リッチー・ホウティン、11月23日から発酵テーマの作品を世界初公開
ベストカレンダー編集部
2026年10月30日 14:52
発酵の変化を音と映像で描く共同プロジェクト
MoN Takanawa: The Museum of Narratives(モン タカナワ: ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)は、電子音楽家リッチー・ホウティンと映像作家アリ・デミレルによる共同プロジェクト「PLASTIKMAN | POLYPHONIC FERMENTATION(プラスティックマン|発酵ポリフォニー)」を世界初公開します。会期は2026年11月23日(月・祝)から12月27日(日)まで。館内の「Tatami」でインスタレーションを公開するほか、初日には「Box1000」で一夜限りのオーディオビジュアル・ライブパフォーマンスを行います。
この作品のテーマは、日本酒造りにも見られる発酵と、時間とともに変わり続ける「移ろい」です。リッチー・ホウティンが30年以上追求してきた電子音楽と、約20年にわたり深く関わってきた日本酒の世界に、長年のコラボレーターであるアリ・デミレルの映像表現が交わります。音、映像、空間、そして日本酒を通じ、酒造りを支える土地や人々、二人の創作プロセスにまで視線を広げる芸術プロジェクトです。
二人は2026年4月、日本各地の酒蔵を訪問し、造り手との対話を重ねながら酒造りの現場を体験しました。そこで撮影・録音した映像や音を作品に取り込み、発酵に宿る絶え間ない変化を表現します。訪問先は京都の月桂冠、秋田の新政酒造、石川の吉田酒造店(手取川)。伝統を受け継ぐそれぞれの土地で収録された素材が、電子音楽や映像と組み合わさり、本作ならではのオーディオビジュアルを形づくります。
約100畳の空間と、16年ぶりの日本公演
自由に鑑賞できる「Tatami」のインスタレーション
インスタレーションは、日本の伝統的な祭祀「新嘗祭(にいなめさい)」にあたる11月23日(月・祝)から約1ヶ月間、約100畳の畳スペース「Tatami」で公開されます。アリ・デミレルの映像とリッチー・ホウティンのサウンドが重なり、日本酒の発酵から着想した有機的な世界を描きます。入場は無料です。
来場者は自由に入退場でき、それぞれのペースで鑑賞できます。映像と音のプログラムは繰り返し上映され、ゆっくりと変化していく表現に身を委ねながら体験する構成です。一見すると静止しているように映る映像にも、時間をかけて見ることで感じられる微細な変化が潜んでいます。作品は、瞬間では捉えきれない「移ろい」を、音と映像によって体験する空間として構想されています。
「Box1000」で一夜限りのライブ
展示初日の11月23日(月・祝)には、電子音楽とデジタルクリエイティビティの祭典「MUTEK.JP 2026」最終日のプログラムとして、「Box1000」でライブパフォーマンスを開催します。PLASTIKMAN名義でのライブが日本で披露されるのは16年ぶり。インスタレーションと共通する発酵のテーマを持ちながら、異なる音と映像の表現によってその世界を探ります。
タイトルの「POLYPHONIC FERMENTATION」は、日本酒造り特有の「並行複発酵」に由来します。これは、麹による米のでんぷんの糖化と、酵母による糖のアルコール発酵が、同じ容器の中で同時に進む仕組みです。異なる働きが互いに作用して一つの酒を生み出すように、音と映像もそれぞれの表現を保ちながら影響し合い、時間とともに一つの作品へと発展します。
リッチー・ホウティンは、音と映像の創作プロセスについて、最初は小さく別々の粒子として始まり、共生するように進化して、より強く絡み合ったアイデアを形成すると説明しています。日本酒造りの有機的なプロセスから、作品の音と映像の両方が着想を得ているといいます。
「移ろい」を映す二つの映像表現
インスタレーションでは、伝統的な酒蔵で撮影した映像と日本の自然風景を組み合わせ、自然、職人の手仕事、発酵による変容の関係を探ります。映画的な映像表現を用い、ゆっくり変化する映像とサウンドによって、没入感のある瞑想的な空間を構成します。
ライブパフォーマンスでは、映像表現がより抽象的な世界へ移ります。着想源は、日本の伝統文化「月見」と、万物が絶えず移り変わることを意味する「移ろい」です。葛飾北斎や横山大観をはじめとする日本美術の月の表現に加え、発酵過程を捉えた顕微鏡映像、岩肌や流れる水など自然の要素を接写した映像を融合させます。
映像を担当するアリ・デミレルは、ベルリンを拠点とするオーディオビジュアル・アーティストです。原子力工学と建築を背景に持ち、1990年代初頭からビデオアートを制作。その後、リアルタイムで音と映像を融合するパフォーマンスへと活動を広げました。リッチー・ホウティンとの長年の協働では、音と緻密に同期する抽象的でミニマルな映像を探求。近年は生態系、風景、神話を交錯させた映像表現にも取り組んでいます。
リッチー・ホウティンはカナダで育った電子音楽家で、日本酒のスペシャリストでもあります。「Plus 8」「MINUS」の音楽レーベルや、日本酒プロジェクト「ENTER.Sake」「OUR SAKE CLUB(OSC)」を主宰。電子音楽史に足跡を残す7枚のアルバムを制作し、DJ表現のデジタル化や技術革新を通じて表現の可能性を切り拓いてきました。「酒サムライ」の称号と日本酒ソムリエの資格を持ち、音楽と日本酒を結びつける活動も行っています。
日本酒を味わうプログラムと開催情報
11月23日(月・祝)15時から20時までは、日本酒プログラムパートナーのsakejumpとの協働による特別プログラムを開催します。新政酒造が本プロジェクトのために手がける限定ボトル、信楽を拠点に活動する陶芸家・古谷宣幸のお猪口、日本酒専用の酒器ブランド「SHUWAN」が参加。音と映像で描く発酵の世界を、実際に日本酒を味わう体験へとつなげます。
限定ボトルの名称は「Cosmos Clear Spark|ENTER.Sake PLASTIKMAN. Edition」。新政酒造とリッチー・ホウティンのコラボレーションによる本数限定品で、事前応募による抽選販売を行います。当選者はイベント当日に購入できます。応募方法と当日の購入・受取に関する案内は、11月上旬にsakejump公式Instagram(@sakejump)で告知されます。
酒は瓶内で二次発酵させ、酵母が生み出す炭酸ガスを酒中に閉じ込めた天然のスパークリング日本酒です。外から炭酸ガスを加えるのではなく、発酵によって生じた泡が酒と一体になっていることが特徴。火入れ殺菌を施し、熟成にも耐えうる強度を持たせています。酒器では、古谷宣幸のお猪口とSHUWANを通じ、味わいだけでなく器の質感や口当たりにも目を向けます。SHUWANは飲み口が正円、胴体部が楕円を描く独自の「YURAGI形状」を採用し、フルーティな香りを器にとどめながら、アルコール特有の刺激臭を程よく逃がす設計です。
sakejumpは、日本のお酒と新たな飲み手をつなぐプラットフォームです。国内最大級の日本酒イベント「若手の夜明け」や、TAKANAWA GATEWAY CITYで誕生した「混祭」をプロデュースし、香港・北京、ベルリン、ロンドンでも日本酒イベントを開催。2026年にはNEWoMan TAKANAWA MIMUREに日本酒専門店「sakejump takanawa」をプロデュースし、全国の日本酒やクラフトサケ、造り手の思いを紹介しています。
本プロジェクトはMoN Takanawa: The Museum of Narrativesが主催し、株式会社獺祭、月桂冠株式会社が協賛。新政酒造株式会社、株式会社吉田酒造店、関谷醸造株式会社が特別協力し、日本酒造組合中央会青年協議会、阿部酒造株式会社、倉本酒造株式会社、株式会社haccobaが協力します。期間中の実施日時など、公式ウェブサイトに記載される開催情報も含め、概要は次の通りです。
| プロジェクト | PLASTIKMAN | POLYPHONIC FERMENTATION/プラスティックマン|発酵ポリフォニー |
|---|---|
| 会期 | 2026年11月23日(月・祝)〜12月27日(日) |
| 会場・内容 | Tatami:インスタレーション、入場無料/Box1000:11月23日のライブパフォーマンス |
| 日本酒プログラム | 11月23日(月・祝)15:00〜20:00。限定ボトル、お猪口、SHUWANが参加 |
| 主催・協賛 | 主催:MoN Takanawa: The Museum of Narratives/協賛:株式会社獺祭、月桂冠株式会社 |
| 公式サイト | https://montakanawa.jp/programs/plastikman |
発酵を軸に、酒蔵で採取した音や映像、ライブ表現、日本酒と酒器を結びつける「PLASTIKMAN | POLYPHONIC FERMENTATION」。展示と一夜限りの公演、味わうプログラムがそれぞれ異なる角度から作品の世界を形づくります。
出典:PR TIMES の発表
この記事は、元の発表をもとに AI を用いて下書きし、点検を通して 2026年10月30日 に公開しました(記事の作り方)。
日付や内容の誤りに気づいたら、問い合わせからお知らせください。
PRAmazonアソシエイトのリンクです