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京都髙島屋で「時をかける備前 星野 聖展」|大甕中心の新作個展(7/15-20)

時をかける備前 星野 聖展

開催期間:7月15日〜7月20日

時をかける備前 星野 聖展
(出典: 京都髙島屋公式サイト)
会期・会場・入場料は?
2026年7月15日(水)〜20日(月・祝)の6日間、京都髙島屋 S.C. 6階 美術画廊で開催。美術画廊での個展のため入場は無料で、百貨店の営業時間内に自由に立ち寄れます。
作家の星野 聖さんはどんな経歴の方ですか?
1959年広島県生まれ。37歳で会社員から陶芸の道に転じ、巨大登り窯で知られる備前焼作家・森 陶岳さんに師事しました。独立後は岡山県瀬戸内市にて築窯し、紐造りと半地下式登薪窯による焼成で備前焼を制作しています。
備前焼の「火襷」「胡麻」とは何ですか?
火襷(ひだすき)は器の間に挟んだ藁が土の鉄分と反応して残る緋色の模様、胡麻(ごま)は焼成中に薪の灰が表面に降り溶けて胡麻を散らしたように見える景色です。どちらも釉薬を使わない備前焼ならではの「窯変」の代表的な表情です。

京都髙島屋 S.C. の6階美術画廊で、岡山県瀬戸内市を拠点に活動する備前焼作家・星野 聖さんの個展「時をかける備前 星野 聖展」が、2026年7月15日(水)から20日(月・祝)までの6日間にわたり開催されます。大甕を中心に花器や器類など、土味と華やかさを併せ持つ新作が一堂に並ぶ展示です。

会場は地下鉄烏丸線・阪急京都線とも徒歩圏で、四条河原町交差点に面した京都髙島屋6階。入場は無料で、備前焼の自然な土肌と窯変の表情をじっくり鑑賞できます。

展覧会の概要 ― 桃山以来の系譜を引き継ぐ作家の新作展

「時をかける備前 星野 聖展」は、京都髙島屋6階美術画廊が主催する6日間の作家個展です。星野さんは1959年広島県生まれ、37歳で会社員勤めから一転して陶芸の道を志し、巨大登り窯による焼成で知られる備前焼作家・森 陶岳さんに師事した経歴を持ちます。独立後は岡山県瀬戸内市にて自ら窯を築き、現在も同地を拠点に制作を続けています。

今展のテーマは「時をかける備前」。桃山時代以来連綿と受け継がれてきた茶の湯の器の系譜を、現代の作家がどう引き継ぎ、どう更新していくか。星野さんの新作群は、その問いに対する一つの答えを土と火の表情で示すものといえます。会期は週の半ばから祝日にかかる6日間で、京都市内に滞在する旅程や、近隣の美術館巡りと組み合わせやすい日程です。

会期2026年7月15日(水)〜20日(月・祝)
会場京都髙島屋 S.C. 6階 美術画廊
所在地京都府京都市下京区四条通河原町西入真町52番地
作家星野 聖(ほしの せい、1959年広島県生まれ)
主な出品大甕、花器、器類などの新作
入場無料(美術画廊につき)

見どころ ― 紐造りと半地下式登薪窯が生む「華麗な備前」

京都髙島屋の告知によれば、星野さんは「紐造り」と「半地下式登薪窯での焼成」を軸に制作を行っています。紐造りは粘土を紐状に伸ばして積み上げる古い成形技法で、ろくろ成形では出にくいおおらかな量感や、土が立ち上がる時の表情を作品に残せるのが特徴です。大甕や大壺など量感のあるかたちを得意とする備前焼の作家が好んで用いる手法でもあります。

焼成に使う半地下式登薪窯は、窯の一部を地中に埋めて温度の保持と均一化を図る形式で、長時間の薪焼成に向いた構造とされます。星野さんは森 陶岳さんに師事して大窯焼成の系譜を受け継いだ作家であり、こうした窯と焼成法の選択そのものが、桃山以来の備前を現代に引き継ごうとする姿勢の表明にもなっています。

備前焼の華 ― 火襷、胡麻、自然釉、窯変

備前焼は釉薬を使わず、登り窯のなかで土・薪・灰・炎が織りなす偶然の景色を「窯変」と呼んで愛でる焼きものです。京都髙島屋の案内文にある「火襷」「胡麻」「自然釉」「窯変」は、いずれも備前焼を語る上で欠かせないキーワードで、星野さんの作品はこれらの表情がひときわ華麗に出ることで知られます。

火襷(ひだすき)
器と器がくっつかないように間に挟んだ藁が、土の鉄分と反応して緋色の襷(たすき)のような模様を残す技法。備前焼を代表する景色のひとつで、白い土肌に走る赤い線が華やかな印象を生みます。
胡麻(ごま)
焼成中に薪の灰が器の表面に降り、約1100℃を超えるあたりで溶けて釉のように定着する現象。粒状の景色が胡麻を散らしたように見えることからこの名がついています。
自然釉(しぜんゆう)
灰がさらに溶け流れ、表面を釉のように覆ったもの。流れの方向や厚みによって作品ごとに表情が大きく変わります。
窯変(ようへん)
火・灰・置き方・温度の組み合わせで生まれる景色全般を指す総称。同じ窯のなかでも、置かれた場所が違えば二つと同じものは生まれません。

星野さんの新作群は、大甕という最も窯変の影響を受けやすいフォルムを中心に据えることで、これらの景色を最大限に引き出そうとするものといえます。茶器や酒器のようなコンパクトな器とは違い、大甕は表面積が大きく、置き方や火の当たり方による表情の差が一目で読み取れるのが鑑賞の楽しみです。

来場前に知っておきたい京都髙島屋 6階美術画廊

会場の京都髙島屋 6階美術画廊は、四条河原町の交差点に面した京都髙島屋 S.C. の中にあり、阪急京都線「京都河原町」駅と地下で直結、京阪本線「祇園四条」駅から徒歩約5分、JR京都駅からは市バスで約15分というアクセスの良い立地です。百貨店の営業時間内であれば自由に立ち寄れる常設の画廊で、個展ごとに展示替えが行われています。

美術画廊は鑑賞だけでなく、気に入った作品があれば購入の相談ができる場でもあります。価格や作品の在庫状況については、会場のスタッフへの問い合わせが基本となります。週末や祝日は来場者が増える傾向があるため、ゆっくり鑑賞したい場合は平日午前中の来訪も選択肢に入れたいところです。

まとめ ― 大甕に映る土と炎の景色を見届ける6日間

「時をかける備前 星野 聖展」は、桃山以来の備前焼の系譜を、半地下式登薪窯と紐造りという伝統的な手法で現代に引き継ぐ作家・星野 聖さんの新作個展です。大甕を中心にした作品は、火襷や胡麻、自然釉といった備前焼ならではの景色を最大限に映し出す器形であり、写真や図録では伝わりにくい質感を直に確かめられる機会といえます。

イベント名時をかける備前 星野 聖展
会期2026年7月15日(水)〜20日(月・祝)の6日間
会場京都髙島屋 S.C. 6階 美術画廊
主な作品大甕、花器、器類などの新作
備前焼の景色火襷・胡麻・自然釉・窯変
入場無料

会期は水曜から月曜(祝日)までの6日間と短く、京都を訪れる予定に合わせて早めに日程を組んでおきたい展示です。夏本番を前にした7月中旬、四条河原町でひととき土と炎の景色に向き合う時間として、覚えておきたい一週間といえます。

この記事は京都髙島屋公式サイトの情報をもとに編集部が再構成したものです。掲載写真の出典: 京都髙島屋公式サイト。作家経歴・備前焼の窯変(火襷・胡麻・自然釉)については協同組合岡山県備前焼陶友会等の公開情報を参照しました。最新の開催状況・価格は公式サイトでご確認ください。