてアニメーションに夢中になって制作してきた姿を知ってもらい、若い人が挑戦したり、自分のやりたいことに取り組んだりする刺激になればうれしいと話しています。また、展示には昔を思い出すような要素もあるとして、世代を問わず楽しめる内容に触れました。
開催情報と会場へのアクセス先
大阪会場の会期は2026年10月28日(水)から2027年1月4日(月)までです。会場はグランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボで、所在地は大阪府大阪市北区大深町3-1グランフロント大阪 北館内。開場は10:00~18:00、最終入場は17:30までとなっています。
休館日は2026年12月31日(木)と2027年1月1日(金)です。主催は読売テレビ、キョードー関西。企画はCREATIVE MUSEUM TOKYO、特別協力はア・ファクトリー、絵映舎、輸送協力はTERRADA ART ASSISTです。協力はメディコス・エンタテインメント、一般社団法人ナレッジキャピタル、後援はFM802、FM COCOLOが務めます。
大阪会場公式サイトはhttps://www.ytv.co.jp/event/contents/hosodagenten-exhibit.html。展覧会公式SNSは、Xがhttps://x.com/hosodagenten、Instagramがhttps://www.instagram.com/hosodagenten、TikTokがhttps://www.tiktok.com/@hosodagentenです。問い合わせ先はキョードーインフォメーション、TEL 0570-200-888(12:00~17:00 ※土日祝休業)です。
| 展覧会名 | 細田守の原点/展(大阪会場) |
|---|---|
| 会期 | 2026年10月28日(水)~2027年1月4日(月) |
| 会場 | グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ |
| 所在地 | 大阪府大阪市北区大深町3-1グランフロント大阪 北館内 |
| 開場時間・休館日 | 10:00~18:00(最終入場17:30)/2026年12月31日(木)、2027年1月1日(金) |
| 問い合わせ | キョードーインフォメーション TEL 0570-200-888(12:00~17:00 ※土日祝休業) |
創作の原点や制作現場の資料、作品ごとの展示を通して、細田作品がどのように生まれ、世代を越えて受け継がれているのかを多角的にたどれる展覧会です。大阪会場ならではのプロット展示にも注目が集まりそうです。
出典:PR TIMES の発表
この記事は、元の発表をもとに AI を用いて下書きし、点検を通して 2026年10月30日 に公開しました(記事の作り方)。
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