京都髙島屋で「金物師 十六代 金谷 五良三郎 展」|寛永創業の京都金工、当代の初個展(7/15-20)
ベストカレンダー編集部
2026年6月25日
金物師 十六代 金谷 五良三郎 展
開催期間:7月15日〜7月20日
京都髙島屋 S.C.(百貨店ゾーン)6階 美術画廊で、2026年7月15日(水)から20日(月・祝)まで「金物師 十六代 金谷 五良三郎 展」が開かれる。寛永年間に京都で創業して以来、代々金工の技を受け継いできた金谷家。京都店としては初めての当代個展で、長く守り継いできた素材や色合い、そして当代が新しく挑んだ意匠まで、金工作品を一堂に並べる短期の展覧会となる。
会期は祝日を含む6日間と短い。茶道具を中心に、神仏具や文化財修復にもたずさわる現代の金工作家の手わざを、京都の街なかで直接確かめられる貴重な機会である。
展覧会の概要
本展は、京都に伝わる錺鋳物(かざりいもの)の系譜を継ぐ金谷家の十六代当主による個展で、京都髙島屋では初の開催となる。会場は美術工芸品を扱う6階の美術画廊。展示作品は茶道具をはじめ、神仏具、文化財修復の延長線上にある工芸作品まで幅広く、伝統的な技法と新しい素材・意匠の両方が並ぶ構成と告知されている。
京都髙島屋公式サイトによれば、当代は「長年受け継がれてきた大切な想いと技術を最大限に活かしながら、これまでにはなかった素材や意匠にも挑戦された」作品を発表するという。襲名後の歩みを総覧する位置づけの展観といえる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展覧会名 | 金物師 十六代 金谷 五良三郎 展 |
| 会期 | 2026年7月15日(水)〜 7月20日(月・祝) |
| 会場 | 京都髙島屋 S.C.(百貨店ゾーン)6階 美術画廊 |
| 出品作家 | 十六代 金谷 五良三郎 |
| 主な作品 | 茶道具を中心とした金工作品(神仏具・文化財修復関連を含む) |
金谷五良三郎家と「五良三色」の系譜
金谷五良三郎家は、寛永年間(1624〜1644年)に京都で創業したと伝わる金工の家系である。初代は銅器の着色技法を工夫し、独自の朱赤がかった色合いを生み出した。これが「五良三色(ごろさいろ)」と呼ばれ、家伝の秘技として歴代に受け継がれてきたとされる。京都を代表する錺鋳物師の家として、茶釜や水指、火入、花器など、茶の湯や室礼にかかわる金工品を世に送り出してきた家系である(沿革については複数の古美術商の作家紹介を参照)。
京都髙島屋公式サイトの今展告知でも、寛永年間からの創業と、代々の技術保持・新技法開発の積み重ね、国内外の博覧会への出品や受賞の歴史にふれている。長い時間軸の上に、現代の当代の作品が置かれる構成と理解できる。
当代・十六代の歩み
京都髙島屋の告知によると、当代は1976年に京都市で生まれ、日本写真映像専門学校でデザインや色彩構成などを学んだ後、父である十五代に師事した。2015年に十六代を襲名し、現在も茶道具制作を軸に、神仏具や文化財修復に取り組みながら、技術の開発研究を続けているとされる。
古美術商の作家紹介などによれば、襲名前から京展や日本伝統工芸近畿展、日本伝統工芸金工展などに入選を重ねてきた経歴があるとされ、京都の伝統工芸の文脈の中で評価を受けてきた作家といえる(経歴の細部については一次情報の更新時期により記述に差があるため、来歴の確認は本展会場やギャラリーでの解説を推奨)。
京都で見る意味と、訪ねるときのポイント
京都は、茶道具や神仏具を扱う工芸の集積地として知られてきた街である。寛永年間の創業から続く家系の当代個展を、その出身地の中心部にある百貨店で見られる機会は多くない。茶の湯や金工に関心のある人にとっては、作品そのものに加え、京都という土地の文脈ごと体験できる展覧会といえる。
会場の京都髙島屋 S.C.(百貨店ゾーン)は、阪急京都線「京都河原町」駅直結、京阪本線「祇園四条」駅から徒歩約5分の位置にある(アクセスの詳細は京都髙島屋公式サイトを参照)。河原町・四条エリアの中心にあり、祇園・先斗町などの観光・飲食エリアとも徒歩圏で、京都観光のついでに立ち寄りやすい立地である。
会期と曜日構成
- 会期初日
- 2026年7月15日(水)
- 最終日
- 2026年7月20日(月・祝)— 「海の日」の祝日
- 含まれる週末
- 7月18日(土)・19日(日)の2日間
- 会期日数
- 6日間
会期には祝日と土日が含まれ、観光や帰省と組み合わせやすい日程となっている。一方で、夏の連休に重なる時期は会場が混みやすい傾向があり、ゆっくり作品を見るなら平日午前中などを軸に予定を立てると安心である(時間帯ごとの混雑については公式の案内はないため、あくまで一般的な目安)。
まとめ
「金物師 十六代 金谷 五良三郎 展」は、寛永年間から京都で続く金工の家系の当代による京都髙島屋では初の個展である。茶道具を軸に、神仏具や文化財修復で培われた技と、新しい素材・意匠への挑戦の両方が並ぶ短期展で、京都の伝統工芸の現在地を確かめる場として位置づけられる。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 会期 | 2026年7月15日(水)〜 20日(月・祝)の6日間 |
| 会場 | 京都髙島屋 S.C.(百貨店ゾーン)6階 美術画廊 |
| 注目 | 京都髙島屋では初開催の当代個展。茶道具・神仏具を中心に、新素材・新意匠への挑戦作も |
| 背景 | 寛永年間創業と伝わる京都の錺鋳物師の家系。家伝の「五良三色」で知られる |
| こんな人に | 茶道具・金工・京都の伝統工芸に関心がある人、夏の連休に京都を訪ねる人 |
会期は6日間と短く、最終日は7月20日(月・祝)。京都行きを予定している人は、初日・週末・祝日のいずれに合わせるかを早めに決めておきたい。
この記事は京都髙島屋公式サイトの情報をもとに編集部が再構成したものです。掲載写真の出典: 京都髙島屋公式サイト。金谷五良三郎家の沿革・系譜については、天平堂・古美術丸尾など複数の古美術商による作家紹介を参照しました。最新の開催状況・価格は公式サイトでご確認ください。