家電の段ボール損傷をAI判定、持ち戻り削減へ実証開始
ベストカレンダー編集部
2026年11月3日 11:41
外装の傷による持ち戻りを、業界共通の基準とAIで減らす
家電サプライチェーン協議会(以下、家電SC協議会)、公益財団法人流通経済研究所(以下、流通経済研究所)、富士通株式会社、ソフトバンクロボティクス株式会社は、家電製品の物流における段ボール外装の汚れや破損について、判定基準を明確化・標準化し、AIを使って損傷状態を判定する実証実験を開始しました。実施期間は2026年11月2日から2027年1月15日までです。
対象となるのは、家電製品のメーカーから量販店へ届けるまでの物流です。製品本体に問題がなくても、段ボールに擦れやへこみがあることを理由に、持ち戻りや再配送になる場合があります。今回の実証では、各社で異なる判定基準を業界共通のものとして整理し、共通基準に基づくAI判定の仕組みを開発・検証します。
取り組みの背景には、物流業界の人手不足や配送コストの増加があります。損傷の判断が現場担当者の経験に依存し、同じ状態でも拠点や担当者によって結論が分かれることが、必要以上の持ち戻りにつながる課題として挙げられています。実験は、家電SC協議会と流通経済研究所が「持続可能な家電物流協議会」を構成し、国土交通省の「デジタル技術を活用した荷主・物流事業者の行動変容促進事業費補助金」に採択されたことを受けて行われます。
各社の基準を集約し、物流現場でAI判定を検証
実証では、家電SC協議会の構成員である家電メーカー、量販店、物流事業者が持つ外装汚破損の判定基準をもとに、家電業界としての基準を策定します。その基準に沿ったAI判定モデルを構築し、実際の物流現場で有効性と実現可能性を確かめます。検証には富士通とソフトバンクロボティクスのAI技術を活用します。
家電SC協議会と流通経済研究所は、実証事業全体を企画し、業界共通の段ボール外装汚破損判定基準を策定します。また、段ボール外装の画像データと業務知見を提供します。富士通とソフトバンクロボティクスは、AI技術の提供とデータ分析を担当します。
| 参加者 | 実証で担う役割 |
|---|---|
| 家電SC協議会・流通経済研究所 | 事業全体の企画、共通基準の策定、画像データ・業務知見の提供 |
| 富士通・ソフトバンクロボティクス | AI技術の提供、データ分析 |
検証項目は、AIモデルの精度評価だけではありません。判定基準の標準化に向けた検討、物流現場での運用性、返品・再配送の削減効果、サプライチェーン全体の最適化に活用できる可能性も確認します。基準づくりと現場での使いやすさ、導入による効果をそれぞれ確かめる構成です。
画像認識とスマートフォン撮影を活用する二つのAI技術
富士通「Fujitsu Kozuchi」の画像認識技術
富士通は、AIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」に含まれる画像認識技術「Amalgamation AI for Vision」を提供します。少量の画像データでも高精度に認識できることに加え、判定条件を指示しやすく、AIが判定した理由を提示できる点が特徴として示されています。実証では、こうした機能を外装汚破損の判定に活用します。
ソフトバンクロボティクスの外観検査ソリューション
ソフトバンクロボティクスのAIソリューションでは、スマートフォンで撮影した段ボール外装の画像をAIで解析します。設定した基準に基づいて損傷状態を判定し、その結果を記録して後から検証できます。現場で撮影した画像による判定と、判断結果の記録・振り返りを実証の中で検証します。
両社の技術を用いてモデルを構築し、統一した基準で損傷状態を判定する方法を確かめます。判定をAIで支援することにより、担当者や拠点ごとの判断のばらつきを抑え、必要以上の持ち戻りを削減することが目標です。持ち戻りや再配送の抑制は、輸送コストや現場作業の増加を抑えることに加え、CO2排出量や資源の過剰消費、サプライチェーンの非効率といった課題への対応にもつながるものとして位置づけられています。
実証の基本情報と参加団体
今回の実証を通して、家電メーカー、量販店、物流事業者が共通の判定基準に基づいて客観的に判断できる環境の実現を目指します。さらに、家電業界に限らず他業界への展開も視野に入れ、外装汚破損基準の公開や、AIを活用した物流DXの推進、持続可能なサプライチェーンの実現への貢献を掲げています。
参加団体の所在地など、発表に記載された情報は次の通りです。製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実証期間 | 2026年11月2日(月曜日)から2027年1月15日(金曜日) |
| 家電サプライチェーン協議会 | 所在地 群馬県高崎市、代表理事会長 山田 昇 |
| 公益財団法人流通経済研究所 | 所在地 東京都千代田区、理事長 加藤 弘貴 |
| 富士通株式会社 | 本店 神奈川県川崎市、代表取締役社長 時田 隆仁(掲載先メディアや閲覧環境の仕様によっては、「隆」の文字が正しく表示されない場合があります。正しくは、「隆」の「生」の上に「一」が入ります。) |
| ソフトバンクロボティクス株式会社 | 本社 東京都港区 |
本件に関する問い合わせ先は、家電サプライチェーン協議会事務局(E-mail:sc_office02@jced.jp)、公益財団法人流通経済研究所(お問い合わせフォーム)、富士通株式会社(お問い合わせフォーム)、ソフトバンクロボティクス株式会社 広報室(E-mail:SBRGRP-PR@softbankrobotics.com)です。富士通は「当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。」と案内しています。プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のもので、その後予告なしに変更されることがあります。
出典:PR TIMES の発表
この記事は、元の発表をもとに AI を用いて下書きし、点検を通して 2026年11月3日 に公開しました(記事の作り方)。
日付や内容の誤りに気づいたら、問い合わせからお知らせください。
PRAmazonアソシエイトのリンクです